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2024-03-21 06:35

電子楽譜ってあるの?でもJASRACがね〜、という話

すごい間が空いてしまいました。電子書籍だけで売上上げられるなら出版社としては大助かりだけれども、という話です。今のところ、楽譜は基本は紙ベースで動いています。ちなみにプロの音楽家は楽譜見るのにiPad Proを使っている人が多いです(他のタブレットでは小さすぎるので)。

7回目じゃなくて8回目ですね。

サマリー

本屋さんの調子が悪い中で、電子書籍の販売が増えています。楽譜の世界では、電子楽譜の普及について話がされています。電子楽譜の販売では、著作権の問題があり、JASRACに許諾を得る必要があるなど、国境を考慮した配信が難しいという問題も浮かび上がっています。

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こんにちは。だいぶ間が空いてしまいましたが、7回目のポッドキャストとなります。
本屋さんの調子と電子書籍の増加
最近のニュースで、本屋さんがだいぶ調子が悪いということで、
経産省が本屋さんを救済するためのいろいろな政策を考えている、みたいなニュースを見ました。
その時、ふと思ったのがですね、やっぱり本屋さん調子が悪いという一方で、
電子書籍の方がコロナで外出できなくなった人の間で買うようになって、
だいぶ持ち直したという話があるんですね。
電子書籍の良いところというのは、書いたい時、いつでもすぐ書いて読めるというところと、
あと、出版社の方にとってみたら在庫リスクがないというところが良い点になるわけですが、
やっぱりそれは楽譜の世界でも同じなんですね。
楽譜も電子楽譜というのが出回っていて、これらをPDFなどで販売するサイトも存在します。
有名なところですと、海外だとシートミュージックプラスというところとか、
あとは、これはイギリス限定になるんですかね、
シートミュージックダイレクトというのがありまして、
これらのサイトで楽譜を購入することができたりします。
またサブスク型のサービスなどもありまして、
校訂楽譜などで有名なヘンレなどが出していたりする楽譜とかをサブスクでいつでも見れるようになるサービスアプリがありまして、
nkodaというアプリなんですが、これは結構音楽家で知られていて、使っている人もちょくちょくいます。
ヘンレだけのライブラリーというのもあったりするんですけどね。
というわけで、うちでも電子楽譜を販売していたりするんですが、
音楽の場合ですとひとつ引っ掛けるものがありまして、それは何かと言いますと著作権の問題なんですね。
いわゆる音楽著作権でJASRACに登録しているものとなると、
こちらを販売する場合には配信の許諾を得る必要があるということがあるんです。
このあたりちょっと普通の書店とかの人だと感覚がわかりづらいと思うんですが、
なぜかJASRACが許諾を出して、配信できる地域が日本だけに限るという形で許諾が下りるんですね。
考えてみたら、例えばスポーティファイが海外で始まったとき、
日本柄から海外のスポーティファイに登録しようと思ってもできなかったりとか、
Apple Musicとかもそうでしたよね。
iTunesストアが最初ですかね。
そういったことがあって、音楽の世界はどうもまだまだ国境が存在するという状態で、
海外にも配信したらどうしたらいいですかとJASRACに一度聞いてみたことがあるんです。
そうしたら彼らの返信は、配信したい国一カ国一カ国それぞれの著作権団体に許諾をもらってくださいと
そういうことを言ったんですね。
でもインターネットの世界ですから、IPで制限しない限りはどこの国の人だろうとアクセスされてしまうと。
IPで制限しない限りはどこの国の人だろうとアクセスできるという状態になっているわけですね。
アメリカからアクセスする場合、アメリカのお客さんに売りたい場合は
全米レコード協会だとかASCAPだとかに許諾を得て、
イギリスだったらPRS、フランスだったらSACEM、ドイツだったらGEMAに許諾を得てくださいみたいなことを本当に言うんですね。
現実としては無理ですよね。
実際じゃあネットの世界どうなっているかというと、YouTubeで音源とか上がっていますけれども
オフィシャルの音源の場合ですと海外からのアクセスを拒否するということも一部行われていたりするみたいですが
基本的に全世界どこからでもアクセスできるようになっていますよね。
そのことは絶対JASRACも知っているはずで、そのあたりほぼ建前の世界になってしまっているんですね。
著作権を持っている、これは実際の著作権を管理するところが作曲家の代わりに音楽出版社と呼ばれるものが開催したりするんですが
我々の間ではサブパブなどと呼んでいたりするんですけれども
これらのところと話をすると、それとなく明言はしないんですが
大丈夫ですよとははっきりは言わないのですが
特に問題はないんじゃないですかみたいな感じのことを言うんですね。
問題はないと言ったらちょっと言い過ぎかもしれないですけれど
言い方としてはこれで許諾したことになりませんかということで明言はしないんですが
実質認めてしまっているというような状態になっているんです。
本当にこれって大丈夫なのだろうかということをレコード会社の人と話をしたことがあるんですが
まあ多分大丈夫でやろうというのが結論なのですが
基本的にやっぱり公的なと言いますか会社がやっているようなサービスで
オープンにJASRACの言っているのと違うことをやろうとしているところは今のところあまりないみたいですね。
よくYouTuberとかが音源を使うのに許諾なくてもYouTubeだと使えるとかという話になってはいるんですが
YouTubeでも包括契約をしているとジャスラックと契約していても
海外に関してはまた同じように許諾を取る必要があるというのが立て前のはずなのに
もうそれは多分やっていないと思うんですね。
そういうよりもそもそも日本人がアクセスしているYouTube
多分あそこはGoogleではなくYouTube海外の方に多分アクセスしていることになっていると思うんですね。
なんでこんな面倒くさいことになっているのかなと考えてみたとき
多分著作権団体が手数料を取ったりするんですが
そういったところで著作料の手数料を取ることができなくなるのでから
各国の許諾を取る必要があるみたいなことを言っているのかなとか
いろいろ考えているんですが
今のところはっきりと言うと
実のところJASRACなどに著作権を委託したとしても
それで大きな収入を得られるのってかなり限られた話で
例えば映画のテーマ曲に通じて使われたりだとか
あるいはテレビで放送されるテーマ曲に使われたりだとか
あるいはカラオケで放送されるテーマ曲に使われたりだとか
あるいはテレビで放送されるテーマ曲に使われたりだとか
あるいはカラオケでたくさん歌われる曲だったりとか
そういうものでない限りは
実のところそんなにあまり著作権収入はないんじゃないかなと思っているんですが
これはまたいずれどちらかで文章にしてみたいなと思っている話です
今日はこのぐらいで
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