源泉徴収の基礎と個人の税務
スタートアップ税務AtoZ、スタートアップフレンドリーな税理士、公認会計士の畠山さんへ、
会計業務に関する素朴な疑問や、今気になる話題を投げかけることで、企業全国のファイナンスにおける土台づくりを支援する番組です。
MCはジョブテールズの稲荷田が務めます。畠山さん、よろしくお願いいたします。
公認会計士の畠山です。よろしくお願いします。
今日のテーマは、源泉徴収、扱っていきたいなというふうに思っております。
前回は所得税と住民税というところになってきましたけれども、
源泉徴収というフレーズもちょっと出てきまして、
僕の中では三大よくわからん税という感じなんですけれども、
税というか、こういうジャンルのやつですね。
そうですね。
源泉徴収に関しては、2年前ぐらいに個人事業主に1回なった時に、
自分で初めて請求書を作るとなった時に、
いろいろ悩むポイントあるじゃないですか。
税金がどうなるのかみたいなところですね。
外税なのか内税なのかみたいな。
ありますね。
源泉徴収をコミで請求するのか、抜いたものを請求するのかみたいな。
会社によって違うのか、個人事業主によって違うのかみたいな。
ややこしいなという記憶があったのと、
今でいくと法人で、逆に発注する側だったりもするんですけれども、
その時にこの職種の人って源泉徴収、引くんだけ引かないんだっけ。
そうですね。
雇用形態によってとか、いろいろ違った気がしたんですけど、
そのあたり基礎の部分から、実際どういう判断をしたらいいのかというところを含めて教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
源泉徴収は本当に毎週誰かと、お客さんどなたかと。
毎週ですか。
昨日もLINEしてたんですけど、源泉徴収で。
源泉徴収の意味自体は、
納税者の代わりに支払者側が転引して納めてあげる制度で、
納税者側からすると前払い制度なんですね。
国側からすると先に税金確保できる制度みたいな感じで、
ドイツのナチスが開発、発明したみたいな聞いたことありますね。
厳選聴取に関する誤解とポリシー
この制度はとてもいいと言われてまして、税の世界では。
所得税って年末調整以外では確定申告で納税者が全員の前提というか、
確定申告してくれて納めてくれるという全員の前提で成り立っているので、
国としては不利で取りこぼしがあるかもしれないですね。
そうですよね。確かに個人事業主になった時めちゃくちゃびっくりしましたね。
なんかこれ言ったもん勝ちじゃんというか政善説で成り立っているというか、
税金とか国のルールと真逆のイメージがびっくりしましたね。
なのでそれを保守的な部分で保管しているのがこの前払いで、
納税者ではない第三者が支払い者側が納めてくれるみたいなのが厳選聴取で、
いいバランスで保たれている感じなんですね。
まず制度概要でいくと、
厳選聴取が起きる時なんですけれども、
今日のテーマからはそれなんですが、一般的には給与かなと思ってます。
給与所得の所得税。給与に関する所得税は会社が転引してくれて納めてくれるんですが、
これがまさしく厳選聴取なんですよ。
これがそれなんですね。
そうなんです。今冒頭でおっしゃっていただいた厳選聴取は給与とかではなくて、
あとは報酬ですね。報酬の支払いに関して厳選聴取する時としない時があるという部分なんですよ。
そうなんですよね。
まず厳選聴取はしないといけない支払い内容ということで国税庁が書いてるんですね。
10項目、20項目書いてて。
そんなにあるんですね。
それに該当したら厳選聴取が必要だし、該当しなかったら引かなくていいんです。
それをちゃんとジャッジしようとしたら10個20個覚えてなきゃいけないですね。
そうですね。しかもそれが決められたのが多分大昔、昭和の大昔で改訂されてないので、すっごい古臭い仕事内容が書いてあるんですね。
なので全然使いもんにならんみたいな感じなんですよ。
そうですよね。昔なかったのは職種ばかりですね。
加えてスタートアップ界隈で蔓延してる厳選聴取の常識みたいな、勘違いみたいな部分が混ざってきてて、正解が何かわからないみたいなのが経理側でよく起きるんですね。
パターンで言いますと、まず私業への支払いで個人に対して支払う場合は厳選聴取が必要ですね。
所得税って個人の稼ぎに対して稼られるものだから、法人は法人税を収めるんで厳選聴取じゃないんですよ。
所得税の話なんで。
業務委託と厳選聴取の関係
法人税が個人で言う厳選聴取、所得税か。法人にかかんない。だから個人で動かれてる仕業の方には発生するんですね。
そうです。だから税理士さんが税理士法人だったら厳選聴取税額が書いてないんです。もらう請求書には。個人だったら書いてるんです。
なるほど。これ個人の税理士さんがいたとしたら、それは税理士さんが請求書を出すときに厳選聴取費みたいな項目を1つ持ってて、プラスアルファで乗って請求されて、法人が支払うときはそれごと支払いしてるっていう感じで、最終的には法人の事業の方が確定申告のタイミングで払うみたいな感じで。
そうですね。請求書のフォーマットの順序で言うとまず税込みの額が来て、厳選聴取税額の率は10.21%なんですね。なので10.21%相当の額が書いてあって、それはマイナスなんですね。
差し引きが振込額だったりとか請求額って書いてあって、これを振り込んでくださいってなってるんです。お稲荷さんは振込額の通り払うんですね。ジョン・テイルズから。
そうですね。払う側は簡単ですね。ただ先方の方が間違ってやってたら。
そうですね。
なんでリテラシーは最低限なきゃいけないんですね。
経理的に言うと未払金は税込みの額で立つんですね。請求書を受け取った時に。振込額は10.21を差し引いた89.79みたいな。払うから残るじゃないですか。未払いが。
それが預かり金なんです。経理的に言うと。預かり金で補助が厳選所得税みたいな。これは預かっておいて適切なタイミングで税務署に収めないといけないんです。お稲荷さんが。代わりに納税するってことなんで。結構むずいですよね。
かなりきついですね。正直ついていけない。
これは結構きついですね。
あの、修行パターンはまず一つありますね。
で、修行以外になるとほとんど厳選聴取必要な業務ってのは実はなくなってきて。
ああそうなんですか。
ただそのスタートアップで言うと業務委託の方がたくさんいらっしゃるじゃないですか。
はい。
で、業務委託の方がフリーランスといえば厳選聴取するよねみたいな。
勘違い。で、厳選聴取あり請求書をひたすら送ってきて、それを渡してくれるみたいな。
もうAさんはそうだったらずっとAさんそうなんですよ。
で、Bさんは同じ業務でお金払うんですけど、厳選聴取をしない請求書を送ってくる方であればずっとそうなんですよ。
Bさんは。
気づけないですね、なかなか。
で、ある種ポリシーで引いてくれみたいな思ってらっしゃるケースもあれば単純な勘違いとか、
もしかすると当初選ぶフォーマットを間違えただけとか、そんな感じなんですね。
業務委託の方で厳選聴取があり得るとしたら、またややこしいんですけど、
ホームページとかウェブのデザインをするような場合、
エンジニアさんに払う業務委託で、だいたいプログラマーだと思うので、中身を書くじゃないですか。
中身のプログラムは厳選聴取しなくていいと思ってるんですね、私は。
またいいと思ってるっていうのは、国税庁の限定されている業務が昭和の昔からアップデートされてないから、
解釈とデザイン関係
解釈で変わってくる部分もあるんですけど、私はしなくていいと思うんで、
ウェブの見栄えのところですね、ホームページの見栄えとかをやった場合は、
引くのかなって思ってます。エンジニアっていう表現でも。
なるほど、インターフェースの部分というか目に見えるところにデザインをしてしまうと、エンジニアでも。
これあれですよね、もともとをたどればエンジニアがっていうか、やっぱりデザイナー、デザイン業務に関しては厳選聴取が発生するってことですよね。
そうですね、スタートはそう考えていいかもしれないですね。
あとスタートアップでよくあるのは、カメラマンとか動画関係で、
ちょっと私も都度ググるのでうる覚えの部分があるんですけど、広告関係っていう項目があるんですね、国税庁の。
めちゃくちゃ広いですね、広告関係。
それで雑誌とか新聞に載せるための写真の撮影みたいな感じなんですよ。
で今そのカメラとか動画の撮影とかってネットウェブ上じゃないですか。
なので厳選聴取するのかしないのか、私はしないでいいと思ってる派なんですけど、
その表現が不適切なんですよ、国税庁の方がですね。
なので皆さんが思っているよりかは厳選聴取しないといけない業務は結構限定的なんですけど、
ただ請求書を作るのは会社から見れば外注先ですよね、業務委託先が作ってくるものであって、
本人のポリシーとか勘違いで引かなくていいけど引いてくるっていうことがあるから、
結局それに引きずられて理解が引っ張られるとどっちが正しいのみたいになるんですよ。
ブレてくる、なんか混乱してくるみたいな。
これは厳選聴取の全体像というか、あとスタートアップで混乱する訳みたいなところですね。
なかなか根深いですね、そもそも昭和時代に作られた制度。
じゃあ一旦覚えておくとすると、個人の資料に対して払うときは発生が…
はい、これは明確ですね。
基本それぐらいですかね、あとデザイン関係ですかね。
デザイン関係だともしかして関係あるかもしれないと思い出して、ちょっとググってみるっていう感じですかね。
何に使うかにもよってまたちょっと会社も変わるかもしれないので。
もう一つのスタンスは受け取った請求書の通り対応してあげるということを基本姿勢にしておいて、
謝ってそうだなという時もですね。
場合によっては支払先に伝えて正しいように導くということもやってもいいかなと思うんですけど、
結構理解いただくのも大変だからややこしいんですよ、ここを正すみたいなことも。
そうですよねー。
今までそれでやってきたとか、他の相手先はそれでできてるのになんでとかややこしくなるんですよ、話が。
結構難しい取引先だなって、ややこしいなって思われちゃう可能性もあるんですね。
そうですね、まとめてお稲荷さんとかジョブテールズさんの対応としてはまとめていただいた通りですね、
個人への資料の払いは厳選聴取しないといけないし、資料は請求書間違えないから引いてきますね、正確に。
ちなみに行政書士さんは確か引かなくていいです。ややこしいですけど。
ややこしいですね、資料でまるっとじゃないんですね。
デザイナー関係は生じる可能性はあるかもしれないんだけれども、
基本は受け取る、相手を尊重してその通りしてあげる姿勢で、
だいぶ親と思うときはググったり、肛門ゼリーさんに聞くみたいな感じで大丈夫かなと思います。
スタートアップ会計とジョブテールズ
まとめまでしていただいてありがとうございます。
この番組はスタートアップ会計の畑山さんとジョブテールズの稲荷太がお送りいたしました。
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それではまた次の配信でお会いいたしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。