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2022-02-03 13:03

312.佐々木寿美子さん(おもてなし業界専門のマネジメントコーチ)前編

【部下を育成する際の大切なポイントに気づくまでの苦悩】

ブライダル、航空会社など接客業23年の佐々木さん。
前編では、管理職も任されるなかで、とても悩み苦労された経験をお話して下さいました。
その経験から学んだことはとても大きな財産となり、今のお仕事に繋がっているそうです。
爽やかな笑顔、優しい雰囲気の裏側にあった苦悩の経験、そこから気づいたことは何だったのか?まずは前編をお聴きください。

special thanks to 辻英道さん

【今回のゲスト】
ライフ・オン・コミュニケーションズ 代表 佐々木寿美子さん
https://lifeoncom.com/

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経営者の志
みなさん、こんにちは。ナビゲーターの山口智子です。
本日のゲストは、ライフオンコミュニケーションズ代表の佐々木寿美子さんです。佐々木さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まず、佐々木さん、ご自身がどんなお仕事をされているのか、また自己紹介ですね。そこをまず最初にお願いします。
はい。私は、おもてなし業界専門マネジメントコーチとして、ホテルですとか、ブライダル関連企業といったおもてなし企業の管理職向けに部下育成に特化したマネジメント研修を行っています。
おもてなし業界専門なんですね。
はい。
そして、部下の育成に特化というところで非常に気になるんですけれども、なぜおもてなし業界専門なんですか?
はい。実は私は接客業を23年間やっていたんですけれども、特にブライダル業界で働いていた時に、自分自身が管理職だった時に、決して良い管理職ではなかったんですね。
その時の悩みですとか苦労を、やはり同じように悩む方々、そういう方々の何か助けにならないかなということで、おもてなし業界専門にマネジメント研修を行っています。
そうなんですね。ご自身の経験からということなんですけれども、でも当時部下を育てるという経験は私はしたことがないんですけど、多分人間対人間いろんなことがあるんだろうなと思うんですけれども、そのご自身の体験も含めてですね、なぜそこから今独立されておもてなし業界専門、そして管理職のためのマネジメントですね、そこに至ったのか、どんなご経験があったのかも教えてください。
実はこれをやろうと思ったのは2つ理由があります。
1つは、私がかつてブライダル会社の管理職だった時に、先ほどもお伝えした良い管理職ではなかったんです。
表では華やかな雰囲気で、お客様に笑顔で接しているんですけれども、内側では悩み苦しんでいたということがあったんです。
私もブライダル業界結構長くいたのでですね、なんとなくわかりますか、やっぱり表って私も司会のお仕事をやっていて華やかに見られますけれども、やっぱりそこに至るまではいろんな苦労があるので、きっと佐々木さんもあったんだろうなと思うんですが。
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そうなんですよね。どちらかというと、私はブラックな上司というような感じで、
自分自身が管理職になる前は、職場内ではどなり声が聞こえる毎日だったんです。
誰もが人前で怒られていて、怒られすぎて倒れてしまうようなことがあったりとか、
私自身も上司からそんなこともできないのかとか、できないんだったらお前なんかいらないんだよって言われ続けてきたんです。
10日間休んでなかったので、休みが欲しいということを上司にお願いしたときに、
俺なんか2ヶ月休んでないんだよって言われて、私その時に休みを取りたいですなんて一言も言えなくなってしまったんです。
これ当時のことなので、今はそんなことないです。当時です。
なかなか過酷ですね。
そうなんですね、当時。
そのときに退職した方も多くて、ただ私そのときにどうして辞めなかったのかなって思うと、
いろいろと鳴り散らしているけれども、上司はお客様のことを一番に考えていたんですね。
なるほど。
言われたときは、私だってちゃんとやっているとか、本当に頭にくると思っていたんですけれども、
よくよく考えると、上司の言う通りだなと思うことが多くて、
私はお客様のことを考えていなかったなということが実は多くあったんです。
だからそこの部分で、いろいろ自分の中でも反省点があって、
じゃあ頑張ろうという気持ちがどんどん生まれていったということなんですか?
はい、まさにおっしゃる通りなんです。
少し悔しいという気持ちもあったり、もっとお客様に貢献していきたいという気持ちもあったんですよね。
本当にまさにおもてなしの精神ですよね。
でもそういう中で、頑張らなきゃ頑張らなきゃってお客様のことを思っていたと思うんですけれども、
それプラス毎日の労働時間とか、きっといろいろと積み重なっていたのではないかなと思うんですが、いかがでしたか?
はい、まさにおっしゃる通りなんですけれども、
長時間労働で、なかなか休む時間もなかったりというような働き方だったんです。
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当時なんですが、やはり怒りがまん延している職場で、どういう人が昇格していくかというと、
そういう怒りを表に出すような方々が、どちらかというと管理職になっていったなという印象があったんです。
私自身もそこで管理職に昇格をした時に、その環境にいると不思議なことに、今まで自分が見てきた上司と同じように振る舞ってしまっていたんですね。
なるほど。今までつらいな、きついなと思っていたけれども、自分がいざその立場になると、だってその環境にしかいないわけですもんね。
はい、そうなんです。本当に、それがいけないことということも全く思えなくなってしまっていて、
部下が自分の思い通りに仕事をしてくれないと、やはり何でできないの?何回言ったらわかるの?というふうに、人前でもいつも怒っていたんですね。
本当に部下の話を聞かない、育成しない上司だったんです。いわゆるブラック上司でした。
何かその中で、自分の中でまた変化というのが生まれたんですか?
はい、そうですね。一番は、体調を崩したことがあるかもしれないですね。
なるほど。体が悲鳴を上げていたんですね。
はい、おっしゃる通りで、長時間労働で休まないで働き続けていて、
私、こんなに働いているのに、何で周りの人は同じようにやってくれないの?という状況の中で働いていて、仕事はすごく好きだったんですね。
不思議なことに、好きなんですけど、家に帰ると涙が止まらないんですね。
涙がポロポロポロポロ出てきて、号泣するぐらい涙が止まらなくて、さらに胃がものすごく痛くて、
痛いんですけれども、毎日のことなので、それが痛いのが当たり前になってしまうぐらいだったんです。
仕事はきっと本当にお好きなんですよね。
でも、もう体が追いついていなくて、涙はあふれるし、胃が痛いのも当たり前。
結構な極限状態ですよね。
どうしていいのかちょっとわからなかったんですけれども、あまりにも涙がすごい量で、
さらに睡眠不足で眠れないということが続いたんですね。
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不思議なことに、夢を見るんですけれども、夢が全て仕事の夢で、
私自身が怒られている夢か、私が怒っている夢、ものすごくリアルな夢なので、
寝ているという感覚がない状態で、それが毎日だったんです。
それはその先、非常に気になります。
どういうふうにその後になって、また今に行き着いているのか、この先伺っていきますが、
どういう変化があったんですか?
やはり、眠れないですとか、涙があっていうのを、自分で検索したりとかして、
友達にも聞いたりしたところ、ちょっと心境内科に行った方がいいんじゃないかというアドバイスをもらって、
病院に行ったところ、病院の先生からは、仕事をやめるか休むかどちらかにした方がいいですよ、
というふうに言われたんです。
私は、やめるという選択肢はなかったんです。
好きだったということもあったので、休みますということで、1ヶ月間休みました。
そうだったんですね。だいぶその1ヶ月で自分の中でも整っていったんですか?
実は先生には少ないと言われました。
確かに、もうちょっと休んでいい気もしますね。
そうなんです。なんですけれども、私も仕事がしたくて、
会社自体は私がいなくても回るものなんですけれども、やはりその時は、
私がいないとできないんじゃないかとか、そういうふうにも思ってしまった部分がまだあったんですけれども、
眠れるようになったということが、1ヶ月で体調も随分変わって、
胃が痛かったところも、やっぱり病院で少しずつ良くなっていったということがあったので、
実は1ヶ月で復帰しました。
なるほど。結構ここまで伺っても、なかなかな壮絶な展開ですけれども、
その中で佐々木さんが学んだこと、気づいたことはどういったことだったんですか?
その中で、自分自身が今まで見てきた上司と同じように振る舞わなければいけない、
それは思っていたのは思い込みだったなということで、
部下に対して何も育成するということをしてこなかった。
だから自分がより部下の話を聞いて、育成していくということをこれからはもっとやらないといけないな、
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ということに気づいたことがあります。
なるほど。きっとその時の思いが今にも繋がっているかと思うんですけれども、
そうしましたら、まだまだ伺っていきたいので、
ご自身が管理職だったときの大変苦しかったことのお話から気づいたことを伺ってまいりましたが、
もう一つ、接客業界20年以上やってこられている、その中での悩み、気づき、
そこも含めてまたこれからのお話なども後半伺っていきたいと思いますので、
この後もまた佐々木さんよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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