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2022-02-23 12:07

505. SpaceXのロケットコスト削減は再利用じゃない!?

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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、SpaceXが打ち上げるロケット、ロケットの値段に革命を起こしたと言われていますが、
実はその原因というのが、繰り返し使える再利用ではなく、別の要因であったというお話をしていきたいと思っております。
でですね、これ、なんか最近改めて調べたからこそ、ポッドキャストでお伝えしたいなと思っていて、
大元は、ホリエモンロケットとか言われているInterstellar Technologiesの代表の稲川さんがやられているノートで書かれていたのを、結構何年か前に見つけていて、
で、その、言ってしまった、SpaceXのロケットの打ち上げコストのシミュレーションみたいなのをしていたんですね。
で、そうなった時に、繰り返しロケットを打ち上げるっていうところが、一体どれぐらいのコスト削減なのか。
で、それで本当にロケットの打ち上げを、例えば一声10分の1とかにできるのかとか、そんな解説をしていて、これ面白いなと思って。
実はその再利用っていうのがポイントじゃなかったっていうところ。
そんなところのお話をして、今実際に宇宙開発っていうのを牽引しているSpaceXについてのお話を皆さんにできればなと思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということでですね、毎日恒例の緊急報告させていただこうかなと思うんですが、
昨日の夜更新したポッドキャストでもお話ししましたが、今ですね、2022年2月23日というところで、
今日の夕方、立川FMのラジオに出演していきます。
リバーサイドスクエア、パークサイドスクエアっていうチャンネルになっていて、
番組の中でポッドキャストについてだったりとか、宇宙開発についてのお話いろいろしていきたいと思っておりますので、
興味がある方はぜひ視聴方法とか調べていただければ聞くことができると思いますので、よろしくお願いいたします。
このラジオに行くの2回目なので、少しは前回よりは緊張しないかなと思いつつも、
やっぱり放送とか収録するスタジオの設備っていうところが全然違うんですよね。
そのまま全般に乗ってるっていう緊張感もありますし、
言うてポッドキャストって、僕の場合は編集を全くせずなので、比較的生放送的なのに近いかなと思うんですが、
一旦配信する手続きなどをするっていう5分10分ぐらいの手間がかかってるわけですね。
そうなってくるし、僕はパソコンを置いて、その横にマイクを接続でポチッとつけて、それで喋ってるだけって感じなんですけど、
やっぱ音楽が流れたりとか、それこそ周りにいろんなレバーみたいなのが付いてる機械を置いてあったりとか、
03:00
なおかつ一番僕的にはテンション上がるのはサテライトスタジオって言って、駅前の商業施設の中にガラス張りのところで収録するっていうところなので、
やっぱりいつもと違う環境で音声の配信っていうのができるところはすごい楽しみだなと思っておりますので、
もし興味ある方だったり、奇跡的に立川の近くにいるなんていう方は、
そのガラス張りのところを覗きに来ていただけたら非常に嬉しいなと思っております。
だいたい放送が17時からなので、17時半ぐらいから出るのかなと思いますが、
そのあたりはツイッターかなんかでお知らせしていきたいと思っております。
そんな感じでですね、ポッドキャストを頑張ってたり、宇宙ビジネスの中でいろいろ仕事したりとか、
そういう中でこういうチャンス回ってくるのは非常に嬉しいなと思うので、
次につながるように頑張っていきたいと思います。
皆さんから応援のメールだったりとか送っていただけると、また僕次呼んでもらえるかもしれないので、
ぜひよろしくお願いいたします。概要欄にリンク貼っておきます。
ということで、早速今日の本題を紹介していきたいと思います。
今日の本題は、ロケットの打ち上げ価格に革命を起こしたと言われているSpaceXのロケットの費用。
これがですね、なんでそんなに価格が下がったのか。
ここって再利用ロケットがすごく注目されているんですけど、
実はそこではないというようなところの計算についてお話ししていきたいと思っております。
今回紹介するのはSpaceXで使っているファルコン9と、
あと今現在実験段階で今後数十人、百人とかのレベルで宇宙空間に人を届けていく
超大型ロケットであるスターシップだったりとか、
そんなところのコストのお話をしていこうと思っています。
今回のお話はインターステラーテクノロジーズの稲川さんが書かれていたノートを元に参考にしておりますので、
もっと詳しい話を見たい方は、ぜひ概要欄から飛んでみていただけたらと思います。
全然面式がないので勝手に宣伝みたいになってますが、全く何も頼まれておりません。
早速お話ししていこうと思うんですが、まずSpaceX、こちらさすがに皆さんご存知かなと思います。
今年に入ってからもロケットの打ち上げっていうところの様子が何回も紹介されていたかなと思います。
もちろんロケット打ち上げで、前澤さんが今後月に行くときのロケットだったりとか、
あとはそもそもNASAの宇宙飛行士だったり、日本の宇宙飛行士もSpaceXのロケットで国際宇宙ステーションに向かって、
なんていうところをしていたので、宇宙開発の民間企業の中ではその業界を牽引しているといっても、
全然大げさではない、そんな会社になっています。
SpaceXで主に事業の柱になっているのは、ロケットの打ち上げ、今日お話しする部分と、
たびたびご紹介しているスターリンクと呼ばれるプロジェクト、そして将来的には宇宙旅行だったり、
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そういったところが売り上げの柱になってくるんですが、
じゃあなんで、今宇宙企業がいろいろ出てきている中でロケット開発っていうところで名を挙げることができたのか、
っていうところで言うと、よくニュースとかで取り上げられたり、特集で取り上げられたりするのは、
価格破壊を起こしたっていうところなんですよね。
これって今まで本当に数百億とか、百億ぐらいですかね。
かかっていた打ち上げ費用とかっていうところをガクッと下げることができたっていうところが、
非常に注目度が高いポイントであったと。
で、その価格が下がったっていうところをどうやって実現したのか、
みたいなところに合わせて紹介されるのが、やっぱりロケットを再利用することで、
コストをどんどん下げていけてるっていうようなお話をされるんですよ。
僕も最初の方はそれを信じていたんですけど、実はそうではないというところが、
いろんなところで言われていて、プラスで今日ベースにさせていただいている
インターステラーテクノロジーズの稲川さんの記事で、
数字を見て納得したというような感じなんですね。
具体的に、例えば打ち上げ費用を10分の1とかにすることができました、
っていうようなのが達成したというところになったら、
どうやって10分の1にしたのか。
繰り返しロケットを使うところで削減できるコストについてのお話なんですが、
一般的な大きさのロケットとしてファルコン9っていうのが
SpaceXの製品としてあるんですね。
そのファルコン9っていう一般的なロケットについては、
なんとですね、7回打ち上げを繰り返して行ったところぐらいで、
ようやく再利用の効果が出てくると。
つまり、7回までは今まで同様の使い捨てロケットの方が
費用が抑えられるっていうことが分かったんですね。
これ理由っていうのが、もちろん開発費用もかかっておりますし、
あとはロケットを打ち上げてその後回収するってなった時の
回収コストとかもろもろかかったりするんですよ。
あとは着陸の時にロケットを逆噴射させて停止するみたいなことをするわけですから、
普通に打ち上げるロケットよりも燃料を積まなきゃいけなかったりとか、
そういういろんなバランスがあったりするわけなんですけど、
それによって結局削減できるコストって何か数パーセントずつになっていて、
7回ぐらいを超えてきたところで、
より経済的なロケットだというふうに判断することができるらしいんですね。
例えば20回使い回した時にどうなるかっていうと、
20回使い回した時点でだいたい20回使い捨てのロケットを使った時の
コストの削減率は10%ぐらいのコスト削減ができるっていうところで、
僕的にはそんなできないんだって思いました。
これはもしかしたら人によって感覚違うと思いますし、
1回で何十億っていう話になってくると、
09:00
10%でも大きいじゃんってなるとは思うんですが、
たびたび紹介されるその一桁下げたとか価格を、
そういったところにはちょっと直接的には起因しづらいなっていうようなのが、
正直な感想としてありました。
さらに巨大な大型ロケット、巨大ロケットのスターシップって呼ばれるもの、
これは今着陸とか諸々の想定を実験として行っている段階ではあるんですけど、
これについては今実験段階で運用されていませんが、
2回目から使い捨てよりも効率的、経済的になると。
20回使い回すと70%のコスト削減になるっていうところなので、
ここは結構納得感のいく数字かなと僕は思いましたね。
ただこれ今現在実験段階なので実用に至っていないと。
つまり実用に至っている中で今までそういうコストがものすごく改善されたっていう話って、
ファルコンラインをベースに語られてるはずなんですよね。
なのでこのポッドキャストを聞いている方にはスペースXのロケットの費用削減っていうところが、
使い捨てっていうところが大きな起因ではないというところだけ覚えておいていただきたいなというふうに思っております。
じゃあ一体どんな要因でコスト削減っていうのができたのかっていうと、
これエンジン開発っていうところが一番鍵になってるというふうに言われています。
一般的なエンジンでいうと1機のコストが6億円から7億円ぐらいかかるっていうふうに言われていたとしたときに、
ファルコンラインのエンジン一つのコストっていうのはだいたい4千万円から1億円程度っていうふうに想定されるみたいなんですね。
これはもちろん正確な数字ではなくてあくまで予測ではあるんですが、
最大で10分の1以下ぐらいの精度になると。
エンジンは基本的に1機だけじゃなくて、
スペースXの動画見ても3機とか、あとは6機とか載せるところもあったりするので、
そういったところを考えると、ここが一桁打ち上げ費用を下げるっていうところに大きく起因しているといっても、
大げさではないんじゃないかなというところになっています。
なのでですね、いろいろお話ししましたが、数値とか書きましたが、
最終的にお伝えしたいのは、スペースXが価格革命を起こしたっていうところの要因は、
実は使い捨てっていうところから再利用に変わった部分ではなくて、
エンジン開発っていう根本のところで革命を起こしていたというような、そんなお話をさせていただきました。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しております。
この後、ラジオ出演していきますパークサイドスクエアに、
ぜひ応援だったりとか感想のお便りいただければ、
次の番組盛り上がったりすると思うので、ぜひよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。
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明日はラジオの感想とか話そうかなと思います。さようなら。
12:07

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