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2021-01-14 11:16

97. NASAでの研究で変わった価値観のハナシ

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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。
こちらのポッドキャスト。
本日はですね、ちょっと久しぶりに完全オフをとりまして、ゆっくりしていたらこんな時間になってしまったと。
なおかつですね、知り合いのサウナ好きの方からお勧めいただいたサウナに行って、ゆっくりしてしまったところですね。
日付が変わりそうな時間になって、今帰り道でポッドキャストを撮っているという感じですね。
なのでちょっと今日は宇宙の話からそれって、アメリカのNASAで研究していた時のお話というか、
その研究生活の中で変わった自分の中での価値観みたいなお話を少しさせていただきたいなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
よろしくお願いいたします。
さっき話した通り、めちゃめちゃ久しぶりに完全オフをとりました。
正直多分本当に何ヶ月ぶりかっていう話になるんですよね。
クリスマスも正月とかも炎上で研究作業をずっとガーッとやっていたので、
昨日話したみたいにちょっと研究、白紙論文の審査のスケジュールっていうのが変わったので、
このタイミングでちょっと一旦休憩しておこうかなと思って、がっつり休みを取らせていただいております。
めちゃめちゃ気持ちいいですね。
久しぶりに本当に脳みそが休んでいる感じがしてすごく良かったです。
若干もうこれだけでバカになってるんじゃないかななんて思ってしまうぐらいゆっくりできている状況です。
こうやって本当だったら多分1日何時間って決めて本当に集中してやって、
他のことにも頭使ってっていうふうに柔軟にやっていくのがいいと思うんですけど、
何せこう私の肩書にもあるように偏差値36とか、高校の時の話ですけど、
そこから来ているので、劣等感みたいなのはやっぱりすごくて、
どんだけ集中してやっても、時間が余ってるんであればもっとやった方がいいと。
がっつりやればやるだけ、やる量を増やせば増やすだけ、
もう研究成果の差につながるというのをここまでで実感しているので、
最後のラストスパート、ここで今まで積み重ねてきた研究量っていうところを抜かさないでですね、
もう最後の最後まで突っ走ってそれで勝ちに行くというところを目指してやっております。
なので、こんな話をして1日オフ取ったってどういうことやねんって話だと思うんですけど、
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そんな感じでやってきたので、詰め込みまくってきたので、今日は1日休みました。
かなりスッキリしましたね。
明日からゆっくり再開していけるのかなって思っております。
じゃあ早速本題に入っていきましょうかね。
今日はアメリカのNASAの研究所で働きながら変わった自分の価値観みたいなところをお話ししていきたいと思います。
これなんで今日この話をしようと思ったかっていうと、
このオフが取れるタイミングにあててですね、
アメリカのNASAではなくて近くにあったNASAの研究所の近くに、
アメリカ最大、もう本当に世界最大と言っていいような医療研究機関のNIHっていうのがあるんですね。
そこの方と結構アメリカ生活の中で知り合うことが多くて、
っていうのも自分が下宿していた先、
途中から一人暮らししてたんですけど、
最初下宿させてもらっていて、そこの一緒に住んでいた方がNIHの研究者だったんですね。
そこで研究している方と一緒に住んでいたので、
最初慣れないアメリカの生活はその人にいろんな飲み会とかに連れて行ってもらって、
NIHの方との交流がかなり密にあったような状態でスタートしたんですね、アメリカ生活。
なので結構お医者さんと出会うことが多くて、
その中で出会った一人の方が書いたコロナウイルスに関するこういう正確な情報はこういうことだよっていう解説本みたいな感じですね。
それがどうも結構十半十半がかかって大ヒットしてるらしいので、
どちらを読ませていただいておりました。
自分も結構こういう活動非常に興味あって、
今までここでも宇宙の解説やってきたと思うんですけど、
その方はより皆さんの生活に直結するというか、
皆さんのこの医療への知識っていうのをしっかりと正確なものを届けるために、
SNSだったりっていうので活動されてる方なので、
その人の本がかなりヒットしてるっていう話を聞いて、
そういうことって自分もアメリカのときに考え方変わったなって思った話をしていきたいなと思った次第でございます。
そこまで長くだらだら話すつもりはないんですが、
一番大きく変わったのは、国によって興味を持つタイミングというかものが全然違うんですね。
アメリカで、まず日本で宇宙の研究をしてるって言ったときの反応って、
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ぼちぼちいい反応してくれる方もいるんですよ。
でもそれはやっぱり、例えばガンダム好きとか宇宙兄弟見てるとか、
そんな感じで興味持ってくださってる方は結構いるんですけど、
前のみりになって、宇宙の研究ってすごい面白そうだよねって言ってくれる人って実はあんまりいなくて、
単純に興味を持たれていないんだろうなっていう印象が強かったんですね。
なので、みんな結構宇宙って興味あるんじゃないかなと思っていたにもかかわらず、
日本ではそこまで、えっって言われないような興味を持たれないような状況が続いておりました。
でもアメリカ行ってですね、
特に新しく出会う人とどんな仕事してるのっていう話をしたときに、
宇宙の研究してますみたいな話をすると、
特にアメリカ人になってすごい勢いで興味を持ってくださるんですね。
えっ、俺って、俺めちゃめちゃ宇宙好きなんだよねみたいな。
宇宙のどんなことやってるのっていうような話から、
本当に若干の独演会、自分の独演会になるんじゃないかっていうようなレベルで話をさせられるんですよ。
そんなことを経験を結構通してですね、
人に宇宙の話とか研究の話っていうところを結構説明するのって面白いんだなっていうのに気づいて、
そこからこういう発信をしていきたいなっていう思いが強まったんですよ。
こういうポッドキャストであったりとか、YouTube、SNSっていうのを使って、
いろいろ発信を始めたっていうような感じですね。
この興味を持つ差って何なんだろうなって思ったときに、
いろいろ自分もやっぱり科学的なものを発信していく上で、
この差って何だろうって思ってたら、
日本とアメリカで大きく違うのが、宗教とかそういうものに、
科学のある一部っていうのを絡めて話したりする人たちがいたりするらしいですね。
っていうのも例えば、否定するとかそういうわけではなくて、
アメリカとかある国の中には、地球が球体じゃなくて平面だろうっていう主張する、
そういう派閥の方々がいるんですね。
そういうのに対抗して、こういう理由で地球ってのは絶対丸いんですよっていうような論争が繰り広げられる、
そんな場面っていうのが結構あったりしたりするんですよ。
これに関しては、地球とかそういう話だけじゃなくて、
例えばさっき言ったみたいなコロナウイルスの話で言うと、
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特効薬がどうのこうのとか、今新しく注目されているワクチンの制度がどうのこうのっていう話っていうのが、
盛んに行われているような感じで、科学的な事実っていうのの議論の場が、
アメリカの方が確実に多かったと言ったところが、
差として挙げられるんですね。
今後はやっぱり、宇宙だけじゃなくてですね、
例えばAIが進んできたりしてて、
でもAIってよくわかんないからちょっと怖いじゃないですか。
例えばそういうのをわかりやすく説明してくれる人がいたら、
すごい受け入れやすい状況ができたりとか、
これって近い未来だとAIの話だけど、
それより先の話になるとやっぱり宇宙って結構生活に直結してくるお話になると思うんですね。
人間が宇宙に行くのが当たり前の時代になった時に、
宇宙についてみんなが何も知らなかったらやっぱりめちゃめちゃ怖いじゃないですか。
しかも空気ないなんてもう最悪じゃないですかね。
なのでそういう状況を打破できるような、
よりちゃんとした科学の事実に基づいて、なおかつわかりやすく説明できる、
そんな人の一人になれたらいいななんて思ってこういう活動してます。
なのでアメリカでの研究活動ないし、
研究活動の周りで知り合った人たちの影響で、
こういう発信活動を始めているといったところがあるので、
アメリカ行って本当に良かったなと思ってる。
私のターニングポイントの一つのお話でした。
ちょっと歩きながらでグダグダになって申し訳ありませんが、
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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