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2021-02-26 12:59

140. 星のタネを発見!?しかも双子だと!!なハナシ

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今日は電波望遠鏡で見つけた星のタネのハナシ。

しかもそいつが双子だったっていうんだからまた不思議。

電波天文学ってやっぱすごいなー。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙ばなし。普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、電波、電波望遠鏡を使って、星のタネっていうのが初めて見つかった、そんなお話をしていきたいと思います。
今日のお話は、前々回ともう1回前とかで話した、電波望遠鏡を使った研究のお話で、
星が生まれる直前、星が星として認識される直前の星のタネみたいなのが、なんと観測で初めて発見されたというところで、
また、星の進化について新しく研究結果が出てきた、そんな面白いお話をしていきたいと思いますので、
ぜひ最後までお付き合いいただければなと思います。よろしくお願いいたします。
といったところで、毎日恒例の活動報告、緊急報告になりますが、
今日もですね、休みを取るわけでもなく、研究室に行き、研究をしていた感じになります。
全部白論が終わったからって解放されると思いきや、またさらに研究会の予定が入り、
今後、がっつり発表しなきゃいけないタイミングが、あとこの1ヶ月で4回、5回、5回かになりました。
結局多分3月いっぱいいっぱいまでそういうことがあり、
それを終えて気づいたら、また次のところに移動するといった感じになって、
もうちょっと3月ゆっくりできるんじゃないかなと思ってたんですけど、なかなか難しいようです。
ただ休みます、無理やりでも。ということで、どうにか緊急事態宣言が終わってくれたら、
ちょっと出かけたいななんて思っているところなんですけど、
今日はですね、大学に行って、後輩の修士論文の発表会がありました。
これはですね、修士課程の最後を飾る、自分が先週まで、今週の頭科まで追い詰められていた博士論文と同じぐらい全力で取り組んでるものになるわけなんですよね、
修士の学生が。やっぱりいろんなほかの研究室の発表とかも見れるんですけど、
やっぱりどれだけものを噛み砕いて人に説明するのか、みたいなところはやっぱりめちゃめちゃ重要なところだなと思っていて、
うちの研究室はそこら辺がかなり厳しくてですね、全く専門外の人に伝わらなかったら、
それはもう自分が理解できていないも同然だというような状況を言われたりするので意識するわけなんですけど、
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やっぱ難しいんですよね、他の分野の研究って。
で、それと同じようなことがこのポッドキャストで起きてしまうと、本当に宇宙って難しいじゃん、やっぱ無理じゃんみたいな話になってしまうので、
そういったことはやっぱり避けれるような言い回しであったりとか、どれだけ噛み砕けるかみたいなところは、
ポッドキャストの方にもっと意識しなきゃいけないなぁなんて聞きながら、中止論文を聞きながら思っていた、
もう完全にポッドキャストフリークト化している状態でございます。
で、研究室の後半も無事発表が終了して一段落してそうだったので、良かったなと。
自分の収支の時を思い浮かべるとこんなにガッツリできてたのかなぁなんて思いながらおりました。
それでそういうことをしつつ、それ以外の時間は他の学生ですね、
研究室の学生に色々解析の手法だったりアドバイスだったりをしてといった感じで、
今日は結構人のために動いた1日だったかなと思いますね。
そういう日があってもいいかなと思います。
白紙論文で本当に自分のことばっかりやって、人のことは1ミリも見ないといった時期を過ごしていたので、恩返しをしていきたいと思っているところですね。
とりあえず白紙論文終わった土日はゆっくり過ごしたいと思います。
ポッドキャストはちゃんと毎日更新しますので、ぜひ週末もよろしくお願いします。
といったところで毎日更新の報告は以上というところで、
今日の本題は、星の生まれる直前の種を見つけることに成功したという研究結果を紹介させていただきます。
こちらですね、今週の頭2月の22とかに出ていた論文になるんですけど、
なんと宇宙筐体をきっかけに進めてきたこの電波望遠鏡っていうところを用いた研究を今回は紹介するといった感じになりますね。
しかも結構このポッドキャストで、星がどうやって生まれるかっていうお話してきたと思うんですよ。
ここでもまた簡単に話をしておくと、星っていうのは宇宙の中には塵とかガスとかそういった類のものっていうのは結構浮遊してるんですね。
で、そいつらが周りのアンバランスさとかで塵とかガスがすごい固まってる領域が存在するようになると。
そうすると、そういうところでお互いにその塵とかがくっつき合って、
そのくっつき合ったガスがだんだんさらに大きさを増していって、
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真ん中である程度の大きさになるとそれが星として誕生するといったのが、いわゆる計算的な研究とかで予測されてきた流れになるんですね。
そういうふうにできるだろうと言われていた中で、
今の話をしていると、真ん中で星ができるといった状態のときって、実はその周りにもガスとか塵っていうのがすごく存在していると。
結構な量周りにいるんですよ。
そうなるとどうなるかっていうと、人混みのど真ん中で何が起こっているかわからないみたいな状態で、
私たちが目で見える光でその領域を見たところで、真ん中でどうなっているかっていうのはわからないわけなんですよね。
完全に塵とかでガスとかで遮られてしまっているので。
ただ、これを少し光の種類を変えてあげる。
今回の場合だと、電波望遠鏡っていうのを使ってあげると、
なんとその星ができる最初の真ん中の部分っていうのを透視する。
透けて見えるようにすることができるっていう特徴を持っていると。
これが電波望遠鏡のメリットの一つになるんですね。
ワンプオブチキンの天体観測みたいな感じで、見えないものを見ようとする望遠鏡。
これ実は電波望遠鏡なんですね。
そんな感じで、星が誕生するガスの中を覗くことができると。
そんな感じで、性能のいい電波望遠鏡っていうのを使って、
星ができそうなガスの塊っていうのを調べてあげたと。
今回調べてあげた天体はオリオン座の真ん中の3つ星が連なっているところの脇にある。
そんな星を今回は観測してあげたと。
そうすると、その塵とかガスとかに囲まれた中にですね、
星の種になっていそうな光を発する領域っていう構造が今回初めて発見されたと。
しかもそれが2つ近くでそのままポンってできている状況が、
その塵とかガスの中で見つかったんですね。
これは電波望遠鏡だからできることであり、
なおかつ今回使ったチリにあるアルマ望遠鏡っていうやつを使ったことによってうまくいったと。
アルマ望遠鏡っていうのは世界最大の電波望遠鏡の一つになっていて、
ちっちゃい望遠鏡いくつかガーって重なってるような、
画像で見るとすごい迫力が伝わるんですけど、
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非常にポッドキャスト向きではないと言ったところで、
気になる方はググってみてください。
アルマ望遠鏡です。
そんな感じでガスの中に2つ光の種っていうのが見つかったと。
つまりですね、これは太陽みたいに1つ単体でできる星の種ではなくて、
なんとそのガスの中には2つ、つまり太陽みたいな星が2つその後ぐるぐると回っていくであろうと予想される種が見つかったというところで、
これがかなりインパクトのある研究結果として今回論文で報じられてるわけなんですね。
で、この1つ単体でできる星よりもやっぱり2つセットでできる星っていうところの進化過程っていうのはより複雑になってくるので、
今回こうやって観測的にその双子の星が見つかったっていうのは非常に有意義な将来すごい役に立つ研究結果だったなと思い今回は紹介させていただきました。
簡単に最後イメージすると卵、卵って殻がなってると中の黄身がどうなってるか全然わからないじゃないですか。
その一方で違う光で見てみると中の黄身がどうなってるかわかるようになった。
その黄身が今回なんと双子の黄身が2つある双子の卵でしたよ。
そんな感じのイメージのお話だなっていうので、今日の話を振り返っていただければと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、ぜひもともとのPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
それではコメントを読み上げさせていただきます。
Twitterネームのすさんからいただきました。
こちら1週間前、2週間前ぐらいにコラボ配信させていただいた方ですね。
ラジオの内容と関係ないけど、りょうさんの話すテンポやBGMなど聞き心地が良くてどんどん聞いてしまう。
純粋に宇宙が好きだからかもしれないけど、というコメントをいただきました。
ありがとうございます。
そうですね、実は私普段話してるときはもうちょっと声も高いですし、もうちょいガツガツ喋ります。
ただやっぱりポッドキャストっぽさというか、やっぱり皆さんに安心して宇宙の話を聞いていただきたいので、こんな感じでやっておりますがいかがでしょうか。
皆さんもちょっと声への感想をなっていただけると嬉しいです。
それではもう一つだけ読み上げさせていただきますかね。
12:02
もう一個読み上げます。
Twitterネームホンマさんからいただきました。
毎日楽しく聞いてます。宇宙の話も面白いけど、同じくらい近況報告も楽しみにしています。
このポッドキャストを聞いてみんなももっと宇宙とか自然科学に興味を持ってもらいたい。
10分ほどなので移動中とかにおすすめですよ。
というコメントですね。ありがとうございます。
皆さんに言っていただけるこの近況報告。
これやっぱり白紙論文でどれだけ追い込まれてたか。
しかもその追い込まれている様子、多分皆さんにエンタメとして届けられていたというちょっと嬉しさもある感想ですね。
ありがとうございます。
ぜひホンマさんの友達にも伝わってくれると嬉しいです。
それではまた明日もお会いいたしましょう。
さよなら。
12:59

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