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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回はスペシャルコラボというところで、宇宙兄弟コラボ第2弾を編集を担当されている中山さんとお届けしていきたいと思います。
で、昨日はこう、どんな感じで宇宙兄弟の編集入ったんですか?みたいなところからいろいろ話してたんですけど、今回は僕の好きなエピソード、なんかこういう流れ好きだったなっていうところ、もちろん太陽フレアとかも入ってますね。
で、これが僕がこう、宇宙素人から宇宙の研究者になるっていうところの流れで、読み方が変わってるっていうのに、気づいてるようで気づいてない部分が結構あったと。
で、これを中山さんに指摘されて、あ、確かに、みたいな、ちょっと気持ち悪いオタクみたいなところになってる様子もちらほら出てくるので、こちらぜひ楽しんでいただけたらと思います。
佐々木亮の宇宙話、これ今、僕聞きながらすごい思ったんですけど、科学的な描写が正確に描かれてるところが、僕的にはすごい現実味があるなと思って、途中から読んでたんですけど、普通の人からしたら、むしろあそこすげーファンタジーに見えてるのかなって、ふと思って。
そうですよね。実際にそこが本当に合っているかどうかは、専門家の方しかわからないので。
いや、今めっちゃ思いました、それ。
学生の高校生宇宙教材、なんか面白い漫画として読んでた佐々木さんは多分、そこを深く気づいてなかったと思うんですよね。
確かに確かに。
あの頃の佐々木亮はきっと。
もういないですね。
いないな。
そっか。いやもう伝えたいな、それは。本当にすごくて。
逆にそこがすごいって今、専門家の方に言ってもらえると、宇宙教材ってそこも本当のことを描いてるんだっていう驚きになるので、佐々木さんにはぜひどんどん言っていただいて。
分かりました分かりました。
宇宙教材ちゃんと描けてるよ、アンバサダーになってほしい。
いやそう、マジでそうなんですよ。なんか好きなエピソードとかにも結構つながるんですけど、やっぱ太陽フレアの話が出てきたときめっちゃワクワクして、
読み始めたときはその研究してなくて、で研究し始めたのが2010、どのぐらいだ?2016年とか2015年かぐらいってなって、そのときは多分まだむったは宇宙教材のこのストーリーの中で太陽フレアの劇に面してないんですよ。
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そうですね。2017、8ぐらいだった気がします。
そうなんですよね。
で、ただ、日本って結構太陽フレアの研究者の人めちゃめちゃすごくて、世界の太陽の研究を牽引してるぐらいの感じなんですよ。
で、けど、その一方で僕がやってたのって太陽以外の星。
はい。
太陽以外の自分で光ってる光勢で起こるフレアを研究してたんですね。
うんうんうん。
で、だからそれになるともう世界中で見てもめちゃめちゃマイナー分野みたいな感じがあるんですよ。
あー、確かに。
だから、なんかこう、業界の隅でなんかコチョコチョやってる感覚も若干あって、面白いなと思ってやってはいるんですけど。
メジャー分野じゃないよなと思いながら、友達に話すにしても太陽フレアを例に出そうとしても全然そんな無理じゃない。
太陽フレアも。
そうそうそう。
っていう気持ちで、2年ぐらい研究してた時に太陽フレアの描写がいきなりドンって現れて。
はい。
もう研究モチベ爆上がりみたいな。
もしかして、太陽がアップになって燃えてるような雰囲気で、これフレアだって気づいた人ですか?
あ、そうですそうです。
知ってない状況だったじゃないですか。
あ、そうですね。
あ、あそこで気づいていらっしゃったんですね。
あ、そうですそうです。あ、確かにそっか。
なんか暗号のような会話してますけど。
えーと、何巻で。
何巻だっけな、29巻。
ちょっと手元で開きますね。
あーこれだこれだ。
29巻の最初の、最初のエピソードだから、えっと269話か。
269話でシャロン月面って問題のアンテナのお話してて、宇宙天気予測センター。
あ、そうですそうですそうです。
あ、これどうしたこれ出てるよなーの、出てるよなーが何か普通わかんないじゃないですか。
はいはいはいはいはい。
何のことやって思うけど、この太陽の描写で何か出てるでわかってた人ですね。
あ、そうです。で、このエピソードの最後で太陽の黒点に。
黒点のドアアップ。
はい。
なった時に、あ、来るなみたいな。
えーすごい。
研究者の人はわかるんだ、やっぱり。
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そっか。
これ読者は何か太陽アップになったぞーって思うと思うんですよ。
あー。
私もこの時はまだ太陽フレアのこと調べだして、小山さんとその黒点で爆発が起こるんですよってぐらいのお互い知識の時に、
じゃあこれから太陽フレア描いていくことになる。
その段階で小山さんがこういう描写を描いたので、私は結構もうドキドキしてましたね。
まだ全然知識がないのに始まってしまうって思ってましたね。
あ、そっか。
いや、あ、そうなんだ。もう全然何の違和感もなく、あ、フレア起こるなと思いながら読んでましたね。
出てなかったんだ、そのワード。
しかもまだ今太陽フレアの地理に一緒にすごく監修してくださった方が、国立極地研究所の片岡龍穂さんなんですけど、片岡さんにもたどり着いてなかった時ですね。
え。
すごい、その場でよく踏み切りましたね。
いつもなんですよ。踏み切ってますよね。
作家の直感みたいなのがあるんですかね。これで。
そうかもしれないですね。この太陽フレアというテーマが面白いと思ったんでしょうね。
はいはいはいはい。あ、そうなんだ。
私も焦るというか、この後も太陽フレアが爆発することを描いていくって思ったので、
そこから、まずジャクさんの普段監修してくださっている方に、僕たちの太陽フレアのことは詳しくないっていうのは聞いてたので、
他の方に聞かなきゃと思って、国立天文台の平松さんにシャドン月面天文台の建設の相談してたので、
はいはいはい。
そこから太陽フレアに詳しい方、周りにいらっしゃいませんかって聞いたら、
畑岡さんのお名前を挙げてくださって、メールでつないでくださったんですよ。
なるほど。すごい。あ、そうやってつながっていくんだ、そもそも。
そうですね。そこにたどり着くまでにもちょっと、畑岡さんにたどり着くまでにもすごい苦労してて、
はいはい。
偶然、会社の合宿で宗教大のこと考える合宿を4人ぐらいでしてて、それが延山天文台の近くだったんですね。
あー。
偶然。延山天文台の近くのホテルで考え事してたら小山さんから電話かかってきて、
太陽フレアのこういうこと知りたいって言われて、分からないってなって、延山天文台近くにあるし聞いてみようかってなって、
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そこに聞きに行って、こういうこと宇宙兄弟っていう漫画で調べてるんですけど、太陽フレアに詳しい人いらっしゃらないですかって聞いて、
そこでも職員さんが急遽出てきてくれて、
はい。
時期嵐とか起きた時のそのグラフ?
グラフを描きたいけど、どういう風な波になるのか全く分からず、
コロナ失業方針だっけな、それのグラフをこの場でどういう動きになるか教えてくれませんかって言ったら、
なんか見たことない、私たちが考えてたグラフじゃない曲線のグラフが出てきました。
めっちゃあれなんですね、足で裏取りしに行く。
足で、偶然だったんですけど。
面白そう。
こういうことはやっぱり天文台の人知ってるんだってなって、またそれも平松さんに聞いて片岡さんに辿り着いたって感じでした。
学園みたいですよね、学園で。
確かに確かに、ヒントかき集めていって。
辿り着くみたいな。
面白。
そうなんだ、いやでもあれは僕の研究モチベを相当上げてくれたエピソードだったんで。
佐々木さんに辿り着いてたかったですよ、その時。
いやいやもうその時はあれですか、大学の学部で研究終わって、大学院でちゃんと研究し始めたぐらい。
はいはい。
の時なんで、もう何にも喋れないですよね、その時なんて。
第2弾、ここまでというところでいかがでしたでしょうか。
僕のこの熱量というか、見方気持ち悪いなっていうところ伝わりましたかね。
まさか太陽の絵だけ描いてあるところで、太陽フレアが起こると思っている一般の読者はいないというところの指摘は、
なんかこれね、収録終わった後に中山さんとあともう一人担当の方と話してたんですけど、
これ研究者あるあるっぽくて、僕研究室でそこのエピソードを多分後輩かなんか横に座ってる後輩に渡して読んだ時に、
そいつも顔を上げたんですよ。
え?みたいな。太陽フレア起こるやんみたいな。
そのぐらいのなんかこう面白いエピソードだったなっていうところはちょっと印象に残ってる部分ですね。
次回は第3弾というところで、中山さんのお気に入りのエピソードを聞いていったりだとか、
あとは僕が読み返した時に、実はケンジ、登場人物のケンジいますね。
ケンジのあるところに気づいてしまった、なんていうところのお話もしておりますので、ぜひ次回も楽しみにしておいてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。