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声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。
本日は、さくら幼稚園の園長、千野郁子さんにお話を伺いたいと思います。
千野さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
はい、まず千野さん、簡単に自己紹介お願いできるでしょうか。
皆さん、初めまして。
世田谷区で私立の幼稚園、さくら幼稚園を経営しております。
園長の千野郁子と申します。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
千野さんは、幼稚園だけではなくて、結構いろいろな取り組みをされているというふうにお伺いしているんですが、
幼稚園以外にもどういったことをされているんでしょうか。
23年前に世田谷区からの依頼で、
0歳、1歳、2歳向けの保育室を始めました。
それでこの4月からリニューアルいたしまして、
ナーサリーさくらキッズとして認証保育所になりました。
それからさくら学童クラブといって、
小学生のお子さんが放課後、幼稚園に来て一緒に遊んだり勉強したりというのもやっております。
本当に幅広い保育のことをやれていると思うんですが、結構歴史のある幼稚園なんですよね。
はい、今年で73年目になります。
すごいですね。
最初はどういったきっかけでこの幼稚園って始まったんでしょうか。
最初はですね、私のこの幼稚園があるところは神社の境内地なんですね。
それで戦争中に被災された方が境内の中で一緒に住んでるっていうようなことがありまして、
戦争が終わった時にその方たちの家族が戻って来られて、新しくお子さんを産んだりしてとても賑やかになったんですね。
そんな時に小林総作先生という方から声をかけられて、私の祖父が幼稚園を始めたんですけれども、
その小林総作先生というのは、窓際のトットちゃん。
私も読んだことあります。
人気の本ですよね。窓際のトットちゃんが通っていた友恵学園の校長先生だった方です。
黒柳哲子さんが困った子だっていうときに救ってくれた先生ですよね。
その先生と祖父が昔からの知り合いで声をかけられて、僕が初代園長をやるから幼稚園やろうよって言ってくださったおかげで、
この桜幼稚園が生まれました。
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おじいさまからの代でやられている、そういったところなんですね。すごい歴史のあるところですね。
そこからいろいろあったと思うんですけど、どんどんどんどんいろいろ展開されていると思うんですが、
その幼稚園からその次にはどういったところを開園されているんですかね。
幼稚園をやっている頃は、その時代っていうのはお子さんも多くて、ほとんどの幼稚園に通われる方っていうのは専業主婦の方ばかりだったんですね。
ですので延長保育などそういったものはなくて、9時から2時に帰るっていうのが通常だったんですね。
そんな折にちょうど34年ぐらい前に、またこれも世田谷区からの依頼で敷地が広かったものですから、
お宮の古い建物の一角で学童保育をやってほしいと言われました。
それで学童保育を始めて、それが今の学童の元々ではあるんですけれども、
その頃はその学童っていうのは保育園の卒園児が全員だったんですね。
なので、幼稚園の子供と学童の子っていうのは相入れることが全くなかったんですけれども、
いろんな毎日日々新事件が起こりまして、家庭の教育っていうのはすごく大事だなって改めて感じることがありました。
そんなことがあったところで、それから10年ぐらい経った頃に、また世田谷区の依頼で幼稚園の空き教室を使って、
012の保育室をやってくれないかということがありました。
私とその頃母が園長だったんですけれども、私と母は自分自身も子育てしてますし、赤ちゃん預かるっていうことは何の抵抗もなかったんですね。
そして、桜幼稚園の教育をゼロからできればすごくいいなってずっと思ってたんです。
その学童がきっかけになりまして、ちょうどいいお話いただいたと思いまして、これをやろうと思ったんですね。
しかしその時代は養護一元化ではなくて、幼稚園は文科省の管轄、そして保育園は厚労省の管轄ということで、
もう分厚い高い壁があったんです。
なので私たち学校法人で保育園をやるっていうことに、東京都が反対をいたしまして、
もうかなり大変な、本当によく乗り越えたなっていうぐらい、これは神様の力かなと思うぐらいだったんですけど。
本当に切り開いてきたっていうところなんですね。
日本で初めてだったと思います。
ですから開演したと同時に世界から、いろんな国から見学が来、
あと日本全国から皆さんがこの世田谷システムっていうものを見たいということで、毎日いろんな方がお見えになりました。
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やっぱり幼稚園と保育園っていうのは、それだけ違うものっていうことなんですかね。
子供を預かるっていう部分では同じなのかもしれないんですけれども、保育園というのは仕事を持っていらっしゃる方が仕事をしている間、
お子さんの行き場がないということで始まったものですから、生活の場なんですよね。
幼稚園は文科省の管轄であるということで、学校教育に含まれているものですから、その教育がメインであるということなんですね。
それを同時に運営していくとなると、いろいろ苦労もあったんじゃないかなと思うんですけど、やっぱり大変でしたかね。
なんとかね、神風が吹いて乗り越えて、養護一元化ができるようになりました。
でも一番大変だったのは、保育園の方は保育士、そして幼稚園の方は幼稚園教諭。
この2人が時間的に一緒に何かできるっていうのがすごく難しかったんですね。
あと働き方も違いますし、そこをすり合わせるのがとにかく一番苦労しました。
なるほど、やっぱりそうやっていろんな方、働いている方、あとは管轄もいろいろ違うと、本当にやり方も違うので、そういったところを苦労を乗り越えていって、
専業主婦じゃない、働いているお母さんでも、しっかりと教育してもらいたいという方は多いんじゃないかなと思うんですけど、そういった応募も増えてきてるんですかね。
そうなんです。ですから、オープンした時には応募者が殺到しまして、その理由が夢のようだとおっしゃるんですね。
自分は働いてるから、幼稚園に子供を入れるなんてことができるとは思わなかったって、これは本当に夢のようですって言っても、励ましのお手紙をたくさんいただきまして、
それで、そういった方たちの期待というか、願いに叶えることができたっていうのが一番私の喜びでした。
なるほど。やっぱりお母さんにしてみれば、しっかりと教育というか学びもやってもらいたいという思いはあるから、やっぱりただ単に生活の場だけではなくて、そういったところに預けられるというのはすごく嬉しいことなんですね。
そうですね。
ぜひ、だとすると、いろいろ一緒に働きたいという方も、ぜひ募集とかもしていらっしゃるんでしょうかね。
はい。私どものところはゼロからありますので、先生、勤めていただいて、先生が妊娠して出産した場合には子連れで出勤してもらってるんですね。
そうなんですね。
なので、今も2人の先生が自分のお子さんを保育室に預けて幼稚園で働いてたりとか、そういうことができます。それでそのまま上に幼稚園と小学校、学童まで全部あるので。
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すごいですね。
お熱が出ればすぐに買いなさいって言ってあげられますし。
じゃあ本当に働きながら、一緒に子供もそこに預けていることもできるので、そういった意味では一貫してやられているというのは、いろいろメリットはあるんですね。
あると思います。まずすぐそばにお母さんがいるっていうことも安心だし、あとお母さんが知っている教育を子供にしてもらえる。なので、うちの先生たちはお家の近所に保育園に入れたらって言うんですけど、ここで知っている先生たちに自分の子供を育ててもらいたいって言うんですよ。
やっぱり働いている方たちも見てもらいたいっていうような、そういった縁談だなということがわかったと思います。このポッドキャストの説明欄にホームページのURLを記載させていただきますので、ぜひ今日のお話を聞いて、少し興味あるなという方がいらっしゃいましたら、ぜひそこからチェックしていただければなと思います。
次回ももう少し詳しくいろいろお話を聞きたいなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。
はい、本日はありがとうございました。
声を想いを世界中に届けるVoELABO