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経営者の志。こんにちは、こえラボの岡田です。
前回に引き続き、六角さんに経営の基本を教えていただきました。
まずはインタビューをお聞きください。
今回は前回に引き続いて、中小企業診断士六角明雄さんにお話を伺いたいと思います。
六角さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回も前回に引き続いて、図解で分かる経営の基本。
一番最初に読む本、こちらに色々お話を伺いたいと思うんですが、
私も先ほどちょっとパラパラと書籍を拝見させていただいたんですが、
結構いろんな基本的なことがすごく丁寧に記載されている書籍なんですね。
これ、やっぱり経営者にはまず読んでいただきたいということですかね。
そうですね。日本国のすべての経営者の方に読んでいただきたいですねって大きなことは言わない。
でも、これどういった思いでやっぱり書かれたんですかね。
他の書籍とやっぱり大きく違うところもあるのかなと思ったんですが、
どういったところを注意して執筆されたんでしょうか。
はい。経営に関する書籍はたくさんあるんですけど、
経営学用語辞典みたいな感じになっているんですけれども、
私はそれじゃ理解が深まらないと思ったので、体系的な書き方をしました。
これ、だから順番に読んでいくと、
経営の仕組みとか会社の仕組みとか、
そういったところが学んでいけるっていうのはそんな作りになってるんですかね。
そうなんですけれども、さっき岡田さんとお話ししたんですけれども、
CEOと社長って何が違うんですかっていう内容についてですね。
そうですよね。いろいろCEOって名乗ってる方もいらっしゃいますし、
社長って名乗ってる方もいらっしゃいますし、
いろいろな表現の仕方あるんですけど、これってそれぞれ意味はやっぱり違うんですかね。
違うから社長兼CEOって名乗る人がほとんどですよね。
で、累章ですね。これの累章には社長っていうのはわからないっていう人はいないと思うんですけど、
CEOって何ですかっていうときに最高経営責任者ですって書くんですけど、
そうすると社長は最高経営責任者じゃないんですかっていう疑問を持つと思うんですが、
そこをこの本では説明してあります。
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なるほど。
でも多くの本はCEOは最高経営責任者ですしか書いてないと思うんですよね。
だからそこの言葉の定義が書いてあるけど、
じゃあ実際何を言える人なのっていうところをしっかり深掘りして記載されてるっていうことなんですかね。
そうですね。最高経営責任者っていうのは答えを言っちゃうと、
経営者の責任っていうのは業務執行と監督っていう2つの役割があるわけですけど、
CEOは業務執行の最高経営責任者で、社長っていうのは監督と方針決定の責任者っていう違いがあるわけですね。
ただ昔は経営者っていうと業務執行もするし、監督意思決定もするっていうので、
あんまりその2つの役割があるっていうのは法律上は明確だったんですが、
役割としては同じ人がやるっていうので認識されてなかったんですけれども、
平成になってからかなり分けたほうがいいっていう考え方が広まってきたので、
業務執行に関しての責任者は最高経営責任者っていう呼び方がされるようになってきたわけですね。
やっぱりこれは時代の流れなのかそういったところもあるんですかね。
その分けたほうがいいっていうのは何かあります?
この話するとすごく長くなるんですけど、大まかに言うとその通りなんですね。
大きな会社は業務執行については専門性を持ってる人が行ったほうがいいと。
逆に方針決定とか監督業務っていうのはその会社に深く入り込んでいってしまうと、
業務監督とかできなくなってしまうので監督は監督をする人がいいということで、
社外取締役が今増えてますけど、それはそういう流れの一環ですね。
なるほど。だからこういった基本的なことを理解しないでいろいろ言葉を使ってると、
誤った使い方をされてるっていう方が世の中結構いるっていうことですかね。
そうですね。
型書きをつけるとかっこいいからつけちゃうって言われるんですけど、
意味がわからないで使うと本当に無意味ですよね。
逆に言うとわからないのに使っちゃうことで本当に意味が理解されなくなっちゃうことのほうが、
私は別にCEOっていうのは法律上こういう人が名乗りなさいっていう法律的な縛りはないので、
CEOって名乗りたかったら名乗って全然問題ないんですけど、
CEOだって名乗っておきながら、CEOの役割をわからないで名乗ってることのほうが問題かなと。
CEOなのにCEOの役割やってなかったら何のために名乗ってるのかなっていう感じになりますよね。
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それが会社にまつわるいろいろな内容がここの書籍の中に記載されてるので、
本当に会社経営してるんだったらこの言葉、いろんな言葉あると思うんですけど、
そこぐらいは知っておいてほしいっていう、そんな思いもあるんでしょうかね。
そうですね。言葉を理解するっていうよりは経営者の方はこういう役割があるんですよっていうのを、
この本を読むと整理できるので、だから自分は経営者になりましたっていうのは全然問題ないんですけど、
じゃあ経営者が何をするのか、で経営者っていうのはこういう役割がありますっていうのを、
実際にやるかどうかは別として、知っておけばこれが足りなかったなっていうのに気づくかもしれないし、
こういう役割はまだ事業規模が小さいから今はいらないけど将来のために学んでおいたほうがいいなっていうのは気づくかなと思います。
ありますよね。それが本当に体系的にいろいろ整理されて記載されているので、
一通りやっぱり把握しておいて、今の自分には必要なのか必要じゃないか、
そこを判断してもらって使う使わないはあると思うんですけど、
知っとくと知らないとではやっぱり会社の作りもだいぶ変わってくるっていうことですかね。
そうですね。
例えば何か他にもご紹介するといいかなっていうところってありますかね。
この本ではマーケティングについて第6章に書いてあるんですけれども、
マーケティングとはそもそも何かっていうことが書いてありまして、
これも公益遮断法人日本マーケティング協会っていうところが定義はしてあるんですけど、
別にそれが法律的なって言いますか、分かりにくいんですよね。
マーケティングとは企業及び他の組織がグローバルな視野に立ち、
顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う、
市場創造のための相互的活動って分かりにくい。
これを噛み砕いて言うと。
手っ取り早く言うとマーケティングとは売れる仕組みを作る活動っていう風に私は言い直してるんですけど、
ドラッガーはマーケティングの目的は販売活動を不要にすることであるって言ってて、
こっちは有名だと思うんですね。
マーケティングって言うと多分60%ぐらいの人は販売促進のことを思い浮かべるんですけど、
実はマーケティングっていうのはドラッガー風に言えば販売活動を不要にするという180度別なんですよね。
まあそうは言っても実際は販売活動はやった方がいいんで、
絶対やっちゃダメっていうことではないんですけど、
でも本当はできるんであれば販売活動をしなくても引き合いが来るって理想的ですよね。
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そうですよね。どんどん売れていくっていうようなイメージですもんね。
例えば任天堂さんのスイッチって今シナウスですよね。
あと電気自動車もシナウスですよね。
一丁一石ではああいう製品作れないんですけど、
販売活動全然しなくても売れていく品物ができたら、
まさしくドラッガーの言うマーケティングが達成してるなと思うんですけど、
もうちょっと中小企業の例で言うと、
私松戸にある千葉県松戸市に2OPっていうパン屋さんがあるんですけど、
本当にあそこのパン屋さんっておいしくて、
私も通信販売でやっと帰るんですけど、
毎週月曜日の9時にインターネットですぐに申し込みをしないと予定数終了になっちゃう。
まさにこれはマーケティングを実践されてるっていうことですかね。
そうですね。だから、
マーケティングって言いますか、販売活動自体はいいんですけど、
その販売活動をやることがマーケティングと思ってやっちゃうと、
実はマーケティングをやってないってことになっちゃうんで、
例えば販売活動をするのが今自分の会社にとっていいことだっていうことでやってればいいんですけど、
販売活動をやることがマーケティングだと思っちゃうと、
本当のマーケティングができなくなっちゃうので、
もうちょっとその広い視野でマーケティング活動をやったほうがいいっていうのを本を読んで気づいてもらえたらなと。
そうですね。まさにこの本の例として挙げられたマーケティングなんですけど、
そこをしっかりと定義というか元々どういった意図なのかっていうことを知ることによって、
自分の会社は何をやったらいいのかっていうのを参観になるということですね。
そうですね。だから岡田さんが言い忘れてるんですけど、
ポッドキャストっていうのはマーケティングの最高のツールなんですって今言おうとしてたんじゃないですか。
ありがとうございます。
そうですよね。まさにそういったところも、
しかもこれ図解でわかるとあるように1ページ1ページごと図解にされてるんですよね。
なのでどういったイメージなのかっていうのが図でわかるので、
ちゃんと文字を読むだけではなくて、こういう構造になってるんだっていうのが理解できるかなと思います。
そうですよね。こういうラボさんでクラウドファンディングで本を出すのもマーケティング活動ですよね。
ありがとうございます。
あの本が出ると販売促進活動しなくてもお客さん来ますよね。
ありがとうございます。
今すごく応援いただいてまさに今執筆中なんですけど、
やっぱりこういったところでまだまだポッドキャストって知ってる方少ないのかなと思うので、
そこ知っていただいて。
しかも目標額の2倍が詰まったっていうのは、
岡田さんは知らず知らずのうちにマーケティング活動をやってたってことですよね。
なるほど。そういうところにつながってくるという。
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ありがとうございます。
すみません、誤魔すりました。
ぜひ六角さんのこの図解でわかる経営の基本、一番最初に読む本ということで、
これシリーズ化されてどんどんこういったことを出版されていく予定なんですかね。
これシリーズ今何冊目なんですか?
私が書いた本としては6冊目なんですけど、
前回お話した通り続編続々編が決まってるんですけど、
執筆時間もなかなか取れないので。
ぜひそこも六角さんのポッドキャストもされてるということなので、
ぜひそこも六角さんのポッドキャストチェックいただいて、
また出版されたらその書籍も皆さんチェックいただければなと思います。
あとメールマガジンも配信してるので。
これメールマガジンはどんな内容を配信されてるんですか?
今話してるようなことを書いてますね。
毎日私が気づいた内容を配信してて、
私の話してる内容からわかると思うんですけど、
すぐに明日からもうかるなんちゃらかんちゃらっていうのを話しなくて。
その基本的な部分について、
例えばニュースでこういうのがありましたけど、これはこういうことですよって解説したりとか、
あとは私は昔銀行で働いてたので、
資金調達に関してこういう新しい仕組みができましたよとか、
こういう会社が新しい資金調達をやってますよとか、
こういう会社が資金調達、こういう理由で失敗したので気をつけてくださいねっていうような内容を
メールマガジンで配信してます。
わかりました。ぜひそのメールマガジンのURLも掲載させていただきますので、
そこがチェックして登録いただければと思います。
岡田さんのマーケティング活動に相乗りさせていただきます。
ありがとうございます。
今回は中小企業診断士六角明夫さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございます。
いかがだったでしょうか。
この書籍は経営をする上でとても大切なことが図解でわかりやすく書かれています。
私もこの書籍で基本から勉強しようと思います。
そして六角さんのポッドキャスト番組も590回を超えて配信されています。
ぜひポッドキャスト番組もチェックいただければと思います。
声ラボでは六角さんのような志を持った経営者の方を募集しています。
ご出演をお希望される方は声ラボホームページからお申し込みください。
あなたの志をインタビューいたします。
ではまた次回。