フェイクニュースの拡散手段
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、先日、フェイクニュースの蔓延する社会で私たち何ができるかっていうちょっと重めのテーマのパネルディスカッションに参加してきましたので、ちょっとその時の裏話というかフィードバック、感想を共有しておきたいと思います。
これはグローコムの山口さんがメインで企画されたもので、グローコムさんがG7デジタル技術大臣会合関連イベントってなかなかちょっと重そうな感じのイベントなんですけど、
なぜか私が呼ばれているっていうのもありますし、なぜか私と一緒にパネリストの方が、東大をとか出てるクイズ王の伊沢さんと青山学院の学生さんである中村さんと古田さんっていうちょっと早々とあるメンバーのセッションに、
ちょっとブロガー代表として一般メディアのプロじゃないんだけど情報発信しちゃってる人がフェイクニュースどう思ってるかみたいな立場でちょっと登壇させていただきました。
フェイクニュースって多分一般的には結構人事だと思ってる方多いと思うんですよね。
僕も実はそうで、アメリカのフェイクニュースはひどいみたいな結構ドキュメンタリーとか見てると思うんですけど、日本はそうでもないのかなぁみたいにちょっと実は、特にウクライナ戦争が始まる前は思ってたんですよね。
YouTubeに当日の山口さんのプレゼントがそのまま上がってるんで、フェイクニュースあんまりご存じない方はぜひ見ていただくのがいいと思うんですけど、山口さんによるとフェイクニュース元年が2016年らしいですね。
2016年の米国大統領選挙においてトランプvsクリントン、ヒラリークリントンで本当そのお互いに対するフェイクニュースがめちゃめちゃ出てて、特にやっぱりそのトランプ大統領に有利なフェイクニュースを、実はそのFOXニュースとか大手商業メディアもバンバン流していたっていうのは結構ユーネクストのドラマとかにもなってたりするんですけど、
アメリカ大統領選挙本当にフェイクスニュースがひどかったと思うんですよね。もうそれによってピザゲートっていうその殺人事件まで起きてますからね、ヒラリーがなんか自動虐待をしているピザ屋があるんだみたいなので、
それをせんじた人が銃を持って突撃しちゃったみたいな、そういうのに比べると日本はマシだと思ってたんですけど、ウクライナ戦争のウクライナ侵攻を始めたときにロシアの大使館が結構ガチで日本語のツイッターでガンガン情報を飛ばしまくってて、
それこそ日本の大臣とかが警鐘を鳴らすみたいなくだりがありましたけど、イベントの当日も言ったんですけど、なんとなくフェイクニュースって遠い国の話であって、そんな真顔でやる人ってそんなにいないんじゃないのって僕は実は呑気に考えてたんですけど、
当然ウクライナとロシアは戦争が始まったら情報戦ですからね、結局その戦争を有利にするようにミサイルを撃ち合うだけじゃなくて情報でも、戦争がツイッター上でも始まっちゃったって話で、日本語でも当然フェイクニュースが沢山巻き起こりましたよっていう。
コロナの過程でもね、この戦争とは関係ない文脈でもたくさんフェイクニュース出てきて、ネタ的なフェイクニュースもあればガチでやばいやつもあるみたいなのが起こっているんですよね。
これ結構山口さんのプレゼンで面白かったのが、フェイクニュースっていうとネットでしょっていうイメージが強いんだけれども、実はフェイクニュース自体を拡散する手段で最も多いのは直接の会話です。
口コミによるデマの拡散
これは多分フェイクニュースに触れるのはインターネットだと思うんですよね。さすがに商業メディア、テレビとか新聞雑誌のフェイクニュース率っていうのは当然低いはずなので、商業メディアがやっている限り。
でも、多分ネット上でいろんなフェイクニュースに触れてしまうと、それを信じた人が家族、知人、友人に直接の会話で伝えちゃってるっていうグラフが非常にわかりやすいんですけど、拡散手段で最も多いのが直接の会話で50パー60パーなんですよね。
SNSに投稿したりシェアしたっていうのが2割、メッセージアプリで伝えたっていうのが2割、その他が15パーみたいな感じなんですけど、これ伝えた手段なんで、知った手段はまた別かもしれないんですけど、やっぱり知って思い込んじゃうとそのまま口コミで伝えちゃう。
口コミで伝えられた側は知り合いからの話だから信じてまたそれを友達に伝えちゃうみたいなことが起こっていて、結局デマの拡散っていうのはもともと昔からあって口コミで伝わっていたのが、ここにデジタルが組み合わさることによってより深刻な問題になっているって話なんですけど、やっぱりリアルの口コミの影響力が引き続き強いっていう、本当にちょっといろいろ考えさせられるかなと思いました。
本当はこういうイベントに登壇するんだから解決策とかを言えるといいんですけど、この問題は本当にやっぱりロシアとウクラナの情報戦みたいなのを見ちゃうと、我々一般人にできることって本当にないなみたいなのがすごい思うんですよね。
僕自身も正直こたつブロガーなんで、自分が書いている記事がフェイクニュースじゃないのかって言われると自信がないっていうのは正直なとこでして、本当に難しいですよね。
特にやっぱりフェイクニュースの難しいのは、フェイクかどうかわかんないからフェイクニュースが広がるんですよね。本当のフェイクニュースっていうのだったら別にみんなが嘘だってわかるだけだって広がらないんですけど、結構絶望してしまうデータがフェイクニュースの拡散スピードは事実の6倍っていうのがありまして、
正しいニュースは1000人以上に到達することは滅多にないのに虚偽のニュースの上1%は1000人から10万人に到達している。真実が1500人以上にリーチするにはフェイクニュースより約6倍の時間がかかる。
やっぱりフェイクニュースって呼ばれるものは当然その嘘はたくさんあるんですけど、最もらしいフェイクなんですよね。それを信じてしまう人がいるような衝撃的な事実。
嘘なんだけど事実はやっぱそうだったんだ、俺もなんか怪しいと思ってたみたいなのがやっぱり嘘が真実として心に届いてしまい、その人からするときっとそうだと思ってたみたいな、やっぱそうだったんだと思うと広げちゃうっていう。
実はそのフェイクニュースの方が広がるスピードが早いんで、フェイクニュースがフェイクだと分かってから真実がそれを否定しても届かないんですよね。もうフェイクを信じてしまった人には何言っても届かないみたいなことが起こりやすいっていうのは本当に難しい時代になったなと思いますね。
このお部屋ではできるだけポジティブな話を共有したいなと思ってるんですけど、こういう時代ですよっていうのはぜひ皆さんにも知っていただいて、なんかちょっと怪しそうなやつをやっぱりリツイートするのはちょっとぐっと我慢するっていう。
マジでって信じられないみたいな話の方がリツイートしたくなるんですけど、実はそれはフェイクかもしれないよっていうのを、毎回プロのように一般人がツイッター上で裏取りするとかっていうのは現実的じゃないと思うんですけど、本当にフェイクを拡散することによって、その拡散した嘘によって、それこそテラスハウスの悲劇のようなことがまたおきかねないなっていうのはすごい思うので。
衝撃的なニュースほど、ちょっと拡散する時には一呼吸を送るっていうのはぜひ意識していただけるといいんじゃないかなっていう。私も偉そうに言えた立場じゃないんですけど、ちょっとご紹介したかった次第です。
フェイクニュースを拡散しないために
他にもこんな話知ってますっていうのがありましたら、ぜひコメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。