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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとネガティブ方面のネタなんですけれども、
アニメの制作現場が変わらないと、Netflix、Amazonから日本のアニメ作品が排除される可能性があるらしい、って、ちょっとなかなか重い話をミライカフェの参加者の方から教えてもらったので、ちょっとご紹介したいと思います。
元ネタは日経ビジネスですね。元の冊子は日経ESGなのかな?いわゆるESG文脈の話なんですけど、
国連日本アニメは労働作種、Netflixなどから排除を持って書いたんですよね。なんかこれだけ見るともうなんか排除が始まってんのかなって見えちゃうと思うんですけど、これはちょっとツリータイトルで、実際はこのまま放置しとくとそうなる可能性があるよっていう
発言があったっていうことみたいです。ちょっとこれ会員登録しないと見れない記事で、僕が見た時はまだ全部見れたんでちょっと紹介したんですけど、
あの会員、興味ある人は会員になって読んでいただければと思いますけど、
興味深かったのが、これあれなんですよね、この委員の方、
名前何でしたっけ?ピチャモン・イエオーファントン教授。
オーストラリアの大学の教授さんらしいですけど、この人だから、ジャニーズの問題の時にも問題提供されていた国連の人権理事会の理事でもある方、委員会の委員の方なんですけど、この人が
5月に報告書を出しているんですけれども、その報告書で言及されていたのに、実はそのいわゆるキュージャニーズ問題だけではなくて、アニメ側の制作現場への問題提供、かなり厳しく行われていたらしいんですよね。
ミラミンカフェでも実はそういう話をチラッと聞いたんですけど、ちょっとあんまりピンとこなかったんで、その時はスルーしちゃったんですけど、
日経ビジネスの記事によると、この報告書ではアニメーターの低賃金、過度な長期労働、法制の受け負い関係、
クリエイターの知的財産権が守らない契約などを指摘し、着手されやすい環境が作り出されていると結論付けたという、かなり厳しい指摘をされていたそうです。
これがどれくらいひどい話かというと、これ放置しておくと、日本のアニメが人権を侵害して作られた作品であるとみなされて、
NetflixとかAmazonとか、いわゆるグローバルのコンプライアンス的に厳しい企業から排除される可能性があるよっていう話みたいですね。
人権を侵害して作られているっていうのは、いわゆる発展途上国の貧乏人を工場で無理やり働かせてみたいなやつをイメージしちゃうんですけど、
実は日本のアニメの現場は国連からそれと同じだと指摘されるぐらいのレベルだっていう話なんですよね。
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ちょっと僕もびっくりしたんですけど、これ本当かどうかわからないですけど、一部のアニメファンの間では、Netflixが今回その
アンピースのアニメをザ・ワンピースというタイトルで、ゼロから作り直す投資をすることを判断してますけれども、これも
それの一環じゃないか。さすがに個人的にはそこまでじゃないんじゃないかなと思いたいんですけど、これどっちからかというとね、今までのやっぱりその
漫画の連載と並行してやっていたアニメのやっぱりその 表現がちょっと間延びしすぎて、あれゼロから見ると長すぎるっていう。うちも次男に
ゼロから見させたらやっぱり途中のワノ国編の手前で挫折しちゃいましたからね。ずっとルフィ達が恥じてるシーンばっかりあるから。
と思うんですけど、でもやっぱNetflixからするとやっぱりそういう日本のアニメの問題が深刻化して、
日本の通常のアニメを一回放映 下げるっていうことを、リスクがあることを考えると、もう自分たちでゼロから作っておくやつを作っておいてもいいんじゃないかっていう
判断しててもおかしくないよねっていうことらしいんですよね。 日経ビジネスの記事にも書いてあって、なるほどなと思ったのは動画作業の制作単価
1枚あたり250円程度、この単価10年以上変わってないっていう。 いわゆる失われた10年20年みたいなのいいことに
タッチュー側が下請けを叩く構造だって話だと思うんですよね。月に300枚書いたとしても収入は7万5千円程度であり、動画作業の収入だけでは月10枚も稼げないって。
これなんか別の調査結果でも、アニメとか映画かな?に関わっている方の平均年収100万円切ってる人が
最多、最多みたいな。やっぱりその日本ではやりがい搾取って言葉があるんですけど、やりたい人が集まってくると、もうそれで足元を見て
その、いわゆる最低賃金以下の状態を向上化させてしまうっていう構造問題がアニメにもあるっていうことみたいですね。
これ、歓迎者の方が全くそれに近いことをおっしゃってたんですけど、やっぱりちょっとピンときてなかったんですけど
この記事でちょっとすみません、僕が甘かったことがよくわかりました。 日経ビジネスの記事でも最後の方に、アニメ制作スタジオの事情努力だけでは現状を打開できないのが業界監視の強固。
政府による介入が求められる状況にあるって明言されてるんですよね、専門家の方。
だからこそそのコンテンツ産業官民協議会みたいなのが開かれて岸田総理がトップダウンでコミットしようとしてたってことだと思うんですけど、これがね、石破政権からどうなるかちょっとよくわかんないですけど
なんかちょうどあれですね、コンテンツに2000億かけるみたいな、でもああいうのって大体大手の自治体頃みたいなのが取ってしまって現場に落ちないちょっとリスクが
すげー高いなと思うんですけど、この記事とかをやっぱり業界の方とか音楽協会も同じだみたいなことを書いてる人もいて、で今回この記事書いてちょっと教えていただいたのが
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UFOテーブルの代表が脱税みたいなのは確かになんか僕もちょっと片目で見た記憶があるんですけど、これもこのアニメ業界の問題が原因じゃないかみたいな
記事が2021年に出てるんですよね。これは鬼滅の刃の劇場が大ヒットする前にUFOテーブルの代表が
カフェとかの収入を、まあ、脱税に使って現金を少しでも確保しておきたかったっていう発言をしてるんですよね。で
それが何でかって言うと実はアニメの仕事はほとんど赤字で、アニメ以外の仕事で利益出さないとやっていけなかったっていう
鬼滅の刃の制作会社ですからね。こっちがトップ側だと僕は思い込んでたんですけど、そういう会社ですら実は赤字と分かっている仕事を受けるのが状態化していたっていう
日本は本当どうしても売上市場主義で赤字が状態化することが起きがちなんですよね。赤字っていうのは実は会社としては赤字の構造って本当はすごい大問題なんですよね。
外資企業だったらその事業速攻でやめろって言われるんですけど、日本はなんとなくやっぱりみんな赤字になったまんま賛成組になりがちなんですけど
当時やっぱりマジホテルの今後被告になったんですけど、クライアントから提示される制作費が安価なため毎回作品を作ると必ず赤字になる。
弊社はたまたまヒット作が出たからいいけれど、そうでないと倒産しますって。なんで毎回赤字の作品を引き受けて仕事をしているんだろうと思いながらずっとやってきました。苦しかったですって。
この辺がやっぱりこの業界の問題の根の深さを表している感じはすごいしますね。
ヒット作を持っているアニメ会社ですかね。油上版の大ヒットの前なんですけど、これは国連が指摘しているようにやっぱりその結局制作委員会方式でお金を出した人たちがうまくいった時に利益を全部持っていっちゃうっていう構造が
多分業界の人、特にそっち側のお金を出す人たちは何の問題意識も感じずにそのままやってるっていう話だと思いますね。
下請けはいくらでも代わりがいるからって言ったら多分買いただき、お金をあげることもないまま10年間お金もあげず、
ヒット作が出たら利益はお金を出した人たちが受け取るのが当然だっていう、民主主義の悪いところが出てるパターンだったんですね。
本来はお金を投資しただけじゃなくて、作業をしている人たちの稼働もお金とみなして、そこにちゃんと成果報酬のリターンを組めばいいだけの話だと思うんですけど、
それは制作委員会側の上の企業からしたら自分たちの取り分を減るだけだから、それを自分たちではやろうとしないってことだと思いますね。
だからこれは政府による介入が求められる状況にあるって言われてしまうのは、なるほどなっていう感じですね。
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その問題は僕がここで取り上げたところで別に業界に何ができるとは思わないんですけれども、
これ多分アメリカだったらそこも多分ストライキーになる状況だと思います。
やっぱり日本ってそういう横の組合とかもないから、本当そのバラバラにやっぱり搾取する側に分断されて個別撃破されちゃってるって話だと思うんですよね。
この問題を取り上げているのは、日本アニメフィルム文化連盟っていう団体がこの国連の理事の方とも意見交換をして、
こういう問題提起を多分NBPとかにも垂れ込んだというか、その詳細を説明したことによってこうやって記事になってるんだと思うんですけど、
これはね、やっぱりこうなんだろうな。
やっぱりクリエイターの方々ももっとこういうのをクリエイターの方が言うと業界で変な忖度が動くというかっていう話なのかもしれないですけど、
これはやっぱりファンを巻き込んで社会問題にちゃんとすべきだと思いますね。
アニメの視聴者もこんなクリエイターの人が苦しむのを求めてないはずなんで、ちょっと分かんないです。
何ができるのかっていう話はありますけど、単純に業界全体としては利益上がるようになってるはずで、売り上げも明確に上がっているグラフ出てますから、お金はあるはずなんですよね。
それがこの下請けの現場に下ろさないという日本の典型的に悪い構図がアニメ業界においてはもう見事に残ってしまってるって話だと思うので、
ここは本当になんかちょっとね、自分でもできることがあるんだったらちゃんとやりたいなっていうか、
僕の記事書いてたら何も変わらないと思うんですけど、
でもこれが本当、アニメの視聴者の人たちが本当にもっとやっぱり問題提供するっていうサイクルに日本もなるのか、どうすればいいのか分からないですけど、
ちょっと問題だなと思ったので、はい、微力ながらちょっと記事を書いてみました。
はい、こちらの3段目は基本的には日本のエンタメが世界に広がるのをかけながら応援したいなと思ってやっていますので、
基本的にエンタメのSNS活用とかお仕事の進化とかをご紹介したいなと思ってやっておりますけれども、
せっかくエンタメいい流れにしているので、こういう悪いところを早めに政府部にも関わっていただいて良くしていただきたいなと思う次第です。
はい、すいません、今日もありがとうございます。