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たべものラジオ。
掛茶料理むとう、武藤拓郎です。
武藤太郎です。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、食べ物の知られざる世界を、ちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
はい、ということで最初にね、お知らせです。
お知らせを、はい。
7月2日、日曜日。
おっ、はい。
夜8時から。
はい。
食べ物ラジオ配信、2周年記念のYouTubeライブ配信を行います。
おー。
おー。
なんか言ってたね、だいぶね。忘れてたよ、完全に。
でもね、今、最新回。
今日が6月の23日で、雑談のね、最後を配信したんだけど。
そこでね、7月2日に、2周年を迎えるという話をしてた。
してましたっけ?
うん。
忘れてるわ。
俺も忘れてて、なんかやります?みたいなこと言ってて。
それをね、さっき配信の編集をしてて、聞いて思い出すという。
あ、忘れてたと思って。
だめですね、我々台本がある本編はおおむね覚えてるんですけど、雑談回結構忘れますね。
忘れるね。
あの、しかも今日ね、今撮ってるんですけど、これ実はそばのシリーズ収録2回目なんで。
バラした、言った。
これね、前日にもね、深夜昨日何時時間?4時間ぐらい頑張って撮ったんだけど。
うん、やりましたね。
まあね、内容をちょっと詰めすぎて偉いことになったもんね。
1話が90分超えるとかね。
やりました。
しかもその収録の冒頭でね、また今日は寒いですねなんて話を始めようとしていて。
うん、しました。
それ6月の1日のね、雑談会でもしてんのよ。
あ、そっか。
同じようなこと言ってるの、しかもちょうど同じような気候で。
だめなやつだね。
だめなやつ。
聞いてる側はね、配信の4日後にまた聞くことになるから、それ聞いたわって絶対なるんだよね。
あの、日本人困ったら天気の話します。
今日は良い天気ですねってね、エレベーターの中で話してるんですね。
7月の2日。
7月の2日の夜8時から他のほうかなと思ってます。
はい。
また詳細はまだ何にも決めてなくて、っていうのはさっき思い出したんで。
うん、さっき聞きましたんで。
そうだっけみたいな話をしてたんでね。
質問を募集しておこうかなと思って。
はいはい。
質問はディスコード内、サポーターのディスコード内か、またコメントフォームがホームページの方にありますんで、そちらからコメントいただくか、
あとは質問箱、概要欄に貼ってある質問箱のリンクから質問箱に飛んでいただいて、そちらから質問をしていただくという流れでお願いしたいなと思います。
はい。
質問、ご質問いただくと大変喜ばしいことなんですが、ライトなやつでもいいですよ。
そうね。
はい。
がっつりでも、まあそれはそれでね、掘り甲斐があるけど。
そうですね。
恋愛相談とかもやってみますか。
役に立たねえのか。
こんなおっさんが答えるのかな。
いやわかんない。
はい。
で、まあこれさっきも思いつきなんで、まだね、承諾も何も話すらしてないんだけど、仲のいいノート職ならモラジョさんとか別作さんとかにもちょっとね、
10分ぐらいこう、あのちょっとお電話じゃないけどつないで、ちょっとだけこう参加してもらうっていうね。
あーなるほど。
そういうイベントもいいかなと思う。
言ってないでしょだって。
言ってない。
言ってないのに収録してんだこれ。
収録してんだ。
これ終わった後にもしかしたら聞いてみてダメって言われたら当日はなしという。
そうですね。
忙しいんでね、皆さんね、来れるときにこう参加してもらってっていう形でもいいかなと思います。
サポーターの方はですね、サポーターのチャンネル内の外部ライブ配信用っていう音声部屋のテキストだけが打てる場所があるので、
そちらからYouTubeの配信のコメントも打てます。
なるほど、はい。
そちらからコメントを当日打っていただいても大丈夫ですし、YouTubeの方でプラットフォームから直接打っていただいても大丈夫です。
はい。
はい、というお知らせでした。
はい。
はい、ということで、もうね、なんか2回目の収録だと何しゃべっていいかわかんないね。
まさか4時間撮って全部ぼつるっていうね。
もうね、昨日はね、後半正直眠かった。
そうですよね、リアクションどんどんなくなってきましたからね。
うん。
私だけがテンション上がってる状態。
上がってたね。
はい。
上がってたけど、あのね、情報量がね、ギュッとしすぎない?
あの、冷静に振り返るとですね、2話でおよそ6話分の情報量ちょっと超えるぐらいのもの詰め込んでたんですよね。
うちのラジオ基準でね。
そう。
やばいぞそれは。
はい、じゃあ今日はちょっと軽めでいきましょうか。
軽めでね。
早速ね、本編いきたいと思います。
蕎麦の歴史とピーク
はい、では新シリーズです。今回は蕎麦。
蕎麦。
はい、蕎麦やりますよ。日本全国の蕎麦ファンの皆様大変お待たせいたしました。
そんなにいるのかな。
いるでしょ。
いるか、ラーメンファンと同じくらい。
だから蕎麦が好きな人がたくさんいるから、今ちょっと減りましたけど日本全国どこの駅に行っても立ち食い蕎麦が駅の周りにはあると。
ホームで電車待ってる間に食べたりしましたけど。
そうね、立ち食い蕎麦だよね、蕎麦というか。
あれはもう蕎麦ちょうだいって言ったらパッと出てきて。
もう天ぷら蕎麦とか言わないですからね。
天ぷらって言ったら天ぷら蕎麦出てくるんで。
昔はね昭和ですよ。
そんな感じで出てきましたんでね。
俺知らんのよな。
そうかもう宅の頃はちょっと減り始めてる頃かな。
あったよ、建物は。
駅のホームに行くとあったんだけど。
もうだいたいシャッター閉まっとる。
そうなんですよね。
僕まだ学生の頃とか常に開いてましたんでね。
そうなんだ。
吹き荒らしでね。
まもなく電車が参りますって。
こんな綺麗な声じゃねえや、おっちゃんが喋ると。
電車が参りますって言われるときにまだ蕎麦をすすってるとね。
おーおーおーってなるわけですよ。
そう、俺も話は聞いたことあるからさ。
駅のホームで短時間で駆け込むっていう感覚がわかんなくて。
食べてましたよ。
電車来るまでにあと5分あるから行けるかなみたいな。
そういう計算になるよね。
そうそうそうです。
でも俺今あったら食べてたのにな。
それでもう熱々で体がホクホク化した状態ですよ。
冬でも何でも。
食べ終わった時はそのまんま電車に乗り込むんですね。
いいよね。
いい感じですよ。
中に爪楊枝食えたまんま電車の中に乗ってくるおっちゃんいたりしてね。
あんた食べてたよねっていう。
そうだろうね。
今となってはね、電車内でご飯を食べることすらね、ちょっと人目が気になるというか。
そんな状況だけど。
そうですね。
今回はね、蕎麦のシリーズなんですけれども。
いつもだったらね、蕎麦の始まりは縄文時代の遺跡から出てまいりましてと。
よくあるですね。
よくあるパターンですね。
やめた。
やめたんだ。
冒頭からピークのとこから行く。
ピークから行くんだ。
蕎麦っていうのは日本の麺類の歴史からすると割と後発組なんですよね。
後発。
麺としての蕎麦っていうのは、植物としての蕎麦はかなり早く日本に入ってきているんですけれども。
麺になるのっていうのはもうそろそろ江戸時代かなくらいなんですよ。
江戸時代ぐらいか。
江戸時代に入るか入らないかぐらいから麺としての蕎麦が出てきて、そのドピークを迎えるのが1800年代ぐらいなのかな。
1700年代の後半から1800年代の前半くらいが、もう江戸の街なんか蕎麦屋だらけみたいな感じになるんですよ。
そうなんだ。
そこがピークの始まりというかね。一番ドピークで。
これの落ち着きを見せるのが昭和の終わり頃とか平成ぐらいの話。
そうなんだ。
なので、この一番ピークで盛り上がっているところを思いっきりフォーカスしてやってみようかなと。
そういえば今、蕎麦屋のチェーン店ってあまり見ないね。
大阪の蕎麦文化
そうか、そうですかね。
中尾だけか。
他にもありますよ。タラ蕎麦とか藤蕎麦とかもあるし、小室蕎麦、あとはゆで太郎とかね。
あそこうどんだけど蕎麦もやってたりとかするんで。
なんかイメージうどんの方が多いよな。
最近大手チェーンがうどんが強いんでそういうふうに見えちゃってますけどね。
もともとは特に東日本は蕎麦の方が多い時代が続いたんじゃないですか。近代以降だと。
東日本。
今でも東が蕎麦で西はうどん文化って言ってるじゃないですか。なことはないんですよ。
そうなの。
なことはないんですよ。だって日本最初の蕎麦専門店さん、大阪砂場蕎麦ってのがあってね。
大阪。
1580年頃にもあるんで。
そんな前にあるんだ。
江戸幕府成立が1603年ですから、それよりも前には大阪に砂場蕎麦っていう蕎麦屋さんができてるんですよ。
めちゃくちゃ流行るね。
京都は京都名物の蕎麦があるし。
京都名物。
だから山形にもヘギ蕎麦とかっていうのがあったりとか。日本全国にこの蕎麦の名産地があるわけですよ。
長野とかね。
もちろん長野は絶対忘れちゃいけない新種蕎麦があるんで。江戸が異常に増えたんです。
異常に増えた。
1対1で対比するんじゃなくて、江戸がちょっと異常なんですよ。
そうなの。
江戸っていうのはもともと麺屋さんがあって、その走りはうどん屋さんなんですね。
うどん屋さんから蕎麦屋さんになった。
もともとうどん屋さんがたくさん出てきて、うどん屋さんが蕎麦って麺もいけんじゃねってことになって、うどん屋さんが蕎麦をちょっと扱うようになってきた。一部で。
それがある時を境に逆転する。
逆転する。
そういう面白絵があったりするんだよね。江戸時代の浮世絵みたいな絵があって。
あれの中に国境本っていって、面白漫画みたいな感じで、昔話をモチーフにして、蕎麦がうどんを相撲で投げ飛ばすみたいな絵が描いてあったりとかね。
だから当時の江戸時代の人も、蕎麦がうどんをぶっ飛ばしたよねっていう認識してますね。
そうなんだ。
やってますやってます。
そんなことあったんだ。
それがずっと続いてるから、今でも蕎麦の文化は東京だよねみたいになってる感じ。
落語と蕎麦の関係
それの舞台となっていて、最もわかりやすく描かれているなと僕が勝手に感じているのが、落語のね。
落語。
時蕎麦なんですよ。
時蕎麦ね。
有名でしょ。
有名っていうか、俺兄ちゃんから聞くまで知らんかったけどね。
そうですか。古典中の古典ですよね。
そうなんだ。
でも時蕎麦自体の成立はそんなに古くはないんだけど、明治なんで。
割と新しい。落語ってすごい古いイメージあったんだけど。
古いところからあるものもあるんですけど、だんだんと新しい話が追加されていったりとか、新作落語っていうのがどんどんできてくるんで。
それはいつの時代もやるんですね。
そうなんだ。
だから明治の新作落語は今の古典落語なんですよ。
ということですね。
だから昭和に新しく作られた落語なんてもういっぱいありますからね。
ただ今でもやられている古典落語っていうのはだいたい江戸時代を舞台にした話が多いんで。
時代感をつかむにはちょうどいいかな。
そうなんだ。
だいたい明治の始め頃にできた話なんで、ほんの20年前とかっていうのはバリバリ江戸時代ですからね。
20年くらい前か。確かに最近な感じだね。
ちょっと前の話くらいじゃないですか。
江戸と明治の変遷
江戸から明治ってすごい時代の境目を感じるけどさ。隣に合わせるのはね。
そりゃそうですよ。1868年が明治元年かな。
その時に仮に45歳だとしましょう。
20年前っていうのは1848年ですからね。
もうバリバリですよ。
そうなんだ。
ペリー来るの1853年なんで。それ前。
ペリーってそんな時代感なんだ。
そうですね。ペリーが来てから15年間でスタモンダあって明治維新成立って感じなんで。
坂本龍馬とか出てくるもんね。
そう考えると明治元年に45歳の人は、そっから遡ると1843年ってもう25歳なんで。
いい大人だね。
江戸の街のこと知ってるわけですよ。そっから10年前って15歳ですよね。1835年ですよね。
もうその頃まだ火星文化の残りがいっぱいの時期ですから。
リアリティがすごいね。
明治に落語を描いてるってことは、当然江戸の末期の後半の50年くらい知ってる人が多いんですね。
明治時代に入っても江戸文化ずっと引きずってるわけですから。
そんなパッとは変わらないよね。
変わんないよそんな簡単に。
蕎麦の起源と栽培
いまだに昭和を引きずってる人いっぱいいるから。
すいません。昭和中生まれです。
時蕎麦っていう落語をモチーフにして、僕が知りたいなと思ってるのは、なんで蕎麦がこんなに優勢になったんだろうっていうね。
黒末って言ってるんですけどその蕎麦自体がね。その中にカテゴリーズされてはいるんですけど、稲家じゃないわけですよ。
稲家ではないね。
そもそも栽培大変らしいんですね。
そうなの?
これはこのシリーズの中でどっかで解説しますけど、結構めんどくさいらしいんですよ。
そうなんだ。
その代わり、休耕作物としてはめっちゃいい。
もうね、そんな場所でそんな簡単に、そんな風に育つのっていうえげつない場所でも簡単に育つ。
簡単って言っちゃあれですけど、とりあえず植物としては元気に育つんですよ。
それなんでそんな風に育つことができるように進化したのかっていうのは、原産地の環境を見たら、はーなるほどねって感じなんだけど。
原産地はあるのか。
あります。もちろんです。中国です。さっき言っちゃうけど、中国です。
中国なんだね。
中国のこんな環境かって写真で見たんですけど、ここって畑作れんの?っていう。
中国って言ってもね、広いからさ。
広いですね。
広いから山脈の、崖のなんか間に集落があるとか。
あーもうそんな感じ?
あ、そっちやっぱ。
もうがればだね、完全な。
がれば?
うん。なんて言う、がれば、登山やる人だったら分かるのかな。
岩だらけ。
あーそうそうそう。マウンテンと言ってもロックマウンテンの方ね。
あ、そっちね。
みたいな、もうなんだ、土砂っていうよりも岩と石がゴロゴロ転がってるような地形ね。
はー。
蕎麦の料理と文化
そういうとこからやってくるんですよ。
あ、そうなんだ。
で、それがなぜ栽培作物になってこんなに重宝されていって、なおかつ日本で蕎麦という名前でね、こんなに広がったのか。
あー、蕎麦という名前でね。
だってさ、焼き蕎麦って。
お。
蕎麦ですか、あれ。
焼き蕎麦は、麺は蕎麦の色してないね。
うん、だって蕎麦粉入ってねえんだから。
まあ入ってないよね。
もう言ってみればあれラーメンだよね。
そうだね。
焼きラーメンだどっちかっつーと。
まあまあそうだね、表現するな。
蕎麦蕎麦、沖縄蕎麦。
あー、違うね。
うん、絶対違うでしょ。
うん、全然違うね。
中華蕎麦、品蕎麦。
中華蕎麦もはやラーメンだけどね、俺の中で。
もともと日本人は中華蕎麦とか、もっと前は品蕎麦って言ったっすよ。
へー。
そうなんでしょ。
中華蕎麦、品蕎麦。
品蕎麦って、品を知らないか。
お。
品ってわかりますか。
品海。
うん、東品海とかね、ありますよね。品。
あれ、国の名前なんですよ。
あ、あれ国の名前?
品という国なんですよ。
へー、そうなんだ。
はい。これ孫文も自分で言ってますけど、中国のこと品って。
あ、中国のこと。
はい。
へー。
あれ品国なんで。
品国?
はい。品という国なんですよ。
あれ、俺の習った中にはないぞ。
正式メッションで使えた時期、王朝名ではないと思いますけど、中華民国くらいの時にはもう当然品って言っていて、中国の国営のホームページかなんか見ると、なんちゃら品.comとかじゃないかな。
へー、そうなんだ。
だから彼らもそういう認識してますし、別に別称とかそんなんじゃないんですよ。もう彼らも自分で言ってるし、そもそもChinaって言葉が品から生まれてるって言われてるんで。
あ、そうなんだ。
そうですよ。めっちゃ音似てるじゃないですか。
似てる。
そういうふうに、もともと国のことを品って言ってたんで、だから東品界。品の東にあるから東品界。品からやってきた蕎麦だから品蕎麦。
だけど蕎麦の自体も蕎麦粉自体も中国伝来なのに、ラーメンも品蕎麦って言ってたらもう何かわかんない状態になってる。
確かに。
ってことはですよ。細麺を見たら、みんながイメージしてる蕎麦の麺の太さを見たら、みんな蕎麦って認識した時代があるってことなんですよ。
ほー。
沖縄併合した時も、沖縄の早期蕎麦見たらこれは蕎麦だなって言ってるし、全然蕎麦じゃねえんだけど。
蕎麦じゃないね。
そもそも言っちゃうと、蕎麦って植物名なんで。
植物名だね確かに。
蕎麦霧が正式な麺の名前なんですよね。
そういうね。
蕎麦霧、蕎麦垣、蕎麦餅とかあって、ちゃんと蕎麦飯とかがあって、その中の人が蕎麦霧っていう麺なんだけど、もう麺があまりにも広がりすぎて、もう霧消えちゃった感じだよね。
そういう感じね。
勉強してて、本読んでて、もうそうなるよねっていうのが、植物の蕎麦の研究をしてる方、逐一植物としての蕎麦ってタイトル付けなきゃいけないからね。
確かにね。レシピ本で間違えられても困るし。
だからご飯と米って言い換えればいいのに、どっちも米って言っちゃってわけわからんみたいになってる。
そういうね、確かにね。
こういったことを一通り見ていきたいなって、なんで蕎麦がこんなに一世風靡して日本に定着していったのか、できれば余裕があったらですけども、海外の蕎麦事情と見比べていけたら本当はいいですけどね。これは話数の問題があるんで。
蕎麦粉文化はだいぶ広いですから。
蕎麦粉で世界的に使われてる?
蕎麦粉だったり蕎麦の実だったり。
蕎麦粉をもちろん生地にしてクレープ状にしてるところもあるし、麺にしてるところもありますし、実を雑炊みたいなね、お粥みたいな感じで食べてる文化もあるし、パンにしてるところもあるし。
蕎麦パン?
だから何カ国あるんだろうね。10カ国じゃ聞かないよ。
そんなある?だって中国の周りってこと?
中国の周りっていうのは、例えばロシア料理で、ちょっと名前覚えてないですけど、お粥みたいなのありますしね。
ロシアもあるんだ。
もともと中華文化圏ってあるじゃないですか。ベトナムとかね。東南アジア全域だったら日本もそうだし、朝鮮半島もそうだけど、そこら辺に行くのはなんとなくわかるじゃないですか。
チャンスは西にも行ってるんですよ。
西。
ポーランドとか。
ポーランドまで行くの?結構遠いよ。
結構遠いですよ。
古生じゃあるまいし。
特に北欧のほうとか行ってますよ。
オランダ、ベルギー辺りのほうまで差し掛かって。
そうなんだ。
そういうところで育つから、寄金の時とかめっちゃありがたいんですよ、蕎麦って。
これ後々また同じ話しますけど、旧公二仏公っていうのがあって、これは江戸時代の中頃過ぎかな、終わりぐらいかな。
高野長衛という人が、寄金対策にこういう植物を得とったらいいんだよみたいなことを書籍にまとめて書いてるんですよ。
そうなんだ。
覚えてるかな。これジャガイモのシリーズで出てきてるんだけど。
覚えてる気がするぐらい。
これはね、この2つの作物をやっとったら、米が取れないときでも麦取れないときでもだいたい乗り切れますよって。
この2つみんなで頑張って育てようぜっていう本なの。
それを2つ挙げてて、1つがジャガイモね。これジャガイモのシリーズであった。
もう1つが蕎麦。
もう1つが蕎麦。じゃあもううちのシリーズは旧公作物2つやってるってことですか。
そういうことです。
わお。
そういうことなんです。
これで天候不順にも耐えられるね。
そうですね。まさに日本の歴史上、平安時代の天候不順のとき、気候変動時期ですよね。
危機になっちゃいますから、そういうのが江戸時代までずっと何回も何回も来るんですけど、
その度に蕎麦がフューチャーされて、その度にちょっと広まって食文化が定着して、
安定期にそれがまた改良されていって、また旧公作物としてフューチャーされていって、この繰り返し。
ああそうなんだ。今借りてる親子体験の畑が元蕎麦畑なんだよ。
なるほど。
いまだに蕎麦の実がちょいちょい花が咲くんだよね。
まとまって咲かないから、しかも加工法がよくわかってないからこれも。全部草刈り機で切ってないの。
畑にもし生えてていらなかったら早々にカットしたらいいと思いますよ。
ああそうなの?
めちゃくちゃ強いんだよあいつら。
ああ強いんだ。
他の雑草を駆逐するぐらいの強さを持ってますから。
ああそう。そんな強いんだね。
そうです。
ああひさせろ今切ってるよ。本当にたかがしてもたがしても生えてくるんだよ。どうなってんだこれと思って。
まあもしあれだったら蕎麦育てて、蕎麦打ったらいいんじゃないですか。
いやそのね、打つのはもし、まあねちょっと100歩譲っていいとしよう。こう何するの偉くない?
まずね多分収穫からえげつないと思うよ。
ああ見たことあるけど身までつけるところまで置いてないからちょっと想像がつかなくて。
それも何話目かで登場していきますんでお話します。
スタートはまず江戸時代の時蕎麦の落語の世界でもう一番ピークで盛り上がってて、
ああ蕎麦ってこうだよねはいはいはいっていうのの入り口のところを見てここに至るまでを遡りで見ていこうかなというそんな感じですね。
そういう感じね。なんで蕎麦なの今回。
俺は蕎麦が好きだからっていいじゃないですか。
単純だなあ。
蕎麦やりたかったんです。
ああそうなんだ。
僕がそもそも蕎麦が好きだっていうのが一つあります。親父も好きだしね。
ああよく食べる。
好きなんですよ。でそれが一つと、あの僕江戸文化好きじゃないですか。
ああ好きだね。
もう皆さんご存知かと思いますけれども。
まあ江戸のね時代感のところで話が一番テンション高いからね。
はいそうなんですよ。で江戸の庶民の食文化といえばうなぎ寿司蕎麦天ぷらこの辺でしょうね。
ああじゃあ次は天ぷらかい。
はい天ぷらもやらないといけないですね。
そうなっちゃうね。
で寿司はこう今ね世界に飛び立ってジャパニーズ寿司が出てってますけど、
ジャパニーズスタイル蕎麦っていうのはねまだそんなに外に行けてないので。
ああまあ確かに効かないね。
はいこれはね可能性ありますよ。
あああるのかも。
あってほしい僕は。
ああそう。そもそも蕎麦の栽培してる場所って限られそうだけどね。
その蕎麦切り用に加工できるほど大量に作るみたいな。
まあ量はあるんですけど、蕎麦の加工というか料理の段階を何段階かにステップ分けるとするじゃないですか。
まあ身になりましたの身のところからいきます。
それを粉にします、こねますとか茹でますとか切りますとかいろいろやるじゃないですか。
蕎麦の工程と変遷
この工程数で最も長いのが、世界中を合わせるでしょ。最も長いのが日本の麺の蕎麦です。
そうなの?
めちゃめちゃ工程数長いです。
めちゃくちゃ?
はい。
よくそれ育てようと思ったね。
だから魔改造なんですよ。
魔改造?
もともとはご飯の代わりに炊いて食べてるんですから。
ああ。
ひげとか泡とかと一緒にね。
うんうんうん。
そこから粉になって、こねてパンにするとか固まりで食うってのがあって、団子にするってのがあって、それを伸ばすって工程が出てきて、やっとさ麺になって。
甘酢さえ麺を汁につけて食ってるのが、今度汁のたぱっとものスープの中に入れちゃって食べるって、そこに具を乗せ始める。
めちゃくちゃ工程長いね。
もう超絶進化してるんですよこれ。
じゃあキキの時とか天皇富士の時は大変だね。
天皇富士の時は江戸時代だとグーッと戻って蕎麦飯とかね、やっぱ蕎麦柿とかを食べるんですよ。
ああ蕎麦柿ね。俺もいまいち食べたけどなんだろうなって感じだった。
なぜその蕎麦柿がまた重宝されてきたのかもよくわかると僕は思います。
そうなんだ。
そういう話をこれからこのシリーズで何とか10話以内で収めたいなと思ってたけど多分無理だろうなと思って。
まあね、自由にやってもらって。
本当はね、もう何度か言ってますけど蕎麦vsうどんでやろうと思ったんです。
蕎麦vsうどんね。
面白そうじゃないですか。
面白そう。
もともとそうめんがあって、新興勢力でうどんが出てきたと思ったらそこに蕎麦がさらに新しい勢力として出てきてバチバチにあって、
なんか関東で蕎麦すごいらしいぜ新興勢力らしいぜって言ったら明治終わったぐらいに昭和入ったぐらいにもうラーメンっていうのがぼっこしてきて、
もう共にうわーってなってる状態っていう感じで描こうと思ったら一個一個がヘビーだった。
広島だってうどんの方が古いって言ってたもんね。
うどんの方が古い。
うどんの方が古くて蕎麦でさえ10倍超えそうなのにこれにうどんが重なったらもうえらいことになるよ。
大変なことになって本当にわっつらさらっとやって終わっちゃう。でラーメンみんな知りたいでしょどうせ。
ラーメンはね。
ちゃんと知りたいじゃないですか。そんな軽く扱ったらいかんなと思って蕎麦残してVSではやめました。
そうね正しいと思う。
蕎麦の江戸への運搬
ですかね。
ラーメンファンはねかなりファンが多いから。
ラーメンはラーメンで昭和から平成の頭くらいまでのところまでねちゃんとやろうかなと思うんで。
現代やるとねマジでパニックなるからそこは触れないようにするけど。
現代やったらねちょっと言葉間違えるとワンチャン炎上するから。
ああそうっすね。
しかねないです。炎上するほど聞かれてないけどねきっとね。
ちょっと一応こそっとこっそりですね引き伸ばしてる裏テーマが僕の中であるので。
落語はもちろん一つですねメインテーマになっちゃってるんですけど。
こっそり裏で僕が今勉強してるのは日本の天皇と貴賓の歴史。
天皇と貴賓の歴史。
今もずっと平安時代以降の天皇夫人と貴賓の歴史をずっと今勉強してるんですよ。
何せ急行作物なんで。
となると蕎麦がやっぱり出てきてこのタイミングだからこういうことあったんだからじゃあ蕎麦なんだねとか麦なんだねとかっていうのがだんだん見えてきていて。
それとともにですねまた一個新しいの見つけちゃったんで江戸に蕎麦が運ばれてくる。
大消費地だからちょっとドーナツ化したところあたりに蕎麦も産地があったりするわけですよね。
なんなら新州から運んでるわけですよ。
どうなってるのかなっていうのも今勉強中なのでうまくいったらその辺の流通だとかね。
流通ね。
あと農村の発展っていうのかな商業化していくところまでその辺りまで眺めていけたらもうちょっと深まって面白いかなと思ってます。
そうだね。
なんか蕎麦あんままだイメージ湧いてないんだよね。
どういう流れになるのか。
僕の中では今ばっちりパースが埋まってるんであと細かいところ詰めようかなっていうところですよ。
ああそうなんだ。
だから1回目のボツになった収録の時にあんなに情報量詰まっちゃうんですよ。
ほんとね1回目の収録はねえげつなかったなあ。
あのペースをずっと続けると多分7話ぐらいで終わる。
でも7話ね。相当詰めたよ。
相当詰めましたよ。
だって2話目で1時間半3話目で1時間半だからね。
そうですね。
そろしい量だったよ。
6話を2話に詰めてるんで。
下手したら過去一情報ギュッてした回になっちゃったかもしれない。
そうですね。なんでボツですあれは。
だって俺がよくわからなかったもん土台から。どこ突っ込んでいいのこれみたいな。多すぎて。
ちゃんと丁寧に1個1個踏みまといていきますんで。
ぜひそうしてください。
はいわかりました。
今日上手でしたね。
2回目だしね。
ということで今回はこの辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
アミさんめちゃくちゃ声通りますね。
ホットキャストにやらないですか?