遠くの星でのフレア研究
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、遠い星で見つかった爆発によって吹き飛ばされる星の物質、こちらのお話をしていきたいと思います。
なんと、太陽でもそれが発生すると、地球に悪影響が及ぼされる。そんな現象が、なんと遠くの星で、しかもフレアのエネルギーが、太陽の7,000倍も大きな爆発、そんなところで見つかったというところで、かなり面白いフレアの研究になっているので、こちらを紹介していきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。
2023年12月22日
始まりました。佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1169話目を迎えるというところで、もう明日で1170話。で、あと30個いったら1200話ですね。
だから来月の…
末かな。1月末ぐらいに、1200回を迎えると。
すごい数字になってきたなと思うので、ぜひ皆さんね、なんかその節目一緒に楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
まあそんな感じで、毎日毎日宇宙の話をする宇宙話ですが、
昨日とかは、AI×最新の観測装置の話とか、
で、その前は僕がずっと研究して論文も出した、
で、その前は僕がずっと研究して論文も出した、
で、その前は僕がずっと研究して論文も出した、
で、その前は僕がずっと研究して論文も出した、
太陽の1000万倍の規模の爆発を起こす星、なんていうところのお話をしてますので、
そのあたりもぜひ聞いていただいたり、
まあ過去のとかも結構ね、いろいろフレアの話、最近もう1ヶ月ぐらいフレア特集ずっとやってるので、
日曜日の回とかを聞いていただけると、その週何話したかとか、そういうのがわかるんで、
ぜひチェックしてみていただけたら嬉しいなと思っております。
ということで、じゃあ早速今日の本題入っていきたいと思います。
ということで、じゃあ早速今日の本題入っていきたいと思います。
早速今日の本題入っていこうかなと思うんですけど、
今日は12月の22日金曜日ということで、まあ満月に向かって月が満ちていってるわけなんですが、
第4金曜日ということは、僕が主要者のウェブメディア、読みたいで連載を持たせていただいている最新エピソードを公開されます。
連載頑張って毎週末毎週末書いてます。
ぜひですね、ここら辺応援の気持ちで、
今日の夜の21時かな、公開されますので、ぜひチェックしてみていただけたら嬉しいです。
今日の内容は、スペースXのスターリンク、宇宙からインターネットを届けるってやつですね。
で、まあスターリンクは太陽フレアのせいで、40機ぐらい一気に人工衛星を失うとか、そういったのも実は経験しているフレアとも比較的ゆかりのある観測装置だったりするので、
この辺りぜひね、皆さんチェック。
していただけたら嬉しいです。
まあポッドキャスト聞きながら記事とか読んでくれたらいいんじゃないかなと。
今日の飲み会の人は飲み会の帰りに読みながら電車で帰ってくれたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いします。
ということで、じゃあ早速本題いきたいと思います。
今日はどんな話をするかっていうと、
遠くにある星で発生したフレア。
このフレアを観測してあげた結果、
このフレアは太陽で見られるようなプロミネンス分子。
プロミネンス分子と呼ばれるもの。
この現象が発生していたことが分かったというところで、
この研究のお話をしていきたいと思います。
プロミネンス紛失の研究
プロミネンス分子。
これ2023年の4月に出た研究で、
さらっともしかしたら宇宙話でも喋ったかなと思うんだけど、
なんかこのフレア特集っていう中で話してみれば、
なんかこの流れでこの研究紹介すると、
よりみんなの理解を深められるんじゃないかな、
と思って最近話した話と関連を持たせながら、
今日はお話ししていければというふうに思っておりますので、
前回のエピソードね、
覚えてたら覚えてるよとかのコメントいただけたら嬉しいです。
今回研究対象になったのは、
オリオン座方向にあるV1355星と呼ばれる、
またこれね、昨日とか一昨日紹介したGTムスって呼ばれるような、
ハエ座のGT星。
ハエみたいな、そういうのと近いような、
投資番号がついているような、そんな天体ですね。
で、これ何を研究したかっていうと、
太陽の表面で爆発現象が発生する。
フレアが発生すると、
それに伴ってプロミネンス紛失、
あ、噛んじゃった。
プロミネンス紛失って呼ばれるものが起きるんですよ。
プロミネンス。
かっこいい名前ですね。
なんとなく宇宙系好きな人、
聞いたことあるんじゃないかなっていう。
僕も宇宙の研究始まる前から、
なんとなくは知っていた言葉ですね。
プロミネンス。
これ、フレアとかが発生して、
ループみたいな形で、
赤い輪っかみたいなのが空中にブワーって吹き出して、
それが太陽の外側に向かって、
爆発の勢いでビャーンと吹き飛ばされるような現象。
これのことをプロミネンス紛失って呼ぶんですよ。
だから、これ言っちゃえばこう、
太陽から物が紛失されるっていうところが、
ポイントになっていて、
地球環境にも影響を及ぼすと。
宇宙転機っていう話の中でお話させていただいた通りで、
太陽フレアが発生して、
そこから紛失される物質だったりとか、
放射線だったりとか、
そういったところの影響で、
地球に影響がある。
オーロラが見えたりとか、
人工衛星が破壊されてしまったりだとか、
そういったところに繋がるみたいな話があるので、
結構プロミネンス紛失も重要なポイントなんですよね。
遠くの星でのプロミネンス紛失研究
ただ、
ガスが実際に紛失してるかどうかっていう研究は、
ここ数年やられるまで、
なかなか把握しきることができなかったんですよ。
他の星で物の紛失が起きてるかどうか。
ね。
これ、太陽だったら分かりやすいんですよ。
太陽だったら、
太陽って僕たちの目の前にあるから、
目の前で爆発現象が発生したらですね、
その爆発現象が発生したことによって、
もう、映像を見れば、
物が飛んでるかどうかは分かると。
ね。物が飛んでるかどうかは分かるから、
あっ、ね、物紛失してるな。
これプロミネンス紛失だな。
っていうことが分かるんですよ。
その一方で、
このプロミネンス紛失は、
他の恒星では発生してるか、
やっぱ分からない。
理由は、まあ先日、こう、
サン・アザースターズとかっていう話で、
触れさせていただいたと思うんですけど、
他の恒星っていうのは、
僕たちから見ると、
ただの点にしか見えないんですね。
もう点が光っている状態。
で、フレアが発生したときは、
その点から飛んでくる、
100っていう明るさの光が、
110とか120とかに輝くみたいな。
そういった光を、
検出している状態なんですよね。
なので、
何か物が紛失してるかどうか、
そこら辺の意思決定って、
なかなかできないっていうのが、
このフレアから、
フレアに伴って発生する、
プロミネンス紛失だったり、
コロナルマスイジェクション、
コロナ質量放出って呼ばれるような、
ものだったりする。
まあそういった中で、
最近は望遠鏡の、
観測精度が整ってきたことによって、
高まってきたことによって、
だんだん、その紛失物に関する、
研究っていうのも、
できるようになってきたと。
で、具体的には、
どうやってやるかっていうと、
まあ単純に、
望遠鏡で覗いて、
星の光が明るくなった、
っていうのを見るんじゃなくて、
明るくなっただけじゃなくて、
何かものが吹き出されていたときに、
その吹き出した物質が、
輝いている様子まで、
確認すると。
それが、
僕たちの、
目線の方向に向かって、
飛んできている光の種類なのかどうか、
っていうところを見ることで、
紛失しているかどうかもわかるし、
その紛失している速度もわかると。
光がちょっと、
ずれるんですよね。
このずれる現象のことを、
ドップラー効果って言って、
ドップラー効果、
自分、救急車とかが、
目の前に、バーって、
すごい速度で来たときに、
近づいてくるときと、離れていくときとで、
スピードが全然、
スピードは、じゃあ例えば、
100キロで近づいてきて、100キロでいなくなるとしましょう。
そうしたら、
音の高さって、近づいているときの方が、
高くて、離れていくときの方が、
低くなっているんですよね。
あれは、
まあ、耳で、その、
音の波長っていうのを、
読み取っているから、その、
音の波長になったりするのが、わかると。
で、音って波ですよね。
波、空気中の波が、こう、
伝わって、僕たちの耳に、
届いていると。で、それと一緒で、
光も波なんですよ。
だから、僕たちに、
近づいてきながら光っている星と、
遠ざかりながら光っている星で、
光の見え方っていうのが、
青っぽく見えたり、
赤っぽく見えたりするっていう、
そういう差があるんですよね。
で、今回の場合は、
その、光のズレを使って、
遠くの星で、
あくまで、なんか、その、ただ、
光ってるだけに見えるんだけど、
光のズレ方っていうところまで、
ちゃんと検出してあげて、
実際に、その、遠くの星で、
プロミネンス紛失が発生していることを、
明らかにしたっていう、
そういう研究ですね。
そうすると、まあ、この、
フレアのエネルギーっていうのは、
最大規模の太陽フレアの、
7000倍、
もう、太陽でできたら、
えげつないことになりますね。
太陽で発生したえげつない、
7000倍ものフレア。
太陽のフレアの規模と発生頻度
から、なんと、
毎秒1600km、
毎秒1600kmで、
噴出される、
プロミネンスっていうのが、
確認されたと。
で、これ、
どのぐらいのスピードなのかっていうと、
太陽で吹き出される、
プロミネンスの100倍、
あ、違うか。速度は違うね。
重さか。どのぐらいの量で、
プロミネンスが噴出されたかっていうと、
100倍噴出されたんですよ。
もしね、これが、
地球で発生したみたいなことになれば、
今、いろいろ見積もられている、
地球表面で起こる、
最大規模の、
太陽フレアによる被害とかっていうのが、
もう、桁違いで発生すると。
なんなら、地球の大気、
はぎ取られちゃうんじゃないか、
ぐらいに思えるような、
まあ、そんな研究結果だったっていうところは、
まあ、結構衝撃なポイントですね。
ただ、まあ、
そもそも、発生しているフレアの規模っていうのが、
僕らの知っているこの、
太陽の7000倍とかだから、
あんま起き売らないんですよね。
太陽フレアって、
10倍エネルギーの高いものって、
発生確率が、
10分の1って言われてるんですよ。
例えば、今の、
超珍しい、
超巨大なフレアっていうのが、
太陽の周期が11年だから、
例えば、10年としましょう。
10年とすると、
10年に1回規模って感じですよね。
10年に1回規模のフレアに対して、
僕たちは結構、
ビビリ散らかしていると。
で、それの、
10倍大きい爆発は、
100年に1回起きるみたいなイメージ。
だから、
7000倍のエネルギーのものっていうのは、
えーと、
どんぐらいだ?
7万年に1回とか?
ぐらいですよね。
単純な発生頻度で見ると。
まあ、それだけ聞くと、
やっぱ、
まあ、全然大丈夫でしょう、
というところが思えるぐらいのものでは、
あるんですし、ありますし、
そもそも発生するような、
太陽の能力っていうのが、
あるのかっていう問題もあります。
実際、今回、フレア検出された天体っていうのは、
フレアを起こしやすい。
しかも、巨大なフレアを起こしやすいっていう、
特徴を持っているので、
まあまあまあ、
起きていても、不思議じゃなかったよね。
っていうぐらいの感じですね。
なので、そういう前提条件とかは、
しっかり、
こう、
見誤らないようにして、
やっていくのが、
まあ、個人的には良いポイントなのかな、
と思っていたりします。
フレア研究の結果と宇宙の小説
ということで、まあ、今回は、
太陽では起こりうらないような、
超巨大なフレアですが、
宇宙の遠くの星で発生した、
地球にも被害を起こしうるような、
そんな爆発現象に伴う、
プロミネンス放出、
これに伴う研究を紹介させていただきました。
はい。
ということで、まあ、
なかなか、
このフレア特集の中で話していくと、
あ、こういうことなんだって、
分かりやすい研究内容なんじゃないかな、
と、個人的には思った、
そんな内容でしたね。
はい。ということで、
それじゃあ、まあ、本題は以上ということで、
軽く、
アフタートークして、
終わっていきたいと思います。
そうですね、なんか、
こないだ、ポッドキャストのイベントとか、
いただいた話とか、
あと、あの、ね、昔から、
3年前以来から仲良い、
ふうびの真親君のところで、
新しくスタジオできたんで、
収録してきましたって話したんですけど、
そのまあ、両方で話題に出て、
あの、ちょっと前に、宇宙話でも、
ずっと特集をしていた、
あの、青山美智子さんの、
小説にのっとった、
お話あるじゃないですか。
月の立つ林でっていうところで、
あの、ポッドキャストやってる人たちには、
意外と届いてなかったんですけど、
あそこも特集の話とか、
ね。
で、それ、青いパッケージの小説ですね。
2022年の本屋大賞かな。
23年じゃないと思うな。
っていうので、
あの、
ポッドキャストを軸にした、
感動的な小説なんだけど、
それのモデルがどう考えても、
宇宙話なんじゃないか説、
みたいなのが、
そのイベントの時もまた出てて、
で、あの、知らなかった人たちに、
こう、熱弁したんですよ。
みたいな。そうしたら、結構、
みんな買ってくれてて、その小説。
あ、じゃあ、ちょっと読んでみます。みたいな。
やっぱみんなポッドキャストやってるぐらい、
ポッドキャスト好きだから、
ポッドキャストが軸になってる小説で、
しかもこう、ちゃんと評価されてるようなもの。
なんかよくあるじゃないですか。
何々を題材にして、って言って、
結構失敗するパターンの作品で、とか。
そういうのじゃなくて、
ポッドキャストを軸にして、
ポッドキャスト業界に、
推してもらってるような作品ではなくて、
もう、普通に、
小説として作られて、
それがめちゃめちゃいい。
で、たまたま、題材が、
こう、
ポッドキャストだったみたいな。
そんな感じだったので、すごく良くて。
で、みんなにおすすめして、
で、これマジで宇宙話だから、
読んでよ。みたいな。
言ったら、結構買ってくれて、
で、実際に、
いや、やっぱそうだよね。みたいな。
あれはすごいわ。みたいな。
言ってくれた人たちもいたので、
やっぱね、この、
題材にしてもらったっていうのは、
すごい、光栄なことだな、
と思いましたね。ただ、あの、
モデルにしました!って、
別に言ってもらったわけじゃないんで、
勝手に信じてるっていうだけなんですけど、
でも、まあね、
毎日更新の宇宙の話で、
男で、一人語りで、みたいな。
朝更新で、みたいな。
最近は、全然朝更新できてないですけど、
まあ、そういう、なんか、ね、
運命的な、あれも感じるので、
ぜひね、なんか一緒にできたら、
面白いなと思うんだけどな。
青山みちこさん、聞いてたらいいな、
と思いながら。
まあ、とりあえず、その、
題材にしてもらったような気がする作品は、
今、また
Podcastの業界の中で、結構ね、
あの、注目度を集めている、
感じがしているので、
で、ぜひね、月の立つあやしで、
みなさん、読んでみていただけたら、
嬉しいです。
ということで、今回は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、
お手元のPodcastアプリで
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番組の感想や、
宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ、
宇宙話、SpotifyのQ&Aコーナーだったり、
概要欄のお便りフォームから、
じゃんじゃんお寄せください。
金曜日、これで今週、終わりですかね。
仕事の方も、お休みの方も、
週末、ぜひ楽しんでください。
それでは、また明日お会いしましょう。
さよならー。
