起業のデットファイナンス。年間500名以上の起業家から相談を受ける、デットファイナンス支援のinc代表の若林さんとともに、スタートアップ起業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、パーソナリティを務めますスタートポッツプロデューサーの稲荷田です。
こんにちは、incの若林です。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
起業のデットファイナンス始まりまして、第2回目までは実はクローズドで配信をさせていただいておりました。
今収録しているのがですね、ちょうどやっとSNSを開示して皆さんに届き始めたというタイミングなんですけれども、このあたり若林さん、心境だったりいただいている反響だったり、そういったところはいかがでしょうか。
おかげさまですごくいい反応をSNSではいただいてまして、これまでデットファイナンスに関するPodcastチャンネルというのがなかったので、期待しているよという声をいただいてですね、僕も身が引き締まる思いでおりますという感じです。
ですね、完全に身が引き締まりまして、しかも業界の結構有名な方とかも触れていただいたのでとても嬉しいなという気持ちと、そしてより一層皆さんに良い配信が届けられるように頑張りたいなという気持ちで、かなり気合が入っております。
結構銀行の方とかですね、あと上々企業の社長とかですね、いう先輩からご連絡いただいて、ちょっとびっくり、ビビっているところではあります。
ですね、ちょっと今この話をしていたらまた緊張してきてしまったんですけれども、前回は第3回目の配信でございました。
扱いましたテーマがエクイティファイナンスとデットファイナンス、結局これってどっちがいいのというような内容でございました。
その中で話としてありましたのが、出してがまず違うよねという話ですね。
そしてスタートアップには結局デットファイナンスって合わないんでしたっけ、みたいな話もさせていただいたんですけれども、そんなことはないと。
優れた創業融資の制度があるので、ぜひトライしていただきたいという話とかもありながら。
そういう時点でまとめていきますと、デットファイナンスというのは非常に汎用性が高いので、みんなチャレンジしていきましょうというようなところでございましたが、この辺りは若林さん、お話しされてみていかがでしたでしょうか。
そうですね、まさに前回お話しした通り汎用性が高いデットファイナンス、創業初期に使っていくことによって後々の可能性を上げるということにもなっていくので、今回のテーマは気合い入れとお話しできればなと思っています。
では今回のテーマに移ってまいりたいと思います。
今回から初めてのデットファイナンスというシリーズものを少し企画をさせていただきました。
これを連続して3本させていただきます。
1回目、2回目でなぜ必要なのかという話をさせていただいたり、そして3回目でエクイティファイナンスとの比較をさせていただきまして、前提知識が一定揃ったかなというタイミングで、改めて徐々に具体的にはなっていくんですけれども、さらにその基礎の部分を完全に固めようというところで、概論というところを扱ってまいります。
そしてそこで全体を把握して、必要なアクションを棚下ろしして、最後3本目ですね、具体的な精度のご案内なんかもできればというふうに考えております。
なので本日はそのシリーズ、初回ですね、初めてのデットファイナンス、ざっくり全体像を教えてくださいというところでここを始めていきたいと思います。
デットファイナンスを考え始めてもですね、やはり全体像が見えてこないと何から動いていいかわからないですし、
あるいは下手にチップスだけ知ってしまって、こういうことでしょって言ってサクッと動いてしまう方とかも中にいると思うんですよね。
そういうのを考えた時にやっぱり全体像を知りたいなというふうに思っておりまして、ここをまず教えていただきたいなと思っております。
まずデットを考え始めた方っていうのは、どこからスタートするのかというところなんですけれども、
ここは我々がinkの若林さんにぜひ相談していただきたいというところであるんですけれども、
とはいえですね、自力でやれる方であったり、あるいは相談をするにしても最低限の知識っていうのはあるのがいいかなというふうにも思っております。
そうですね、最低限の知識がない方でも全然ご相談していただいていいんですけど、僕は、という前提のもとでですね、
とはいえ時間も必要なんで、できるだけ有効な相談にしていただくためにも最低限のところを知っておいていただくというのは非常に有益かなと思いますということなんですけど、
まず有志のステップ、最初から最後までのどういうステップがあるかというところで全体像を把握していただいて、
少しブレイクダウンしていけると分かりやすいのかなと思うので、そのお話ができればなと思うんですけど。
そうですね、そのフローといいますかステップといいますか、その辺り分かるとだいぶクリアになるなという気持ちがありますので、
そこをじゃあまず教えていただきたいんですけれども、これはステップとかフェーズとかっていうのは分けられるものなんですかね、
だいたい何ステップぐらいあるものでしょうか。
そうですね、初めてのデッドファイナンスってことなので、創業期の有志ということに限定して申し上げると、大まかには8ステップぐらいですね。
8ですね、結構あるなとビビっているところであるんですけれども、一つ一つ丁寧に教えていただけますか。
まず上からざっくり言っちゃうとですね、制度とか金融機関申し込み先を決めるってことですね、これが一つ。
二つ目が準備する、事業計画書とかその他の書類を準備する。
並行して三つ目、申し込みをする。
四つ目、面談する。
五つ目、審査を受けて。
六つ目、有志決定を受けて。
七つ目、契約をして。
最後に実行、有志実行ですね、口座に入金される、こういうステップになります。
なるほど、ここはかなり丁寧にステップを分けていただいたので、一つ一つはそんなに難しくないといいますか、というような印象を覚えましたので、
8つのステップがあるということなんですけれども、これ一つ一つ具体的にどんなことがあるのかっていうのを簡単にずつ教えていただいてもいいですか。
はい、承知しました。
まず前提としてですね、前半が大事。準備が大事です。
準備がとにかく大事ですね。
そうですね、まず制度と申し込み先を決めるということに関しましては、
自分がどこの金融機関に何の制度を使って申し込むかということを理解しておくことが大事です。
次に準備をするなんですけど、これはもう主に事業計画書ですね。
創業期の有志はもう当てになる決算書とかそういったものがないと前提になってくるので、
したがって事業計画書っていうものの提出物の優先順位が高い、ウエイトが大きいということになるので、
その事業計画書の内容によって有志可否っていうのが結構左右されてきますよと。
そうなんですね、ここを前回までにも伺ったところだと有志は過去の実績で評価してっていうのもありましたけれども、
とはいえその過去もまだまだ創業したてだとはあまりなかったりもしますから、
このあたりは事業計画っていうのもしっかり作り込む必要があるんですね。
そうなんですよね、その準備っていうのがまずありますと。
それが曖昧な状態で申し込むとやっぱり曖昧にしか見ていただけないということ。
わからないものには貸せないというようになってしまうので、
申し込みする前にある程度しっかり準備をしたほうがいいかなと思います。
申し込みをする、これは申し込み書を書くということですね、出すということですね。
そこから正式な面談っていうのがだいたい創業期の有志にはあって、
これは後々なくなったりするんですけど、面談して、
そしたら後は金融機関さんの方で審査があって有志できるかできないかっていう決定があって、
もし有志できるとなった場合にはその後契約ばって、
契約書が滞りなく締結できたら指定した口座に有志が実行されると。
こういう流れですね。後半は金融機関の側のタスクなので。
それもあって前半がとにかく大事で、
特におそらくですけどどこに出すのかっていうところを誤ってしまうと、
本当に行き着くところに行き着かないといいますか、
何も得られなくてドローンに終わってしまうっていうリスクはありそうですね。
そうですね。出し先と出すものですかね。この2つ。
なので申し込み先を決めるというステップと事業計画書などを準備するっていうステップ。
この前半の2つが非常に重要かなと思います。
ここで準備するものに関してはまた別の収録会で細かく扱えればなというふうなことは思うんですけれども、
あと気になっているところといえば、例えば入社と採用の先行とかそういったものであれば、
書類で見送られてしまうケースとかもあると思うんですけれども、
レッドファイナンスにおいてもこういったものっていうのはあったりされるんですか。
そうですね。ありますね。
本当ですか。
はい。例えば日本政策金融広報さんですと、申し込みをしますと。
そうすると、いわゆる個人信用情報って言って、代表者の方のクレジットヒストリーって言いますかね。
なるほど。
それやっぱり制度によっても違うし、
とはいえおそらく最初に挑むであろう日本製作企業、広告さんは
ここはやっぱりシンプルかつクイックでっていうところになってくるんですね。
そうですね。融資の決定に関わるような、
融資可決なのか非決なのかっていうところに関わる
面談っていうのは基本1個です。
そうなんですね。
逆に言えば1回で楽っていう気持ちがあれば、
1回しかチャンスがないって捉え方もできる気がしますので、
そうなると余計にこの準備がどれだけ大切かっていうところと、
あるいは処理上のテイスト漏れとかがないかっていうところは
非常に重要になりそうですね。
それで今8ステップお伝えしたんですけど、
実はもう引き返せないポイントっていうのが決定的にあるんですよ。
やめてください。怖いです。
そうなんですよ。
3番目の申込みっていうのをしてからは、
もう基本的に引き返せないんです。
じゃあもういわゆる面談日程を決める前にやめるとか、
あるいはちょっとその面談やっぱりすいません、
欠席させてくださいみたいなものは基本的には許されないということですね。
基本的に引き返せないっていう言い方をしたかったんですけど、
まず申し込みをした時点で、それ以降は金融機関さんに履歴が残るんですよ。
こんなやり取りをした、こんな話をした、
こういう連絡をしたとこういう履歴が残るわけですね。
その履歴っていうのは消えないんですよ。
ずっと残るんですね。
残るので、基本的には残るので、
そうすると今回許しできませんってなったら、
じゃあもう一回資金に合わせて頑張ります。
じゃあ明日来ますってなってもやっぱりダメなんです。
残っちゃってる履歴の秘訣の理由、断ったNG理由みたいなものを
全部やっつけないと次ダメなんですよね。
怖いです。
これね、たとえは上手くないんですけど、
合格点が80点だとするじゃないですか。
81点取れば合格じゃないですか。融資出るんですけど。
変ならしい、これとこれとこれとこれがダメだったから
って言ったら、そのこれとこれとこれ全部やっつけなきゃいけないので
言ったら次100点取らなきゃいけないみたいな、そんなイメージなんです。
そうなるんですね。
じゃあもう1回目が当たりかくないし。
1回、1発で決めた方がいいんですよ。
基本的には。
もちろんリカバリもできるんだけれども、
できるだけ1発で決めたいので、
その3ステップ目の申し込みの線はできるだけ
またぐのは慎重にまたり直し。
基本的にっていうふうに申し上げたのは、
取り下げみたいなこともできることはできるんで、
この場合ちょっと出欠が少ないというか、
履歴が残っちゃうけど至れは少ないっていう感じの
離脱の仕方も一応あるにはあるんだけど、
基本的にはあんまり良い印象にはならない。
そうなんですね。
いずれにせよちゃんと申し込みをする前までに準備を整えてほしいと。
なので前半が大事だよっていうふうに言ったのはそういうことなんですよね。
そういうことですね。
じゃあ本当にデッドファイナンス初めてやるってなった場合は、
カジュアルに挑むっていうよりかは心して挑むと言いますか、
それらしするような学習準備っていうのをみっちりしてから、
ちゃんと文庫を叩いた方がいいということですね。
そうですね。
学習まで言うとちょっと申し訳ないんですけども、
相談は必ず何かしらしてもらった方がいいと思いますね。
ちゃんと適応するというか。