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わたなべ夫婦のふたりごと、増刊号です。
昨日、音声配信サービスのstand.fm公式パートナーの初めての収益の明細書が送られてきました。
というわけで、今回は最近何かと注目されている音声配信やポッドキャスト関係の話題について、
今まさに配信をしているプレイヤーの一人として、リアルタイムの情報や考えを共有させていただきたいと思っています。
今、音声配信を頑張られている方であったり、音声市場に関心のある業界の方や関係者の方に少しでも何かお役に立てればと思いお話しします。
はい、では早速収益の方をお話しさせていただくと、stand.fm2020年12月の収益としては48,419円という明細でした。
48,419円。これどういうふうに計算されているかというと、stand.fmって再生時間あたりにある一定の単価をかけて、それで収益を出すということなので、
簡単に言うと、より長く再生されればされるほど収益が上がっていくという仕組みになっています。
渡辺風君の2人ごと、stand.fmで12月どれだけ聞かれたかというと、明細書によると8803時間でした。約8803時間。
つまり再生時間1時間あたりの単価は5円ほどということですね。1時間再生されたら5円の収益。
それが積み重なって、先月で言うと8800時間ほど再生されたので、収益としては4万何千円ということになったということでした。
これ予想よりはかなり多かったです。そもそもstand.fm12月にね、8800時間も聞かれるとは思ってなくて、
まあいろんな要因があると思うんですけど、僕らで言うとちょうどね、話題のチャンネル、おすすめチャンネルか、おすすめチャンネルっていうのに12月ちょうど乗りまして、
そのトップに結構表示される時間が長かったので、それでフォロワーさんであったり再生回数時間がすごく増えたっていうのはありました。
あと12月結構stand.fm上でライブ配信をやってまして、ほぼ毎日レベルでやってたので、それで結構フォロワーさんであったり露出がね増えて、
聞かれる時間も増えたのかなーって思ってます。もともとまあ2000時間ぐらいかなーっていう予想はしてたんですけど、それをね、大幅に上回って8800時間聞かれましたと。
ということで収益が4万8000円ほどあったと。 そして渡辺夫婦の二人事は様々なプラットフォームでも発信していて、
例えばyoutubeのサブチャンネルでも同じ内容のトークを投稿してます。
youtubeなので収益化の仕組みが実はあって、サブチャンネルで上げてる方でも一応音声として収益が上がってます。
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これが12月で言うと3万ちょっとあるんですよね。 3万円ちょい。なので12月は渡辺夫婦の二人ごと音声配信としては
スタンドFMとyoutubeを合わせたら8万円以上収益があったということでした。 8万円ぐらいとかになってくると結構インパクト出てきたなーっていう印象は正直あります。
我が家の食費がだいたい6万円とか7万円とかそれぐらいなんで、食費プラスアルファーぐらいは音声でね、
売り上げを上げることができてきているのかなーっていうことなので、音声で稼ぐであったり音声で生活していくっていう未来も
まあすごく現実味を帯びてきてるなーっていうような印象は受けてます。 ちなみに渡辺夫婦の二人ごとは先ほども言った通り様々なプラットフォームで同時配信しています。
スタンドFMとyoutubeサブチャンネルに加えて各種のポッドキャストアプリ こっちにも配信しています。例えばアップルポッドキャストであったりスポティファイだったりグーグル
ポッドキャストだったり他にもねたくさんのポッドキャストのサービスあるんですけどそういう ところにも同時に配信してます。ラジオクラウドなんかも配信したりしてますね。
じゃあここで渡辺夫婦の二人ごと全部の各配信サービスで配信している 再生時間の合計を今回のスタンドFMの収益の基準
収益の算定の基準、再生時間あたりの単価でかけたらどうなるのかっていうのを一回ちょっと考えてみたいんですけど
まずスタンドFMが12月は8803時間再生されましたと。YouTubeサブチャンネルは13730時間でした。
そしてアップルポッドキャストは12月6687時間再生。 スポティファイはちょっと時間がね、正確なアナリティクスがとれてないので
まあ推測なんですけど、アップルよりは少ない。で、グーグルポッドキャストよりは多いだろうということで2500時間ぐらい。
で、グーグルポッドキャストの方は1473時間。で、その他のアプリも配信してるんですけどちょっとアナリティクスがわからないっていうのと
多分あのグーグルとかね、アップルとかと比べたらそこまで多くは再生されてないんで、まあこれは一旦省いてとすると
12月の再生時間の合計が33193時間でした。
33193時間、なかなかちょっとイメージがつきにくいんですけど、これね年間算したら3年9ヶ月分でした。
12月3年9ヶ月分の時間を皆さんに聞いていただいたということでしたね。
すごくたくさん聞いていただけるようになってきたなと思うところなんですけどありがとうございます。
そしてその33193時間に対してスタンドFMの収益基準、1時間あたり5円という単価で収益を仮にね計算してみたとしたら
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簡単に言うと、もうその33193時間が全部スタンドFM上で聞かれたとしたらどうなったか。
計算すると約18万円ぐらいになりそうです。
18万円ぐらいとかになってくると本当に生活が全部賄えるぐらいの水準なわけなんですけど、
そうすると音声で稼いでますみたいな、音声で生活してますっていう状態になるのかなと思いました。
実際はスタンドFMで全部聞かれてるわけじゃないし、これは本当に川山用というか空想の世界ではあるんですけど、
それだけ音声でも生活費を稼いだりとかするぐらいのポテンシャルはあるっていうことではありますよね。
だからポッドキャストの方ですよね、こっちが収益が上がる仕組みがないんですよ。
ポッドキャストの配信をすればするほど収益が上がるっていう仕組みがなくて、
スタンドFMだったりYouTubeみたいな収益の仕組み、広告の仕組みっていうのがないんですよね。
だから今、アンカーというポッドキャストが買収したポッドキャスト配信サービスからポッドキャストを制作して配信してるんですけど、
そこのアンカー経由で配信しているAppleポッドキャストだとかSpotifyとかGoogleポッドキャストとか、
そういうポッドキャストでいくら聞かれても今のところ収益は上がってないということなので、
これが収益化の仕組みとかトトンってくれば、もっと音声で稼ぐみたいな未来がいよいよ実現、近づいてくるなっていうのは感じます。
実はアンカーってアメリカとか一部の地域では収益化の仕組みが一応始まってるんですよね。
どうも広告主の音声を自分で読み上げて、それを配信の途中に挿入したりして、
するとその広告がどれだけ再生されたかに応じて収益還元の仕組みがあるということなんですけど、
日本にはまだ入ってきてなくて、収益の入れれる画面はあるんですけど、入れても実際収益上がらんし、
そもそも広告主がいないんで、意味ないですよっていうことなので、
今のところ日本ではポッドキャストの収益化の仕組みがないということですね。
これはもうスポティファイだったり、日本だったらオトナルさんっていうデジタル音声広告の会社なんかあったりするんですけど、
そういうところがぜひ頑張ってほしいなと。
広告の仕組みとかをうまく作っていただきたいなっていうのは切に願っております。
稼げるだけが全てではないと思うんですけど、やっぱり稼げるとか未来が、夢があるみたいなのがあるからこそ、
面白い人、多様な人が音声に挑戦したり発信するようになって、
それで音声が面白いし便利やし楽しいから聞く人もまた増えて、聞く人も増えるから広告もまた増えて、
そういういい循環が生まれてくる要素ではあると思うんですよね。
その稼げるとか収益が上がるっていうことが。
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というのはすごく思うんですけど、とはいえ稼げるようになるためにとか、
フォロワー増やすために、再生回数増やすためにみたいな動機が前に出すぎると、
それはそれでちょっと面白くないなっていうのは思うんですよ。
っていうのを最近のスタンドFMとかを見てて感じています。
というわけで、ここからはスタンドFMの配信者の方やポッドキャスト、音声で配信をね、
実際されている方向けのお話もちょっとちらっとね、させていただければなと思ってます。
まずスタンドFMの狙いをちょっと見ていきたいと思うんですけど、
この公式パートナープログラムの収益換算の基準が再生時間なんですよね。
1再生時間あたり何円ですよっていう単価設定になってます。
だから、より長い時間リスナーさんに聞いてもらえる方が収益が上がりますということですよね。
これはさっきお伝えした通りなんですけど。
これは何かっていうと、要するにユーザーの方、リスナーさんにより長く聞いてほしい、
より長くアプリを触ってほしい、アプリを利用してほしい、サービスに触れてほしいっていう思惑なんですよね。
どういうことかっていうと、中身のある面白いコンテンツを配信してくださいってことだと思うんですよ。
簡単に言ったら、面白いコンテンツを配信してね、ちゃんと聞かれる面白いコンテンツを出してくださいねっていうこと。
それに対して対価収益をお支払いしますよっていう意思表示だと思ってます。
だからそこにはフォロワー数とか再生回数とかコメント、いいねの数っていうのは特に関係ないんですよね、それに関しては。
スタンドFMだとアナリティクスっていうのが自分のチャンネルで見れて、
再生回数とコメント数といいね数が一応見れるようになってるんですよ。
でもこれは公式パートナーの収益の基準からしたら実は関係のない話。
なのであんまりそこを追い求めてやるっていうのも意味ないんですよね、収益的なところで言うと。
もっと言うとスタンドFMの思惑的に言うとあんまり関係のない数字。
もちろんコメントがいっぱいある方が配信盛り上がってたりリスナーさん巻き込んで投稿ができててっていうので、
それはそれで良かったりとかいいねの数が多い方が盛り上がってるみたいな見方もできるんですけど、
あんまりそこは本質的じゃないと。
これは想像なんですけど、コメントとかいいねの数が見える理由っていうのは多分モチベーションになるからだと思うんですよ、再生回数とかも。
自分が投稿しても全然再生されてなかったりとか全然反応がなかったりしたらちょっとモチベーション下がってくるじゃないですか、配信者として。
そういうことがないように一応再生されたら再生1されました、2されましたっていうのがカウントされたり、
いいねがありましたとかコメントきましたとかね、レターもらいましたとかそういう反応がちゃんと見えるようになってて、
それがまたモチベーションになって配信を楽しく続けてもらえるような仕組み。
そのためのアナリティクスだと思ってます。
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だからあれは配信者向けの機能で、配信者の方がモチベーションを保って楽しく継続できるようにわざわざ再生回数とか見えるようにしてるのかなっていうのは想像するんですよね。
一方で公式パートナープログラムのSPPに関して言うと、
より長く聞いてもらえばもらうほどそれに対して収益をお支払いしますよという仕組みになってるんですよね。
だからそのアプリ側の運営側の狙いを組んであげるとしたら、
僕ら配信者としてはおもろいコンテンツ、長く聞いてもらえる、じっくり聞いてもらえる面白いコンテンツを配信していくということに尽きるのかなっていうのは思うわけですよ。
だからこれ最近スタンドFMの方でもちらちら見受けられるんですけど、
なんか相互フォローしましょうみたいなライブ配信があったりするんですよ。
フォロワー数増やして頑張りましょうみたいなライブ配信。
ちなみにスタンドFMの公式パートナープログラムの一つの基準、一つの目安としてはフォロワー1000人というのが公式で言われてるんですよね。
フォロワー1000人から審査させていただきますみたいなことが言われてるんですよ。
実際は人がね、おそらく運営側で人間の目でジャッジされてるので、1000人超えたから全員SPPになるかというとそうではないようなんですけど、
とにかく1000人というのが一つの目安になってますということなんで、
じゃあフォロワー増やさないとって思って相互フォローしましょうみたいな。
相互フォローしましょうって言ってライブ配信したりとか、
あとなんか始めたての人とかにもう手当たり次第に自分からフォローしていって、
フォローバック、フォロバーを期待してフォローしまくるみたいな。
とか、コメントでね、フォローしてほしいですみたいなコメントとかで絡んだりして、
とにかくいろんなチャンネルに露出して、自分フォローしてねーみたいなアピールをするみたいなのが、
やっぱちょこちょこ見受けられるんですよね。
それはね、本当に意味がないなーって思います。残念ながら。
だって、それでもしね、スタンドFMのSPPになったとしても、
結局再生時間あたりの単価で収益が決まるわけじゃないですか。
そんな相互フォローとか、フォローアピールとかで増やしたフォロワーさんって、
多分ね、自分の放送全然聞いてくれないと思うんですよね。
だから全然聞いてくれない架空のフォロワーさんを増やしたところで、
あんまり意味がないというか、全然意味がないわけですよ。
だから、もっと長期的な目線で立って、スタンドFMとか音声市場自体も、
これからどんどん盛り上がっていく、これからどんどん成長していくサービスだと思うので、
そのサービスを一緒になっていけるような形でね、
長期的な目線でお付き合いできるような配信をした方がやっぱりいいんやろうなっていうのはすごく思います。
例えば僕らの番組で言うと、これも試行錯誤を繰り返している最中でまだまだ発展途上であるんですけど、
一応より良いコンテンツが発信できるようにと思って工夫したりもしてます。
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例えばいい音質で配信するようにしていたりとか、マイクとか準備したりして、
あるいは聞き応えのあるトークの内容になるように、今回はどういうテーマで話そうかなっていうのを考えていたりとか、
あとは月水金定期更新にしてるんですけど、定期更新にしていたりとか、毎回2,30分程度の長さに、
長すぎず短すぎずがこれぐらいかなと思って、これぐらいの時間にまとめてね、
日常の毎日のシーンで聞いてもらえるようにしたりとか、色々試行錯誤しつつ工夫はしています。
どういうやり方が正解かっていうのはないと思うし、番組によってもやり方は変わると思うんですけど、
とにかく良い配信できるように楽しい、面白いコンテンツ、リスナーさんに喜んでもらえるようなコンテンツにするために、
どうしたらいいかっていうのを考えて試行錯誤してるわけですよ。
そういう姿勢の方が大事かなって思います。
フォロワー増やすぞとかね、再生回数増やすぞとかよりも。
僕らがどういう工夫をしているのか、聞かれる配信にするためにどうしているのかということについては、
また後日詳しくご紹介もしようかなと思うんですけど、
今後も音声配信のノウハウだったり、音声市場、音声についてどう考えているかみたいなことについてもお話ししようかなと思っているので、
配信者の方もぜひフォローして聞いていただければと思います。
今回は増刊後ということで音声配信についてお話ししました。
また次回以降の放送もお聞きください。さよなら。