00:04
スピーカー 1
今日、レンさんはですね、収録停止のボタンを押す前にAmazonの購入ボタンを押してもらう必要があるんですけど。
スピーカー 2
今から僕なんか、テレフォンショッピングみたいなされるんですけど。
スピーカー 1
すごく生物という意味でですね、すごく面白い話があって。
で、なんでこの、ここ数年で急に、ここ10年ぐらいで3Dプリンターが一気に普及したんですよ。
なんでこんな爆破的に流行ったんだろうっていうと、これ実は偶然普及したんじゃなくて、
仕掛け人がいるんですよね。 3Dプリンターが流行らせた仕掛け人がいてですね。
それがイギリスのバース大学っていうところにいる機械工学の講師の方で、
エイドリアンボイヤ博士っていう方がいるんですけど、この人が設計した3Dプリンターをきっかけにですね、
もう3Dプリンターを積層して作るっていうその手法自体が世界に一気に広まっていったんですよ。
スピーカー 2
それまでは技術的に難しかったっていう。
スピーカー 1
あんまりそうですね。もともとあった技術であって、
1世紀によると3Dプリンター一番最初に考えたの日本人っていう話もあるんですけど。
スピーカー 2
えーそうなんだ。
スピーカー 1
もともと3Dプリンターって名前じゃなくて、ラピッドプロトタイパーっていう風に呼ばれてたんですよ。
スピーカー 2
ラピッドプロトタイパー。あーでもすぐプロトタイプの商品作りますみたいなことか。
スピーカー 1
あーそうですそうです。まさに試作専門の製造装置みたいな。
そういう位置付けで、だからちょっと試したいとか、金属の型とか作るとすごいお金かかっちゃうから、
その形がいいのかどうかっていうのを検討したいって時に使う機械だったんですね。
スピーカー 2
確かになんかそういうのに使ってそうってイメージありましたね。もともと。
スピーカー 1
それをもっと製造でとかDIYとかで個人でも使えるようにって言って広げたのがバース大学の博士で、
この人がレップラッププロジェクトっていうプロジェクトを立ち上げたんですよ。
レップラップ?
スピーカー 2
レップラップです。これがねとんでもないプロジェクトで。
なんですか?
スピーカー 1
これはですね、3Dプリンターで作れる3Dプリンターを作ろうっていうプロジェクトなんですよ。
スピーカー 2
おー、いやーなんかAIっぽいな。
スピーカー 1
3Dプリンターで作れる3Dプリンター。ちょっとこれ言うと意味わかんないというか、え?っていう感じなんですけど。
スピーカー 2
シンギュラリティ感あるなそれ。
スピーカー 1
すごいこの発想がすごいんですけど、これを自己複製って言うんですね。特性的には。
自分自身と同じものを生み出せる能力を持った3Dプリンターっていうのをこの人は設計したんですよ。
スピーカー 2
面白い。できたんですかそれ。
スピーカー 1
できたんですねこれ。
へー。
でこれなんかさっきの細胞の話につながるんですけどなんか分裂していくみたいな。
自分自身を複製してどんどんどんどん増えていくみたいな。
スピーカー 2
いやーまさに細胞ですね。
03:01
スピーカー 1
そうだからこれがこの3Dプリンターが世界に今3Dプリンターっていうのを広めるきっかけになった機械なんですよね。
スピーカー 2
へーすごい。
スピーカー 1
で当然あのいろんな電気部品があるんで作れない。3Dプリンターでは当然作れないじゃないですか。モーターとかは作れないんですよ。
だけど具体的にこのレプラプロジェクトのプリンターって何したかっていうと、
構造体、機械のこの物理的なハードウェアの構造体の部分は3Dプリンターで作れる部品にして、その他のモーターとか電子部品、
あと汎用品とかはネットとかで誰もが注文できるような汎用品を全部選定して、
あと制御用のソフトウェアとかはもうオープンソースでネット上で配布したんですね。
スピーカー 2
へーじゃあもう中身、いろんな人がそれ作ってもうできちゃう。
スピーカー 1
そう一台そのプリンターがもしもあったら、そいつで部品全部作って書いてあるものを買って組んじゃえば、同じものがもう一度できるんですよ。
スピーカー 2
うわーこれもう完全に培養細胞ですねこれ。
スピーカー 1
だからこれが世の中に出てしまったがゆえにですね、出してもらったがゆえに、
もう3Dプリンターの部品作ってそっからまた3Dプリンター作っていってどんどんどんどん世界に3Dプリンターが増殖していって、
へー。
広まったんです。それがちょうど十数年前で、
スピーカー 2
それは確かに大事件だな。
スピーカー 1
そうでこれで爆発的にもう本当に広がったんですね。
スピーカー 2
今はもっといろんな種類あるってことですかね。
スピーカー 1
今はもっと、はいいろんな種類あって、レプラッププロジェクト時代は3Dプリンター自身が広めたんですけど、
その後結局3Dプリンターっていうのをみんなそれに認識して、そこに市場ができたんですよね。
3Dプリンター価値だよねって。だから別にもう自分で作る必要なくて、いろんなメーカーが立ち上がって、
いろんな3Dプリンターを各社が作り始めたんで値段がグッと今下がったんですよ。
へー。
だからもう2万とか1万とかでも買えるという状態になってます。
うんうんうん。
で、レプラップのすごく面白いのが増殖していく過程で進化していったんですよね機械が。
スピーカー 2
進化。
スピーカー 1
だからこの3Dプリンターから3Dプリンター作る時に、これ、この形よりこの形の方がいいんじゃねっていう人がいるわけですよ。
だから形ちょっと改良して、それからまたちょっと改良されてみたいな形で、
その設計者の手を離れて、機械が増殖の過程でちょっとずつ進化していったんですよ。
スピーカー 2
マジで生き物だな。
スピーカー 1
生き物ですよね。
はい。
変なやっぱ変態的な人がいて、アッシュみたいなのを作って、新しいタイプになっちゃったりとか、派生していったんですね。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
で、レプラッププロジェクトの3Dプリンターって、このプリンター自身が自然に増殖とか進化していくんで、
それにちなんで結構有名な生物学者の名前をつけてるんですよ。
えーそうなんすか。
ダーウィンとかメンデルとかなんか、ハップスリーとかそういう名前がついた3Dプリンターなんですね。
06:02
スピーカー 1
だからもともと、エドリアン・ボイヤー博士っていう人がレプラッププロジェクト始めた時点で、それを読んでたんですね。
そういう自己複製っていう特性を3Dプリンターに持たせることによって、世界に広まっていくし、その過程で進化していくんだみたいな。
そこまでやって、やっぱちゃんと生物学者の名前をつけたものを配布して、やっぱそれが思惑通りに世界に広がったんですよ。
スピーカー 2
すごいブランディング上手っすね。
スピーカー 1
すごいっすよね。踊らされてまして。
スピーカー 2
実際作ったんすか?
スピーカー 1
僕もレプラップの、レプラップで今いろいろな型が出たんですけど、最終的に実用型として残ってるのがプルサっていうレプラップのプリンターがあるんですけど、
僕はそれを買って、キットが売ってるんですよ。組み立てキットみたいな。もう必要なもの全部揃ってますぜみたいなやつがあったんで、
それを買ってですね、8時間くらいかかったんですけど、組み立てて。
8時間?すごいな。
で、今は印刷できるようにして、当然レプラップなんで、1回ちょっとこのプリンターの部品全部このプリンターで印刷してみようと思って、全部部品印刷してもう1回組み直しました。
スピーカー 2
じゃあ2個あるんですか?
スピーカー 1
いや違う、同じプリンターを組み替えただけです。自分が生み出した部品をそのプリンターの中に入れたっていう感じですね。
スピーカー 2
機能としては何も変わらないんですけど、色がただ緑色になっただけで、違う色の樹脂でそのプリンターの部品を全部出して、全部組み替えた。
面白い。
スピーカー 1
いやめちゃくちゃ面白かった。だから自分自身で自分自身の部品を作って、それを自分にまとって、でもやっぱプリンターとして機能するわけですから、これがやっぱレプラップっていうプロジェクトの面白さなんですね。
スピーカー 2
すごいな、なんかもう生き物の進化の話聞いてるみたいな気持ちに。
スピーカー 1
いやもうこの話が僕めちゃくちゃ好きで。しかもこれがやっぱ機械設計の話なんですよ。
ハードウェアを自己複製ができる特性を持たせるように、3Dプリンターの部品で成り立つような3Dプリンターを設計したっていうところが。
スピーカー 2
それはすごい。
スピーカー 1
やっぱすごいなと思って。なんかでもただまだこの博士の思惑というか夢は尽きてないみたいで。
たしかにどこがゴールなんですかね。何を最終的にしたいんだろうとか。
ゴールは完全自己複製って書いてありました。
もうモーターとかも含めてとか。
スピーカー 2
そう全部。だからもう。
スピーカー 1
怖いなその間すごい。
そこまでやっぱ完全な自己複製を実現するっていうところをやりたいんだってなんか書いてあったんで。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
なんか熱い人がいるんだなって思いました。
スピーカー 2
いや本当なんか生き物作る研究やってる人とかもいますけど。
09:00
スピーカー 2
細胞ゼロからいろんなパーツを入れて最低限自己複製できるようにしようみたいな人たちもいて。
でまだ達成はされてないんですけど。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
生き物でも。やっぱ難しいらしいんですよね。
スピーカー 1
難しいんですね。
スピーカー 2
自己複製のシステム自体を。
生物から何か取ってきて膜みたいなやつに入れて動きますみたいのはできるんですけど。
やっぱり一からってなると全然難しさのレベルが違くて。
だからそういう意味では多分機械も一緒だなというか。
完全自己複製ってやっぱ難しいですよね。
その瞬間生物みたいな定義になりそうだな。
スピーカー 1
何をすれば完全に自分自身を生み出せるのかなって思いますけど。
でもそこを目指して今も研究をしているということが書いてあったんで。
いやすごい面白い。
すごいですよね。
この3Dプリンターブームをそれで巻き起こして今に至ると。
だから1万2千円で3Dプリンター買えるこの今の現状もレプラプロジェクトっていうのがあったからなんですね。
もっと言っちゃえばさっきアディティブマニファクチャリングで金属の積層の話しましたけど。
こういう積層造形。
だからプリントしてものを作るよっていう考え方自体がやっぱ一般に広がっていったのもやっぱ3Dプリンター自体が広がった影響があるので結構。
やっぱすごく大きくものづくりを変えた名機だと思いますねこれは。
スピーカー 2
いやすごいなこれ実際デザインするときはパソコンとかで3Dのモデルみたいなのを作ってみたのは普通にできるんですか誰でも。
スピーカー 1
誰でもできますね。
だからこの3Dプリンターが起こしたもう一つの革命っていうのはものづくりの民主化で。
今までってものを作る技術がある人しかものを作れなかったんですよ。
加工するとか。
なんですけどさっき言ったように制約がほとんどないので3Dプリントって。
だから3Dモデルを扱える人アイデアを持ってる人がものを生み出せるっていう時代になったんですよね。
3D CADも結局無料のものいっぱいあるんですよ世の中に。
CADっていうのはソフトウェアみたいなことですか。
ソフトウェアで3Dモデルを作り出すソフトですね。
それって別に無料であるしYouTubeでいくらでもこうやって作るんですよっていう情報もあるんで。
なんなら別に3Dモデル作らなくてもいいんですよっていうのは共有サイトがあるんですね。
3Dモデル共有サイトって言って。
スピーカー 2
ダウンロードすればいいんだ。
スピーカー 1
そうダウンロードすればいいんです。
だからこう誰かが作った便利な3Dモデルっていうのが無料で公開されたりするんで。
それを別にダウンロードして3Dプリンターに入れてあげればそのままその形が生み出されるんですね。
めっちゃいいじゃないですかそれ。
めちゃくちゃ便利だしなんか僕使ってていいなって思ったのがやっぱ全然違う知らない外国の人が作った3Dモデルとかなんですよ。
12:09
スピーカー 1
それをなんかアップロードの日見ると一昨日とか一週間前とか結構最近作ったやつがあって。
だからその人が一週間前とかに思いついて一生懸命作った形を今僕は印刷して使わせてもらってるみたいな。
スピーカー 2
それは自分の個人の利用としてはオッケーみたいな商用利用みたいなのはまた別みたいな感じですか?
スピーカー 1
クリエイティブコモンズっていうライセンスがあって簡単にライセンスをつけられるんです。
どういう風に使っていいかとか。
だから改良して使っていいよとか商用利用していいよとか再配布していいよとかもう改造しちゃダメだよっていういろんな条件があって。
そういう条件をアイコンを表示するだけで簡単に付加できるっていう。
そういうライセンス体系も結構作り込まれてて共有できるんですよね。
だからすごいなんか本当に世界の人たちと一緒にものづくりしてるというか。
スピーカー 2
めっちゃいいな。
スピーカー 1
そういう世界が今まさに生きてるんですね。
スピーカー 2
ちょっと欲しくなってきましたね。
スピーカー 1
欲しくない。もうだからいらないんですよ。
その3D CADとかもその3Dデータ作るのもいらなくてもう言葉だけ打ってサイトで検索すればもういくらでもなんかその本当に実用的なものから造形的にフィギュア的なものまでいろいろあるので。
スピーカー 2
僕ちょっと作りたいものありますね。
スピーカー 1
何があるんですか?
スピーカー 2
分子模型ってパーツ買って頑張って組み立てて作るんですけど。
それあったら一発で印刷したらもうできちゃうわけじゃないですか。
スピーカー 1
できると思いますね。分子模型あるんじゃないですか多分。
スピーカー 2
ありそうっすね。めっちゃ分子模型の欲しいな。というかそれなんか実用的でもあるしなんかオリジナルグッズ作れちゃいそう。
スピーカー 1
でもあれですよ。製作性というか一回印刷するの結構時間かかるんで。
どんぐらいかかるんですか?ちなみに。
物の大きさによりますけど。
スピーカー 2
例えばキーホルダーみたいなやつってどんぐらいでかかります?
スピーカー 1
でも3、4時間ぐらいかかると思います。
スピーカー 2
あーまあまあ結構かかるな。
スピーカー 1
1個で。だからそれを10個とかやったら。
スピーカー 2
30時間ぐらい動きすっぱなしみたいなことですか?
スピーカー 1
すっぱなしとか。並んで積層造形なんでそのステージに乗る分。だから1個。
1印刷1個じゃなくて1印刷10個とかも全然できるんですけど。
スピーカー 2
あーそっかそっか。
スピーカー 1
横に並べていけばいいんで。まあそうすると当然印刷時間かかりますけど。
ただその量産するっていうのちょっと弱いんで。
スピーカー 2
でもいいですねオリジナルで何か作れるっていうのは。
スピーカー 1
そうだから本当に分子模型とかすごいさすが科学の人だと思いましたけど。
スピーカー 2
いやいいなって思った。
スピーカー 1
絶対それ作ってる人いっぱいいると思いますよ世の中に。
スピーカー 2
いや絶対いますね。
スピーカー 1
だからちょっと後でこのサイトから3Dモデル見れますよっていうのをちょっと送りますね。
スピーカー 2
ちょっと遊んでみてください。
15:00
スピーカー 2
ちょっと見てみたいな。
スピーカー 1
アカウントとか作らずに検索バー入れればいっぱいモデル出てくるんでそうなんですよ。
スピーカー 2
全然知らなかった。
スピーカー 1
本当に世の中がDIYって言うじゃないですか。
Do It Yourself自分で何か作ってみようよっていうのから今あってDIWOって言ってDo It With Othersなんですよね。
みんなで作りましょうよ。
私が作ったものをあなたが改良して進化させたりとかシェアして
自分だけでしかやれないっていう時間をショートカットしてどんどん効率的にものを作りましょうねみたいな。
3Dプリンターが3Dデータを現実世界にポンと召喚できるような立ち位置なので
そういうもののシェアというか形のシェアっていうのはすごくものづくりの世界に進んだんですね。
スピーカー 2
すごいいいですね。
スピーカー 1
手に取れると違うもんな。
全然違いますよもう。
だからそこがやっぱ3Dプリンターがものづくりの世界に巻き起こした一個の革命なのかなって思ってますし
やっぱそれは3Dプリンター持ってるか持ってないかでその世界にいるかいないかが違うんで
パラレルワールドにいるかっていうぐらい違うと思うんで
入り口の鍵となるのが3Dプリンターであってですね。
スピーカー 2
Amazonで1万2千円でも買えますから。
スピーカー 1
めちゃくちゃ営業うまいですね。
正直1万2千円はお勧めしないですけどね。
スピーカー 2
安いやつは。
多分安いやつは機能限られてるとか。
スピーカー 1
限られたりとかちょっと荒かったりとかするんで。
スピーカー 2
いくらぐらいのやつが。
スピーカー 1
5、6万出せば結構個人で使う分には十分なものが手に入りますね。
スピーカー 2
へーそうか。
スピーカー 1
僕が買ったやつは15万円でしたけど。
スピーカー 2
ガチのやつですか?
スピーカー 1
あとがさっき言ったレプラップの派生のプルサっていうやつで。
完成品だと15万円で、バラバラの部品だけだと10万円だったんで。
バラバラの部品だけをもらって組み立て工程が5万円ぐらいですね。
自分で組むかどうかで。
スピーカー 2
でも8時間ぐらい頑張れば。
頑張れば。
ちなみにその材料というかインクみたいなやつってそれは簡単に補充できるものなんですか?
スピーカー 1
基本的にはフィラメントって言って、本当にプラスチックの棒っていうかグルグル巻いたリールみたいなやつなんですよ。
スピーカー 2
それをセットすればOK?
スピーカー 1
それをセットすればいいです。
それを溶かして積層していくという。
まあそうですね、それかあとは光造形3Dプリンターっていうのもあって。
スピーカー 2
光造形?
スピーカー 1
それはUVレジンって言って紫外線で固まる樹脂あるじゃないですか。
スピーカー 2
会社さんのやつだ。
スピーカー 1
そうそう、あれを使って積層するっていう3Dプリンターもあるんですけど。
そっちはどっちかというとフィギュア向けとかですね、飾るものとか。
18:04
スピーカー 1
綺麗にできるんで、その代わり物性というか物理的な性質が弱いので。
飾るためのものがそういう光造形作った方がいいかなっていうのはあるんですけど。
うちは今2台ともありますね、光造形。
スピーカー 2
すげえ。ミニ工場を持つみたいなことですもんね。
スピーカー 1
本当にいいですよ。僕今、自分の部屋そんなに広くなくて2畳半ぐらいしかないんですけど。
スピーカー 2
2畳半?
スピーカー 1
2畳半に3Dプリンター2台ありますからね。
スピーカー 2
結構でかいんじゃないですか、3Dプリンターって。
スピーカー 1
そこそこでかいですよ。そこそこですけど、ちょっと大きめの段ボールぐらい。
スピーカー 2
ですよね、段ボールぐらいのイメージはありましたけど。
スピーカー 1
それが圧迫してるんですけど、ものづくりをできる喜びの方が全然勝ってるんで、苦ではないですね。
スピーカー 2
それでいっぱい印刷したらもう部屋埋まっちゃいそうですからね。
スピーカー 1
日々印刷してます、最近本当に。
スピーカー 2
何印刷してるんですか、最近。
スピーカー 1
最近はあれですよ、ちょっと生成AIにハマってるんで、生成AIで言語から3Dモデル作ってそれ印刷するっていうのにハマってて。
なんかすごいですよ、生成AIで例えば犬、ドッグでミニチュアダックス運動とかプロンプトっていうものを入れると、
その言葉に応じた3Dモデルを生成してくれるんですよね。
本当に犬とかやると、犬なんですけど、なんかちょっと違うんですけど、犬っぽい何かが出てくるんですよ。
で、それを3Dプリンターで印刷してみると、そうするとですね、AIに現実で触れれるみたいな。
スピーカー 2
面白いな、でもそれ。架空の生き物の像みたいなのがいっぱい作れる。
スピーカー 1
そうそう、多分そうだと思います。今現実にいる動物しかちょっとやってないですけど、
なんかいろんなプロンプトをどう入力するか、言葉をどうやって入れてあげるかによって生成されるモデルって全然違うんで。
絵描かせるとかすごい見たこといっぱいありますけど、3Dでもできちゃうんだもん。
最近、今年多分結構発展すると思いますね、3Dの生成AIが。多分すごく、去年絵とか音楽とか結構来てましたけど。
めっちゃ流行りそう、それ。
そう、なんか流行ると思って今追ってるんですよ。なんかいろいろ設計的にも歯車とかああいうのも、
この大きさのこういう仕様の歯車を生成してくれっていう風に言ったら生成できるみたいな、そういうサービスもあって。
スピーカー 2
それやばいなあ、何でも作れちゃうな誰でも。
スピーカー 1
そうなんですよ、それで作った3Dモデル印刷してみて、一応こう噛み合うかなってやったんですけど、噛み合うんですよちゃんと。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
だからもう言葉でもしかしたら設計できる時代が来るかもしれないですね。
スピーカー 2
なんかプログラミングとかはもうそういう生成AIで言葉として投げちゃえばプログラミング言語として出してくれますみたいなのはそれだけでも結構すごいなって思ってたんですけど、
21:07
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
物作りまでできちゃうんだったら。
スピーカー 1
結構入り込んでくると思いますよ。
スピーカー 2
何でもできちゃうなあ、すごいなあ。
スピーカー 1
いやもう本当に感動しました、犬を印刷した時。本当に犬、確かに犬なんです。だけどなんか変なんですけど、確かに犬。犬?犬?犬かぐらいの解像度であるけど。
スピーカー 2
犬の特徴を持った何かみたいなのが作れる。
スピーカー 1
そうですそうです。でもそれは本当にオープンソースになってるツールなんですけど、本当にNVIDIAとかがっつりAI系というかGPUとかやってるパソコンメーカーが研究してるやつだと、言葉から3Dじゃなくて4Dを作るみたいな。
スピーカー 2
4D。
スピーカー 1
4D、彼らのいう4Dは動きですね。だからこの立体のモデルに加えてフレーム、骨組みと、あとこの関節がこう曲がるよねみたいな動きまで全部生成するみたいな。
だから犬とか何とかってやったらちゃんと骨組み、犬が持ってるそのワイヤーフレームみたいな骨組みがあってここを動いてこうやって歩くよねっていう情報を全て言葉から生成してくれるみたいな。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
それをなんかやってて、研究段階みたいですけど結構いい感じでサービスがリリースできそうみたいな話は聞きましたね。
スピーカー 2
無限におもちゃとか作れちゃいそうですよね。
スピーカー 1
そうですそうです。それは結構3D上のデータの話なんでそのワイヤーフレームというか。
だからどっちかって言ったらメタバースとかVRとか。
スピーカー 2
そっかそっか。であとはなんか動きの情報をそれに与えれば踊り出すみたいな。
スピーカー 1
勝手に踊り出したりとかするみたいな。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
そういう3Dモデルが言葉からもうできるよっていうところでだいぶですね発展してってるんですよ。
スピーカー 2
熱さがすごい伝わりましたね。
スピーカー 1
だからその3Dモデル生成したのを現実世界に引っ張り出すっていう意味ではやっぱ3Dプリンターってめちゃくちゃ面白いんで。
AIとの親和性もあるんですよ。
スピーカー 2
それはすごい感じたな。沼そうだなこれ。
スピーカー 1
これ沼っすよ。僕なんてまだ3Dプリンタービギナーですけど、沼の人たちは本当にとんでもないですからね。
なんか自分で3Dプリンターを作るのが趣味の人も結構いて。
スピーカー 2
パソコンみたいだな本当に。
スピーカー 1
自分でオリジナルのやつ作って遊んでる人とか、あとなんか3Dプリンターでものを作るんじゃなくて、
いかにうまく印刷できる設定を出すかっていうところにもうなんか全てをかけてる人。
だからなんか具体的なものじゃなくてこううまく印刷できる設定を突き詰めるチューニングマンみたいな人もいて。
スピーカー 2
研究だな完全にもう。
スピーカー 1
ベンチマークっていうのがあってこのこのモデルをうまく印刷できたらすごいよねみたいな。
24:03
スピーカー 1
あのなんかチャレンジングなモデルが結構ある。
スピーカー 2
めっちゃ複雑な彫刻みたいなやつとかどうですか。
スピーカー 1
あそうですなんかベンチマークみたいなやつがあって、これをどれだけうまく印刷できるかだよねみたいな。
それをうまく印刷するための設定出しとか条件出しをするだけの人みたいな。
スピーカー 2
えー面白いなそれ。
スピーカー 1
沼ですよ。
スピーカー 2
本当に沼そうだな。
スピーカー 1
沼です。
スピーカー 2
とりあえず分子はちょっと作ってみたくなった。
スピーカー 1
ぜひとも。
3Dプリンター買わなくても3Dプリント代行っていうのもあるんですよ。
スピーカー 2
そうなんですか。
スピーカー 1
データだけ渡せば3Dプリントしてくれるよみたいなサービスも結構世の中にあるんで。
スピーカー 2
それもいいな。
場所取っちゃいますからね。
そこはあるかもしれないけど。
スピーカー 1
ちょっと当然高いですけどなんか1個これを3Dプリンターで作ったらどうなんだろうみたいなやつがあったら、
それで1回試してみて、お、ええやんけってなったら購入を検討するっていうのもありだと思うんで。
買いに行ったわけ。
スピーカー 2
めっちゃ試してみたくなったな。
どうしても買いに行ったわけじゃないですけど。
いやいやなんかちょっと試してみたくはなりましたね。
スピーカー 1
すごく面白いですよっていうところでちょっと僕のお話はこれくらいなんですけど。
いやーありがとうございます。なんかめちゃくちゃ面白かった。興味湧きましたね3Dプリンターと。
ありがとうございます。
スピーカー 2
そもそもの積層造形。
うん。
全然知らなかったなって思いましたね。
スピーカー 1
やっぱ物を作る技術ってなかなか表に出てこないんですよ。みんな完成形のものを見るので。
うん。
そこにやっぱいろんな技術があって面白さがあるっていうのを僕のラジオの方では色々伝えたいなと思ってるんで。
その知るきっかけというか、なんかそういうとこに興味を持ってもらえるきっかけの今回コラボみたいになったらいいなと思ってますんで。
スピーカー 2
はい、いやそうですね本当に。
ポッドキャストでそういうものづくり特化みたいなの少ないですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。言葉で説明しづらいっていうのはあるんですけどね。
スピーカー 2
ちょっと概念として広すぎて言い切れないみたいなとこありますけど、物作りのラジオってやられてるんで題名的に。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
ぜひ聞きに行ってみてほしいですね。
ありがとうございます。ぜひぜひ。
スピーカー 1
この後ちょっと僕もゲストに出演させていただけるっていうことで収録しますけど。
スピーカー 2
お願いします。
僕こんなあのディープな話ちょっとできるかわからないですけど。
ざっくりなんか化学みたいな話とかできたらいいかもしれないですけどね。
スピーカー 1
こっちの分野の話をちょっと教えていただければなと思います。
スピーカー 2
はい、ということで今回のゲストはポッドキャスト物作りのラジオから渋長さんでした。ありがとうございました。
スピーカー 1
はい、ありがとうございました。
スピーカー 2
ここまでお聞きいただきありがとうございます。
サイエンマニアはあらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアの話を届けるポッドキャストです。
番組に関する情報はツイッターを中心に発信しています。
感想はハッシュタグサイエンマニアで、またポッドキャストのレビューもよろしくお願いします。
次回もまたお楽しみに。