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2022-07-14 12:25

645. 世界がビックリ!ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が見る宇宙の果ての画像とは?

アメリカのバイデン大統領が発表し、世界中にインパクトを与えている

ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の成果!

今回はその第一弾として、一枚目に公開された46億光年先の銀河の写真と、

そこに映り込む130億光年以上先の天体の話!


ソース

https://www.nasa.gov/image-feature/goddard/2022/nasa-s-webb-reveals-steamy-atmosphere-of-distant-planet-in-detail


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今回は、世界中で話題になっている、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が公開した画像についてお話ししていきたいと思います。
まあ、皆さんもTwitterだったりとか、あとはもうニュースとかでもガンガン出ていた部分だと思うので、気になってる方いたんじゃないでしょうか。
今回紹介するのは、まず1枚目として紹介された46億光年離れた銀河の撮影、そしてその中に含まれている130億光年以上先にある天体についてのお話というところに加えて、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡についてもお話ししていきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話。
2022年7月14日始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日で645エピソード目を迎える今回の宇宙話になっておりますが、今日はジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の画像、まあこんだけシンプルなタイトルでお話ししていきたいと思います。
こちらのジェームズウェッブ宇宙望遠鏡、略称でJWSTというふうな表現されたりするんですが、
この望遠鏡が撮った画像、皆さんもこの数日の中で何個か見たんじゃないでしょうか。
Twitterだったりとか、あとはもう世界中のニュースで出てきているぐらい、本当にインパクトのある研究結果になってきているというような状況なので、
宇宙話を聞いてくださっている宇宙に興味のある皆さんにはぜひ押さえておいていただきたい部分かなと思って今回お話ししていこうと思っております。
今回1回だけだとやっぱりちょっと物足りなくなってしまいそうな気もするので、今回結構いろんな結果が紹介されたんですよ。
なのでそれについてはどんどん続報続報で話していくので、皆さんで一緒にJWST、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡のマスターになっていけたらなというふうに思っております。
今回紹介するジェームズウェッブ宇宙望遠鏡、まず特徴からお話ししておくと、使う光の種類っていうところが近赤外線、赤外線という範囲の光を使うんですね。
これってどこにあるのかっていうと、赤外線、もしかしたらこのポッドキャスト結構僕よりもちょっと年齢が上の方が多いので、
柄系の時によく使っていた時が多かったかなと思います。僕もど真ん中その世代なので、赤外線を使って携帯の情報を通信したりみたいなことがあったと思うんですが、あれって目に見えませんよね。
その目に見えない光を宇宙空間から獲得するっていうような、そんな望遠鏡がこのジェームズウェッブ宇宙望遠鏡です。
で、ただこれって宇宙から飛んでくるそういった赤外線の情報っていうのは、なかなかこう地上までたどり着かないというようなところがあるので、宇宙空間にあげてしまって、宇宙空間からその赤外線の情報を見てあげようっていうのがこのJWSTの特徴になってます。
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加えて宇宙空間に出ていく理由っていうので言うと、その赤外線の話にも通ずるんですが、大気、地球の大気を避けることができるっていうところで、遮るものが何もないみたいな状態ですね。
その遮るものが何もない状態だからこそ遠くの宇宙を見ることができるっていうような、そういった望遠鏡になってます。
とにかくですね、今回なんか綺麗な画像出てきてると思うんですけど、その前に一旦、一旦JMSWeb宇宙望遠鏡の写真を見てほしいですね。
これポッドキャストでも何度かお話しした中で、画像検索してくださった方いるんですけど、やっぱ本当に宇宙船みたいなんですよ。
宇宙船みたいな形をしているものすごくかっこいいフォルムなので、ぜひこちら確認していただきたいなというふうに思ってます。
そんなJMSWeb宇宙望遠鏡なんですが、僕がNASAにいた頃に、NASAの研究所、僕がいたゴダードスペースフライトセンターっていう
科学者がたくさんいる施設があるんですけど、そこの施設でこの組み立てを行っていたんですね。
そこの施設、僕も見に行かせてもらって、ボスに連れて行ってもらって、ここで製造してたんだみたいな話をしつつ、
レプリカのミラーとかもたくさん置いてあったりとかっていうところで、なんかちょっと身近に感じつつ、でもそれってもう4年前とかの話になるので、
なんかそのぐらいぼんやりと見てたものが、これだけ世界中にインパクトを与えるような状況になるっていうのは、結構すごい状況だなと思ってます。
で、今回、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡によって獲得された画像のまず1つ目を紹介していきたいと思います。
1つ目ってどれだっていう話あるかと思うんですが、一番今回の発表、もうジェームスウェップ宇宙望遠鏡、これ結果出てますっていうのを2回に分けて発表されたんですね。
まず1回目っていうのは、遠方にある銀河、だいたい46億光年先にある銀河を写真撮影したっていう画像が、バイデン大統領、アメリカのバイデン大統領が発表するみたいな形でドドンと出て、
それの半日後、次の日とかに他の画像が出てくるっていうところになっていて、世の中にはまずその46億光年先で取得した、なんかこうキラキラした画像、なんか真ん中あたりに
6かアスタリスクみたいな形でものすごく輝いている星が見える、そんな画像があるんですが、ぜひググってみてください。
そういった、その画像を見た時に、もうみんな感動したんですね。何がすごかったかっていうと、まずその目の良さ、視力の良さです。
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ジェームスウェップ宇宙望遠鏡の最終的なミッションの目標としては、ファーストスターと呼ばれる宇宙空間で初めてできた星っていうのを観測しようとしてるんですね。
これはだから、宇宙ができてすぐの時、宇宙空間に、今は太陽系でも太陽を中心にして私たちの生活が営まれているわけなんですが、そういった星が宇宙空間でまず最初にポッと現れた、その1個を本当に137億年、138億年の歴史の中の一番最初の星っていうのを見に行こうとするぐらい、本当に遠くを見ようとしている視力の良い望遠鏡なんですね。
なので、この機能を使って46億光年先の天体を覗きに行ったというようなところの画像がものすごく綺麗に撮れてるっていうところになってます。
これに加えて、今回その画像と同じ風に語られるのが重力レンズ効果と呼ばれるもので、これ何かっていうと、このポッドキャストでも何度かお話ししてる、それこそ遠くの星を見つける時にこの技術使われてるんですが、
簡単に言えば、星ってものすごく強い重力を持ってるじゃないですか。で、光っていうのは重力によって曲げられる性質、重力に引っ張られる性質があるんですね。
なので、こうブラックホールの中に光が吸い込まれるっていうような表現をされるのはそういうことになっていて、この重力のおかげで、なんかこうブラックホールの怖いイメージとは裏腹にですね、
重力によって、なんだろう、虫眼鏡みたいな役割、その例えばある天体が見たいってなった時に、私たちが地球の方向からその天体を見ようとした時、
まっすぐ見ようとした時には遠すぎるとなかなか見えないんですが、例えばそれの間にものすごく強い重力の天体があったとします。
そうすると、その天体によって本当は遮られてしまうんじゃないかと思いきや、その天体の重力によって、なんだろうな、その天体が虫眼鏡みたいな役割をして、光をかき集めてくれるんですね。
その奥にある、本当100億光年先とかの天体のっていうような感じで、重力のレンズによって天然の望遠鏡っていうイメージですね。
それによって、ものすごく遠くの天体まで見えるようになるっていうような技術があったりするんですよ。技術というか自然の設立ですね。
で、そういった状況もすべてその1枚の画像、バイデン大統領が発表した1枚の画像に含まれていると。
つまり、本当はメインの天体としては46億光年先にあるSMACS、SMACSっていうものかな、0723っていう天体なんですけど、
その天体を見ている中の画像にも、なんと137億年の歴史ある中で、130億光年先の天体の情報まで含まれていると言われていて、しかもそれがぼんやりじゃなくて、ものすごくくっきり見えている。
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プラスで、その天体が重力によって歪められている姿まで綺麗に撮れているっていうところが、今回の注目ポイントの1つとして挙げられているので、
そういった視点で、今回発表された画像を皆さんにも見ていただければなというふうに思っております。
ということで、今回はジェームスウェップ宇宙望遠鏡が捉えた130億光年以上先にある天体についてのお話をしていきました。
今回はまず、一番最初にバイデン大統領が発表した画像についてを紹介いたしましたが、
この後ですね、もう一つ遠方の天体で、雲っていうか水が見つかったみたいなジェームスウェップ宇宙望遠鏡の結果、第2弾お話ししていこうと思います。
ただですね、明日、明後日は、実はコラボ会を予定してまして、コラボ、深夜のコーヒーブレイクっていう女性2人がやってるポッドキャストチャンネルとのコラボ内容をお話ししていきたいと思ってるんですよ。
なので、それが終わった後ですね、それの後にこのポッドキャストの中でも紹介していけたらなというふうに思っておりますので、その更新はぜひ楽しみにしてチャンネルを登録してお待ちいただければと思います。
はい、ということで今日のお話以上になるんですが、さっくりその近況報告的なお話をしておくと、本当に明日、明後日のコラボ会楽しみにしていてください。
これですね、僕が毎日、深夜のコーヒーブレイクっていうチャンネルとコラボするんですけど、僕が毎日宇宙関連の話ししてるのって、
どんどんどんどん深い内容になっていっているものの、本当にみんなが知りたい内容なのかっていうところ、若干不安に思う部分もあるんですね。
で、実際にこういう話聞きたいですっていうのをQ&Aコーナーからいただいたりするので、そういうふうに答えていっている状況にはなっているんですが、
今回のコラボを通して、じゃあ他のポッドキャスターの人だったりとか、あとは同世代の男性女性、それぞれ気になるような内容って何なんだろうっていうのを聞きながら、僕が宇宙の解説をするっていうようなコラボ会になってます。
で、今回紹介するのは、実はSpotifyのQ&Aコーナーでも質問いただいた、宇宙デブリに関するお話、これをすごく気になるっていうふうに言ってくださったので、コラボ相手のこの深夜のコーヒーブレイクの方が。
なので、そこについてのお話、そして宇宙エレベーターのお話についてもしていこうかなと思っていて、それが2本立てでお届けされるっていうところになっているので、ぜひですね、その辺り楽しんでいただけたらと思います。
最近、精力的にゲストの方呼んで、より宇宙話の厚さ、分厚さっていうんですかね、そこの幅しっかり作っていければなというふうに思っているので、これからもぜひ応援よろしくお願いいたします。
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ということで、今回のお話は以上にさせていただきます。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの横にあるレビューよろしくお願いいたします。継続の励みになります。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話、またはSpotifyのQ&Aコーナーからお寄せいただけたら嬉しいです。それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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