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2020-08-10 15:52

198.六角明雄さん(中小企業診断士)前編

【経営の基本とは】

経営において大切なことは何でしょうか?
経営の基本についてお話をうかがいました。

六角さんの書籍『図解でわかる経営の基本一番最初に読む本』を拝見させていただきながら経営についてお話しいただきました。
言葉に対してとても誠実で、しっかりと本質を見極められている様子がすごく伝わってきました。



【今回のゲスト】
中小企業診断士 六角明雄(ろっかく・あきお)さん
『数字に強い社長になるポッドキャスト』
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1498349292
メールマガジン:https://yuushi-zaimu.net/conference/
『図解でわかる経営の基本 いちばん最初に読む本』
https://amzn.to/2lu3fU4 

 

ポッドキャスト・コンシェルジュ こえラボ
https://koelab.co.jp/

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経営者の志。こんにちは、こえラボの岡田です。
経営において大切なことは何でしょうか?
経営の基本についてお話を伺いました。まずはインタビューをお聞きください。
今回は中小企業診断士の六角明雄さんにお話を伺いたいと思います。六角さんよろしくお願いします。よろしくお願いします。
六角さん、実はですね、第69回にも出演いただいて、1年半ぶりぐらいですかね、出演は。
はい。ぜひ今回もいろいろお話を伺いたいんですけど、
今回、直近で出版された本についても伺ってみたいなと思うんですが、本のタイトルをぜひお願いします。
はい。打ち合わせどおりの進行でありがとうございます。
一番最近出した本の名前は、「図解でわかる経営の基本 一番最初に読む本」というタイトルです。
これ、経営の基本っていうことなんですか?どんな内容なんですか?
はい。経営の基本の経営なんですけど、経営って漠然としてるんですけれども、
経営はどういう定義があるかっていうことはさておき、
ただ、経営ってもうちょっと輪郭をつけて理解してもらえたらなっていう思いで書いてまして、
まず一つ目の特徴としてお伝えしたいのが、これ7つ章があるんですけれども、
そのうち3つの章が組織について書いてあって、経営っていうのは組織運営に関わる面が多いなっていうところなんで、
まず組織運営が大切なんですよっていう部分を、この本で一つ伝えたいなというテーマになってます。
やっぱり経営って言うと、そこがマネジメントとかそういったことですかね?それが大切になるんですかね?
そうですね。マネジメントの対象っていうのはほぼ組織っていうことになりますね。
じゃあ、自分の部下だったりとか、経営するにあたっては社員、どういうふうに組織を作っていくかとか、
そこをどういうふうに運営していくかって、そんなところが経営としてはやっぱり中心となって大切になるっていうことですかね?
はい、その通りなんですが、ご注意いただきたいのが、組織が対象っていうふうにお話ししたんですけれども、
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組織って言うと普通の人は会社組織って思い浮かべますよね。
はい、そうですね。
で、そうすると人事とか労務とか人材って思い浮かべますよね。
はい。
ところが経営の観点からは、もうちょっと広い概念があって、
当然会社の従業員さんも対象なんですけれども、
もうちょっと広い組織っていうのは、例えば株主さん、それから融資をしてくれる銀行、
それから仕入れをしてくれる仕入れ会社、それから物を買ってくれるお客様、それから世の中、広く世の中の社会ですね。
で、会社っていろんなところから影響を受けてるわけですけれども、
従業員さんにだけ経営者が好かれればいいわけじゃなくて、お客様からも支持されなきゃいけないし、
仕入れ先からもですね、仕入れ先に対して、もっと仕入れ値を安く下げろって言ったら仕入れしてもらえなくなっちゃうから、
ある程度の儲けを得られるようにしてあげないといけないし、銀行からはきちんと収益を得てないと許してもらえないし、
あと商売でですね、反社会的なことをやってしまうと社会から批判されたりしますよね。
そういったもうちょっとトータルな面でマネジメントをしないといけないっていう意味で、
その組織っていうのも従業員さんだけじゃなくて、ステークホルダー、利害関係者っていう言葉があるんですけれども、
その人たちに対してマネジメントしなきゃいけない、もうちょっと広い意味での組織ということですね。
結構じゃあ本当に私イメージしてたのは従業員だけかなと思ってたんですけど、そうじゃなくて世の中全体までかなり幅広いところを意識しながらマネジメントしていく、それが経営だっていうことですかね。
でも私の言ったことは別に皆さん分かっていると思うんですよね。今言ったことは別に新しい事実じゃないんですけれども、それをどうやってうまくマネジメントしていくか、それが大切ですよっていうのを認識していくと経営者になったときにどこにどういう注力をしなきゃいけないのかっていうのを分かった上で経営者につけば、
動き方が違うかなと思ったんですけど、何か注力するところとか、それは状況によって変わったりとかいろいろするっていうことですかね。どこを注力すればいいんですかね。
経営者がどういう判断をするかっていうことなんですけども、ちょっと乱暴な言い方なんですけど、誰に対しても100点取れないと思うんですね。
従業員さんからは常にもうちょっと給料上げてほしいって思われてると思うし、お客さんからはもっと値段を下げてほしいって思ってると思うんですよね。
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それから仕入れ先からはもうちょっと高かってもらってほしいって。対立しちゃうんですよね、ステークフォルダー同士で。そうすると全部に対して100点は取れないけど、全員からどれくらいの満足度をもらえるか、その合計額が一番大きくなるようにすると一番大きい成果になる。
これ制約理論って言うんですけど。
だから、ある特定の人だけじゃなくて、いろいろ意識をちゃんと配って、それぞれがどういうバランスなのかをちゃんと把握しておく必要があるっていうことですかね。
もちろん特定の人にですね、例えば事業員さんにすごい酷使しちゃうと、その組織が、というか事業活動ができなくなっちゃうので、それはダメですけど、ある程度の満足度をもらいながら、100点は取れないけど一番大きな成果が出るようにどうバランスを取ったらいいかっていう考え方ですね。
これ、どうですか。世の中多分、ろっかくさん、いろんな企業の方見られていると思うんですけど、ここが弱いとかここが皆さん比較的できているとか、そういった傾向とかってあるんですかね。
どうしてもお客さんの方ばっかり目に入っているというか、従業員に厳しいのかとか、なんかそういうのが、皆さんバランス取れてるのか取れてないのか、なんかどんな印象を持ってます。世の中の経営者。
実はですね、その議論については、私自体が答えが出てないんですけれども、例えば坂本浩二さんでしたっけ。ずっと残したい会社とかっていう会社があって、そういう会社は優れてるなって思うんですが、ただ実際はどうなのかっていうのを私も調べられてないんですけれども。
なんか肌感覚でこういう傾向あるとかっていうのはありますか。
私はまだそれほど能力のあるコンサルタントではないんですけれども、どうすればいいかっていうよりは、これをまだやってないねっていう会社はたくさんあるっていうのは気づいてまして、先ほど申し上げました通り、例えばわかりやすい例で言うと、営業が得意な人が独立して会社を始めるとお客さんを取ることに命をかけちゃうんですよね。
そうすると全然経理をやらないとか人材育成をやらないとかっていうことで事業が行き詰まっちゃうんですけれど、営業が得意な経営者の方はそれを独立したときに活かしていただければいいんですけど、マネジメントもやらなきゃいけないっていうことを理解してから独立するとうまくいくなっていうことはわかってるんです。
だけど正解が、こうすればいいんだよって正解がないんですよね。コンサルタントでよく相談されるんですけど、何をすれば正解なんですかって言われて、実はこれは正解ですよっていうコンサルタントいると思うんです。
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だけどそういうことを言う方は間違ってはいないんですけど、だいたい売上がどうすれば上がりますよとか、どうすれば集客できますよっていうことは言うと思うんですけど、それって会社の最終的な課題かけててはないと思うんですよね。
確かにここ1年間売上を増やすにはどうしたらいいかっていうので悩んでる方に対してはそういう回答はいいんですけど、事業って半永久的に続くことが目的ですよね。そうすると、確かに今集客を襲ってお客さん来れば、
トゲ先がずっと婚姻してくるお客さんが見つかって、その人たちが会社発展のために尽くしてくれるかもしれないんですけど、それも大切なんですけど、そこから学ばなきゃいけないのはどうやったら婚姻してくるお客さんを増やすことをできるのかって自分で考え出さなきゃいけないんですよね。
で、今はコンサルタントの人が集客方法を教えてくれるかもしれないんですけど、その方法が2年後3年後通用すると限らないから、自分でそういう集客方法を考え出す能力を身につけることが必要なんですよね。だから私は最初、いろんな経営者の方からご相談を受けますけれども、最初は何したらいいですよっていうのは言いますけれども、
事業の経験が重なってきたらば、どうやれば集客が増えるかを考え方を学んでくださいっていうように直していきますね。
だから自分でそれをできるような経営者に育てていくっていうような、そんな感覚なんですかね。
育てるって言ったらちょっとね、私が偉そうなんですけど。
最初、会社って組織のマネジメントって言いましたけれども、かっこいい言葉で言うと組織力ですよね。
僕は修熟度っていう言葉を使ってるんですけど、自分たちで学んだ新しいものを開発していくってことなんですが、ただそれかっこいい言葉なんですけれども、
実は新しいことって毎年新しいことが出てくるので、今はこれがいいですよ。
例えば岡田さんが今、ポッドキャストを利用する人増やしてますけど、何年間持つかわかんないですよね。
だから、ポッドキャスト僕は有効な集客手段だと思ってるんですけど、実は10年前始めてるときと今で全然、
今、ポッドキャストのリスナー数増やすのに苦労してるんですけど、だから毎年やり方変えなきゃいけないんですよね。
その環境変化にどう対応するかっていう能力を身につけるのが、教わるより楽じゃないですか。
そうですね。毎回毎回それを教わってても、それが変わるかもしれないので、そこをどう考え出すかっていうところを身につけていくようになる。
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だから、僕のコンサルティングの一つの目的っていうのは、その習熟度を高めてもらうことなんですよ。
だけどそれを最初から言っても、何のことですかっていうことなので、最初は何をやってくださいって言うんですけど、次は自分で考え出せるようにしましょうと。
それを僕は、自分の一人、私が一人で言ってるだけなんですけど、習熟度を高めましょうって。
なるほど。じゃあ、この本ではそういった経営の基本的なことを7章にわたっていろいろと。
その中でも、やっぱりマネジメントというか、人に関することがやっぱり中心となってるっていうことですかね。
そうしたかったんですが、その最初ご紹介した本については、そこまで書けてなくて、基本的な知識までしか書いてないんです。
で、今岡田さんにお話しいただいたのは、次の本のテーマなんです。
もうすでに次、さらにその次ですか。
今どうやって、僕はそれを経営管理って言ってるんですけど、次の本は事業計画の立て方の本を書く予定で、
その次に立てた事業計画をどうやって実践していくかっていう本が次の次の本なんですけど、
そこで今岡田さんがおっしゃった通り、組織の習熟度の管理についてはお話ししようと思ったんです。
なるほど、じゃあ今後もいろいろ出版に向けていろいろ、今まさに活動されてるってところなんですね。
もういいです。岡田さんと一緒で本を書く時間もどう作るかって。
それありますよね。私もそうですけど。
是非、書籍のことをもう一度ご紹介させていただきますと、
使いでわかる経営の基本、一番最初に読む本ということで、6日間明夫さんが今書かれている本なので、
是非こちらもURLを掲載させていただきますので、是非チェックいただければと思います。
それから六角さん、ポッドキャストも配信されているということで、是非ポッドキャストのタイトルもご紹介いただいていいですか。
はい。タイトルは数字に強い社長になるポッドキャストということで、
始めた時は会計について解説するタイトルだったんですけど、
今は中小企業経営者に役立つ内容全般になってまして、
それで本を書いた人をゲストに呼んで、ビジネスショーですね。
ビジネスショーを書いた方をゲストに呼んで、ビジネスショーの内容についてお話しすることが多いです。
たまに別なこともあるんですけど。
是非是非、その番組のURLも掲載させていただきますので、合わせてチェックいただければと思います。
コエラボさんで制作していただいたURLです。
はい。今回は中小企業診断士の六角明夫さんにお話を伺いました。
また次回も引き続きお話を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
15:03
ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
六角さんの書籍、図解でわかる経営の基本、一番最初に読む本を拝見させていただきながら、
経緯についてお話しいただきました。
言葉に対してとても誠実で、しっかりと本質を見極められている様子がすごく伝わってきました。
次回も引き続き六角さんにお伺いいたします。
ではまた次回。
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