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2024-03-27 10:12

レコードが売れてるけれどCDも盛り返すかも?、という話

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そういえばLISTEN勧められたきっかけだった、タクシー内での近藤さんたちとの最近の音楽業界の話について、取り留めもなく話した内容です。レコードが来日する外国人に売れてるのは確かですが、CDのコスパの良さにも気付き始めてる、とかそういう話です。

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こんにちは。久々のポッドキャストです。何か面白いこと喋ろうと思っても、なかなかパッと思いついても、いざ喋ろうとなると何があったかな、みたいな感じになってしまっていたので、しばらく投稿ができませんでした。
そもそもリッスンを始めるきっかけになったのが、渋谷で近藤さんとKaiさんというリッスンの顧問でやってらっしゃる方ですけど、あともう一人と4人でタクシーで移動したときに、HMVって今あんまりイマイチだよねという話になって、
いや、そんなことないよ。今HMVってレコードで盛り返しててという話をしたら、それをポッドキャストにしたらいいんじゃない?って言われたんですよね。それじゃあちょっと今回は最近の音楽業界について話してみようかなというふうに考えています。
2000年ぐらいからだいぶ音楽業界変わってきまして、一番大きかったのがApple Musicのスタートですね、サブスクリプションサービスですね。今皆さん音楽どういうので聴いてらっしゃいますか?
結構YouTubeで聴いたりだとか、あるいはSpotifyだとかApple Musicだとか、無料のものあるいは有料でもよく使うサービスのもの、そういうものを定額、月額で払って聴いてらっしゃるという方が多いんじゃないかと思います。
音楽配信自体は2000年代に始まりまして、iTunes Music StoreというのをAppleが始めて、これが結構大々的に宣伝もされたんですけれど、実際のところ売上的にはそれほどインパクトがあったかなというと、あんまりそういう実感はなかったですね。
iTunes Storeの日本発表会に私も行きましたけれど、ゲストとしてベックが出てきて、スティーブ・ジョブズが講演をしてみたいなものを生で見たわけですが、その後音楽関係の雑誌の出版社に勤めて感じたのは、音楽配信で音楽を買っている人はどうも編集部の中にいないらしいということに気づいたんですね。
物がないのにデータだけ買うということにだいぶ躊躇がある方というのはまだいたみたいで、CDですと普通のジュエルケース、プラスチックのケース以外にも特別な限定版みたいなものとかもたくさん出したりして、そういうものが欲しかったりして、みんなCDにお金を落としていったというのがだいぶ2000年代だと思います。
それらが大きく変わるのはサブスクリプションサービスが出てきたことだと思うんですよね。
赤額1000円いかないぐらいのお金で何でも入っているものだったら聞き放題というのはかなり魅力的だったみたいで、私もCDを毎月買っていたんですけれども、最近はほとんど買わなくなってしまいましたね。
どうしてもサブスクリプションサービスからなくなってしまったら困るなみたいな、そういう音源があるときだけ購入するところになってしまったわけです。
ところが10年くらい前から傾向が変わってくるんですね。
10年前というとApple Musicが始まったのが2015年ですけれど、それと並行する形でアナログレコードというのが見直され始めたんですね。
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見直された理由というのは色々あると思うんですけれど、例えば過去の名盤を安くで買えたりだとか、あるいは物としての魅力が大きなジャケットがかっこいいだとか、人によって色々あるとは思うんですけれども、
話によると海外ではレコード売り上げがCDの売り上げをすでに越していると。
ただやっぱりサブスクの方が売り上げは10倍くらいあったりして、音楽好きな人、物として手元に残しておきたい人という人たちがレコードを手元に置いておくということが増えたみたいです。
それも人気のアーティストがレコードをそれぞれたくさんの枚数はリリースしないので、後々高値がついたりとかそういうのを見たというのも多分あるような話もあるんじゃないかなと思っています。
それが実際の日本の実店舗で売る音楽のショップとかにどういう影響を及ぼしたかと言いますと、まずタワーレコードとかHMVとかが割とだいぶ店舗が少なくなってしまったんですね。
CDコーナーもどんどん減少していって、レコードの方がちょっとずつ増えている。
HMVですとレコード専門のHMV店舗というのもあったりとかして、そこでは中古なども含めてレア盤を扱ったりとかしているんですね。
どういう人がレコードを買っているかというと、音楽好きな人というのもあるんですけど、実は結構な数の人が来日する外国人なんですね。
というのは、昔90年代ぐらいからなんですけれども、日本でレコードに目をつけている人たちというのはたくさんいて、海外から買い付けをしたレコードを売っていたりだとか、そういう結構質の良い珍しい版とかが日本にたくさん流通しているんですね。
また海外では再発売っていなかったりするようなレコードが日本ではあったりとか、そういうのもあったりして、
さらに最近耳にしたことがあると思うんですけど、シティポップという70年代末から80年代頭ぐらいの日本の歌謡曲、歌謡曲の中でもどちらかというとちょっとジャズフュージョンの感じが、テイストが感じられるようなそんな音楽がシティポップという新しいラベリングで人気になっていて、
これをいろんなDJの人だとか音楽好きな人たちが買っている、そんな状況もありまして、今中古レコード屋さんに行くと結構な数の外国人が多いんですね。
僕は2017年まで3年半ほど福岡に住んでいたんですけど、そこで一つレコード屋さんがあって、いつ行っても客が一人二人しかいなくて、もうここいい加減潰れるんじゃないかなと思っていたんですけれども、
一昨年福岡に行ったときにその近くにあるバーに行って、あそこまだやってますかって聞いたら来日外国人で賑わって盛り返しているって聞いてびっくりしたことがあります。
じゃあ今レコード屋さん、中古CD屋さんとか中古レコード屋さんが賑わっている、外国人に賑わっているというのもまた新しい段階に来ていて、
どうもこれは私も外から他の人から聞いた話なんですが、Facebookのグループで多分コレクターか何かのグループですかね、日本でどんな店があるのかみたいな情報を交換しているんですけれど、
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昔はレコード屋さん、中古レコード屋さんがどこにあるかというのを集めた本とかも出ていたんですけど、今は多分もうないのかな、そういうのもなくてネット上で情報交換するようになっていて、
そこで外国人たちの投稿を見ていた人が気づいたんですね。日本CDだいぶいいものが安くで売っているよねっていうことに気づいたらしいんですよ。
海外アーティストの日本版とかもそうなんですけれども、日本だけ特殊仕様でボーナストラックがついていたりだとか、ラフミックスが載っていたりとか、そういうボーナスがあるんですね。
そういうものがコレクターにとっては結構魅力的だったりとかして、あと純粋にCD自体を売っているお店というのがやっぱり海外では減っているらしいというのもあるみたいで、
あと結構日本では昔の古いアーティストなんかも新しいリマスターとかで再発が出ていたりとかして、そういうものもかなり魅力的に映るみたいなんですね。
でも日本の中古屋さんとかにCDを売りに行くと、実際のところ買取価格は割と減少気味で、でも店頭販売価格は実はそれほど下がってはいないみたいで、
それを考えるとやはり海外の人向けにCDも売ろうとしているのかなというようなことを感じています。
実際海外でもCDの見直しというのが来ていて、イギリスのHMVだったと思うんですけれども、オーナーが代わっていろいろと棚の品揃いとかを変えたりとかしたら、CDの売上が伸びてきたみたいなニュースも最近見たことがあります。
こういうクリエイティブなものって必ずしも利便性だけが売り上げを左右するわけではなくて、何か不自由さだったりとか、他の人が見つけていない新しい楽しみ方だとか、レアな音源を探す楽しみとか、そういったものとかも含めて、それらも含めて音楽というものを形作っているんじゃないかなという感じがすごく最近しています。
ただ、日本において新しくCDが発売されて大きな売上が出るかということを考えると、そこはちょっと厳しいものがあるんじゃないかなというふうには考えているんですよね。
というのは、私、会社がクラシック関係ということで輸入盤のクラシックをよく買っていたんですけれど、コロナ以降Amazonが輸入CDをあまり扱わなくなってきてしまったんですね。
クラシックに限った話なのかもしれませんが、輸入CDだったらHMVのサイトが今一番情報も量も充実しているみたいな感じになっているんですけれど、それも日本で輸入するところがあるレベルだけになってしまっているので、
単的に流通する経路というのが減ってしまっているというところが今問題なのかなというふうに思っています。
これはCDに限った話で、ストリーミングで聴ければいいじゃんという話もあるんですけどね。
あと個人的にストリーミングで面白いと思ったのが、あれだけスーパーオーディオCDだとかDVDオーディオだとかで煽っていたハイレゾ、いわゆる高音質音源というのが全然普及しなかったのが、
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ストリーミングサービス、サブスクの方でハイレゾ対応ということを歌いだしたら、妙に急に業界全体がハイレゾの方を向き出したというのもすごく面白い話だなと思っています。
クラシックもちろんのこと、ジャズやロックももうだいぶ出てきてから何十年も経って、一つの伝統芸能とまでは言わなくてもクラシックな古いもの、昔からあるものとなってきましたよね。
そういうものだからあまり流行りとかには左右されないみたいな感じで考えている方もいるかもしれないですけれども、こんな感じでこの10年20年くらい見るだけでも大きな変遷があるところを考えると、これから先まだまだ色々と音楽業界は変化があるのかなというふうに考えています。
こういうネタは誰かと話すともっといろいろ話が出てきて面白いのかもしれないですけどね。
とりあえずは今日は一人で適当に喋ってみました。
それでは。
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コメント

以前私の好きなバンドが「アナログ化!」という見出しで、アルバムのカセットテープ版をリリースしていて驚きでした! デザインも凝れるし、たしかによくよく考えてみると、カセットテープって小さいし可愛いかも…なんて思ったり。 ひそかに、流行って欲しいなと思っています…笑

細谷滝音

実はカセットテープ専門店が中目黒にあったりします笑 カセットだけじゃマニアックすぎるのか、レコードも扱い始めたみたいですが。みんな再生機器持っているのかな?と思ったら、USBでパソコンに繋いで鳴らせるテーププレイヤーなんていうのもあるそうです。アナログにするとデジタルよりは電気的には音が「悪く」なるんですが、それが逆に音質的に合っていると「良い」なんて言われることもあって、デジタル録音したものをテープに録音し直す、なんていう録音テクニックもあるそうです。

きり きり

中目黒に!ちょっと行ってみます…! 音楽的な音の良し悪しはほんとに場面によって変わりますよね。 すごく昔の音源を聞いて、ちょっと音割れみたいな音質でもそこがいいな、なんて感じることもあったり…本当におもしろいですよね。

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