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今回は、中国が主導するロシアと協力関係を結んだ月面基地、国際月面研究ステーション、インターナショナルルーナルリサーチステーションという計画、こちらについて紹介していきたいと思います。
昨日のエピソードで、アルテミス計画っていうNASAを中心とした、世界50カ国近く、40何カ国とかっていうところが協力して目指している計画の中で進んでいる月面基地紹介しましたけど、
ここに対して、対抗勢力というか、感じで中国も同じようなミッションを掲げているという状態なので、こちらが一体どんな感じなのか、こちらについて紹介していきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1435話目を迎えておりますね。基本的には1話完結でお話しさせていただいておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
昨日からスタートした月特集。まあいつ終わるかいつまでやるかっていう話ではあるんですけど、まあ来週が満月ですね。9月の満月、これ中秋の明月って言われてお団子を食ったり、かぐや姫?かぐや姫って月だっけ?
っていうので、まあとにかく日本人にとってはかなりゆかりのある満月が迎えるということになってますので、そこに合わせてちょっと月についていろいろみんなで知っていけたらいいかなというそんな回になっております。
ぜひね、シリーズ的に聞いていただけたらと思いますね。ということでじゃあ早速今日の中国のプランについてお話ししていきたいと思います。
今日お話しするのは中国が2035年までに月に立てようとしている月面基地、ILRSと呼ばれるミッションについて紹介していきたいと思います。
で、今世界中で月に対してアプローチをしているプロジェクト大きく2つあるんですね。
一つが、昨日紹介して、そしてまあこのポッドキャストでも何度も出てきてるかな、アルテミス計画って言われるいわゆるこう、NASA、JAXA、まあそしてヨーロッパ諸国っていうところが協力して、ヨーロッパいるよな。
はい、っていうので協力して進めている、まあ連携ミッション、国際連携ミッションという感じですね。
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今時点で、この放送時点で46カ国、47カ国っていうぐらいになっているはずですね。
で、まあそれの一大勢力があって、まあSpaceXとかを巻き込みながらNASAがガーって民間と、そして国際的な連携を結んでいるわけなんですけど、それに対抗するのが中国とロシアのミッションですね。
なんか、こんなに世界中のこの二分する感じってわかりやすいかってぐらいの二分のされ方って感じですよね。
で、まあこのロシアと中国がメインでやってるっていうところと、NASAが中心、アメリカが中心になっているっていうところが、
まあいわゆる当時のアポロ計画とかの冷戦時代の対比に比較的近いなと思って、やっぱり時代は繰り返すのかなっていう感じもするわけですよ。
で、そんな中で中国は2035年までに月の南極に基地を作っていこうと。南極。結局南極なんですね。
アルテミス計画の方で提案されていたのも候補地の一つとしては南極っていうのがピックアップされてました。
で、これなんでかっていうと、やっぱりこう南極にあたりに水だったりとか、まあ氷が地下に埋まってるみたいなところの資源がかなり豊富に存在するっていうところが見込まれていることに加えて、
気温ですね。月面での光が当たる時間だったりとか、そういったところでのコントロールのしやすさも相まって南極あたりっていうところが候補地として選ばれやすいと。
じゃあまあこの中国の、中国とロシアのミッション、一体どういうところを目指しているのか。
で、動き出すのがだいたい2030年ぐらいからっていうふうに言われていて、2030年から2035年ぐらいにかけて、いろいろこう物資が運ばれていきながら、
違うか、第一段階は先日発表されたものだと、2030年から2035年にかけて進めていくよっていう話だったんですけど、
第一段階の月面基地の第一段階の基盤みたいなところですね。これが2035年に月の南極付近で完成していく。
そして拡張モデルっていうところまで検討されていて、だから基礎になる部分ができて、ある程度なんか実験だったりとか滞在だったりとかできる空間が増えて、
で、そこから拡張されていって2050年ぐらいまでにいろんなものが建設されきるというところが一応プランとしては出ているみたいですね。
これまあ海外のspace.comっていうところだったり、あとは国内の宇宙ビズっていうところだったりが結構情報をまとめてくれていたりしますね。
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で、これどこまでちゃんと検討されているのかみたいなのが若干気になるポイントとかいくつかあるんですよ。
なんか例えば、これspace.comっていう記事の中で関連記事として出てたのが、中国が月面基地の計画のビデオを公開したところにNASAのスペースシャトルも登場していると。
あれ?みたいな。対抗勢力みたいな感じだったんじゃないの?みたいな。しかもまあそもそもスペースシャトルってもうないしねみたいな。
ちょっと訳のわからない状態になっていて、例えば穿った見方をすれば実はアメリカと中国がつながっていてみたいなことが言えそうな、そんなネタですよね。
でももしかしたら、スペースシャトルってあくまで地球から出ていって宇宙行ってっていうここにコストパフォーマンスの悪さっていうのが見出されて中止になっちゃったものではあるわけですけど、
月面が重力が6分の1になって、大気もほとんどなくてっていうところになると、もしかしたらスペースシャトルっていう形が実は理にかなってるみたいなのが改めて見直されて、
その大枠デザインみたいなのが中国がまた別のものを作るっていう計画があるのかもしれないですよね。
っていうので、月面だからいろいろこれまで地球でダメだったけど、実はできるみたいなことが結構できる可能性はあるんで、そこはちょっと期待していきたいポイントですね。
ILRSの実験内容とか、あとはどんな設備がつくのかっていう話見ていくと、太陽だったり、あとは原子力の発電機を動力源とすると。
やっぱ核融合とかなのかな。核分裂、核融合。分裂よりは融合の方がなんとなく実施されるんじゃないかなっていう気もしますけど、
地球上の発電方法と全く一緒でいくのか、例えば核融合でエネルギー得るみたいなところを月面で形にして、それが地球に逆輸入されていくとかっていうパターンもあるかもしれないですよね。
っていうような原動力を持ちながら、インフラ、構築されるインフラでいうと月と地球間の通信ネットワーク。これ結構重要ですね。
あとは月面ローバー。無人なのか有人なのかっていうところの移動手段っていうところが構築されていきながら、アルテミス計画でいうところのムーンベースみたいなものが今後作られていくんじゃなかろうかというようなところですね。
あとはやっぱこれ絶対天文施設だよなっていうようなアンテナ群だったりとかそういうのを見えていたりするので、これからいろんな細かい情報が出てきたときにかなり楽しみなポイントかなと思ってますね。
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2035年とかに第一段階完成するこのプロジェクト、中国とロシアだけなのかっていうと実はそうではなくて、南米諸国とかそういったところが結構参加していますね。
これ一時期すごい勢いでいろんな国がこのILRSというか中国のミッションに賛同するっていう動きが出ていて、ベラルーシパキスタンとかあとはタイもそうか。
で南アフリカのニュースもなんか1年半年前ぐらいにしてウォーってなってましたね。あと僕的にはベネズエラとか、ベネズエラってそんななんか国際ミッションに参加するとかっていう形取れるぐらい国内の統制取れてたっけなーみたいな。
アメリカに、あのNASAの研究所で研究させてもらうときアメリカ住んでて、であの妻も一緒に行ってたんですよね。で妻が語学学校行っていて、その語学学校の友達にベネズエラから来てるみたいな人たちがいたんですよ。
でそうしたらもうあの親から逃がされてきたみたいなぐらいの話をしていて、まあなんかその当時かなり国内荒れていたんで、もしかしたらもうベネズエラ戻れないかもしれんみたいな話とかね聞いて、ああなんかいろんな情勢があるんだみたいな、しかもベネズエラの人と会ったこととかってほとんどなかったんで、初めて知ったところですげえいろんなこと聞いたなーというような印象だった。
でなんとなくこういう宇宙開発っていう面に携わっていく国の方針をグって持ってけるのって、ある程度安定した情勢というか国勢というかそういったのが重要になってくると思っていたので、けどやっぱそれを飛ばしてでもというか、
それでもここに旗を立てることがどれだけ意味があるのかっていうののバランスもあるかもしれないなと思っていて、それだけ宇宙開発が注目されているポイントなのかなっていう、そんな見方もできると思いますね。
とにかくアルテミス計画に比べると先進国っていうよりはこれからどんどんまた伸びていきそうな国々が並んでいるっていうのがこの中国とロシアのミッションのところに賛同してきていて、最終的には50カ国の参加を目指すというふうに言っている。
だからアルテミス計画とやっぱり逆行するような勢力にしていこうというところが目標値からは垣間見えてくるかなと思うんで、これからも中国の実効力、これまでいろんなものを成立させてきたわけですから、きっとこう月面基地っていうのも成功させてくると思うんですよね。
実際もう宇宙開発先進国と言っても全然何の違和感もないぐらい、やっぱ中国のパワーってすごいので、これからの部分にちょっと注目していきたいなというところを思っております。
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はい、ということでじゃあ今日は月面基地を、昨日はアメリカ目線で見て今回は中国目線で見ていくっていうそんなお話しさせていただきました。
明日、明日は日曜日なので日曜特集ということで今週1週間の宇宙の話を振り返っていきながら、今こう進んでいるありえない宇宙、宇宙話の書籍が第1弾ですね。
こちらがどんな感じなのかお話ししていきたいと思います。先日なんかコラムのインタビューとかしてきたんで、そんなお話をしていこうかなと思っております。
ぜひ楽しみにしておいてください。 アフタートークです。はいじゃあ一つコメントを紹介していきたいと思います。リスナーネームはるこさんからいただきました。
何年か前に月の土地を買いました。照明と月の地図、自分の土地の場所はわかるやつあるんですけど有効なのかな?住めますかね?笑っていうコメントいただきました。ありがとうございます。
ねー流行りましたよねあれ。めちゃめちゃ流行ったし、ポッドキャスト聞いてくれてる人結構思ってますよ。もしかしたら宇宙話のリスナーの皆さんの中に、ハッシュタグつけてくれてる皆さんの中に、はるこさんの隣人がいる可能性はありますよね。
でもこれやっぱすごいビジネスですよね。一個なんか3000円ぐらいっていうなんか嘘だとわかっているようなそんな気もするもので払ってもまあいいかなと思うぐらいだし、なんかプレゼントとしていいじゃんみたいな話とかもありましたしね。
ただ、誰の土地なのかっていう話があると、うーんって感じがしますよね。だから誰が誰の土地だと思って誰が所有権を示して誰がそれを分配しているのかみたいなところになってくるんで、今後の宇宙開発が進んでいったときにこれがなんか世界中のムーブメントとして発生して、
市民権を得る可能性もなくはないのかなみたいな。だからはるこさん絶対それ手元に置いていかなきゃダメですよ。まあ有効だったらマジで面白いんで、ぜひ月面に家を建てて僕を招待してください。よろしくお願いします。
いやーこれ持ってる人たくさんいるんじゃないかなぜひね他にも持ってる人いたら教えてほしいですけど、こういう商売したいですよね。
したいなぁ。それで宇宙話の資金源とかにして、宇宙話を宇宙から配信するという目標と日本一っていうところ一気にかっさらっていきたいなと。勝手に夢見ながらこんなコメントを見ていました。ありがとうございます。
はいじゃあもう一つ、あ15分なっちゃった。もう一つね、いくつかコメントいただいてるんですけど、リスナーネームスモールパグさんからいただきました。
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すっかりオリオン座の季節になりましたね。この星座がどんどん早い時間に見えるようになると秋だなーって感じがします。
めっちゃ神々になっちゃいましたけど、そう先日あのー小笠原?だっけ?伊豆大島かあれ?ですよね。に行って星がめちゃめちゃ見えてますみたいな話をあのイプシロンさんがしてくれたと思うんですけど、
あのイプシロンさんもオリオン座夜中だったら見えたよみたいな話してくれてたんで、もうオリオン座の季節なんですね。やばいっすね。
冬になっちゃうなーっていう感じはしますけど、夏終わるの早かったなー。
わかります。みんな多分オリオン座で一気に季節の移ろいを感じるっていうのは僕も一緒なんで、
まあここから涼しくなってきていろんな天体観測できるタイミングになってると思って、前向きに夏の寂しさを忘れて皆さん頑張っていきましょうというところで今日は以上にしていきたいと思います。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Xのハッシュタグ宇宙話、またスポティファイのコメント欄、
YouTubeのコメント、ボイシー、何でも何でもアップルポッドキャストのレビューですね。何でもお待ちしております。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
