タイラー 見たことないんで。
あれはね、高校3年生の頃にあった怖い話なんですけれども。
3年生の終わり頃、僕は推薦で受かったんで一足先に受験が終わって。
タイラー ああいいですね。
それがだいたい11月ぐらいだったかな、受験が終わったのか。
ちょっと早い。
で、まあ暇だったんですけれども、周りはみんな受験センター試験とかね、ちゃんと受けて。
タイラー ああそうだね、11月なんでもう。
そう、バリバリ忙しい時期だったんで、まあ友人を誘うわけにはいかないと。
タイラー そうだね。
思ってですね、まあちょっとしばらくこう一人でいろいろ遊んだりしてたんですけれども、それもだんだん飽きちゃって、ゲームとかも。
タイラー うんうんうん。
何すかーって思って、ツイッターを始めたんですね。
タイラー すごいよね。ツイッターってそうやって始めるもんじゃねえから。
違うか。
タイラー あれ動機が、動機が暇つぶしの人間いねえだろあれ。
あ、そうなんだ。
タイラー どうなんだ、わかんないけどね。
いや、もともとそのリアルなアカウントとかは持ってたの。
タイラー ああ、そういうことね。はいはいはい。
そう、リアルなアカウントはもともと持ってたんですけれども、まあそっちはあんまり動かしてなくて。
タイラー うんうんうん。
タイラー で、まあ暇だなーって眺めてたときに、なんか雑談アカとか作って、
タイラー もっと全然知らない人とちょっと話してみようかなみたいな。
ああ、いいね。
タイラー そう、そういう感じで新しく別のアカウントを作ったわけですね。
本当にSNSの使い方なんですね。
タイラー そう。で、まああの、いろんな人をね、こう適当にフォローしてって、
タイラー で、まあそっからはもう毎日死ぬほどツイートしてたんですね。
すごいね。それどれぐらいしてるもんなの?
タイラー ああ、えっとですね、ツイートしすぎると、ツイッターって制限がかかるって知ってます?
ああ、まあ大噂には兼ね兼ねですね。
あの、自分がかかったことはね、1回あるかなぐらい?
タイラー うんうんうん。
タイラー かな。
タイラー そうで、それがもう何回も何回もかかるぐらいにはこうツイートして、
タイラー で、それが嫌だから、そのうちサブアカウントを作るっていう。
ああ、そういうこと?
タイラー あの、それぐらいにはなりました。あの、非難赤っていうのがあるんですよ。
ああ、あるね。文化でね、非難赤っていう単語。
タイラー そうなの。あっと非難赤みたいなのがある。
あるある。そういう意味なんだ。
タイラー そうそうそう。それをね、作って、それで毎日死ぬほど他の人とツイートしたりして。
すごいね。それあれなんだ。結構知らない人ともガンガンそれで話していく感じなんだ。
タイラー ああ、そうですね。僕は知らない人の会話の中にガンガン突っ込んでいくタイプなんで。
やばい奴やん。
タイラー そう、なんか突然現れるみたいな感じで仲良くなっていくみたいな。
へえ。
タイラー まあ、そんな中で、特に絡んできてくれた男女がいてですね。
はいはいはい。
タイラー で、まあ、その二人は結構子さんで。子さんっていうのもおかしいね。おかしいんだけど。
スイッター子さん?
タイラー いや、僕がアカウントを作り始めてフォローしての子さん。
ああ、そういうことね。やむくしアカウント子さんってことね。
タイラー そうそうそう。で、まあ、ずっとやりとりしてたんですけれども。
タイラー なんか話を聞くと、どうやら二人は一個下の高校二年生で。
うんうんうん。
タイラー で、その二人っていうのが元々地元の知り合いらしくて。
ああ、なるほどね。
タイラー そう。で、さらになんかびっくりしたのが、やむくしの住んでるところに近いところの学校に通っている。
ああ、すごいね。
タイラー そう、SNSで知り合う人ってさ、基本的に県が違かったりするじゃん。
ああ、もうそもそもね、そういうもんだからね。ソーシャルネットワークですから。
タイラー ソーシャルネットワークですから。
そうそうそう、だからね。だから県が一緒どころか、地元も結構近いみたいな。
タイラー ツイッターやってると思ったら地元だった話でしょ。
そう、地元だったわみたいなね。そう。っていう感じで、なんかこう意気投合してですね。
あの、話の弾みで、三人でリアルに集まらない?みたいな。
タイラー うん。だって向こうの二人はもう元々友達とこだもんね。
そう、友達で。
タイラー だから、やむくしだけがそこに入っていこうという。
そうなんですよ。
タイラー はいはいはい。
ゼットの人と会うのって僕初めてで。
タイラー うん。
だからね、やっぱりほら、インターネット上の人たちのことをあまり信用しちゃいけないとかってさ。
タイラー そうだよ。
ね、僕らの時はさ、すごい言われてたじゃん。今もなのかもしれないけど。
タイラー いやー、一番ゼットとの隔たりがある部分だろうな、きっとそこが。
そうかもしれないね。
タイラー うん。
だから、集まるって聞いた時に、ちょっとどうしようかなって思ったんだけど。
タイラー うん。
タイラー まあでも、この二人ならいっかって思って。
ああ、そうだね。それはあれだろう。
タイラー うん。
あの、どれぐらいなの?知り合って。
タイラー 知り合って、でも1、2ヶ月ぐらいかな。
タイラー ただそのやりとりの頻度が結構すごくて、ほんとに。
ああ、そういうことね。1、2ヶ月だけど、もうずっと話してるからってことね。
タイラー もうなんか1年ぐらいの中。
例えば親の機嫌が悪いとご飯抜きになったりとか
あーきつい話だね
あとは文献っていうのが決められてたらしいんですけれども
それを破ると結構酷い大罰があったりとか
普通に虐待のやつだね
普通に虐待だよね
まあそういういろいろがあって
で結局その警察座帯になってですね虐待が発覚して
母親はその今接触禁止処分をくらっている
そうだよかったよかった
だから今はその親戚の家に住んでるらしくて
でそれがその文献が特にね今でもトラウマらしくて
文献近くに近くの時間にその家にいないとちょっと不安になっちゃうらしい
あーなるほどね
まあすごい急に重たい話きたなーとか思いつつ
まあそうだね
彼女をちょっとこうなだめて落ち着かせたんですね
でだいぶ落ち着いてきたから
まあじゃあちょっと体にも悪いし早めに帰った方がいいねみたいな
まあじゃあ暗いし駅まで送っていくわって言って
2人で外に出たんですよ
あそこファミレスなの?
ファミレスです
あーへー
でまあちょっと駅まで距離があって
近道がてら住宅街の細い路地に入ったんですね
で一本道でこう家が立ち並んでいて
道幅はこう車一台ギリギリ入るぐらいの感じで
でまあ電柱とポツポツと街灯があるぐらいでかなり暗いんですよ
で歩いていると突然ユミちゃんがちょっとやばいかも
はぁ
さっきからついてきてる気がするの
ママっぽい人が行ってきて
あははは
えぇ
あの静かに振り返ると
まあ暗くてよく見えなかったんですけど
なんか遠くに人影がいる感じがしたんですね確かに
うんうんうん
でもなんかそう言われたからさ
あのこう体からじとっと汗が出てきて
まあそれはそうよね
うん
で言っちゃ悪いけどその母親って要するに
結構ヤバめな人じゃん
うーんまあねあれ
まあ要するにだって
その時にはもう警察の方から接触ダメだよっていう話になってるわけでしょ
うん警察なのかその児童相談所なのかわからないけど
あーそうだねわかんないけどね
多分その辺だと思うんだよね
でまあユミちゃんもそのすごい異常に怯えてて
で僕もすごい怖くなってきちゃって
心臓もバクバクだし
まあそうだね
でまあここで変にその挙動ったら
相手に悟られて追いかけてくるかもしれないって思ったんで
なんか気がつかないふりして
でも早くその路地を抜けたいみたいな
そうだね
でまあやっぱ背中からこうずっと視線をなんか感じる気がするんですよ
うんうんうん
であの駅にはロータリーがあって人もいたので
駅ら辺まで着いてようやくこうちょっと安心したんですけれども
うん
そこで矢吹吉気がついたんですよ
はあ
もし今もずっとつけられていて
うん
るんだとしたらここで解散したらユミちゃんやばいんじゃないかって思って
降りた時にやばいんじゃないってことね
うん降りた時かまあ乗った時かみたいな
あーそうね駅分かれた後での話でしょ
そう
うん
でそれがやばいなって思ったので
そのまま電車には乗らずに
うん
あのタクシーに乗ってすいませんちょっとあの○○駅までお願いします
みたいな感じで
おお偉い視線が効いたねそれは
ちょっとそう二つ先ぐらいの駅まで行って
でそこで帰したんですよ
おお偉いね
で自分も帰りめっちゃ怖かったんですけれども
まあ何事もなく帰れて
うんうん
ただ全然LINEが返ってこないから結構心配だったんですよ
おおLINEになってんだ知らない間にLINEになってる
あーそうそうもうあのTwitterで知り合ってその後LINE交換してって感じだったんで
まあでもあの寝るタイミングぐらいでようやくこう返事が返ってきて
であー良かったみたいな感じでその日は寝たんですね
うん
後日
うん
さとし君とも個人でこう会うことがあったんで
ほうほうほう
まあそのことをこう話したんですよ
いや実はさこうこうこういうことがあってみたいな
うんうんうん
したらなんかすごい難しそうな顔しながら
うん
いやあいつ両親仲良いけど
なるほどね
って言ってきてもう僕は固まったわけですよ
はあ
でもうなんでそんな手の込んだ嘘をついたのか目的も分かんないし
あの時のその怯えた状態っていうのが何だったのかっていうのもよく分からないし
ほうほうほう
感じで次第にそのユミちゃんが得体の知れない人間に思えてきて
はあ
鳥肌が立ったっていうあの気持ち悪いお話でした
ごめんなさいなんかオチがちょっと
そういうことね
そうちょっと弱い感じなんですけど
そういうことね
そうで結局そのユミちゃんのことが怖くなっちゃって僕は
うん
だからその後ちょっとずつこう距離を取るようになっちゃって
結局真相も聞けずそのままその自然消滅したんですけれども
今に至るってやつね
ああなるほどね
でもその状態だとさ
うん
さとし君が嘘言ってるかもしれないじゃん
そうその可能性もあるんでね
でも二人とも連絡取れなくなっちゃったからさ
いやもういいよ取らなくてそれは
取る必要はないんだから
SNSってやっぱりいろんな人がいるんだなって思ったけど
仮にユミちゃんの言ってる話が本当だとしたら
マジで壮絶な人生を送ってきたんだと思うし
そうだね
仮にさとし君が言ってることが本当だとしたら
ユミちゃんがちょっとヤバい人だったってわけだし
まあそうだしね
あとさとし君が嘘ついてたら
さとし君に何の徳があってそれやってるのかわからないしね
確かに
全てが謎のままモヤモヤに終わっちゃったんだけど
とりあえずなんか一部始終怖くてさ
まあ確かに怖いねそれは怖いわ
っていうお話でしたごめんなさい
あら怖いわね
でまああれだしね病気とかの可能性もあるしね
ああなるほど
そうそうそう要するに幻覚が見えちゃうとかさ
そういうので本当にそのユミちゃんにとっては
それが本当の世界だった可能性もあるしな
ああなるほどね
そっかその可能性は考えてなかったけど
その可能性もあるよね結構病気の人だとね
なるほど
そうそうそれこそ前にネットの話だけど
ずっと自分は魔法が使えると
物心がついた時から本当に手から水も出るし炎も出せるし
ペットはドラゴンだった
でもそれは病気でお薬を飲んだら
何もかも本当になくなって
であのずっとその魔法学校みたいなところの生徒さんとか
っていうのはもうずっと壁だったんだって
でももうだから幻覚とかそういう幻聴とかっていうのは