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2020-10-11 05:16

7. ブラックホールの研究がノーベル物理学賞に!ブラックホールについて知らないと世界で非常識扱いされる!?

ブラックホールに関する研究が、ノーベル物理学賞に選出されました!どんな研究が選ばれたのか、簡単に説明しました。
今後世界中で常識として扱われるブラックホールの話、触りぐらいは理解しておきましょう!!

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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話し。久しぶりの更新になってしまってすいません。
いろいろと研究がかなり立て込んできていたので、そっちを片付けておりました。
久しぶりの更新なんですけど、この1週間で一番注目された宇宙のニュースといえば、
ノーベル物理学賞にブラックホールの研究者3名が選出されたところが大きいかなと思うので、
その話について少し触れておきたいなと思います。
今回、ノーベル物理学賞を受賞するにあたった3名の方というのが、
1人の方が、ノーベル物理学賞っていろんな人に与えるけど、
一応重みみたいなのが決まっているらしくて、
3人のうち1人に物理学賞の賞の半分をその人、
残りの4分の1を2人の人に与えるというような感じになっているそうです。
その一番功績が認められた、ノーベル物理学賞の半分受賞という感じになった人というのが、
ペンローズさんという方で、この方はブラックホールがどういうふうに形成されるのか、
ブラックホール自体が、物質が自分の重力である限界以上の大きさになると潰れてブラックホールになるというような
得意見理論というのを作ったのがこのペンローズさん。
その理論を完成させたという功績に対して、ノーベル物理学賞というのが今回授与されたという感じです。
もう一人、もう2人のゲンゼルさんとゲッツさんで、
このお二方というのは、私たちがいるこの天の川銀河の中心に、
すごい重い、超大質量ブラックホールというものが存在することを観測的に明らかにしたというところの功績が認められて、
今回受賞に至ったということです。
私たちこの太陽系にいて、その太陽系というのは天の川銀河というのに属しているんですね。
その天の川銀河というのは、星がたくさん集まっているものが渦巻き状になっているもの。
夏の夜空を見上げるときに見える帯状の濃いところというのは、
ぐるぐる回っている星たちを横から見ている状態なんですけど、
その渦巻いている真ん中に何があるかというと、
この超重いブラックホールというものが存在するというのを発見したのが、このお二方の研究になります。
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それをどうやって見つけたかというと、銀河の中心の方向にあるたくさんの星を全部観測してあげると。
全部観測してあげて、そいつらの星の動きというのを調べてあげたんですね。
そうすると、銀河系の中でぐるぐる回っているだけだと単調な動きしかしないはずなのに、
よく遠くの星を見てみると、何か変な動きをしている。
何かに引っ張られているようなぐにゃぐにゃした動きをしていて、あれこれはおかしいぞとなった。
というのがこのブラックホールの発見のきっかけで、
そういう動きをするために一体どんな物質が引っ張っているのかというのを色々探してあげた結果、
ブラックホールが銀河の中心にあるんじゃないかという話に落ち着いたということですね。
なので私たちは実はブラックホールってすごいなじみのないもののように感じると思うんですけど、
そんなことはなくて、私たち自身がブラックホールが作っている円盤の縁にいるというような感じになっています。
これ結構びっくりですよね。なかなか知らない人もいると思うので、
このノーベル賞を受賞したということはもう世界中の常識みたいに扱われてしまうので、
この点はしっかり抑えておいた方がいいと思います。
こんな感じで今日は久しぶりの更新でしたが、
ノーベル物理学賞でブラックホールの研究がのみされましたというのを今回紹介しました。
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