推し活の普及
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと推し活に関するレポートで面白いのを見つけたので、ご紹介したいと思います。
元ネタが、推し活総研さん。ちょうど4月4日に設立されたばっかりだったかな。
もともと、推し子子さんっていう推し活のメディア、推し活応援メディアとか、推し活応援グッズを販売している会社の穴夏保さんという方が推し活総研所長として、推し活総研という組織を立ち上げられて、その記事をノートに公開していただいているんですけど、
結構ね、レポートが面白かったんで、ちょっと自分なりに興味深かったところを引用させていただきました。
ちなみに推し活メディア、相対がインスタなんですよね。
今時だなと思って、今時っていうのももう完全におじさんになっちゃうんですけど、それこそペンライト特集とかってペンライト、各グループのペンライトの写真をずらっとインスタで並べてるとか、確かにねっていう、これだったら何もその記事の形式である必要ないよなっていう写真の方が分かりやすいですよねっていうのをインスタでメディア展開されていて、8万フォロワーですかね。
推し活を特化している媒体としては多分日本有数という感じだったと思います。
ここが今回2万人ぐらいのウェブアンケートだと思いますけど、リサーチをされていて、推し活の日本における状態調査もされていて、すごく面白いです。
まず推し活をしてますか?って多分質問したんだと思うんですけど、それに対する回答で当然一番多いのは10代女性、ティーネイジャーの女性。
多分Z世代の定義にもよりますが、Z世代の多分後半だと思うんですね。
52.7%10代後半女性の2人に1人が推し活中っていう。推し活をしてますか?って大って答えられる世代ってことだと思うんですけど、すごいですよね。
すごい象徴的なのは男性と女性を分けて聞いてくれてるんで、男性がほぼその半分。
推し活というのは女性の方が多いっていうのは明確に各世代大体倍。
僕の世代とかになってくると数字近づいてくるんですけど、50代前半とかだと男性6.9%で女性13.2%ですかね。やっぱ倍ですよね。
オタクのイメージ変化
推し活ってもともとは多分オタク的なエリアから来てるんだと思うんですけど、昔のオタクって男性じゃないですか。
僕もゲームオタクでしたけど、オタクであることを隠しながらゲームオタクでいるみたいな感じの隠れてやるもの。
これが前の世紀の話ですから、20世紀の話なんですけど、それがだんだんと推しという言葉とともに広がってきたみたいなのを、これは別の記事なんですけど、図表化してくれてます。
すごいわかりやすいですね。最初1980年代にオタクという言葉が登場して、2000年くらいにオタクがだんだん増えていくんだけれども、
推しっていう言葉によって、ちょっと暗いオタクっていう名字から明るくなったっていう、この分岐点が2010年代ですね。
AKB48の推し面が多分推しという単語が頻繁に使われるようになった分岐点じゃなかろうかと。
それによって推し活的なオタク活的な推し活的な活動っていうのがだんだんと普通になっていく。
結構あの記事の分析で面白いなと思ったら、あまちゃんのフームがアイドルを応援するっていうこと自体を一般化したんだみたいな。
くだりがあって、へーみたいなね、そのNHKで取り上げられるような年配の世代にもアイドルを応援すること自体を許容されるようになったみたいな。
そういう視点はなかったけど、なるほどなっていう、なんかやっぱりアイドルオタクっていうとどちらかというと特殊な人たちで、
それこそオタ芸的なものに精を出している男性人みたいなイメージが昔は強かったですけど、今は本当に女性も普通にアイドルを応援するのが、
女性アイドルを応援するのも普通になっていますし、当然男性アイドルも応援されていると思うんですけど、
オシカツっていう言葉自体は2022年ぐらいからみたいですね、多分どっかのメディアが仕掛けたんだと思うんですけど、
実際僕も2022年の2月にオタカツとオシカツが別途世代において普通の活動になっているっていうのを、
多分ミライカフェで教えてもらって、当時もびっくりした気がするんですよね、オタクってどちらかというと暗いイメージ、
自分のようなゲーム自体のイメージだったのが、今違うんだって、女性が普通に私はオタカツ、オシカツしてますって言うんだっていうのは、
すみません当時は全然知らなかったので衝撃を受けた記憶がありますけど、
オシカツとファンの差
このオシカツ尊賢のレポートの面白いのが、やっぱりオシとかファンとオシカツをしているファンの違いみたいなところに焦点を当てて、
分析されてるんですよね。好きなことがありますかっていう質問もされていて、好きなことがあるっていう答えた人はオシカツをしているっていう人に比べると倍以上いるんですけど、
ファンの熱量が違うのがうまく可視化されてるんですよね。好きなことがありオシカツをしている人っていうのと、好きなことがあるけどオシカツをしていない人っていうので括って、
その人たちの差がある活動項目って何かっていうのを分析していると思うが、これがめちゃめちゃおもろいです。
自分の好きなこととコラボキャンペーンしている商品をつい買ってしまう。オシカツしてる方は思いがあると思うんですけど、
オシカツしてる人は40%、オシカツしてない人は7%めちゃめちゃ下がるんですよね。
もう一個、自分の好きなことに関係ある商品はできるだけ購入したい。オシカツしてる人は43%、オシカツしてない人は16%、倍以上ですね。
それ以外にも自分の好きなことに関する話をする友達がいる。自分の好きなことがきっかけでできた友達がいるっていうのがオシカツをされている人の方が倍近くあるっていう。
これ面白いなと思いますね。ファンですっていう、何が好きでファンですっていうのは多分大なり小なりみんなあると思うんですけど、
それを表で言うかとか、それを積極的にやって、商品を購入したりコラボしている企業の商品まで買うかどうか。
しかもその活動で友達ができたかどうかみたいなのは、インターネット以前だとなかなか僕もそうでしたけど、
ゲームオタクの人間を高校で探すのが難しいみたいな。ネットだとすぐ見つかるみたいな。それによって友達のでき方みたいなのが変わるっていうのは、これ今時だなと思いましたね。
やっぱり企業からすると面白いのは、コラボしている商品はつい買ってしまうっていうのは、ただのファンだと7%なのにオシカツしているファンが40%っていうこの差がめちゃめちゃ重要ですよね。
多分同じタレントをコマーシャルに起用するにしても、多分オシカツしているファンが多いか多くないかで、やっぱり実は売り上げが全然変わるんじゃないかという仮説が出てくるんですよね。
これやっぱりニュージーンズがスポンサーが多いとか、ナンバーアイの平野さんがやたらと今起用されまくってるとかは、ちょっとね、そういうことかっていう。
これはグローバルのレポートをされているルミネートっていうレポートを紹介しましたけど、こちらでもファンとスーパーファンっていう定義ですね。
いわゆるスーパーファンがオシカツをしているファンだと思うんですけど、KPOP、JPOPはこのスーパーファンの比率が高く、アーティストの活動に関連で落としているお金が多いとかグッズを欲しいと思っているみたいな数値が一般的な世界的なファンに比べて倍ぐらいありましたけど。
これがね、やっぱりオシカツって日本語なんでちょっとグローバルではスーパーファンって言葉になっているかもしれないですけど、これは案外今のところは多分KPOP、JPOPの特徴的な行動かもしれないですけどね。
なんとなくね、世界をリードするトレンドになり得るんじゃないかなっていう気がちょっとしちゃったりしますね。
VTuberのグッズ販売がめちゃめちゃ多いみたいなのは多分同じだと思うんですよね。
やっぱりVTuberなんであんなに人気があるのか、ホロライブの谷剛さんに聞いたことがあるんですけど、やっぱり自分だけ、自分が本当に好きな人とのこの距離が近いみたいな。
ここはやっぱりオシカツと従来のアイドル、憧れのファンみたいなのと違うところみたいで。
KPOPもやっぱりファンが、アーティストの距離が近いですけど、この辺の心のポイントをつけるかどうかがこういう違いが出るのかなっていう。
これは企業側もそうだし、ファンの応援の仕方がアーティストの振る舞いとかにかかってくるのかなとちょっと思ったのでご承知です。
はい、こちらのチャンネルでは日本のエンタメを密かに応援したいと思っておりますので、他にもこんな話してますよという方がおられましたら是非コメントやDMで教えていただけると幸いです。
では、ありがとうございます。