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2024-11-01 12:29

176 ZEN大学とミネルヴァ大学の刺激に期待する | 声で考える(0-7)

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ZEN大学はドワンゴと日本財団が協力して設立を計画している大学で、最近、文科省の審議会から設置認可の答申が出ました。正式に認可されれば、来年4月に開学する見込みです。ドワンゴが関わっていることからわかるように、主にオンラインでの授業提供が中心で、オンデマンドビデオでの学習が基本形になりますが、ライブ授業や対面の授業、課外活動も予定されています。これらの活動には日本財団の協力が得られるようです。

私は以前から、このようにオンラインで学士号が取得できる大学は、現代に必要だと感じて注目してきました。特に日本財団が関わる点は大きな魅力です。今年の4月、日本財団がアメリカのミネルヴァ大学と包括連携協定を結んだことも知り、さらに興味が湧きました。

ミネルヴァ大学はキャンパスを持たず、学生が世界中の拠点を移動しながら学ぶという独特のスタイルを取っており、授業はオンラインで提供されます。この大学も以前から注目していましたが、日本には拠点がなく、来年秋にようやく日本にも拠点が開設される予定です。ZEN大学が春に開学し、ミネルヴァ大学が秋に日本拠点を設置するというタイミングで、どちらにも日本財団が関わることから、両大学間での連携も期待できるのではないでしょうか。

オンライン授業の質については、多くの人が不安を抱くかもしれません。放送大学の授業をイメージする方もいるかもしれませんが、ドワンゴが運営するニコニコ動画など若者に人気のある仕組みを活用することで、深い学びも期待できるはずです。ドワンゴは教育分野の経験が豊富というわけではないので、教育的な効果を高めるには試行錯誤が必要かもしれませんが、教育効果が高まる可能性は十分にあります。

このようなオンライン大学の成功の鍵は、自由になった時間と場所をいかに有効活用するかにかかっています。ミネルヴァ大学がそうであるように、オンライン化を単なる通信制とするのではなく、通学制の大学にはない強みを発揮する必要があるのです。通学制の大学も従来の教室授業に加え、オンデマンド授業を増やし、自由な時間を設けて多様な学びを可能にする方向へと変わるべきだと思います。

もっとも、自由度が高いことに戸惑う学生も多いでしょう。いわゆる「面倒見のいい大学」の存在もありますが、学生の主体性を引き出すために、適度なサポートが求められます。ZEN大学も、生活面を支えるクラス・コーチ、授業サポートを行うアカデミック・アドバイザー、キャリア支援アドバイザーなど、各分野のスタッフを配置し、学生をサポートする体制を整えるようです。学生がただビデオを見るだけで終わらないような環境を整えているようで、うまくいけば良い大学になるのではないでしょうか。他の大学もこれらの良い点を取り入れていくことが求められます。

私も通学制の大学で教鞭を執っていますが、来年開設されるZEN大学やミネルヴァ大学の日本拠点が、日本の既存の大学にどのような影響を与えるか注目しています。そして、自分の大学でもより良い教育を提供できるよう、この新たな動きから学び、取り入れていきたいと考えています。(AIによる要約)

新しいオンライン大学「ZEN大学」(仮称・設置認可申請中)大学設置・学校法人審議会が認可に関し 「可」とする答申を公表(プレスリリース,2024.10.29)

ミネルバ大学と包括連携協定を締結(プレスリリース,2024.4.23)

#声で考える #ZEN大学 #ミネルヴァ大学

サマリー

ZEN大学は、ドワンゴと日本財団が協力し設立予定のオンライン中心の大学で、文科省から設置認可の答申が出ており、来年4月の開学が見込まれています。オンデマンド学習を基本としつつ、ライブ授業や対面授業、課外活動も予定され、日本財団の協力が得られる点が特徴です。また、日本財団はミネルヴァ大学とも提携しており、ミネルヴァも来年秋に日本に拠点を設置予定で、両大学間での連携も期待されています。ZEN大学は、ドワンゴの動画配信技術を活かし、また学生の主体性を引き出す学習支援体制も充実させる方針です。こうした新たな試みが既存の大学にどのような影響を与えるか、今後の展開に注目しています。

ZEN大学とミネルヴァ大学日本拠点
ZEN大学とミネルヴァ大学の刺激に期待するというテーマで少し語ってみたいと思います。
ZEN大学というのは、ドワンゴと日本財団が協力して設置を計画している大学ですが、
つい最近、文科省の審議会がこの大学の設置認可を「可」とする答申を出したようですので、
そのうち文科省が認可をし、正式に来年の4月開学されると思います。
この大学は、ドワンゴが関わっていることからわかるように、オンラインで授業を提供する、
基本的にはオンデマンドのビデオを観ることで授業を受けるという形になるようですが、
その他にもライブのオンラインの授業もあるだろうし、また対面の授業、それから授業以外の様々な課外活動も用意されているようです。
その様々な活動に関しては、日本財団が行っている様々な活動、そこが活用されるようですね。
この大学については、前から注目していまして、オンラインで学士号が取得できる、
そういう大学、これは今の時代に是非とも必要な大学だろうと思っていまして注目してきたのですが、
特にこの日本財団と関わっているというところがまたもう一つ注目点ですね。
最近知ったのですけれども、日本財団は、アメリカにありますミネルヴァ大学というところと包括連携協定を結んだと、
これが今年の4月だったそうですけれども、そういう情報をつい最近知りまして、
このミネルヴァ大学というのも私は前から注目していました。
この大学も授業はオンラインで行うということなんですけれども、
特にこの大学がユニークなのは、キャンパスを持たずにですね、世界中にさまざまな拠点を設けて学生が移動しながら学ぶという、そういう形なんですね。
そのために授業はオンラインで受けると、世界中のどこにいてもオンラインで授業を受けることができる。
他方で世界各地でいろんな体験をすると、そういう大学でして、日本にはその拠点というのがなかったんですけれども、いよいよ日本にも拠点ができるということなんですね。
これが日本財団が関わってそれが作られるそうなんですけれども、
来年の秋を予定しているそうですけどね。
大学教育の新しい形
ですから来年は 、春にZEN大学が開学し、秋にミネルヴァ大学の日本拠点がスタートするということで、どちらにも日本財団が関わっているという、そういうことなんですね。
これは本当に今までの大学とは違う、今までの一般的な日本の大学とは違う大学が生まれる、あるいはその大学の拠点が日本にできるということで、
しかも日本財団が両方に関わっているわけですから、ZEN大学とミネルヴァ大学の何らかの連携もおそらく起こるだろうと思うんですね。
ですので、これはますます面白い展開になるんじゃないかなというふうに思っているんです。
オンライン、特にオンデマンドの授業を受けるだけで勉強するというのだと、その勉強の質はそんなに高くないというふうに多くの人は考えるんじゃないかと思うんですね。
これはなんとなくイメージとしては放送大学の授業、これはオンデマンドってわけではないんですけれども、テレビとかラジオとかで観たり聴いたりできる、ああいった授業ですね。
画面越しに先生が何か話しているのを聞く、あんなのを聴いたって勉強にならないんじゃないかというふうに思ってしまうわけですが、放送大学ももちろん今インターネット使ってましてだいぶ変わってきているのではないかと思うんですが、
特に若者に人気のあるニコニコ動画とかニコニコ生放送とかそういったことを運営しているドワンゴがかかっていますから、そこはきっと若者にも楽しめる仕掛けを作っていくだろうと思うし、
単に楽しむだけではなくて、そこに何らかの深い学びが生じるような、そういうことも起こっていくんじゃないかと思うんです。
ただ、ドワンゴはもともと教育というものにずっとかかわってきたわけではないところですので、教育的観点からそれをうまく活かせるようになるには少し時間がかかるんじゃないかと思います。
最初は目新しさとか、あるいは学費の安さとか、そういうところで注目されることが多いかなと思うんですけれども、でもこのやり方はですね、うまくやれば本当に教育効果が上がるやり方だと私は思うんですね。
しかも日本財団が関わっていろんな体験の場を設け、しかもアメリカの大学とも関わっていくということになりますとですね、これはもう本当に他の日本の大学はですね、うかうかしていられないと言いましょうか、
ちょっと見劣りしてしまうようなそういうところも出てくるかもしれませんね。
ですから、さまざまな形でオンライン授業というものは多くの大学に取り入れられていくだろうと思います。
そのオンライン授業というのは単にオンラインでやるということが重要なわけではなくて、ミネルヴァ大学でもそうですが、オンラインにすることで自由になった時間と場所、これをどううまく使うかということが問題なわけですね。
そこまでちゃんとやらなければ、結局今まであった通信制の大学と大差ないことになってしまいまして、やっぱり通学制の大学の方がいいねという話になってしまうんですけど、
そのオンラインで自由になった部分を最大限に利用しますと、絶対に今までの通学制の大学よりはいいものになるだろうと私は思います。
ですから、今の通学制の大学も単に今まで通り教室で授業をやるのではなくて、どんどんオンラインの授業、特にオンデマンドの授業を増やしていって、その分自由になった時間と場所を、既にある施設を有効活用してですね、
カリキュラムも変えて、できるだけ自由化してですね、多様な学びに対応できるようにしていく必要があるだろうなというふうに思います。
ただ、自由っていうのはですね、難しいもので、自由にやってくださいって若者に言ってもですね、困ってしまう人が多いんじゃないかと思うんですね。
それで、いわゆる面倒見のいい大学っていうんでしょうか。大学生にもなってっていう感じはするんですけれども、本当に細かいところまで面倒を見る、そういうことが今行われてますけれども、そこをですね、やっぱりうまくやらないといけないですね。
学生の主体性、自主性を最大限に活かす形で、やりすぎないっていうのが大事だと思いますね。ですが、全くやらないのも良くないので、その加減っていうのがとても難しいかと思うんですけれども。
ZEN大学はですね、そういうサポートのためのスタッフをたくさん用意するという計画のようでして、クラス・コーチでしたかね、生活面でのサポート、それからアカデミック・アドバイザーですかね、授業に関する様々な相談に乗る人。
そしてキャリアですね、就職その他、キャリア形成に関わるアドバイザーとかですね、いろんなアドバイザーがサポートする体制を作っているようですので、決して学生がビデオだけ与えられて放っておかれるという、そういう形にはしないということのようですが。
どうなるでしょうか、これうまくいけばですね、本当に良い大学になるんじゃないかなと思いますし、他の大学もその良いところを取り入れてやっていく必要があるかなというふうに思いますね。
ということで、私は普通の通学制の大学の教員をやってますが、来年生まれる大学と、それからミネルヴァ大学の日本拠点の刺激というものが、日本の既存の大学にどのような影響を与えるか楽しみに見守っていきたいと思いますし、
またもちろん他人事のように言っている場合じゃなくて、私も自分の勤める大学でより良い教育ができるように、この新しい動きをしっかりと見て、いろいろ学ばせてもらいたいなというふうに思っています。ということで、それではまた。
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