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市ですおはようございますこのポッドキャストは僕が毎週お送りしているニュースレター
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改めまして市ですこのエピソードは2022年11月17日に収録しています
このエピソードではスティームニュース第104号から クレオパトラの墓を探せをお届けします
今週びっくりするようなニュースが流れてきたんですね こちら cnn の記事なのですが
クレオパトラの墓につながるトンネルか エジプト神殿の地下で発見という記事が流れてきました
記事はこう始まっています考古学者キャスリーマルティネス氏は20年近くにわたり失われた クレオパトラの墓を探し続けてきた
そして今その転機となる突破口を見つけたと確信している エジプト観光広報省はこのほど
マルティネス氏のチームが深さ13メートルの地下にある 全長1305メートルのトンネルを発掘したと発表した
建築設計の専門家は工学的な奇跡と形容している いやー僕はこのニュースを聞いて腰を抜かしたんですねというのも僕たち実は
キャスリーマルティネスの下でこの遺跡の調査をですねしたことがあったんですね というわけで今回のエピソードでは
エジプト最後の女王クレオパトラ7世とそして僕たちが試みた彼女のお墓を探すという ミッションについてお話ししていこうと思います
クレオパトラ7世は紀元前69年に生まれ 紀元前30年に満39歳で短い生涯を閉じています
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今から2000年以上も前のことですが文字による記録が残されているため 彼女の生涯はある程度まで解明されています
彼女の父親はプトレマイオス12世で エジプトのプトレマイオス長初代王のプトレマイオス1世の子孫ですから彼女自身も王朝の地を
引くものです またたしい歴史あるあるなんでしょうか
母親の方ですねクレオパトラ5世ともクレオパトラ6世とも言われており はっきりはしていません
彼女の生涯は波乱に満ちていて舞台や映画で何度も描かれています とりわけですねエリザベステイラーが主演した1963年の映画
クレオパトラはクレオパトラのビジュアルイメージを決定づけたと言えるんじゃない でしょうか
クレオパトラはギリシャ系なのでイギリス系のエリザベステイラーとは若干お顔の 系統が違うはずではあるのですが
まあこれもグローバルに見れば日本と台湾の差ぐらいといったところでしょうかね そんなクレオパトラですね
もう波乱に満ちすぎていて毎年どころか四半期ごとにクライマックス迎えていたような気は するんですがそれでも歴史を俯瞰できる僕たちの立場から見ると
やはりローマの将軍政治家文筆家であったユリウスカエサルとの恋そして私別 それからカエサルの部下でもあったマルクスアントニウセの誘惑がやはり
彼女の人生の山場中の山場と言えるような気がします
エジプトのアレクサンドリアまでかつての友人でありその時の敵でもあった ポンペイウスを追ってきたユリウスカエサルは
当時アレクサンドリアから追放されていたクレオパトラを召喚します でここで有名なあのシーンですね絨毯ぐるぐるのシーンになるわけですよ
クレオパトラ自身が絨毯に巻かれてもこれ伝説ですよ カエサルへの贈り物として渡されるわけですねで絨毯くるくるくるってこうほどいていくと
この21歳のクレオパトラが現れてカエサル52歳が恋に落ちるというあのシーンですね 本当かどうかはちょっとわからないんですけれどもね
カエサルとクレオパトラの間には息子カエサリオンが生まれます カエサルはカエサリオンを自分の子供だとは認知しなかったようなのですが
これ作家の塩野七海はこれをカエサルの愛情と推理しています もし自分の子供だと認知してしまうと
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やがて起こる後継者争いで殺されるだろうと恐れたのではないかという推理ですね まあこの点を考えると
カエサルはやっぱりクレオパトラのこと大好きだったんでしょうね その後カエサルがローマで暗殺されるとカエサルがゆいゴンで後継者使命をしていた
無名の新人 オクタビアヌス
彼がですね奇跡のローマ世界デビューを果たすんですねもうこれ 今でいうと何ですかねあの音楽チャートで初登場1位みたいな感じですかね
そしてオクタビアヌスは我こそはカエサルの後継者と思っていたマルクスアントニウスとの 戦争に巻き込まれます
アントニウスは政治的思惑からタルソスこれ現在のトルコのタルソスですね このタルソスにクレオパトラを呼び出します
当時のエジプトといえば地中海切手の金持ち国です 天文学的と言われたユリウスカエサルの借金を女王クレオパトラが全額返済したとも言われて
いるぐらいですからオクタビアヌスに対抗する上で アントニウスはどうしてもエジプトを支柱に収めと聞きたかったんでしょうね
クレオパトラもカエサルという後ろ盾を失っていたところですから2人の利害という ものは一致します
伝説によるとクレオパトラはこの地でアントニウスを誘惑し メロメロにさせたそうです
作家の塩の眺みはカエサルとの恋は本物 アントニウスとの恋はダサンという描き方をしています
クレオパトラとアントニウスは力を合わせてオクタビアヌスに対抗するのですが 悲劇的な最後を遂げます
戦争の最中クレオパトラが自殺したという報告に触れたアントニウスは自陣を試みますが 直後に誤報と分かりクレオパトラの元へと運ばせます
そして瀕死のアントニウスはクレオパトラの腕の中で息を引き取ります クレオパトラはその後オクタビアヌスの捕虜となります
オクタビアヌスには彼女を殺すつもりはなく 一説によるとわざと逃げる隙を与えていたにもかかわらず
クレオパトラは自殺を選びます コブラを隠した一軸を実質に持ち込ませ
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コブラに自らの腕または胸を噛ませたと伝説は伝えています
アントニウスと共に葬られたいというクレオパトラの遺言はオクタビアヌスによって聞き届けられました
残念なことにクレオパトラとアントニウスの墓は現在に至るまで失われたままです 僕はクレオパトラは決してダサンではなく本心からアントニウスを愛していたと思うんですよね
もちろんローマの生んだ唯一の創造的天才とも言われるカエサルの次の男となるとまあどんな男でも物足りないとは思うんですが
一緒に死にたいと思ったのですからきっとアントニウスを最後の男とクレオパトラは決めていたんではないでしょうか
ところでクレオパトラを演じたエリザフェステイラーとアントニウスを演じたリチャードバートンは 映画撮影中から恋中だったようです
さて冒頭に紹介したドミニカ出身の弁護士外交官そしてエジプト学者キャスリーマルティネスの話です
彼女は2005年からアレクサンドリアでクレオパトラの墓を探し続けています 彼女はCNNのインタビューにこう答えています
私の不屈の精神を妄想と混同しないでください 私は歴史上の人物としてのクレオパトラを尊敬しています
彼女は彼女のイメージを歪めることを目的としたローマ帝国によるプロパガンダの犠牲者なのです
キャスリーンはエジプトの皇后最高評議会議長ザヒハワス博士を口説いて アレクサンドリアのタップオシリスマグナ神殿の発掘を始めます
クレオパトラとアントニウスはここに埋葬されているはずだと彼女は信じています ちょうど彼女たちが調査を始めた直後ぐらいのタイミングで僕たちも別の調査ミッションで
エジプトに入りました 正確に言うと僕たちの身柄はエジプトに入ったのですが調査機材はカイロ国際空港に留め置かれました
エジプト政府が嫌がらせをしていたわけではなくて僕たちの書類不備が原因だったんです けれどもね
結局僕たちはザヒハワス博士に許可を求めに行きました 当時ですね彼のオフィスでこんなやり取りをさせてもらいました
ちょっと威厄も入っています 僕たちは空港から機材が出せるように手を回してもらえませんかというふうにザヒハワス博士にお願いをしたのですが
彼はこんなふうに返事をしました
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お前らの言うことよわかった機材は何とかしたらさかいな わしの言うことよお聞けや エガクレオパトラの墓がどこにあるかわし知っとるんや お前らの機材でそこ調査せんかいな キャスリーには電話しとくでわかったか
やっぱりですねエジプト英語って関西系だと思うんですよ 関西というと京都の方に失礼なので大阪風だと思うんですね
しかもザヒハワス博士結構早口なんですよね わかったわかったって聞いているとお前理解したことを今言ってみて繰り返してみて言われて
まあ僕たちもわかりましたクレオパトラの墓を調査に行ってまいりますというふうに返事をしてザヒハワス博士がよし通れって言ってね
あの入り口と出口があの違うオフィスだったのでそのままで口から出てきたということを記憶しています
というわけで僕たちはしばらくの間キャスリーマルティネス博士のもとでタップオシリスマグナ神殿の調査をしました
でその時は見つからなかった未知のトンネルが出てきたというのが今週のニュースだったわけですね このトンネル果たしてどこへつながっているんでしょうか
ちなみにですねまぁ今は地形が少し変わってしまっているとはいえ タップオシリスマグナ神殿は地中海に面した丘の上に建てられていて
丘の上からはクレタトイやギリシャ本国の方向を仰ぎ見ることができます まぁお墓を設置するには絶好の場所であることは間違いなさそうです
タップオシリスマグナ神殿はプトレマイオス町初期に建てられたと考えられており 当時のオシリス信仰の中心地でした
オシリスは妹イシスと結婚しておりクレオパトラ自身もイシスを名乗っていますから きっとこの地に彼女も立ったことだと思うんですね
僕がアレクサンドリアに惹かれる理由ひょっとしたら カエサルへの憧れよりもクレオパトラへの恋なのかもしれないなと思います
共和制ローマの政治家ダイカトーは自分の演説の最後にいつも ともあれ私はカルタゴは滅ぼされるべきであると思う
と付け加えることで有名でした 第二次ポエニ戦争またの名をハンニバル戦争で敗北したカルタゴの処遇について
ローマはカルタゴ本国を温存する措置を取ります それに対してダイカトーはカルタゴを徹底的に攻め潰せと主張したわけですね
彼はパフォーマンスとして元老院でカルタゴさんの一軸の実を見せて これほど見事な一軸を賛する国が3日の距離にいると主張したそうです
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ローマに屈したとはいえカルタゴはまだまだ経済大国だぞと言いたかったんでしょうね 老練なダイカトーのことですから
きっとローマというかひょっとしたら自宅の一軸を偽状に持ち込んでいたとしても僕は驚かないのですが とはいえですねカルタゴとローマが近いことも事実です
現在ではフェリーと車を使うと24時間の距離なんですね
そんなダイカトーが主張した通りアフリカさんの一軸というのはちょっと格が違います これめちゃくちゃ美味しいんです
実は僕たちタプオシリスマグナ神殿のすぐ近くの一軸畑で農家さんに採れたての一軸を分けてもらったことがあるんです
そりゃ日本では世界レベルの美味しい果物を手に入りますし 日本のイチゴっていうのも僕にとっては世界最高峰の果物ではあるんですが
エジプトの生一軸これは ちょっと次元の違う美味しさでした
アダムとイブが口にした禁断の果実僕は実は一軸だったんじゃないかなとさえ思います それはさておきそんなダイカトーの暇子
ショーカトーですがこちらはですねユリウスカエサルに対して元老院最終勧告を出して ローマから追放しようとする人物なんですね
結果 ローマ内戦が起こりますそしてローマ内戦に敗れたショーカトーは
ショーカトー側の将軍ですねポンペイウスがアレクサンドリアまで逃げてそれを追って 北カエサルがここで若きクレオパトラに恋をするというね
ストーリーですね ひょっとしたらこの一軸が結びつけたご縁なのかもしれません
というわけで今週はクレオパトラとそしてそのお墓についてねお話をさせていただき ました
でこのニュースになっているタップオシリスマグナ神殿 僕たち自身もこのキャスリーマルティネス博士のもとで調査をさせてもらったのですがここが
クレオパトラの墓だったのかと言われると まあ彼女はねここがクレオパトラの墓と信じていると思うのですが僕自身はまだ
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少し疑問を持っています あのギリシャ系の方ってあんまりね
エジプトのファラオっていうとピラミッドであったりとか まあ巨大なね
建築を残すことで有名なのですが クレオパトラのようなギリシャ系の方というのはあまり大きなお墓残してないんですよね
あのギリシャ系で最大の王様といえばやはりアレクサンドロス3世 アレクサンダー大王だと思うのですが
彼自身もそれほど大きなお墓というのは残していませんあのお墓はねあるんですが それほどね大きなものは残していないのでクレオパトラも
そうですねそのタポシリスマグナー あの行ってみるとねこれちょっと現地入れるかどうかわからないんですけれども
そこそこ大きい場所です大きい神殿ですんでねこの規模のお墓を
クレオパトラが残したかというと少し疑問には思います そういえばですねクレオパトラの一つ前の夫である
ヨリウスカエサルにもお墓がないんですね彼 ローマで暗殺されて
まあ彼の召使いというか奴隷たちによって彼の死体というのはあのローマのフォロロマンドに 運ばれて
そこで火葬が行われているのですが途中で雨が降り出したせいで 彼の遺廃というものはローマの土地に染み込んでしまったというふうに言われています
クレオパトラやカエサルのレベルになるともうお墓すらいらないということなのかも しれません
後世に永久に 語り継がれる存在
というところなんでしょうかねなんかこう歴史を学ぶと例えばですね天文学を学ぶと 我々地球というもの我々が住む地球というものを
宇宙スケールで見ることができるわけじゃないですか ひょっとしたらこの歴史を学ぶと我々の人生というものも
なんかこう 遠い視点から見ることができるんじゃないかとも思います
今週はですね実は微熱がありましてこの微熱の中でこのストーリーを書いてそしてお届けして いたわけなんですが
微熱があったからついついクレオパトラについて語ってしまったのかそれともクレオパトラのことを考えていたから微熱が出てきたのか
よくはわかりませんが メールで送りしているニュースレターの方も久しぶりに
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一万字を超える記事を書いてしまっています ご紹介した考古学者キャスリーマルティネス博士
彼女はクレオパトラに夢中になっているというふうに思うんですが
僕個人の印象では彼女自身も結構 キャラ立ちしてるというかですね
クレオパトラみたいな人だなぁとは思ったんですね 僕もクレオパトラは好きだしまあそれにあの僕
ドMなんですねなんかこう女性にこき使われるの好きなので キャスリーにこき使われた日々は結構いい思い出になっています
メールで送りしているニュースレタースティームニュースの方では今週の映画そして今週の ヘッド x トークもお届けしています今週の映画はもちろん
映画クレオパトラですね 映画制作会社20世紀フォックスが車運をかけたというよりはも車運を傾けた超大作映画
です こちらですね amazon に4時間を超えるプレミア上映版が
レンタルで出ています長いのでね週末にご覧になってはいかがでしょうか あのオリジナルはですね6時間超えてたそうなんですねオリジナルというかまあ構想段階
ではですね でこれ3時間3時間で上映する予定だったそうなんですが映画会社がこれ一本にしたい
ということで 4時間がまあプレミア版で
一般上映版はねもっとカットして短くしたそうなんですが あの amazon では4時間のまあプレミア版が残っているということでこちらね
あのぜひご覧になってみてくださいそれからあの今週のテッド x トークですね こちらはですね自分の力で恋を忘れることはできるかというねまぁちょっと
テッドとしては珍しいトピックを扱ったトークなんですがなんとですね恋の病は 医学的に治療できるというねあのびっくりするようなお話です
お酒とかチョコレートだけではないんですね というわけで
このエピソードも最後まで聞いてくださってありがとうございましたまた次のエピソードで皆様と お会いできることを楽しみにしております
steam.fm の市でした
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ご視聴ありがとうございました
