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2024-07-10 20:55

のどかな風景の横にあるもの【中編】 #127


映画『関心領域』の続きです。

全国で絶賛公開中🎬
https://youtu.be/kk2H0CVbOG4?si=4ovVEq2hBweoWmFE

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サマリー

ドイツ人の家族の暮らしを観察する映画です。家族の優雅な日常やお父さんの重い責任が描かれ、奥さんが引っ越しに反対する場面で一章が終わります。お父さんは単身赴任してドイツに戻りますが、家では奥さんと子供たちが穏やかな暮らしを送っています。しかし、奥さんの苛立ちや使用人との関係に少しずつ波紋が広がり、家族の日常の変化が描かれています。

ドイツ人の家族の暮らし
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。 今日も関心領域の続きになります。
はい、結局ですね、この非常に優雅に暮らしているドイツ人の家族で、この家族の暮らしぶりを、私たち観客はですね、
真向かいの家からずっと見ているような感じでね、撮影されている映画なんですよね。
なので、もう全くこの塀の向こうがどうなっているかっていうのは、ちょっと塀の上の方から屋根の一部が見えていたり、
あと煙突からね、黙々とこの煙が出ていたり、そういったことが少し見えるぐらいでですね、基本的にはね、向こう側は見えないというような感じなんですよね。
あとね、それともう一つ気になるのがね、この映画の間、何回かね、本当に2回とかなんですけれど、
真っ暗闇の中に赤いね、どう言ったらいいんですかね、まるでね、マリメッコありますよね、北欧のね、デンマークの、デンマークじゃなくてフィンランドですね。
フィンランドのマリメッコっていうインテリアのね、テキスタイルのお店なんですけれど、
ここで一番有名な、黒地にかわいい花柄の有名な柄があるんですけれど、これにね、ちょっと一種似た、真っ暗闇の中に赤いね、お花のアップみたいなね、映像が時々ね、ポッって出る時があるんですよね。
これもね、何なのかっていうね、家族と別で出てくるシーンが他にありまして、これはね、真っ暗闇の中に人間の姿がね、ちょっとこう、何て言うかな、この銀起こしって言ってね、あの黒い画面に人物がちょっとこう、あの、何て言うかな、銀色にね、ちょっと浮き上がってくるような撮影方法があるんですけれども、
とにかくね、暗闇の中で人がね、あの動いているシーンがね、あるんですね。これはどうやら、この家族のね、ところで働いている使用人の女の子ですね。この女の子がね、あの家からね、いろいろこう、食べ物、リンゴだと思うんですけれど、これをね、いっぱい持ち出して、夜中にね、家を抜け出して、
で、このね、塀近くにある、なんかこのね、山みたいなところにね、山っていうかこの、あの、丘みたいなね、この土砂をちょっと持ったようなね、ところに、このリンゴを埋めるシーンが2回ぐらい出てくるんですよね。
で、これもね、なんかよくわからないけれど、突然出てくるんですよね。で、あの、出てきたかと思うと、またふっと元の、あのいつものこの真向かいからね、この家族を眺めているような映像に戻るんですよね。はい、で、ま、あの終始ね、あの、この塀の向こう側はわからないんですけれど、一度だけね、えっとこの、あの、お父さんがね、あの、なんとなくこのね、あの、
アップがあるんですよね。で、このじーっとこの、上から、あの、この、ま、自分の職場のね、ま、工場の付近をずっとね、あの、見下ろしてるんだと思うんですけれど、このお父さんがね、あの、なんとも言えない表情でね、あの、この工場をね、あの、見渡しているアップの顔が映る場面があるんですよね。
で、このお父さんのアップのう、あの、後ろ側には、もう黙々とね、煙がずっと出ているという、あの、映像なんですよね。うん。で、そうこうしているうちに、このお父さんは、あの、異動願いをね、ずっと出してるんですよ。あの、上司にね。
で、結局このお父さんは、この、ま、家の隣にあるね、塀の向こうの工場の、ま、あの、所長さんなんですよね。あの、一番偉いさんなんですよね。で、この、遠くに住んでいる、えー、自分のね、あの、所属しているこの軍隊の上層部にですね、手紙を書いて、ま、そろそろ、もう、あの、ある程度ここでね、結果も残してきているので、あの、ま、移動したいっていうようなね、手紙を書いて、ま、そろそろ、もう、あの、ある程度ここでね、結果も残してきているので、あの、ま、移動したいっていうようなね、手紙を書いて、ま、そろそろ、もう、あの、ある程度ここでね、結果も残してきているので
手紙を書いているんですよね。で、それと同時に、ま、ここが、ここの工場でね、あの、何やらずーっとね、ま、焼却し続けているわけですね。
あの、荷物というかね。で、それも、あの、効率よくね、あの、フル稼働でね、あの、時間を無駄にせずに、あの、処理能力をね、アップした焼却炉も、あの、設計中ですと、うん、検討しているので、あの、ま、ますますね、
ここの工場の、あの、稼働率は良くなりますよっていうね、うん、そういったことも報告しつつ、ま、自分はちょっと、ま、その、ドイツの本国の方で、あの、仕事したいっていうようなことをね、書いているんですよね。
うん。あの、ここは、だから、この工場は、あの、ドイツ本国ではなくて、あの、ポーランドのある場所のようなんですよね。
一方、奥さんの方なんですけれども、奥さんはね、あの、本当にもうこの庭の手入れと、ま、赤ちゃんの世話、で、それ以外は全部、ま、使用人に、ま、家のいろんなね、ことをさせているっていうね、優雅な暮らしをしているんですけれど、あのね、あの、ここでね、あの、この奥さんの方のお母さんが、この家に訪ねてくるんですよね。
で、訪ねてくるというより、ま、あの、ここにね、一緒に同居するような話になっているみたいで、うん。で、ま、ここの部屋はお母さん使ってね、みたいな感じで、あの、お母さんをね、ま、あの、呼び寄せてるんですよね。で、ま、立派な暮らしぶりでね、あの、すごい贅沢を見せられてですね、お母さんはすっかり、あんたよくやってるね、っていうことでね、あの、すごく感心して、で、いろんな家の中をね、案内してもらったりとかしてるんですよね。
うん。なので、ま、私たち観客も、このお母さんと一緒にですね、この家の中を、ま、案内してもらっているような、ま、そういう、あの、場面もあるんですよね。うん。で、あの、ここがね、あの、プールよ、とかね、ここがあの、客間でね、とか、で、ここがお母さんがね、寝る部屋よ、とか、いろいろま、家の中案内してもらって、ま、いかにね、自分たちがいい暮らしをしているかっていうことを、ま、お母さんにちょっと、ま、自慢してるんですよね。うん。
で、お母さんも、ま、すごい良かったね、あんたね、っていう感じで、ね、だから、ま、その、要するにドイツじゃなくて、この地方に出てきてるから、ま、一体どうやってるのかなと、心配してたけども、ま、いい暮らしぶりでね、安心したわ、という会話もなされてるんですよね。
ま、でも、ところでね、って、すごくこれ、音がうるさくない?みたいなね、庭をね、案内してもらってる時に、あの、お母さんがね、言うんですよね、なんかすごい音も、あの、するし、なんかあの、煙もずっと上がってるよね、みたいなね。
で、そしたら、ま、この娘の方はですね、え、そう?って言って、ま、あのね、そのうち気にならなくなるわよ、みたいな。うん、住んでたらね、別に、そんな大して気になるほどの音でもないよ、とかって言って、あ、そう?っていう、なんか私は最近ね、なんかちょっと、あの音とかがね、うるさいと、ちょっと夜もね、眠りにくいのよね、なんて言ってね、あの、そんな何気ない会話もなされていたりします。
お母さんの訪問と家の案内
はい。うん。でね、この後、しばらくしたらね、このお母さんはね、夜、やっぱりね、音が気になってね、やっぱり寝れないんですよね。で、窓からね、じーっと、あの、外の風景とか見てたりするんですよね。で、そうするとね、この塀の向こうは、夜でもね、なんかずーっとね、なんとなくね、あの、音がしてるんですよね。うん。
あの、まずね、この焼却炉からの、あの、音。うん。そしてもうずーっと上がり続けている煙突からの煙。うん。で、なんかね、お母さんそれずーっと見てるっていうシーンが出てきますね。
で、また場面が変わってですね、あの、一番映画のね、最初であったピクニックの場面と同じ、この川のほとりというかね、あの、ここからの眺めになるんですよね。で、ある晴れた日にね、またあの子供たちを連れて、お父さんがね、川に遊びに行っているシーンになります。
で、お父さんはこの川の中でね、あの、ま、釣りっていうのかな、釣りをしていて、で、子供たちは横で泳いでいるというね、あの、そういった風景になるんですけれども、そうするとね、この画面のすごく綺麗なね、青いこの川のね、水をずーっとこう、映してるんですけれども、なんとなくね、この川の水がね、濁ってきてるように見えるんですよね。
なんかね、だんだんだんだんなんかこう、あの、濃いね、あの、なんか、あの、色のね、水がね、流れてくるんですよね。でね、お父さんがそれに途中で気づいてね、お前たちも急いであの、上がれってね、水から出るんだっていう感じで、珍しくね、この静かな映画の中でね、お父さんが慌ててね、あの、川からね、早く、あの、出るようにね、命令するんですよね。
で慌ててね、家族でもうバッと川から引き上げてですね、お前たちよく体洗えって言ってね、家に帰ってからね、ちゃんとお風呂に入って、あの、体を洗うように、まあお父さんは指示をするんですよね。
急にね、なんか、あの、なんか泥水っていうかね、赤潮が発生したかのようにね、あの真っ青な綺麗なね、川の水に何か汚い泥水が流れ込んでくるというような描写も途中で起こります。
こんな感じでですね、いろいろ平凡だけれども幸せな日常があるんですけれど、なんとなくね、このお父さんが疲弊しているんだろうなっていう感じはするんですよね。
一度だけあったお父さんのアップで、なんとなくこの陰鬱な表情で、この職場をね、眺めているこの表情とかね、そういったところと、あとこの手紙をね、どうやらあの本国に送っている様子とか見て、このお父さんはま、祝々とこの自分のね、この工場での役割、所長としての任務を果たしているんですよね。
で、あのちょっとでもこの工場での効率が上がるように、また新しい焼却炉を開発したりとかね、そういったこともいろいろ仕事は真面目にやってるんですけれども、おそらくね、非常に辛い任務というか、重い責任を背負っているということがちょっと推測されるんですよね。
なので、やっぱりね、ここから移動したがっているんですよね。
そうこうしているうちに、あの念願が叶ってというかね、あのあなたはね、あのどこどこに、あのいついつから、あの移動になりますっていうね、あの手紙がね、来るんですよね。
で、ま、あのこのお母さん呼び寄せてね、ホクホクとしている奥さんに、ちょっと話があるんだということで、庭でね、奥さん呼びつけて話をするんですよね。
で、ま、ちょっと移動命令が出たから、移動になるよって言ったらですね、この奥さんがね、泣き出しちゃうんですよね。
で、なんでと、もう絶対嫌っていうね、私がどれだけ苦労してね、この家をこれだけ綺麗にね、あの整備してね、インテリアもやって、庭も手入れして、これだけの立派なあの家をね、私がやったのよと。
引っ越しの反対
で、なんでね、こんなこの家を手放して、今更ね、どっかに住めって言うのって、あんまりだわっていうことで、泣き出しちゃうんですよね。
で、まあお父さんはね、困っちゃって、まあとはいえ命令だから、まあ行かないわけにいかないんだよっていうね、うん、言うんですけれど、もう絶対ガンとしてね、奥さんはもう絶対絶対離れないって言うんですよね。
で、わかったと、まあもうわかったんで、まあとにかくじゃあ、まあこの移動をね、なんとかやめてもらえるないかどうかね、ちょっとまあ話してみるよと。
で、もしくはまあ行くとしても、僕一人でね、まあ単身赴任みたいな感じでね、僕だけ行くから、まあ君たちはここの家に残っていいようにね、あのちゃんと上司に取り合ってもらうから、まあ安心してなさいみたいなねことで、まあ一応この夫婦の話し合いは終わるんですよね。
で、まあこんな感じでですね、結局このお父さんだけがね、あのこのドイツ本国の方に戻るというかね、あのまあ単身赴任していくんですよね。
で、まあお父さんはいないんですけれど、相変わらずね、この家での優雅な暮らしは続いていくんですよね。
でもね、時々ね、やっぱりちょっとこの夫婦の間でちょっとしたこういうね、行き違いというかね、この旦那がまあその、その移動するかしないかということでね、ちょっとした波紋がね、起こったんですよね。
これによってね、今までも穏やかに生活している状態だったんですけれど、奥さんがね、ややちょっと苛立ってね、生活の中でね、ちょっと苛立つ場面とかもちょっと描かれるんですよね。
で、非常にね、存在な態度をね、この使用人たちにとったりね、もうあんたたちも誰のおかげでね、あの生きてられると思ってんの?みたいなね、もうあの私、ちゃんと仕事しないんだったらね、どうなるかわかってるでしょうね、とかね、もうあの明日生きてられると思うなよ、みたいなこととかね、ちょっとそういう暴言吐いたりっていうね、場面も描かれるんですよね。
で、それにね、まあそういうこと言われながらもね、もうみんなビクビクしながらね、あの忙しく家の手伝いしたりしてるんですよね。
で、ここのなんかこうちょっと使用人とこの奥さんとの人間関係とかね、なんかこうちょっとおかしいんですよね。で、まあこれをね、なんとなく娘がね立派な暮らししてるなって最初思ってたお母さんもね、なんとなくちょっとうーんっていう感じでまあ見てるんですよね。
まあでもこの映画はね、もう終始一貫して誰かこの登場人物たちの中に入っていくことは絶対ないんですよね。もう本当にひたすらその向かい側のね、家からこの家族の様子をね、ただもう道を隔てて見てるっていうね、この客観的なこの距離感っていうのはね、終始保たれているのでね、
家族の日常の変化
あの誰が実際のとこ何考えてるかっていうのはそんなにわからないようにできてるんですよね。でもね、ある日ね、このお母さんとかってね、この娘が、この奥さんがね探してると、お母さんはいないんですよね。あれーと思って、えーってお母さんって言って、でまあ使用人に、母を見なかったって言ったら、
なんかあの奥様はもうなんか明け方早くに出て行かれましたとかって言われてね、なんだよっていうね、何にも言わないで出てったのかよみたいな感じでね、ちょっとムッとしてるけどもまあいいわっていう感じでね、まあもうそれでまた日常は流れていくんですよね。
この奥さんね、普段はあのなんかね、もめんのワンピースみたいな着てね、あの清楚な感じのファッションでいるんですけれど、あの庭仕事するときはね、やっぱりズボン履いてね、あのブーツ、ロングブーツみたいなんでね、あの本当にこの作業着みたいな着て、あの忙しくね、この温室の中とかもね、あの植物の面倒見たりしてるんですよね。
ここにね、庭師もいるんですよね。で、この庭師とね、すごくあの普段家の中にいるときとはね、違う感じで、あの仲良くね、タバコを一緒に吸ったりしてね、なんか親密な様子も出てくるんですよね。だからまあ旦那がいないんだけれども、まあそれなりにね、羽伸ばして楽しく暮らしている様子が描かれてるんですよね。
で、一方お父さんの方はですね、このドイツに戻ってですね、ここで自分の狭いオフィスなんですけれども、ここも当てがわれて、ここで軍隊っていうかね、軍事的な幹部の仕事をずっとしてるんですよね。
で、ここでね、あのすごい会議してるシーンとかが出てくるんですよね。ここでもたくさんの軍人たちがね、もう一堂に会議して、どこどこ地域はこんな状況ですとかね、ここではこういう感じで順調に進んでいますとかね、みんな報告してるんですよね。
で、このお父さんもですね、僕のこのポーランドのね、ここの工場も稼働率はこんな感じですという話をしていると、この上層部の方がですね、まあそろそろですね、総統がもう殲滅作戦をよりスピード感を持ってね、やるようにという命令が出ているようみたいなね、話をしていて分かりましたと。
ちなみにこの僕のね、この工場では1日これぐらいの処理能力で着々とね、あの殲滅作戦は進行していますみたいな報告をしている場面も出てきます。
お父さんはですね、時々長距離電話っていうのかな、ちゃんと電話してですね、奥さんに元気にやってるよっていうね、電話も入れて、今すごく僕は評価されててね、そこのポーランドの工場での働きぶりとかもすごく評価してもらってるんだみたいなね、
いろいろその自分の仕事がどうなっているかとかっていうこともね、緊急報告の電話をね、奥さんに真面にしたりとかしている場面も出てきたりするんですよね。
はい、でね、すいません。ちょっとね、この中盤のこのいろんな状況説明でちょっと、あの全部ね、時間を使ってしまったんですけれど、あの次のね、後半でもう最後までね、あの落ちまで全部お話ししようと思います。
はい、もうこうやってね、あの本当に小さな積み重ねね、日常の積み重ね、小さな波紋、またでもその波紋はあるんだけれど、またそれが元のさやに収まるみたいなね、さざ波のような日常のね、この夫婦を中心としたこの家族の営みみたいなものがね、淡々と描かれていて、
で、まあその都度お父さんがいろいろね、仕事でいろいろ悩みを抱えていたりしてるんだけれども、そこももう本当ね、私たち家族の日常とほとんど一緒なんですよね。
まあ幸せにやっているのに、子供のことで手がかかっているのに、今あなたが地方に転勤みたいなね、とてもついていけないわよみたいな、こういうね、本当に普通のどこの家庭でも行われているであろう、まあ夫婦のね、こういった日常生活が淡々と描かれている状況を説明しました。
で、まあこれが終盤どういう流れになっていくのかっていう話をね、後半のあのところでお話ししようと思います。はい、というわけでね、今日はこれで終わります。ごきげんよう。
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