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2023-10-07 32:46

#52 3Dプリンタが変える”スポーツ用品”の世界

#科学系ポッドキャストの日 連動企画!!

今月のテーマは「スポーツ」です。


3Dプリンタが変えるスポーツ用品の世界をご紹介。

既に買えるアイテムも多数、もしかしたら欲しくなるかも!?


adidas 4DFWD→https://shop.adidas.jp/model/NIU23/

ACTIBREEZE 3D SANDAL →https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/actibreeze-sandal

クライミングシューズ→https://idarts.co.jp/3dp/athos-3d-printed-climbing-shoes/

バスケットボール→https://gigazine.net/news/20230222-wilson-airless-prototype/

エアロマスク→https://unit.aist.go.jp/kyushu/opd2022/ja/poster/kousetsushi_pos/image/09_mik03_.pdf

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サマリー

3Dプリンターはスポーツ用品の世界でも活用されており、特にスポーツシューズの製作においてその影響が顕著です。アディダスのランニングシューズである4DFWDは、3Dプリンターの技術を使ってミッドソールの形状を最適化しており、着地の衝撃を効率よく前進する力に変える効果を持っています。ランニングシューズやスポーツの疲れを癒す靴、クライミングシューズなど、3Dプリンターはスポーツ用品の世界に革新をもたらしています。カーボンシューズが人気を集めないのは、面白くないという理由があります。一方、3Dプリンタの活用により、スポーツ用品はオーダーメイドが可能になり、スポーツの可能性が広がっています。

00:05
どうも、しぶちょーです。今回も、ものづくりのラジオをやっていきたいと思います。 このラジオは、産業機械の技術者である私が、ものづくりに関するトピックを主観を交えながら、ザックバランに紹介するラジオです。
小難しい技術の話はしないので、何か作業をしながら聞いていただければ幸いです。 今回はですね、科学系ポッドキャストの日という企画に参加させてもらってます。
これはですね、科学系のポッドキャスターが集まって、毎月10日に共通のテーマについて、それぞれの専門分野の視点で語るという取り組みになってます。
で、この企画はね、毎月持ち回りで運営されているんですけど、今月のホストはですね、サイエンスラバーさんです。
サイエンスラバー、略してサイラバーです。この番組はですね、MCの瀬戸さんとサイエンスコミュニケーターの小池さんの2人が毎回異なる研究者をゲストに招いてですね、研究内容はもちろんのこと、ゲストの思いなども深掘っていく番組となってます。
で、すでにね、この科学系ポッドキャストの日のエピソードも投稿されてまして、聞かせてもらったんですけどね、非常に面白かったです。
バス系用のシューティングマシンとかね、なんか製造業っぽく言うと弾拾いの自動化装置みたいなのの開発の話とか、後半はですね、なんか皮膚科学系バーチャルユーチューバーっていうあまり聞きなじみのない肩書きの研究者の方がですね、スポーツと肌というテーマで話していたり、かなり盛りだくさんの内容となってました。
そのポッドキャストはですね、概要欄のリンクに貼っておきますので、気になる人はね、ぜひこちらも聞いてみてください。
ただね、今聞いちゃダメですよ。できればね、この私のポッドキャストを最後まで聞いてから、言っていただけるといいかなと思います。
というわけで、チャンネルはそのままでよろしくお願いします。
で、この科学系ポッドキャストの日ね、先月から私参加させてもらってまして、先月のテーマは環境でした。
なんで、あの先月はね、カーボンニュートラル絡みでCO2の直接回収技術、DACというものを紹介させていただきました。
エピソードとしては第48回の、二酸化炭素が多いなら回収すればいいじゃない、という回ですので、もしも聞いてないという人がいたらね、ぜひともそちらも聞いてください。
そして、今回ですね、10月のテーマは、スポーツでございます。スポーツです。
これなかなか面白いテーマですね。スポーツの秋ということで、スポーツなんでしょうけども、自分だけで番組作ってたらなかなか触れようと思わなかった分野です。
ものづくり技術×スポーツというテーマで、今日は話していけたらなと思います。
というわけで、今回のテーマはこちらです。3Dプリンターが変えるスポーツ用品の世界です。
皆さん、3Dプリンターはもちろん知ってますよね。立体物を印刷できる、夢のようなプリンターです。
3Dプリンターが登場して以来ですね、様々な分野で活用されているんですが、この技術がですね、スポーツ用品にも広く応用されつつあるんです。
今回はそんな事例を紹介していければなと思います。本題に入る前に、まず軽く3Dプリンターについて説明していきます。
3Dプリンターってね、さっきも言ったように立体物を印刷できるプリンターです。
プリンターっていうだけあって、やってること自体は基本的に皆さんが普段使ってるであろう、紙を印刷するプリンターね、あれと実はそんなに変わらないです。
あのね、普通のプリンターってね、紙の上にインクを載せていくんですけど、3Dプリンターの場合は作りたい立体物の材料を平面上に載せていくんですね。
基本的にはやってることは一緒で、違いがあるとするならば、高さ方向です。
紙の場合はね、1枚の紙にバーって印刷して終わりなんですけど、3Dプリンターの場合は同じ土台の上に高さをちょっとずつ変えて、一層一層積み重なるように印刷していくんです。
そうするとね、ちょうどね、病院の検査とかで使うさ、MRIとか、あれの写真みたいな感じで輪切りの断面をずっと印刷して重ね続けていくんですね。
そういうイメージで立体を作り出す。これが3Dプリンターの超基本的な技術というかイメージです。
で、この3Dプリンターの分野はですね、作れるものの材料ってどんどん増えてるんですね。
3Dプリンターって聞くと、どうしてもカラフルな樹脂のおもちゃみたいな、そんな部品を印刷するイメージが強いと思います。
でも最近ではね、金属を3Dプリントできたり、あと超珍しいもので言うとね、木とかも印刷できるんですよ。
面白いでしょ。木です。厳密に言うと木じゃなくて、木と樹脂の材料を混ぜたものなんですけど、
すごくね、木の匂いのする木っぽいものも印刷できるんですよ。3Dプリンターで。
あとはね、食べ物を印刷するってこともできて、チョコレートなんかね、こう印刷するイメージをするとわかりやすいと思うんだけど、
それ以外にも、栄養価の高いペースト状の食品材料を印刷して、大体肉みたいなものを作ろうとか、そういうフードテックの分野でも3Dプリンターっていうのは活用されてます。
他の分野で言うと、最近だとね、話題になったのが家。3Dプリンターハウスですね。知ってます?
建築系スタートアップのね、セレンディックス社が3Dプリンターの製の家、セレンディックス50というものを売り出したというニュースが先月ぐらいにちょっと出てましたよね。
価格はね、550万。まどりは1LDKと。建築時間がね、44時間という驚異の家です。すごいですよね。住みたいかって聞かれると、ちょっとまだ気が引けるんですけど、なんかね、ぜひとも一泊ぐらいはしてみたいなっていう感じです。
まあまあね、このようにね、3Dプリンターっていうのは無限の可能性を秘めてるわけです。私もね、1、ものづくり技術者として、3Dプリンターの力っていうのは非常に期待してまして、
今ね、自宅に2台3Dプリンター設備してます。日々ね、いろんなものを印刷しながら試してるんですね。
あと昨年はね、3Dプリンター活用技術検定という検定も受けまして、これもね、合格しております。
まあここで言いたいのは何かというと、3Dプリンター大好きなんですというお話です。で、本題に入る前にね、もうちょっとお付き合いいただきたいんですけど、まだちょっと3Dプリンターの概要の話が続きます。
私ね、機械の技術者なんですけど、その技術者目線で見て、3Dプリンターが何がすごいかっていうと、3Dプリンターの登場で部品の製作の自由度っていうのが爆上がりしたことなんですね。
これが非常に強いポイントです。どういうことかっていうと、なんかね、部品を作ろうって思った時、基本的にどうやって作るかっていうと、大体切削っていう加工を行うんですね。
これはまず、例えば作りたいものよりも大きい材料をゴリッと持ってきて、それを不要な部分を専用工具を使って削っていくと。
それでまあ所要のいろいろ削って、最終的に欲しい部品の形にする。まあこれが切削加工の基本的な概要です。
で、まあこれが一般的な加工なんだけど、もちろんね、デメリットもあるんですね。すごく単純に言うと、工具が入らない場所っていうのは削れないわけです。
極端なこと言うとね、例えばサイコロの中身だけくり抜かれた物体みたいな、中空の四角い形状の部品みたいな、そういう部品っていうのは削りの技術では絶対に作れないわけですね。
削るための工具がそもそも入らないわけですから。つまりですね、今までのものづくりっていうのは製作方法の制約を前提として形が作られていたわけです。
作れる範囲の形の中で形を考えていきましょうというアプローチだったわけです。
しかしですね、しかしですよ。皆さんお分かりですよね、もうここまで話したら。ここで3Dプリンターの登場なんです。
3Dプリンターっていうのはね、もちろん多少は制約はありますけど、従来の製造方法に比べたら圧倒的に部品の製作自由度っていうのが高いんです。
3Dプリンターを使えば基本的にどんな形の部品でも作れちゃうんですね。
今までは作れる範囲の中でベストな形を考えようというものづくりだったんですけど、このアプローチが一点、無限にある可能性の中からこの世の中で最もベストな形を作ってやろうというものづくりが可能になってきているわけです。
これがね3Dプリンターの功績の一つなんですね。作るということを圧倒的に楽にしたんです。
これ面白いでしょ。非常にワクワクするでしょ。さらにさらにですね、3Dプリンターのもう一つの特徴が速さなんですね。
これも加工の制約と関わることなんですけど、とにかく思い立ってから形を作り出すまでのスピードが速いんです。
もう格段に速い。例えばさっき言った切削加工であれば、この形作りたいよってなったら工具を選んで機械を選んで加工の手順ここ削ってここ削ってって考えて
実際にその手順通りにプログラム作ってとかいっぱいやらなきゃいけないことがあるんです。
設計自体よりもそっちの方が時間かかるぐらい。一方で3Dプリンターなら思い立ったが吉日なんですね。
基本的に3Dモデルさえあればすぐにものが作れます。 PDFがあったらすぐ印刷できるのと一緒。
そのぐらい圧倒的に速いんです。今でこそね3Dプリンターという名前で呼ばれてますけど、この3Dプリント技術が登場したときは
ラピッドプロトタイパーって呼ばれてました。 その名の通りで試作品をさっと作れる機械という意味です。
このようにですね自由に早く作れるこれが3Dプリンターの強さです。 さてさてちょっと前置きが長くなったんですけど今回はそんな3Dプリンターが
スポーツ用品の世界においてどのような影響を与えているのかというお話です。
3Dプリンターとスポーツシューズ
まず最初に紹介するのがスポーツシューズの業界です。 靴の製作って3Dプリンターの適用がかなりホットなんですよ。
すでに購入できるアイテムっていうのもいっぱい出てきてます。 なのでいくつか今回事例を紹介していきます。
まず最初に紹介するのはスポーツ用品のある意味定番ランニングシューズです。
アディダス 4DFWDという靴があります。
これはスポーツブランドのアディダスとアメリカのスタートアップのカーボンという企業が共同開発の末です。
開発したランニングシューズです。 そもそも靴のどこに3Dプリントを使うんだいっていう話なんですけど
なんとなく想像できると思うんだけどソールに使うんですね。 ソールっていうのは靴の底の部分のことです。
その中でもミッドソールという部分に3Dプリンターが使われています。 自分の靴を見てもらえばわかると思うんですけど
靴って履いた時に足の裏の部分から地面の間までに厚い部分がありますよね。 ここがソールです。
ソールより上をアッパーなんて呼びますけど ざっくり靴の構成を分けると足の履く部分のアッパーと地面に触れる側の部分のソール
っていうのに分かれるわけです。 でこのソールにはねさらにアウトソールとミッドソールとインソールっていう3つに分かれています。
地面に触れるねあの凸凹の滑り止めがついている部分これがアウトソールです。 でまぁ実際に足に触れる側の部分ねこれがインソール
でそのアウトソールとインソールの中間にあるのがミッドソールでここでなんか衝撃を吸収したりします。
そしてねここに3Dプリンターの技術が使われているわけです。 今言った通りねミッドソールって着地の時の衝撃を吸収するのが役割なんですけど
今までの靴ってねここにクッション材を入れたりはたまたまあ空気を入れたりしてね 力を分散させていたわけです。
じゃあこのアディダスの4DFWTという靴どうなっているかといえば この部分の形状を3Dプリンターで最適化しているわけですね。
どういう形になっているかというとね基本的にはメッシュ 格子状になっているんです。ちょっとね口では説明しにくいね
絵も言えぬ形状してるんですけどこのメッシュがねなかなかやっぱ3Dプリンターならではの すごく不思議なある意味でちょっとね不気味な形をしてます
非常に良い意味でちょっとグロテスクな形をしてるんですね 幾何学模様と呼ぶにはねあまりにも生命的すぎるというか
そういうね形をしてるんですよとにかくちょっと本当にこの言葉では説明しづらいんで 概要欄にリンク貼っておきますのでぜひ見ていただきたいんですけど
一目見ただけでね何これっていう感じの形してます これがねどういう効果を生み出すかというとですねこれは着地した時の衝撃を
効率よく前進する力に変えるとそういう形状にしてあるらしいです 3Dプリンターでしかなし得ない形なんですね
オリンピックとスポーツシューズ
でまぁこの靴なんですけど東京オリンピックでもこの靴を履いて出場した選手がいる ということで話題になったらしいです
ただなんか調べたんですけどどこの国の選手が履いたかとか誰が履いたかっていうのは なんか名前は出てこなかったです
でも多くのニュースサイトでそうやって紹介されてるんで多分間違いはないと思うんですよね だいたいねオリンピックと同じ時期に一般販売もされてます
もうこれ購入できる靴なんですね実はお値段いくらかっていうとちょっと高くて 3万円ちょいしますんでランニングチューズの商売あんまりわかんないけど
お試しで買ってみようっていうのにはちょっと気が引ける金額ですよね でもねせっかく紹介したんでねこれを機にちょっと買ってみたりもしようかなぁなんて思ってたり
思ってなかったり興味はありますねちょっとランニングはするので結構 まあね皆さんは別に買わなくてもいいのでねこのぜひとも形を見てください
リンクはね説明欄に貼っておくのでぜひ見てみてください というわけでランニングシューズの紹介でした続いてもまあ靴を紹介するんですけど
今度はねランニングシューズじゃなくてスポーツの疲れを癒す靴 こういうのも3 d プリンター製のものが出てるんですね
これが足ヒックスアクティブリーズ3 d サンダルというやつです これは名前の通りね
サンダルですさっき紹介したランニングシューズとは違って ソールだけじゃなくてもサンダル全体そのものが3 d プリント
格子状の形状でできているんですこれはですね スポーツの疲れを癒すという目的に特化した形になっているサンダルなんですね
サンダルの硬さとね足へのフィット感 あと通気性などをね細かく調整して疲労回復に最適な形状になっている
実際にね僕が持っているわけじゃないんでわかんないんですけどまぁ本当かと 歌いたくなるような歌い文句なんですけどどうやらそれだけですね
疲労回復に特化したサンダルらしいです これもねあの3 d プリンターでしか作ることができないような格子状の形状
これを組み合わせた非常に複雑な形になっているサンダルです で当然でメッシュもう全部がメッシュなんでも通気性は抜群
かつ合理的なメッシュになっているんで柔軟性とか フィット感も確保しているとこれも3 d プリンターでしかなし得ない形状ですね
これも世界陸上の音大会で多くの選手が着用してて 競技後だけじゃなくて競技以外の時間すべてをこの3 d サンダルで過ごしたいと
いう声が多く届いているということですけど本当かどうかわかりません でこれもね一般販売してるんですよ
これの価格が9900円と割とお値打ちかな ちょっとサンダルにしてはでだいぶ高いんですけど勉強代として払うならばさっきの
ランニングシューズよりはねちょっと手が届くかなっていうレベルです ちょっとねこれぐらいって顔がなって思ったんだけど公式サイトの多分品切れかもしれない
です メルカリだとな2倍ぐらいの値段で売られてたんでちょっと買いたい人はもうちょっとしっかり調べる
必要があるかもしれません というわけですねスポーツの疲れを癒す靴でした
クライミングシューズ
最後に紹介する靴はクライミングシューズね 岩壁とかね岩肌を登るための専用の靴です
これねスペインのスタートアップ企業のアトスという会社が作成してまして販売も 既にしてます
このクライミングシューズてね普通の靴と求められることが圧倒的に違ってて何が重要 かっていうととにかくと登山中に脱げないことっていうのが重要なん
ですね 当然ですけどまあなんかクライミングしてて靴脱げたらもう命に関わるんで絶対に
脱げないこういう靴でなければならないです 結構クライマーの人ってね小さめの靴をギチギチに履くことが多いらしいです
ただ当然ね非常に窮屈なんで履き心地が悪かったりとかあと初心者の人だとね 靴履くの自体でめちゃくちゃ時間かかるとか
いろいろ問題があるんですねそこで3 d プリンターを使って きつくないけどその人の足にフィットして脱げない靴
こういうのを開発しようということになったわけです ここまで紹介してきたね2つの靴とは違ってユーザーの足に合わせた形にプリント
するとそういう特徴を持っています オーダーメイドなんですねユーザーの足をスキャンした画像をもとに専用シューズとして
印刷して提供するそこまでのサービスを込みで販売しているという靴です クライミングじゃないしてもね僕もボルダリングちょっとだけ行ったことあるんですけど
ボルダリングの音専用のシューズも結構 ピチッとしたやつなんですよね確かに足が窮屈でした
ただそうしないとこのつま先の方とかねあのきっちり使えないんで やっぱりピチピチである必要はあるんですよ
あれがね確かにオーダーメイドだったら結構いいなと思います 普通オーダーメイドの靴なんて言ったら価格も高いし
納期も長いという問題があるんですけどそれを3Dプリンターで解決したんですね しかもねこのサービスの頭のいいところっていうのは
完全受注生産なんですよ つまり注文があってから作るんで在庫を持たなくていいんですよね
靴ってさ売れ残ったサイズとか人気のないサイズって結構そのまま アウトレットに流れたりするんだけど
業界としてね過剰在庫っていうのが結構問題なんですよ それをどう破棄させるかとかね
結局売れ残っちゃったらどうしようみたいになるんだけど 人の足の形に沿って印刷できるっていう3Dプリンターの靴
そういうオーダーメイドサービスってのがあれば そもそも在庫持たなくていいから在庫問題っていうのがね解決できるんで
企業側に非常に経済的メリットがあるんですね 一石二鳥いや三鳥ぐらいの良さがあります
まさにねこの3Dプリンターの可能性を多面的に感じる そんなアイテムでございます
バスケットボール、剣道、3Dプリンターの可能性
今回紹介しませんけど他にもねスポーツ用途じゃなくても 3Dプリンターを使った靴って結構出てきてます
スニーカーでもねニューバランスとかが出してたはずなんだけど 機能だけじゃなくて今後はね
おしゃれとしても3Dプリンターが活用されていく未来があるかもしれません というわけでここで靴靴靴って紹介してきたんですけど
靴以外でじゃあどんなスポーツ用品あるのかっていうのを見ていきましょう これ本当いっぱいあるんで僕があの独断と偏見でねピックアップしてますけども
まず一つ目ですねバスケットボールです ボール自体
それを3Dプリンターで作ったという事例があります これはねスポーツ用品メーカーのウィルソンが開発したボールで
研究段階というか取り組みとしてはねチャレンジしてみたみたいなジャンルなんですけど ほぼほぼ空洞のバスケットボールを3Dプリンターで製作したみたいです
本当にボールというより格子状の円形の何かっていう感じなんですけど とにかく3Dプリンターでバスケットボールのサイズの格子状の何かを印刷したんですね
当然空気を注入する必要はないです でそのボール自体スカスカなんで
内部を空気が自由に通過できるんで投げた時にね 空気抵抗を受けて軌道が変わるとかいうこともありません
かつ重さとか大きさ反発力っていうのは通常のバスケットボールと ほぼほぼ一致しているらしいです
様々な色に染めることも可能で全体を黒く染めたプロトタイプっていうのが 2023年のねNBAのオールスターゲームですでに公開されたらしいです
これが今後ねバスケの公式ボールになるかはさだかじゃないんですけど 3Dプリンターのものづくりに関して非常に可能性を感じますよね
道具自体が変わるってのは非常に面白いですよね しかもボールそのものを作っちゃうって結構チャレンジングな開発だと思います
道具つながりで言うとあのね実用的な実用的とあれだけど アーチェリーとかでも3Dプリンターの部品が使われています
これはね東京オリンピックで話題になったんですけど アーチェリーのねグリップ持つ部分ですね弓をそこを3Dプリンターで作ることで
アーチェリーの弓を射出するときの安定性を向上させたということです アーチェリーのね弓を持つ部分なんてもう着物部分ですよね本当に
このグリップを選手の体とか手の形状に合わせて オリジナルで印刷することができたわけです
さらにねその人が好みの材料握り心地とかね 感覚好みの感覚に合わせてこう自由に材料を選ぶことができると
アーチェリーってねなんか集中力のスポーツなんて言われますけど 心をいかに穏やかにしてこう打てるかこれが勝負なんですね
なんでも外乱っていうのは極力排除しなければならないんで 自然で安定した握り心地これが非常に重要なわけです
東京オリンピックでは実際に3Dプリンターで印刷した この部品がアーチェリーにおいて非常に役に立ったという実例があります
ここまでスポーツスポーツだったんですけど最後に武道を見ていきましょう 剣道と3Dプリンターです
あの非常に申し訳ないんですけどもここまでね色々話してきましたけどね私ねー スポーツってそんな好きじゃないんですよ
ぶっちゃけな話特に球技好きじゃないというかね苦手なんですよ バスケをやれば突き指しサッカーをやれば念座すると
静岡出身なんでねすごくサッカー盛んだったんですけど しかもねサッカーができる男子がとにかくモテるとそういう環境で育ったんでね
嫉妬もありますけど特にねサッカーはそんなに好きじゃなかったですけど まあまあそんな感じでしたんですけど
とにかく体を動かすのはその得意じゃないんですよ でもそんな私が唯一ずっとやってきたスポーツがあってそれが剣道なんですね
中学高校と6年間剣道をやってました 社会人になってからもますまあ基本的にやってないんだけど
ごくたまにあの母校の高校にオービーとして訪問してまあ稽古をしたりしてました けどもこの剣道においても3 d プリンターでちょっとずつ活用されてるんですね
直近でいうとマスクですコロナが流行った時ってさあまあ必ず当然マスクを皆さん しましょうねってなったわけです
剣道なんてねもうね3つの3つなんですよ 持ち革でしかもあんなんで大声出しながら戦うわけですから
剣道における猫コロナの感染ってすごく問題になったんですよね そこでねまあ皆さんこうマスクをつけましょうと義務化されたわけです
でもね皆さんよくよく考えてみてくださいどうやってマスクつけますか 剣道みんなね
面つけてますよつける方法ないんですね 苦肉の作で普通に布のマスクつけてから面つけるっていう風にやってたんですけどこれ窒息
します普通にみんなやっぱ最初はそうやってやってたんだけど やっぱりやってる側からしたらね苦しくてたまらないわけです
やっぱりパフォーマンスというのはもちろん落ちまし何よりやっぱ酸欠とかね 熱中症こういったものを稽古中に誘発してしまって非常に危険なんです
そこで剣道専用のマスクっていうのが開発されたんですよ それの試作品が3 d プリンターで作られました
呼吸のしやすさっていうのはもちろんなんですけど 剣道の競技の特性上ですね発声重要なんですよね
メーンとか固定とかどうとか言いますからこの声が通るっていうのが競技場非常に 重要です
発声できてちゃんと声が通る だけどこう息は吸いやすいし飛沫感染とかを防ぐ
そういうマスクが必要なんですねそういったマスクを流体解析を行いながらですね トライアー&エラーでとある企業が開発したわけですね
量産品このマスクの量産品というのはまあ3 d プリンターじゃなくて 射出成形っていうね普通の製造方法になるんですけど
まずを試しで作りたいという時にこの3 d プリンターが使われて とにかくスピーディーにこうやって試作を作ってですね
トライアンドエラーできたということです これまさにね3 d プリンターの利点を生かしたものづくりだと思います
この剣道競技用のマスクっていうのはエアロマスクという名前で販売されてますんで 多くの人にとってはあんまり関係ないと思うんですけど興味がある人は是非検索してみてください
あと剣道つながりでもう1個言うとね 3 d プリンターを用いた剣道用のサポーターも研究されています
これはねあの面ですね頭につける面ですね面の中に3 d プリンターで作ったサポーターを入れて打突の衝撃を緩和できないかという取り組みです
剣道やった人じゃないとわからないんだけどあのね防具つけてても痛いんですよ 市内で叩かれると防具と言いながらね全然防具してくれないんですよね
普通にタンコブになったりアザになったりしますそれだけなら別にいいんだけど 剣道愛好家の中にはですね
剣道南朝って呼ばれる症状が出たりする人もいるんですね これはね打突の衝撃が頭蓋口と伝わって耳に悪影響を及ぼすという症状です
これをね緩和して剣道愛好家の頭および耳を守るためのサポーターを3 d プリンターで開発しようという取り組みが行われています
これはね3 d プリンターでしか作れないような非常に細かい格子状の形状を内部に持った 柔らかい薄い板みたいなものを作ってそれを面と頭の間に挟むわけですね
これを挟むことでまあ効率的な音衝撃の吸収方法を探るという研究が機械学会の論文で出て ました
3 d プリンターを用いたサポーターによる剣道綿棒具の打突低減効果っていうね物々しい 研究タイトルでしたけどもちょっと機械学科入ってないと読めないかもしれないんですけど
まあそういう研究もなされているよということを知っていただければなと思います どうですか3 d プリンター
スポーツにどんどん取り込まれているでしょ 逆にねやっぱ道具が変わればスポーツもね変わっていくのかなと思います
なんかね別にちんちくりんな道具でもいいんで3 d プリンターで作りましたみたいなものが増えるとね 面白いんじゃないかなと思います
剣道のカーボンしない
技術とスポーツのシナジー効果みたいなもの今後もねこうやって増えていくことに期待していき たいですね
というわけでねあの本編はここまでになります ここからのちょっと雑談ベースの話になるんだけどせっかく剣道の話をしたんでね
ちょっと剣道の話していきたいんですけどしないってあるじゃないですか 剣道のしないつったら誰でもわかると思うんですけど
あれね竹でできた方のでしないですただ竹じゃないしないも実はあるんですよ カーボン製のしないっていうのもあるんですね
これはねそのままカーボンしないって呼ばれてますけど 市内の知って竹っていう字なんでカーボンしないじゃなくてカーボンないじゃないかってずーっと
思ってますけどまあそれはどうでもよくて カーボンの市内があるんですよ
カーボンなんですごく耐久性高いんですよね竹って割れちゃうんだけどもちろん割れにくいし 価格は高いなりにやっぱランニングコストで見たらすごく合理的な市内なんです
最近できたわけじゃなくてね昔から結構あって私が剣道を始めた頃からもうすでに カーボンしないって有名で
初めて見た時はね感動しましたうわぁ めちゃくちゃ活気的じゃんって思ったんですけど
結局であんまり流行ってないんですよね 別にまだ買えるんですけどそんな人気があるわけじゃないです
いろいろ理由はあるんですよ不人気な人気ねでも一番大きいのは面白くないんですよね カーボンしないって
実はね市内選びって結構楽しいんですよ 竹ってね自然由来のものなんで
スポーツ用品のオーダーメイド
同じ市内とはいえ一本一本ですね個性があります 特にね変わるのは重心の位置ですねどこに重心があるかっていうのが結構市内を振る
上で重要で自分の握り方とか自分の剣道のスタイルに合ったものを振りながら探す っていうのが結構楽しいんですよ
武道具屋さん行ってこのしないいいじゃんってこう俺の体に合うなって見つけたとき はすげー嬉しいんですよね
一方カーボンしないとねもう既製品な既製品というかカーボンなんで全部同じなんです 品質的にはねそれがベストなんですけど
どの市内も必ず一緒なんで面白みがないんですよね 結局のところで自分に合ったものを選べないっていうのが嫌なんですよ
道具に自分を合わせなきゃいけないっていうのがなんかいやそういう意味ではね 3 d プリンターの本質ってそこにあるのかなと思ってます
オーダーメイドとかねその人にあったとか クライミングシューズの例で言いましたけど1.1年をその人に合わせてスピーディに作れる
こういう道具作りっていうのがまあスポーツの可能性をね広げていくんじゃないかなと スポーツがそんなに好きじゃない私の意見でございました
というわけでね今日のラジオはここまでです ここからはいつものお知らせです私はこの度日刊工業新聞社さんとコラボしており
まして 全国の書店にてマジで設計者の出読書
私が今まで x やブログで紹介してきた日刊工業新聞社さんのおすすめの技術書籍が 支部長ベストセレクションとして専用コーナーを設けて実店舗に並んでおります
全国の書店にて順次フェアを開催していますので開催店舗の近くにお立ち寄りの際はぜひ 寄っていただいて写真撮っていただいて sns に投稿していただいて
みましては支部長さんと声をかけていただけると非常に嬉しいです 詳細のリンクはこのポッドギャストの説明欄に貼っておきます
ぜひチェックしてみてください 私は支部長技術研究所という技術ブログを運営しています
週1更新を目標に更新しておりますのでそちらもぜひ覗いてみてください またツイッターでもね毎日役立つ技術情報の発信を行っています
朝7時20分夕方18時20分に必ず投稿しておりますのでそちらも良かったチェック フォローしていただけると嬉しいです
あとこの番組とね兄弟番組となりますけれどもものづくりの視点というねボイシー でのおいせや
おいせ音声配信もやっております こちらね月曜日から金曜日までの週5で配信中です
10分ぐらいで聞けるものづくりの話してます ぜひそちらも聞いてください
ねこのボイシーの番組を始めたので相対的にこのものづくりのラジオの方はね 長くしてます今まで20分前後で話したんですけどちょっと30分ぐらいになるように話を
しておりまして ちょっとボイシーの番組とねちょっと差別化を図っております
最近ちょっと長くなったなーって思った方がいたんだったらそういう理由でございます のでちょっと厚みを増しております
というわけでね今回のラジオはここまでまた次回もよろしくお願いします 以上支部長でしたではでは
32:46

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