1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 759. 皆既月食で実感できる色..
2022-11-03 11:34

759. 皆既月食で実感できる色のフシギ

個人ホームページ完成!!

http://ryosasaki.net/

Youtubeチャンネルも更新中

https://www.youtube.com/channel/UCHW6gg92z7E7hdnhbStpzTA

Voicy

https://voicy.jp/channel/1726

Instagram(ryo_astro)

https://www.instagram.com/ryo_astro/

Twitter(_ryo_astro)

https://twitter.com/_ryo_astro

note

https://note.com/ryo_sasaki

ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ

https://open.spotify.com/show/3LYTJRlUlb9wU7geQyoDzE?si=c178010fd8154ea9

00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。 今回は、11月8日に起こる超身近な天文現象、
皆既月食に関するお話をしていきたいと思います。 皆既月食によって、なぜ月が明るくなるのか、
一体この現象、いつぶりなのか、そしてね、太陽と月の大きさの関係性、なんていうところも、ちょっと頭の中でイメージしながら、楽しんでいただけるような情報を放送していこうと思ってますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
3・2・1
2022年11月3日始まりました。 佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。 ということで、本日でエピソードが759を迎えるというところになっておりまして、
今日お話しするのは、来週ですね、2022年11月8日に、なんと月食が、皆既月食が見れるというところがあるので、
一体どういう現象なのかみたいなところをお届けしつつですね、身近な天文現象を一緒に楽しんでいけるタイミングないかなっていうところのお話をしていければというふうに思っております。
今回紹介するのは、普段あんまり宇宙に馴染みのない人でも、夜空を見上げるタイミング、きっかけになるであろう、
この怪奇月食という現象ですね。で、これなんかまあ、例えば流星群だったりとかも、結構テレビとかで報道されたりだとかして、
結構空を見上げるタイミングとしては多いかなと思うんですけど、怪奇月食についても去年の11月の19日以来の1年ぶりの現象として知られております。
この怪奇月食、どんな感じで見えるかっていうと、見えるのは夜ですね。月食っていうぐらいですから、月の光を食うと。
何が食うのかっていうと、これ、地球と太陽と月が一直線に並ぶことによって、月に届くであろう、この太陽の光っていうのを地球が綺麗に隠してしまうというようなところで、
地球がどんどん月の光っていうのを隠していく様子っていうのが、1時間から2時間ぐらいかけてゆっくり見えていくっていうような、そういう状況になっているのがこの怪奇月食ですね。
きっとこれを聞いているあなたも見かけたことぐらいはあるんじゃないかなと。で、もし見かけたことなければですね、ぜひここは一回見ておいていただきたいなっていう、やっぱ綺麗なんですよね。
月が真っ赤に輝くって言うんですかね。結構、感動の度合いが薄れるような言い方をすると、夕方、下の方に見えている時の月とかって赤いじゃないですか。
03:11
ああいうような感じ。だからまあ、そうですね。それと比べたらもしかしたら同じぐらいに見えちゃうっていうパターンもあるかもしれないですけど、
地球と太陽と月っていうところの関係性がいい感じに感じられるのが、この怪奇月食っていうタイミングかなと思います。
怪奇月食、これなんで月が真っ赤に輝くのかっていうところで言うと、月に届く光って基本的にはもう太陽の光が届いているわけですよね。
だからいつもなんか結構白っぽく見えるというか、そんな感じに見えるかなと思います。で、あれって太陽から発せられた光が月に当たって、その月から跳ね返ってきた光を見ているわけなんですけど、
じゃあ、そこに届く光が、例えば制限されたりしたら色が変わりそうですよね。怪奇月食の場合ってどうなるかっていうと、
太陽から飛ばされていった光が月に直接当たるタイミングよりも前に地球が全てを隠してしまうっていうような状況になるので、月がどうやって輝くのかっていうと、
これ、地球の周りの部分、地球の大気の部分っていうところを通り抜けた、ちょっと地球の大気に触れた光が隙間を縫って月に向かってたどり着くっていうような、そんなイメージなんですよ。
で、そうすると、これ、月が赤く輝くっていう現象に直結するのが、実はこの地球の大気を通っているっていう状況で、地球の大気の中には水分、水蒸気みたいなのがたくさん含まれてるじゃないですか。
で、こういう大気っていうのは基本的に青い光、光って太陽から飛ばされてきたものって虹色の性質を持っていて、
紫色から赤までのだいたい7色ぐらいに分けられるような、そういう光っていうのを含んでるんですよね。
で、その中で、これが全部均等に見えると、これ白く見えると。逆にだから、青い方がごっそり抜けたら、その光って赤く見えるみたいな、そんな感じで、
で、水とか、そういう水分っていうのは、青い光を弾きやすいっていう性質があるんですよね。
なので、地球の大気を通ってくる光っていうのは、青い光っていうのがどんどん弾かれて、赤い光のみが通ってくるから、その光を月が受けて反射することによって、
真っ赤に輝くっていう、そんな感じなんですよ。で、なんか、あんまり釈然としないなっていう方いるかと思うんですけど、例えば、
地球が青く見えるのも同じことだし、あとは、水面?水面が青く見えるのも、上からこうやって見てると、水って青い光を反射しやすいから、私たちの目の方には、青い光っていうのが跳ね返って飛んでくるから、青く見えていて、
06:04
これなんかダイビングとか、ちょっと深く潜ったことある人は、なんとなく感じたことあるかもしれませんが、海の底の方に行くと、赤い光しか届かないみたいなところになって、
暗くなりつつ、だんだん赤みがかった色になっていくっていうところで、光っていうのも、僕たちは全部合わさった光を見てるけど、
実は目で見る光っていうのは、紫から赤っていう性質があったりするから、そこのどこの光が強い、どこの光が弱いっていうので、色の見え方っていうのが実は変わってるんだよねっていうところですね。
そのあたりをちょっと頭に入れつつ、怪奇月食っていうところを楽しんでいただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。
で、これなんか、怪奇月食と対比して話されるところで言うと、怪奇日食とかもあるじゃないですか。
これは逆に、太陽が月によって隠されてしまうみたいなところで、ちょうど目で見える光、パッて見た時の月と太陽の大きさっていうのが大体同じぐらいの大きさだからこそ、
重なった時に月が綺麗に太陽を隠してしまうみたいなね。これって、本当の太陽の大きさと本当の月の大きさって400対1ぐらいの大きさで、
地球から月と地球から太陽の大きさも400対1っていうような距離なんですよ。この400っていう数字がものすごく重要になっていて、
その400倍大きいものが400倍先にあるから、結局同じ大きさになって月が太陽を綺麗に隠すことができるみたいなね。
そういうところも実はあったりするっていうところで、今回は月食だから、あんまりそういう大きさの対比みたいなところってちょっと見えづらいかなと思ったりするんですけど、
そのあたりのちょっと大きさの感覚だったりとか、光の種類って実はやっぱり色々あるよねっていう虹を見る以外にもね、そういう方法があるんだなっていうところをちょっと頭の片隅に入れながら見てみると面白いんじゃないかなというふうに思います。
でまぁ、怪奇月食だから、いろんな友達と見るっていうのもいいですし、一人で見るっていうパターンも全然あると思うんですよ。
で、一人で見るときはね、やっぱこうポッドキャストとか聞きながら見ると、携帯の画面とか見ないでゆっくりこう星空眺めるっていうのも面白いと思うんで、
まぁ、宇宙話聞きながらとか、あとは別の科学系のチャンネル聞きながらとか、色々やってみたら面白いんじゃないかなというふうに思っております。
はい、ということでですね、11月8日、1週間後ですけど、怪奇月食っていうみんなが結構楽しみにしていただけるようなイベントを控えているので、ぜひ、いじかな天文現象を楽しんでいただけたらというふうに思っております。
そんな感じで、じゃあ本題は以上としていこうかなと思っていて、そうですね、近況報告というか、このポッドキャスト、やっぱり最近いろんな人と話してると、
09:04
宇宙業界の人によく聞いてもらえてるなっていうのがあるんですよね。やっぱ、宇宙スタートアップみたいなところで働いてる人とかも、
あ、周りで聞いてる人いるよって言ってくれたりとかするので、その感覚はすごい嬉しいなって思っているっていうところと、
今実はですね、熊本で宇宙科学技術連合講演会っていうのが、11月の1日から4日までっていうところを開催期間としていろんなトークセッションが行われてるようなんですよ。
僕は顔出していないのであれなんですけど、結構これが、僕最近まで恥ずかしながらあんまり知らなくてですね、
ただ結構大きい宇宙開発系のイベントというか、ほぼ学会みたいな感じみたいですね。
パネルセッションというか、有名な人とかで言うと、カナイ宇宙飛行士が喋っていたりだとか、あとは宇宙系のスタートアップもそうだし、JAXAも話すみたいな感じで、
僕が宇宙関連の研究やっていた頃っていうのは、天文学の方にもう全振りしてるような形だったので、
どっちかっていうと天文学会って呼ばれる年に2回ある学会に参加するっていうことがあったりしたんですけど、
こういうの、分野がちょっと違うとね、よりエンジニアリング寄りというか、より観測っていうより宇宙開発みたいな色合いが強いような研究会が今熊本で行われてるっていうところで、
熊本でもきっともしかしたらこのポッドキャストを聞きながらね、街を徘徊してくださっている方も実はいるんじゃないかなと、
密かに思ってたりするので、なんかこう、ウカレンの中で宇宙話リスナー同士でくっついたりしたりしたら、すげえ面白いなと個人的には思ってたりするので、
まあそんな具体的なエピソードとかあったら是非ですね、聞いてくださっている方教えていただけたら嬉しいなというふうに思っております。
そんな感じでね、こう、日本中でも結構いろんな学会みたいなのが開催されていて、宇宙業界の盛り上がりを感じているなというそんなお話をちょっとさせていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの下にあるレビューよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話またはSpotifyのQ&Aコーナーからじゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
11:34

コメント

スクロール