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2020-02-28 11:56

#12 手塚治虫はスケールが桁違い!! from Radiotalk

#ひとり語り #落ち着きある #漫画
テーマ「手塚漫画」
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こんにちは、志賀十五です。毎回テーマを一つ決めて、それに沿ってトークしています。今回のテーマは手塚漫画です。
手塚治虫という漫画家はレジェンド中のレジェンドということで、漫画を読んだことのない方でも、
鉄腕アトムとかジャングルタイプでも、ブラックジャックでも、キャラクターは知っているという方も多いんじゃないかと思います。
僕は漫画が好きですね。中学・高校の時とかは、コンビニで立ち読みしまくっていましたね。
特に高校の時は部活帰りコンビニに寄って、当時読んでいたのはジャンプ、チャンピオン、マガジン、サンデーはなぜか読んでいないと。
大体このジャンプ、チャンピオン、マガジンの3つは必ず立ち読みしていましたね。
立ち読みをやめたきっかけは、ナルトが終わった時だったかな。
ナルトが連載終了して、そこからだんだん読まなくなりましたね。
なので、今連載中の漫画とかは正直全然わからないですね。
アーキーはチャンピオンでまだやっているようですけど、全然わかりません。
ワンピースも続きが気になっていますけど、終わってから読めばいいと思っているので、あまり真剣に追っていません。
ということで、いろんな漫画を読んでいるんですけど、それでも一番好きな漫画家は手塚治虫になりますね、僕の場合は。
その中でも、僕が好きなのはちょっとマイナーかもしれませんけど、アドルフに次ぐというのと、ひだまりの木という。
どちらも歴史物なんですけど、この2つの作品は非常に好きです。
その理由というのは、歴史が好きというわけでもないんですけど、
この間、黒沢映画のトークの時にちょろっと言ったんですけど、僕は映画が好きなので、映画っぽい漫画が好きなんですね。
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連載漫画は連載漫画の良さがあると思うんですけど、それよりはきちっと1つの作品として完結して、1つ1つの場面が全体と有機的に関わっているというんですかね。
そういう作品が好きなので、そういう意味ではアドルフに次ぐと、ひだまりの木というのは非常に大好きな作品です。
アドルフに次ぐというのは、第二次世界大戦中の話なんですね。
3人アドルフというのが出てくると。その中の1人がアドルフ・ヒトラーなんですね。
この物語の前提として、ヒトラーが実はユダヤ人であるという説は実際にあるようですね。
僕はその辺は疎いので全く分かりませんが、そういった前提をもとに話が展開していきます。
アドルフに次ぐというタイトルを回収するというんですが、その時はちょっと鳥肌が立つくらい感動しましたね。
一方、ひだまりの木というのは幕末の話です。
どの辺だったかな?
まさに幕末の話で、江戸から明治に変わっていくところの話で、
実はこれは手塚治虫のひいおじいちゃんがお医者さんで、手塚治虫自身も医師免許は持ってますけど。
それでひいおじいちゃんが主人公となって話が展開していくんですけど、
この作品の面白いところは福沢諭吉とか尾形浩安とか西郷隆盛とか、その辺の実際に実在した人物も出てきたりして、
この人たちって手塚治虫の祖先と関係あったのかとかね、そういうふうに思うとちょっと感動というかね、うわーっていう気持ちになります。
この二つの作品はかなり緻密に作られていて、
そういった意味ですごい、僕はですけど、映画的に感じる作品です、どちらも。
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なのであまりちょっとメジャーではないんですけど、ぜひ手塚は作品に興味がある方で、まだ読んだことがない方はぜひ読んでみてほしいと思います。
あとは、他に好きな話といえば、ブラックジャックですかね。
ブラックジャックの好きなところは、やっぱりテンポがいいっていうのがまず第一にあると思うんですけどね、漫画の第一条件でもないけど、
早く展開していけばいいっていうわけではないんですよ、それとまたテンポがいいっていうのはまた別の話だと思うんですけど、
基本的にブラックジャックって一話完結なのでどこから読み始めても一応わからないことはないんですけど、
テンポよくサクサク読める、それでいて面白い、ギャグも面白いっていうのがブラックジャックのいいところだと思います。
あとは火の鳥ですよね。
火の鳥はスケールがでかいですね、かなり。
そして非常に手塚治虫は取材というか勉強しているというのが非常によくわかる作品です。
読んだ方もいらっしゃると思いますけど、
例えばこれもかなり実際の歴史が関わっているようなところはあるんですけど、
例えば大化の改新と関わっていたり、原平合戦と関わっていたり、
あと仏教伝来と関わっていたりするんですね。
火の鳥はなんとか編、なんとか編、なんとか編という方編であったり、未来編とかいろいろあって、
未来編というのもあるので、時代設定はさまざまなんですよ。
姫子の時代から何年くらいかな、三千何年とかかな、かなり未来の話までというふうにあって。
これも通しで読んだ方がいいところもあるけど、
でもそのなんとか編というのだけ読んでもかなり面白いと思います。
火の鳥を読んでいるとあれだけスケールのでかい話をあれだけコンパクトに、そしてテンポよく、なおかつ面白く書けるなんて、
哲川さんはすごいなというふうに思います。
どの編もいいんですけど、どれが一番かな、大和編とかもかなり好きですね。
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大和編というのは古事記と日本書記を元に、火の鳥を交えながら哲川さんが書いているんですけど、
これもね、なので大和武る飲み事が出てきたりとか、
今でいう九州のどのあたりかな、熊本のあたりかな、熊曽という民族を討伐しに行くという話を火の鳥を交えて書いているんですけど、
そういうのを見ていると、日本という国はどうやってできたのかなとか、
いまだに山大国は奈良にあったのか九州にあったのか、いろいろ論争があったりしますけど、
そういうことを考えるきっかけになって、九州にはまた別の民族がいたんじゃないかとか、
そういうことも考えたり調べるきっかけになって、非常に勉強にもなりました。
僕はここでうだうだ言っても何にも伝わらないというか、うまくまとめる能力もないので、ぜひ読んでいただきたいと思います。
あとはブラックジャック・火の鳥、あとブッダというシータルタお釈迦様の生涯を描いた電気的な漫画も手塚治虫さんが書いています。
これもかなり、僕読んだのは小学校の時だったと思うんですけど、
かなり子供にも分かりやすく仏教の話を紙くらいで書いています。
でもこのブッダは割と架空の人物が出てくるみたいなので、あとがきとか見てみるとね、
そういう意味では史実と違うところもあるんですけど、それでもかなり楽しめた作品でした。
こういうことを話しているとまた読み返したくなりましたね。
というわけで今回手塚漫画をご紹介というか語りました。
他にも好きな作品、好きな漫画家さんがいるので、また機会があれば喋っていこうと思います。
それではまた次回。ごきげんよう。
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