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2024-02-08 11:56

Adoの「ショコラカタブラ」が変える、日本の「CMソング」の形 #595

Adoとロッテが生み出した「ショコラカタブラ」が変える、日本の「CMソング」の形(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a259ff33d86874d02fa987ad817eabd8646a2c7e
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はい、こんにちは、徳里です。今日はですね、Adoさんの新曲のショコラカタブラが、なかなか面白い立て付けになってるんで、ヤフーニュース記事を寄稿してみたんで、ちょっと初の背景をご紹介したいと思います。
ヤフーニュースには、Adoとロッテが生み出したショコラカタブラが変える、日本のCMソングの形っていう記事を書いてきたんですけど、これね、結構、多分日本の音楽の歴史の中で新しい取り組みなんじゃないかなって、ちょっと誰もそういう記事を書いてなかったので、ちょっと僕が間違ってるだけかもしれないんですけど、感じてます。
これ、単純に言うと、AdoさんのYouTubeのMVのところに、ショコラカタブラがリリースされました。1月31日リリースだったかな。で、もう2日で100万再生。当然、Adoさんの楽曲なんで言ってるんですけど、このMVは、実はロッテチョコレートの60周年記念で作られたものなんですよね。
なので、プロデューサーが河村元紀さん、その君の名はとか、プロデュースでもおなじみの方がされていて、アニメの制作もトリガーさん、サイバーパンクとかダンジョン飯とか、おなじみのアニメ制作会社が3分20秒ものがっつりストーリー仕立てで作るっていう、もうなんかこういう映画があるのかなぐらいの、すげークオリティーのMVになってます。
でもこれ多分単純にこれだけで、多分この3分20秒以上のものは出てこないと思うんですよね。だからCMソングなんだと思うんですけど、CMソングなんですけど、Adoさんの楽曲としてリリースされている。
よく動画を見てもらうとやはりガーナのロゴが壁に貼られてたり、それこそチョコパイとかオアラのマーチ的なキャラクターが出てくるみたいなので、なるほどちょっとコマーシャル時代だねっていうのは伝わってくると思うんですけど、商品名を変更したりみたいなのがないんで、いわゆるやらしい、やらしいというかど真ん中CMソングではないんですけど、CMソングですね。
だからこの実はロッテ側のYouTubeにCMはもう楽曲のリリースの1週間前に実は公開されてて、こちらも100万再生と超えてるんですけど、要はなんて言えばいいんだろうな、CM存在のロングバージョンがAdoさんの方に公開されていて、CMはその60秒版、30秒版が出てるっていう位置づけなんですよね。
これね、たぶんすごい珍しいパターンだと思うんですよ。いわゆるCMソングのタイアップでフルバージョンがアーティストの方に上がってて、その一部をコマーシャルに使わせてもらうっていうのはよくあるパターンですけど、これAdoさんのMVが完全にタイアップMVなんですよね。
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これはね、あれ、日本では新しいんじゃない?どうなんでしょうね、相談です。似たような事例は結構あるよっていうのが前にも雑談でされてたんですけど、たぶん日本のCMソングでフルバージョンがヒットしたやつっていうのはだいたい後出しのパターンが多いんですよね。
英雄の桐谷健太さんの海の上とかは、最初は英雄のCM用のオリジナルソングだったので、1ヶ月間歌パストリスモ限定で配信されたのが夏とかかな。それがやっぱりリクエストが多かったんで、12月にリリースしたら大ヒットになった。
タラコタラコっていう、ソングマルキューピーのハイエルパスタソースタラコのCMらしいですけど、あれも最初のCMから2年後とかにCD化されてるんですよね。
他にもいろいろググってみたら、24時間戦えますかの勇気の印とかも、たぶんオリコンチャートで2位とかになったらしいですけど、あれもたぶん後だと思いますね。
小沢健二さんのカローラ2に乗っても、最初は1000枚ぐらいしかCD作ってなかったのが、要望に合わせてリリースしたらオリコンチャートで2位だった。
基本やっぱCMソングってCM分しか作らないから、フルバージョンの楽曲になってないんで、フルバージョンの楽曲としては当然販売することもあんまりないみたいなことだと思いますね。
最近だと浜田さんの出前館の歌とかLINEがプロモーションしてますけど、実は韓国では、K-POPではニュージーンズがここの境界線またいであるんですよね。
iPhoneのCMを作ったやつがMVにそのままなってるパターンですけど、普通にアルバムでリリースされて全米チャートの中にも入ってましたし、
ニュージーンズだとね、コカ・コーラ増しって言ったって、コカ・コーラ美味しいよっていう歌を歌うっていうゼロっていう楽曲があり、それはもう冒頭にコカ・コーラのロゴが出てくるんですよね。
楽曲のMVの中でも思いっきりニュージーンズのメンバーがコカ・コーラを飲むっていう。
これコマーシャルかなっていうのがニュージーンズのMV側に上がってるってことですね。
これはさらに過激なやつをライバルの、ペプシがニュージーンズのある意味ライバルのiUともやっていて、こっちはもう思いっきりMVはiUのところに上がってるんですけど、
あまりにコマーシャル仕立てで、お店の中でペプシが大量に並んでるシーンだったり、メンバーがペプシのロゴTシャツ着てますし、
途中でペプシのロゴが大写しになって、その曲のタイトルですけど、iWantPepsiって書いてあるっていう。
ここまでやるとさすがにちょっとプロモーションっていう中継を出さないとYouTube側も何か言ってくるのかなっていうぐらいのマーシャル動画が、これもiWのMVとしてリリースされてて、
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ニュージーンズのコカ・コーラの歌もiWのペプシの歌も韓国のチャートではちゃんと入ってるらしいですね。
だからアーティストが曲を出すときにコラボソングを一緒に作ってチャートにも入ってしまうっていうのは、
K-POPでは徐々に普通になっているのかなというか、もともとのゼロがチャートにしたのは韓国のK-POPの中でも珍しい異例の出来事だった。
チャート1位を取ったのは異例の出来事だったという記事があったので、ニュージーンズがこの道を切り開いたのかもしれないですけど、
今回のだからショコラカタブラはそれと同じパターンだと思いますね。
コカ・コーラを知ったほど商品名の連行はしてないんですけど、あくまでCMソングとして作ったものが作られたタイミングでリリースされる。
個人的には今後めっちゃ増えるんじゃないかなって気がしますね。
アドさんもめちゃくちゃヤバいMVですっていうのをくすん投稿されてましたけど。
音楽業界の方からするとちょっと最初は引っかかる面があるって感じる方も多いかも少ないかもないかなとは思いますね。
CMソングってCMソングだから、なんかチャートに入ってくるのとかって、なんか捨て間にならないのとか多分そういう議論がこれからきっと日本でもされるんだろうなみたいなのがあるんですけど。
でも個人的にはアニメと音楽のコラボってもう普通になっていて、あれはだからアニメの主題歌っていう位置づけだから別に普通だっていうふうに今馴染んでますけど。
昔はCMソングはCMソングじゃなくてアニメのアニソンはアニソンであって、どちらかというとそのチャート向けにリリースしない楽曲として特殊な扱いだったと思うんですよね。
で、それがその今はアーティストの人のプロモーションを支援する意味でもアニメの主題歌を作るっていうのは普通になってますし。
原田さんなんかはね、そのワンピースで思いっきりその劇中歌を歌として歌ってたやつもアドの楽曲としてアドのYouTubeに上がっていて、歌のイラスト込みのMVになっててみたいな結構そこの境界線をまたぎまくってるパターンのもので、その都市を代表する歌を新時代とか出した流れもありましたから。
なんかやっぱりこの音楽と企業のコラボ、今まで音楽とアニメっていうアニメ企業とかコンテストのコラボだったのの、コラボ相手がお菓子とか企業のブランドっていうパターンが今後出てくるだけって考えると別にいいんじゃないかなっていう。
まあいいんじゃないかなどころか、今回のその60周年でロッテさんがお金を大量出してくれたから、アドさんのショコラカタブラのMVがもうねアニメ制作会社と川村元輝さんプロデュースによるショートムービーのようになっているみたいなパターンはファンにとってもメリットしかない気がするんで。
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今後はこのパターン、日本でも一気に増えるんじゃないかなっていう気がちょっとしたんで、記事に書いてみました。
どうなんですかね、今までやっぱり日本のMVってどちらかというとあんまり予算がないから韓国のK-POPのMVに比べると質が高いものが作れないんだみたいな議論がありましたけど、これがありってなってくると多分そのK-POPのニュージーランド外部がゴールドペースと組んでたように同じようにブランドが自分たちのウェブムービー作りたいんだけどそれ単体で作っても全然見られないから、
それだったらアーティストをスポンサードする形でアーティストと一緒に楽曲も作ってリリースした方が、これねファンの人はMVめちゃめちゃ何回も見ますからね、この記事書いてファンの方が当然チョコレートはロッテのやつ買いますみたいなのが書かれてました。
そうなりますよね。もともとのCMっていうのはCMを企業が作って、それをテレビ広告枠を買って大勢の人に見てもらう流れでしたけど、こういうロッテとアドさんのようなパターンが増えてくると、実はスポンサーのお金を広告枠に払うんじゃなくて、まずはアーティストの活動を支援する方に払って、
それによってそれがオーガニックでたくさん見られたらいいし、それはまた広告でも露出すれば実はアーティスト側にもメリットがあって。
アーティストの主題歌のMVを作って自分たちのアニメを見てもらえるという意味でも、これはね日本の価値パターン、音楽とコンテンツとブランドの価値パターンとしてこのパターンで海外に出てくるっていうのはめちゃめちゃ重要になるんじゃないかなっていうのは勝手に思ったので、
ご紹介でした。
一方で多分これアドさんのこのシャコラカタブラはこれで多分TikTokでね、多分同時に何か仕掛けたかったはずなんですけど、実はアドさんユニバーサルなんで、TikTokに多分出せないんですよねっていうちょっとこのプロモーションとしては、
エンジンを一つ失った状態なので、これがちょっとどこまで行くのか引き続きウォッチしたいと思いますけども、でもこのアプローチは広まってほしいなと思ったのでご紹介です。
はい、こちらのチャンネルでは日本のエンタメが海外展開するのを密かに応援したいなと思っておりますので、他のチャンネルも応援していただけると嬉しいです。
はい、ありがとうございました。
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