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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、もう天文学ど真ん中っていうようなお話をしていきます。
宇宙を研究する意味、これは私たちがどこから来て、どこへ向かっているのかっていうところを 元素レベルでお話ししていけるような、そんな面白い学問になってるんですね。
そんな中で、最近ものすごくホットになっている 太陽系以外の惑星、そこの大気からなんと空気中に珍しい物質が見つかったというところで、今回はそこのお話を軸に天文学の面白さについてガンガン語っていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
2022年11月4日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが760を迎えるというところで、なんとなくこういう霧の良い数字っていうところはですね、若干テンションが上がるなっていう、このぐらいの霧の良さだったら10日に1回来るじゃんっていう話はあるんですけど、
やっぱり日々日々ちょっとずつエピソードが増えていって、聞いてくれてる人が増えてるっていうような実感ができるのは、なんとなく嬉しいものがあるので、そういったところでちょっと760勝手にテンションが上がっているという、そんな状況になっております。
ということで、今回紹介するのは、宇宙空間の太陽系以外の惑星で見つかった不思議な物質というお話をしていきたいと思います。
で、これは不思議な物質とか言って、すごいもやっとさせたもののですね、何が見つかったかっていうと、他の惑星で空気の中にバリウムが見つかったというところで、今回結構ニュースになっていた。
ただ10月の半ばぐらいだったのかなっていうところで論文で発表されていたものの、ヨーロッパの方で結構プレスで出ていたりしたので、今回はちょっとこれを紹介していこうかなというふうに思っております。
で、今回紹介するのは、惑星ですね。太陽系以外の惑星、境外惑星と呼ばれるもの。これに焦点を当てていくわけなんですけど、そこで見つかったバリウムのお話。
なんかすごい正直言うと今日は結構マニアックな話かなと思っていて、天文学っていうところの存在意義というか目的というかっていうところのお話から入っていこうかなと思うんですよ。
で、これってよく研究費を獲得するとかっていう文脈でがっつり考えさせられたりするんですね。
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自分がやってる学問っていうところが大義、大きい意味でどういう意味があるのかっていうところを考える機会っていうのが結構ありまして、
その中で天文学って一体何かっていうと、私たちの体を構成してるものも身の回りのものも全て細かいとこまでいったら原子レベルで構成されてるわけじゃないですか。
つまりその元素っていうのはいろんなものがあって、もちろん活かしてもらってる酸素だったりとか、水っていうのもH2Oだから水素と酸素でみたいなところあったりするじゃないですか。
で、それ以外にも、じゃあ例えばこの放送を聞いてるってことはスマホとかを使ってるから、その中には金属っていうものがたくさん埋め込まれていてとかっていうようなところもあるし、
で、先日ポッドキャストで話したように、例えば金だったりとかプラチナだったりとか、そういったレアなものっていうのを宇宙空間でどうやってできるのかみたいな、
そういったところをまるっと見たときに、元素を生成する工場である宇宙について知ると。
で、それは結局自分たちの身の回りを構成しているものだから、自分たちがどこから来たのかっていうところ、そしてどこへ向かっているのかっていう一種こう未来予測的な側面も含めて
研究する学問が天文学だっていうような言い方をしたりするんですよね。
これが結構やっぱ目線としては大事で、自分たちがどこから来てどこへ行くのかっていうところ。
で、そうすると、例えば鉄とかって呼ばれるような元素、水素、酸素も含めていろんな物質あるんですよね。酸素、炭素、窒素とかいろいろあって、
そのあたりの比較的軽いものっていうのは太陽みたいな星の中で生まれると。
で、逆にこの間重力波の話をしたときに、鉄とかプラチナとかがめちゃめちゃレアなんですよ、みたいな話をしたと思うんですけど、
そういう重い金属、金属の中でも金ってめっちゃ重いんで、そういう重い金属の中でできるものっていうのが中性子星って呼ばれる
太陽の大きさを20キロメートルぐらいの大きさに重さは変えずにギューッとして、それで固めたような天体っていうのが2つあったときに激突したら、
その衝撃で金とかプラチナができるよね、みたいな話をしたと思うんですね。
こういう話を毎日毎日ポッドキャストでしてるわけなんで、最近聞いた方は、おっと思った方は是非過去までガーッと遡ってもらいつつ、
なんとなく宇宙話ずっと聞いてる人からすると、あ、そんなのあったね、みたいなっていうところで毎日繰り返し話すので、
あんまり気にせず聞いてほしいんですけど、そういうのがあると。
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じゃあ金とか鉄とかっていうところの間、もうちょっと軽い金属みたいな、金属とか物質っていうのは結構たくさんあるわけなんですよね。
そんな中で今回はバリウムっていうところに注目していきたいというようなそんなお話になってます。
バリウムって僕もそんなに身の回りで使うときないかなっていうところは思ってたんですけど、
意外とそうでもなくて、例えば印刷のインクにも使われるし、
とにかくやっぱり白っぽいもので認識されることが多い。あとは花火ですね。花火とかにも使われてたりすると。
あとはバリウム飲んで、体の中を撮影するための造影剤みたいにして使ったりするっていうのもありますよね。
そういう感じで結構使用用途は幅広く使われているバリウムですが、基本的に例えば星の中で鉄っていう物質まで作られる。
鉄って結構身の回りによくあるじゃないですか。それが重さでいうと、同じ大きさのものを持ったら2.5倍ぐらいの重さになるんですね。
それがなんと空気中から見つかったと。太陽系以外の惑星の空気中から見つかったっていうのが
今回面白い点の一つだったのかなっていうところを思っていたりします。でこれ、重い物質って空気中をフワフワしないじゃないですか。
これはなんとなく想像つきますよね。浮いてる鉄とかって見たことないじゃないですか、あんまり。
それの2.5倍重い星が空気中に結構な量フワフワしてるぞっていうところを今回ヨーロッパの研究チームっていうのが
太陽系以外の惑星、つまり惑星ですよ。でまぁちょっとこれ地球っぽくなくてどっちかというと木星みたいな超巨大なガスでできた惑星っていうところで
もちろん人が住めるような環境ではないもののですね、ただその中にバリウムが空気中をフワフワ浮いているっていうようなそんな現象が見つかったというところで
結構この発見が話題になっています。しかもこの惑星たち面白いのは、鉄の雨が降ってるっていう表現をされるぐらい
豊富に鉄があって、しかも鉄が降っているような状況っていうのも観測的に見ることができるみたいなところがあって
もうなんか、なんて言うんでしょうね、SFの世界観がすごくてですね。鉄の雨降ってて空気中にバリウムがあって、じゃあ他にって何があるんだろうみたいな
そういう天体が見つかったと。ただ今回のこの研究結果については、このバリウムが見つかったっていうところの衝撃具合っていうところが
全面に出ていて、いわゆる発見したっていうところが大事なんですよね。なのでそれに伴って、じゃあこういう天体だろうみたいなところって深くまでは理解されていないと
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そもそも機体の中にバリウムがあるってどういう状況やねん、みたいな。関西弁に関係ないんですよね。ごめんなさい。っていうところがあって
そういうところのまず発見だけで今回論文が出てきたんですよ。これポッドキャストでもよく話している話なんですけど
毎回ちゃんと詳しく話すので、初めて聞いた方もあんまり気にせず聞いてほしくて
天文学っていうのは観測的な発見っていうところの側面と計算でいろいろ求めていく理論的な側面っていう2種類あるんですよね。
それが抜きつ抜かれつっていうところで観測して何か新しいことが見つかった場合は、それを後から理論的に補足してあげるような研究が出てきたりとか
それ逆もしかりで、宇宙ってこういう方向で進化していくはずだ。こういう物質っていうのはこういうところで見つかるはずだっていう
計算で見つかった一種予測というか確からしい予測っていうところを後々観測技術が発達してきたときに観測で明らかにするみたいなところで
抜きつ抜かれつの関係があるんですけど、その中で今回は観測の方がいわゆる一歩リードしていったような状態になってるんだろうな
っていうところがあるので、これからそういうところに補足されていくような計算結果みたいなところが出てくるんじゃないかなと思ってるので
そのあたりはちょっと楽しみにしていきたいなというところで今回のお話は以上にしていきたいと思います。
はい、ということでですね、緊急報告しようと思ったら結構喋っちゃってたんですけど
そうですね、木曜日休みって新鮮じゃないですか?
すごい月並みのこと言っちゃってるんですけど、今日は11月4日金曜日っていうところで放送してるわけなんですけど
昨日は木曜日で、もしかしたら中日を取った今日とかももしかしたら休みの方もいるんじゃないかな
それで4連休取ってどっか行ってるんじゃないかなっていうところで
木曜日の朝とか晴田空港めちゃめちゃ混んでたらしいんですよね
だからやっぱ出かける人も多いんだろうなっていうところと
コロナウイルスの影響で旅行自粛みたいな流れっていうのはもう本当になくなってきてるんだろうなっていうところは
肌で感じるというか、人からの話とかでいろいろ感じる部分かなというふうに思っていたりします
僕はですね、相変わらずいろんなことチャレンジしたいなと思って
家に引きこもりながら仕事をしてるわけなんですけど
この土日はですね、頭使って考えなきゃいけないことあるなーって思ってるんですよ
何かっていうと、皆さんもしかしたらポッドキャストファン気づいてるかもしれないですか
ジャパンポッドキャストアワードの第4回がとうとう開催されるっていうアナウンスが流れまして
3月に開催っていうところになってるものの
今の時点でアナウンス出ていてリスナー投票とかできたりとか
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あとはこういう部門があるよみたいな話がどんどん出てきてるんですね
なのでちょっとこのあたりを本当にここも食い込んでいきたいと
去年第3回ジャパンポッドキャストアワードで
Spotify Next Creators Showっていうのをいただいて
それによって僕のポッドキャスト環境ってもうガラッと変わってるんですよ
本当にガラッと変わってて
この環境をこんなに変わる夢のある場所っていうところをもう1回行きたいんですよね
だからそこに食い込むために
じゃあ残りの時間でできることって何なんだろうみたいなところの話とか
そういったところは考えながら作戦立てていろいろやっていきたいなと思ってるので
そこの考えが固まったらですね
ポッドキャストでもいろいろお話ししていきたいというふうに考えております
ぜひですね皆さん楽しみにしておいてください
大体この土日ぐらいで考え固まるんじゃないかなと思ってるので
週明けかもうちょっと先かわかんないですが
いろいろお話ししていきたいと思っております
ぜひ楽しみにしておいてください
ということで今回のお話は以上にしていきたいと思います
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