1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 130. 宇宙の研究ってなんの意..
2021-02-16 12:07

130. 宇宙の研究ってなんの意味があるの!?なハナシ

今日は宇宙の研究が、なぜ重要なのか。

天文学の真髄、とも言えるようなお話をしていきたいと思います。

博士論文、あとちょっと。。。がんばる!!体調最悪です。笑


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始まりました。佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、宇宙は元素合成の工場であるという、天文学の真髄みたいなお話をしていきたいと思います。
というのも、私たち生活している中で、酸素を吸ったりとか、あとは身の回りのもの、炭素でできていたりだとか、窒素、鉄などっていうのは、多く含まれているわけじゃないですか。
そういうのは全て、やっぱり宇宙の中でできているんですよね。
地球上にあるそういう物質っていうのは、たまたまそういう宇宙でできた元素っていうのが偏った、そんな環境になっているわけなんですよ。
なので、宇宙を研究するって何なのって言われると、そういう元素とかがどうやってできていくかっていう、つまりは生命がどうやってできたかみたいな話までたどり着く、結構壮大なお話になるので、
今日はそんな宇宙の研究とは何ぞやみたいなところのお話までしていけたらいいなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いします。
ではですね、早速毎日の活動報告、緊急報告になりますが、この前2日間はコラボ企画として、流れ星の研究のお話をメインで流させていただいたので、
緊急報告が久しぶりなのかなと。どうでしたかね、2日間のこの流れ星のお話。
普段は一人で話してるっていうのもあるので、結構そういう雰囲気が違うものを感じていただけたらいいなと。
あとやっぱり流れ星って、宇宙にある現象の中でも結構身近に感じることができるものだと思うので、
皆さんも楽しんでいただけてたら嬉しいなと。自分はすごい楽しかったです。
またそうやって違う分野の方とか、いろんな方とコラボしながら進めていけたらいいななんて思ってますので、
ぜひTwitterとかで感想いただけると、次の参考とかにさせていただきたいと思ってます。
ぜひよろしくお願いします。
こんな2日間の間に、自分はかなり過強に差し掛かっていた博士論文の改訂バージョンみたいなものっていうのを無事完結させてですね、
審査員の方々に改訂版を回すことができました。昨日の夜中ですね。
で、もちろんまだこんなところも詰め込みたいななんていうところの発想もあったりだとか、
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でもただ来週の月曜日に実際に校長会と言われる最終審査になるようなものっていうのが存在するので、
そこでの発表資料とかっていうのもここからがんばって作っていかなければいけないというところだったんですが、
昨日論文を出した解放感からなのか、完全に今日はもう体調がめちゃめちゃ悪くてですね、
1日寝込んでるというような感じになっておりました。
病院とかも行ってね、疲れが溜まってたんだと思うんですが、
それをこう、あと1週間なんで、もう何が何でも動かなきゃいけないというところで、
明日からまた頑張っていきたいと思いますので、ぜひ最後まで応援していただけると嬉しいです。
というところで、ちょっとあんまり体調も良くないのでね、
手短に今日は宇宙とは、宇宙を研究するとは何ぞやみたいなお話をしていきたいと思います。
で、私たちのこのビル宇宙っていうのは、ビッグバンと呼ばれる最初のすべての始まりと呼ばれる爆発ですね。
それによって始まったと言われております。
その時には、実は水素とヘリウムっていうものしか基本的にはできていなくて、
なので宇宙の中にあった元素っていうのは基本的にはその2つなんですよ。
で、ただ私たちの身の回りって、生きるのに必要な酸素であったりとか、
体を構成している炭素であったりとか、
で、あと鉄とか、そういうのって結構周りにたくさんあるじゃないですか。
そういうのがどうやってできたのか。
っていうと、これは大きく言えば、星。太陽みたいな星。
で、もうちょい言うと、超新星爆発からなんですよね。
超新星爆発っていうのは、重い星っていうのがどんどん進化していって、
最後死に際に起こす大花火みたいなものだっていう話って、
これまで何回かさせてもらったと思うんですけど、
そういった超新星爆発によって、
そうやって星の中で作られた水素とかヘリウムよりももっとバリエーションの多い、
それこそ酸素、鉄とか炭素とか、そういったものっていうのが宇宙上にまき散らされると。
そうすると、そのまき散らされたそういう物質とかっていうのが、
例えばいろんなところ、一部のところにちょっと偏りができて固まったりして、
そんなような感じで、宇宙の新しい物質っていうのは作られていき、
星とか、例えば地球とかみたいにある物質っていうのが、
星の中にたくさん残ってる、なんていう状況が作り出されるんですね。
なので基本的に身の回りにあるそういったものっていうのは、
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星の進化、その果てにある超新星爆発によって周りにまき散らされて、
宇宙上に広がっていってるといったような感じになるわけなんですよ。
で、星ができる、例えば地球とかができるタイミングで言うと、
これは多分太陽ができるときに一緒にできたと思われていて、
星ができるタイミングっていうのは、宇宙上のガスとかチリとかが固まってるところで、
だんだんそいつらがお互いの重力とかで引き合って、
一つの塊を作って、中で核融合を起こしてみたいな、
そんなプロセスだっていう話、多分何度かさせていただいてるんですけど、
その過程を経て、それと同時に周りにあったチリとかガスによって、
惑星とかもできると。
で、それよりも前に起きた超新星爆発で、
いろんな物質っていうのがまき散らされて、
ガスとかチリとか、宇宙空間を漂ってたガスとかチリの中に、
鉄だったりとか、酸素、炭素みたいなものっていうのが含まれてたものが、
奇跡的に集まったっていうのが、地球っていうような環境になると。
これだけでもすごい、奇跡の確率の上で私たち成り立ってるんだなっていうのが、
なんとなく伝わったかなと思うんですけど、
じゃあ、もっと重い元素、金とかプラチナとか、
そういったのってあるじゃないですか。
あれっていうのは、もっと割れな現象。
例えば、ちょっと前に重力波の研究っていうのが、
一斉を風靡したときあったと思うんですよ。
ノーベル賞だったりとか。
で、その重力波っていうのは、
ブラックホール同士が合体するだったりとか、
中性子星と呼ばれる、
ブラックホールよりもちょっと姿が見えるみたいな小さい星があるんですけど、
そういう中性子星が合体したときとかにできるんですね。
中性子星の合体でできると言われてるのが、
金とかプラチナとか、そういう重いものなんですよ。
で、それがノーベル賞を取るぐらい、
そういう合体が初めて見つかった、
なんていう話が出てきたのが、最近なわけなんですね。
なので、最近まで見つけることができなかったっていうぐらい、
稀な現象で起きる。
そして、そこでできる元素っていうのが金とか、
そういうものになってくるとなると、
これ、地球上で金とか、
そういう貴金属がすごい希少価値を持つっていう理由も、
結局は宇宙上で起きるその現象っていうののレア度みたいなのに比例してたりすると。
なので、結局私たちが地球の中でいろんな元素の話とかしたり、
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この金属綺麗だよね、みたいな話してるので、
結局大元をたどっていくと、
宇宙での爆発現象だったり、合体だったり、進化だったりといったところにつながってくると。
しかもその希少性っていうのは、宇宙で起こる現象の少なさみたいなところにも
少し関係してるんだなっていうような感じですね。
こういった感じで、私たちの身の回りっていうのは結局宇宙につながってる。
なので、そういう宇宙でできてるいろんな現象っていうのを研究することっていうのは、
最終的にはそういう生命の誕生であったりとかっていう、
より深い話までつながっていく天文学の真髄っていうのはそこにあるんじゃないかな、
なんていうお話を今日はさせていただきました。
今回の話もですね、面白いなと思ったら、
ぜひお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブぜひよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
ツイッターで募集させていただいております。
ハッシュタグ宇宙話。宇宙が漢字で、話がひらがなになっておりますので、
じゃんじゃん呟いていただけると嬉しいです。
それではですね、早速いただいたコメントをいくつか紹介させていただきます。
ツイッターネームヨーヨーさんからいただきました。
イェーイ、ツイッターのお便り読んでもらえた。わーい、と言ったような感じでありがとうございます。
やっぱりツイッターで呟いていただいたことっていうのは、
基本的にはこうやって紹介していきたいなって思ってるので、
皆さんもどんどん呟いてください。
続いて、ツイッターネームカタコちゃんさんからいただきました。
ちゅうばがしから、流星群や流星を飛行機からはどんなふうに見えるのか。
めっちゃ明るく見えるのかなっていうお話をいただきました。
そうですね、これは飛行機とかで窓際に座ってて、
自分結構その星とかを見るの好きなんですけど、その飛行機から。
やっぱり私たちが地上から見る星の明るさと、明るさとっていうか見えやすさと、
飛行機で見える星の見えやすさっていうのは全然違っていて、
それは地上にいると地球上にある大気とかが間にあるから、
その分光が弱くなってしまうんですね。
一方で飛行機で上に上がっていくと、間を遮る大気っていうのが薄くなるので、
きれいに輝いて見えるんだろうなと。
実際に私も飛行機から見てると、
飛行機からだと結構地上では見えないような曲がる星も結構見えたりするのでおすすめです。
皆さんも窓際を取ったサインはぜひ探してみてください。
といったところで、こんな感じで毎回コメント読んでいきたいと思いますので、
皆さんからのお手をお待ちしております。
ハッシュタグ宇宙話でつぶやいてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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