Netflixの日本トップ、坂本さんの経歴
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ほんとブログ書いてると不思議なことがあるので、
Netflixの日本のコンテンツのトップをされている坂本さんに、なぜかブロガーの私が差しでインタビューをさせていただくっていう機会をいただきましたので、
ちょっとその時の感想を皆さんにも共有しておきたいと思います。
まあ、変な話ですよね。記事は、さすがにこの記事をちょっと僕の個人のところに書くのはもったいないので、東洋経済さんにちょっとお願いして、
寄稿させていただく形で記事を寄稿させていただいたんですけど、坂本さんという方が、この3、4年は実はインタビューあまり受けてなかったんですね。
リアルサウンドに4年前、2019年の記事があります。坂本さんがすごい人で、ウィキペディアがあるんですけど、
Netflixが日本に上陸したのが2015年なんですよね。黒船黒船って言われた時ですけど、この時に実はNetflixに入社してる人でした。
日本人入社、日本側のリーダー的に採用された人だと思いますね。
作品リストがウィキペディアに出てるんで、見ていただくとわかるんですけど、
Netflixがこの日本で話題になる過程の作品のプロデュースを全部されてるんですよね。
当然だから日本の実写ドラマのプロデュースをする前提で採用されてるのも当たり前と言えば当たり前なんですけど、
すごいですよね。ゼンラ監督をやり、今の国のアリスをやり、浅草キッドとかファーストラブをやってサンクチュアリーもやってるっていう。
なるほどっていう。この人が日本におけるNetflixの実写ドラマのポジションがどんどん広がっていったんだなっていう方ですね。
正直僕、坂野さんに話を聞くまでちょっと誤解してたなと思うのは、Netflixって黒船黒船って言うと、
Netflixって手早く映像に書きましたけど、いわゆるガーファーとかと並んで、一時期ファングっていう言われ方があって、
Facebook、Apple、Amazon、Netflix、Googleでファングっていう、いわゆるアメリカIT系企業の空中戦みたいなのの中に入ってる企業ですよね。
Netflixっていうのは欧米人ばっかり働いてて、日本はどっちかっていうとコンテンツ買ってもらう側みたいな。
悪い見方をすると、黒船に全部日本のコンテンツ買収されちゃって、日本何も残らないんじゃないかみたいな、結構批判論もあったと思うんですけど、
印象をなんだかんだ僕もちょっと思ってたなっていうのはちょっと思いましたね。
僕は収益者さんとか高団者さんの漫画コンテンツの実写画をNetflixで全部やってくれて、
ある意味ディズニーに対抗するような一大コンテンツ勢力を、
Netflix日本出版社連合、Netflix収益者とかでできたらいいなって勝手に妄想してる側の人間なんですけど、
多分そこで言ってるNetflixって僕の頭の中で多分外国人だったんですよね。
でも実はこういう日本の実写ドラマとかをリードしてたのは、実は坂本さんって日本人ですっていう。
Netflix日本法人あるんだから日本人いるよねって話なんですけど、やっぱあんま顔が見えないとちょっと忘れますよね。
坂本さんもすごいキャリアが面白い方で、元自衛隊に入ってから海外のコンテンツ制作されてたみたいなちょっと異色のキャリアの方なんですけど、
英語もできるしそのコンテンツもわかるからっていう意味でNetflixに入られてるんで、
いわゆる連携的な日本人っていうのとちょっと違うように日本のキャリアの方からすると見えちゃうかもしれないですけど、
でもやっぱ日本を本当にその、反映してるって言うのはいかないですけど、
坂本さんの日本の実写ドラマプロデュースの活動
日本のコンテンツの素晴らしさを世界に知ってもらうためにNetflixにいるみたいな人なんで、
本当にコンテンツについて嬉しそうに語るんですよね。
一番手応えがあった作品どれですかって聞いたら、前田監督もやっぱり大きかったんだけど、
今の国のアリスが世界のランキングに入ってたのはやっぱ大きかったっておっしゃってて、
今の国のアリスの渋谷の交差点のシーンすごかったっすもんね。
僕最初見た時にこんなとこ、何時にロケやったらこんなのできるのってつい思っちゃったんですけど、
どっかにセットがあってそれをCGで組み込んで渋谷のスクランブル交差点を再現されてるらしいですけど、
これ見た時に日本でもこんなの作れるんだっていう。
でもこの時はまだただNetflixマメのおかげだよねっていう文脈で見てたんですけど、
実は製作会社日本ですかね、ロボットさんが作ってるんで、
なんか日本の製作会社にはハリウッドは愚か、韓国のドラマは勝てないんだみたいな批判論を言ってる人いましたけど、
違うじゃんっていう。
それをやるために実は坂本さんはグローバルでは日本の実写ってダメなんじゃないのと、
思われていたところを全裸監督をやり、あの国のアリスの一応を当て、
着実にその会社の中での日本の実写コンテンツの評判を上げていくことによって、
賭け金を上げてるんですよね。
なんかね、Netflixは無地蔵にお金出てくるんだみたいな話がよくありますけど、
当然その実写版かOVWアップがすぐに打ち切りになってるんで、成果出ないと打ち切られる。
これ外資系特有の厳しさなんですよね。
でもこれが今の国のアリスがちゃんとシーズン2の多分コスト絶対上がってますからね。
あの車の価値レースのシーンとかすごかったですから。
さらに今回シーズン3が作られるっていうのはやっぱりそんだけ
評価金額に対しての解消できてると社内で評価されてるって話なので、
それをできてる坂本さんすげえなって話なんですけど、
話を聞いててすごい面白いなと思ったのが、
Netflixのグローバルカルチャーと日本のコンテンツ
実はNetflixってアメリカのでっかい会社っていうイメージが僕もすげえあったんですけど、
実はグローバルカンパニーなんですよね。
グローバルワンチームって言葉がよく使われてて、
アメリカの企業は日本企業からするとグローバルなんですけど、
実はアメリカ企業はアメリカドメスティック企業多いんですよね。
結局その米人、いわゆるアングロサクソン系の人たちとか、
アメリカ人が経営の中枢にいて、日本は営業してみたいなパターンの会社って多いんですけど、
結構本当のグローバル企業って現地の人も上に意見できるんですよね。
今回坂本さんに話を聞いてて面白いなと思ったのが、
坂本さんが英語を重視したカルチャーだと才能が枯渇するから、
英語を重視じゃないようにしてくれっていうのをリードヘイスティング、
リードヘイスティングCEOに提案してるらしいんですよね。
それだと才能が枯渇してしまうからそこは変えたいと。
日本語、英語を喋れない人を徴用しない文化を変えたいと。
ヘイスティングCEOが面白いだったら挑戦してみろって言われて、
英語力がない人も今Netflixを採用できるようになってるらしいですよね。
すごいなと思ったのが、海外のトップが日本に視察に来た時のミーティングとかでも、
日本人が多かったら日本語で議論するらしいですよ。
経営人が通訳を介してその会議を英語で聞くらしいんですよね。
これ多分普通のグローバル企業だったら上が来たら絶対みんな英語で議論すると思うんですよね。
でもNetflixは各国の文化で、当然経営人の議論は英語でやってるんだと思うんですけど、
各国の議論は母国語でやらないと皆さんがちゃんと伝わらないから、
得意な言語でやりなさいと。
そういうカルチャーらしく。
多分本当その現場を大事にするんだ。
だからこそ、日本のコンテンツもこうやって価格をだんだん増やして
大きいトレーができた結果、世界でも見られるようになって証明されてるんで、
大きいプロジェクトが動き出してるっていう。
今回だから実写版ワンピースの逸話もちょっと聞いて面白かったんですけど、
最初は実はアメリカのグループメインで青田先生とやろうとしてたらしいんですけど、
それだとやっぱりコミュニケーション上とかその作品の裏側を理解する上で、
やっぱりアメリカのチームがワンピースの裏側みたいな。
どうしてもニュアンスがわからなかったりするんで、
日本のチームも参加して日米で初めて横断プロジェクト、
グローバルのチームでタッグを組んだ作品だそうです。
ワンピースといえば。
逆にCowboy Bebopの時とかはアメリカだけでやってたんだと思うんですよね。
その結果やっぱり面白いなと思ったのは、
ハリウッドだと主人公が強くなっていくっていうのがストーリーの中にあるのが、
ストーリーテリングのメソッドで横然のプロセスらしいんですけど、
ワンピースって実はルフィ最初から強いから、
強くなっていく過程っていうのはアメリカのドラマほどこの弱いところから強くなるっていう流れがないんですよね。
スパイダーマンがスパイダーマンになる過程みたいな。
そこよりも実はルフィの影響で周りがどんどん変わっていくっていう方が、
小田先生のシナリオの描き方として強いんだみたいなのを、
ハリウッドのチームに理解してもらうのが大事だったみたいな。
やっぱり実写版ワンピース本当、
我々ワンピースファンが見てもよくできている、
よくできているっていう言い方もあるんですけど、
作品でしたけど、
そうなって実はちゃんと日米のチームが、
日本のチームをリスペクトする状態でアメリカのチームが動いてるからだっていうのは、
なるほどなと思いました。
当然失敗もある中での成功の積み重ねだと思うんですけど、
やっぱりこういう文化の企業だと日本のコンテンツフォルダーも、
単純に買い叩かれてうんうんみたいな文脈じゃなくて、
本当にグローバルに出てくる上の入り口として、
Netflixのパートナーを選べるっていうことなんじゃないかなって、
ちょっと分かんないですけどね。
これはNetflix側の話を聞いた結果、
僕が思っている印象なんで、
Netflixにコンテンツ提供している側のコンテンツフォルダーはまた違うことを言うかもしれないですけど、
そちらの話もベッド聞いてみたいなと思いましたけど、
ちょっとね、
日本の出版社がNetflix経由でグローバルコンテンツになる構想、
結構僕の妄想じゃなくて実現全然すんじゃないかなって思ったりした次第です。
ぜひインタビュー記事の方もご覧になっていただければ幸いです。
他にもこんな話してますよっていうのがありましたら、
ぜひコメントやツイートで教えていただいてください。
今日もありがとうございます。