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【てみたーずのラジオショー てみたじ】
そして、またもう1年が終わると。いやー、もう早い早い時の流れが。本当に怖いなと思っているんですけど。まあね、仕事始めもして、もう3日くらい経ってるし。
だんだんね、正月ムードから通常運転に戻ってきて、日常モードに戻ってきてるじゃないですか、世間は。それと共に年始に立てたさ、目標だったりとか。
今年は何か新しいこと始めようみたいな、そういう気持ちみたいなのが、そろそろ無くなっている頃かなと。薄れ始めている頃かなと、個人的には思っていて。でもちょっと今年は俺、どうにかしたいから。ここを頑張りどころかなと思っていて。
新年から1日1ページ、目標に向けて今日はどれだけ行動したかみたいなのをメモをしていて。そのメモが多い日もあれば少ない日もあるけど、1日1回こういうのに向き合うことによって、1年が終わる時に後悔せず、今年はいい年だったなと思えるようにできないかなと思って、今頑張っているところです。
なので、ここら辺が一旦もう1回、気を引き締めて。新年の目標を書いた人は目標を見直してみるとか、行動が日常に戻りつつあったら、1回だけ新年の気持ちを思い出して、気合い入れ直してみるみたいな、そういうことをしていってもいいのかなと思ったりもしますけど。
ただ、もう1月11日、世間はもう完全にお正月ムードはないですが、落語の世界は20日まで、新年明けましておめでとうございますって言うらしいですよ。
寄せて1ヶ月を10日ごとに3つに区切るらしいんですけど、1月の1日から10日までを初咳、11日から20日までを二の咳って言うらしいんですけど、この二の咳までは新年明けましておめでとうございますっていうことで、
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挨拶して始めていく。お正月ムードらしいんですよ。だからまだ落語の世界で、あと1週間ぐらいはお正月気分でもいてもいいのかなって思ったりもしたんですけど。
今日なんでこの落語の話を急に出したかというと、今日お休みで落語を見に行ってきたんですよ。ずっと前から落語に興味があってですね。この手見ラジでも1回話したんだけれど、
竪川忍さん。試して合点の司会の人って言った方がイメージ強いんですかね。あとは龍角さんのCMの声の人。メガネを履けてすごく優しい笑顔をする人。
あの方の創作落語っていうのがYouTubeに上がってて、それを何のきっかけで聞いたかわかんないけど、聞いたときに今までの落語のイメージがボーンって覆されたんですよ。
言っちゃ悪いけど、古典で古臭いとか、取っつきにくい、難しくてっていうイメージがあったんですけど。
何だろうな。描かれる人間像はそのままに、設定は現代みたいなのが創作落語の世界なんですよ。めちゃくちゃ面白いと。
俺はYouTubeで聞いちゃったんで、音だけしか聞いてないんですけど、音だけ聞いても1人の人間が演じてるっていうのを忘れるぐらい、演じ分けがすごかったりとか、映像がありありと浮かぶのよ。
これはすごいと思って。そこから一度でいいから、寄せっていうものを見に行きたいなと思って。
1回だけ大宮、今埼玉の大宮に住んでるんですけど、その大宮に、大宮寄せみたいな感じで落語家さんが何人か来てやってくれたのがあったんですよ。
ちょっとした公民館みたいなところで。それにしか行ったことなくて。
新宿末広手とか、そういう有名どころとかは行ったことなくて。一度行ってみたいなと思いながら、ずっと悶々としてたんですけど。
そういう話を去年の忘年会でしたところ、落語好きの女の子がいて。そういうのだって初心者、初めての方に言ってつけのとこありますよと。
渋谷落語といって、渋谷のちょっとした小さい劇場で、今注目の若手からベテランまで出る落語の会があるんです。
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2500円だし、すごく気軽に見れるので、おすすめですよって言われて。そんなにいいものがあるのかと。
で、見に行こうと思って見に行ってきたんですけど、これが超面白かったのよ。めちゃくちゃ面白かった。
なので、本当は今日別で話したいことがあったんですけど、それ全部すっ飛ばして、今日は渋谷落語を見てきた感想についてお話したいと思います。
はい、というわけで今日見に行ったのは渋谷落語なんですけども。
毎月、第2金曜日から数日間、渋谷のユーロライブという100名ぐらい入る小劇場ですかね、を使ってやる落語会があるんです。
そこは2つ目と呼ばれる中堅どころ。落語を入門して15、6年、修行積んで真打と呼ばれる師匠と呼ばれるところですよね。
になるのが一般的なんだそうですよ。なのでその手前の2つ目という人たちが主に立って、取りを真打と呼ばれる師匠方がやってくれるっていう感じで。
でもその2つ目って言っても、知らない人間からしたらすっげえ面白いのよ。何度も見るような、2からするとちょっと違いがあるのかもしれないけど、俺らからしたらすっげえ面白いの、初心者の俺からしたら。
っていう、すごく2時間ぐらい、4人ぐらい出てくるんですよ。1人30分持ち時間で。なので、いろんな人の話が聞けるし、すごく映画を見るような感じで、映画館みたいな感じなんで座席も。
すごくフラットに気楽に見られる落語会なんですよ。これすげえいいなと思って。俺みたいにちょっとハードル高いな、でも行ってみたいなと思っている人に、すごくハードル低いけど本物が見られるみたいな、すごくいい場だったんですけど、最初にいきなり出花をくじかれたというか、すげえショッキングなことがあって。
一番最初に、司会の方が簡単な説明をしてくれるんですよ。聞くので、「これはお願いしてもいいですか?」みたいな。ちょっと笑いも交えながら。その中で一番念押ししてたのが、この音。
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携帯電話は電源からお切りくださいと。でもやっぱり落語っていうのは話で見せてくる芸じゃないですか。だから、ちょっとそのバイブの音とかも気になります。世界観を壊しかねないので、ここにいるみんなが楽しめるようにお願いします。電源からお切りくださいと。
ということを再三言われたんですね、最初に。それは別に、そんなおも苦しくなく、飴玉を食べる袋を開けるポッという音も気になっちゃうから、注意してくださいねみたいな。ちょっと笑いどころも入れながら、お客さんに注意を促してたんですよね。
そうなのかと思って、スマホの電源を切って始まるぞと楽しみに見てたわけですよ。で、俺の隣の席のお姉さんが、おかきを食べてまして、全然気にならないんですよ。ただ、そう言ってたから、ちょっと心配ではあったんですよね。
大丈夫かなと。おかき。音がするもんじゃない。濡れせんべいとかじゃないから、カリッとなるじゃん。でも、俺、見るまで気づかなかったのよ。ただ、そういうのを言ってたから、気にするお客さんがいるかもしれないな、大丈夫かなと思いながら、気にせず見てたんですよね。
そしたら落語が始まって、5分くらいしたときに、俺の座ってる席の左斜め前の2列くらい前の席から、着物を着た女性がフッと立ち上がって、ツカツカツカッとここに来て、俺の隣のおかきを食べてるお姉さんに紙をポンと渡して、ツカツカツカッと自分の席に戻っていったわけですよ。
で、友達がさっき借りてたものを、見せてもらったものを返すねとか、渡し忘れたメモを持ってきたのかなと思ったのよ、俺。最初。ないけどね、それもあまり上演中にさ。でも、知り合いなのかなと思ったのよ、最初。
で、隣だからさ、見れるじゃん、メモ。見ちゃいけないんだろうけど、見えちゃったのよ。そしたら、「おかきを食べる音が迷惑ですのでやめていただけませんか?」と、「ちょっと不愉快です。」みたいなことが書かれてたのよ。怖くない?
いや、隣にいる俺が気にならないぐらいなのよ。本当に。で、よっぽどマナー悪かったら、やっぱり言う人がいてもいいと思うのよ。
で、喋ってる落語家さんの話も面白いから、どっかんどっかん笑い声が出るわけ。だから、全然気にならないんだけど、着物を着たお姉さんは気になったんだろうね。
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ツカツカツカと着て、ポンとメモを投げ捨てるように置いていって、サッと行ったわけですよ。上演中に立ってまで言うことなんだと思ったんだけど。で、恐る恐る隣の人の顔を見たらさ、やっぱりちょっと怒ってんのよね。
やっぱり本人としても気になっているところはあったんだろうと思うのよ。でもやっぱり、その様子を見るに、音が鳴らないように食べてたと思うんだよね。で、お金を払って落語を聞きに来るんだからさ、やっぱり楽しい気分になりたくて来てるわけじゃん。
どんな面白い話してくれるんだろう。どんな面白い気持ちに、楽しい気持ちにしてくれるんだろうと思って来るわけですよ。開始5分でこれ?と思って。俺もそっちのお姉さんに勘定しまくっちゃってさ、おかきというチョイスはちょっと良くないかもしれないけどさ、これはねえだろうと思って。
もう楽しめないんじゃない? 開始5分でそんなことされた日には。で、なんかもう、俺もそのお姉さんに気持ちが入りまくっちゃって、その着物を着て、わざわざメモにデカデカと書いて、この席によこしてくる、そのあんたはどんなもんなんだと思ってそのお姉さんの方を見たらさ、もうなんかこう、しゃなりしゃなりしてんのよ。
なんて言えばいいんだろう、はんなりしてんのよね。なんかこう、キツネを作るような指でさ、この指、キツネの指でこうなんかこう、ハム?って感じで食べてんのよ。なんだろうな、わかんないけど、やっぱちょっとあの、他のお客さんと毛並みが違うのよ。ああ、そういうタイプの方とかと。これはちょっと、俺も、だからそういうお客さんをいきなり見たことでこっちも緊張するわけですよ。
なん、なんだと思って。で、出花をくじかれたというか、すげえ楽しむ気満々で来たのに、なんかこう、緊張しだしちゃって。まあちょっと、最初はあんま集中できなかったのよ。ただやっぱそこはプロだね。見ていくうちにこう、ぐんぐんぐんぐん引き込まれて、最後にはその着物のお姉さんのことなんかもうすっかり忘れてたから、もう。
でも大笑いして、ほんとにこう、で、1人持ち時間が30分ずつあるんだけど、もう全然足りない。え、もう終わり?と思って。30分って聞いてたはずなんだけど、ちょっと早めに切り上げたでしょ?と思ったら30分経ってるのよ。すげえなと思って。うわ、時間が足りない。ちょっとあの、こっから本筋なので後半戦に回したいと思います。
ここまでお聞き下さいまして、ありがとうございました。ヨザチでした。
それでは、後半。