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みなさんこんにちは。シンの木工家ラジオ始まりました。この番組は、シンの木工家になりたい!かぐやの花太郎とアルバイトのこーぐちくんがお送りする木工バラエティーです。こんにちは。
こんにちは。
こんにちは。
本日はですね、けんさん、けん山本さん、鉋台のお越しいただいております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
実はこれの収録はですね、山本さんに鉋台を、僕の鉋台を打っていただいた後に、ちょこっとだけ収録ということで。
別撮りでね。
別撮りでやっております。
ちょっとこの鉋の台打ちの音がめちゃくちゃでかいじゃないですか。バンバンって。で、その音がでかすぎるから、声がたぶんすごいちっちゃい音量でしか拾えてなくて、たぶんほぼ聞こえてない説が、確認してみないとわかんないですけどあるので、これを一応別撮りということで。
ポッドキャストではここが聞けると。で、さっき撮った動画の部分はポッドキャストではなく、おそらくYouTubeとかで動画のみになるんじゃないかなと想像してます。
一応これは全員聞ける。両方全員聞けるんですけど。動画が死んでるときのための保険というか。
そうですね。どっちもよく配信できればいいですけども。
そうですね。両方配信できるように頑張りますけど。
松本のクラフトフェア参加体験
というわけで、今回来ていただいたのは松本のクラフトフェアにお越しいただいたというか、出展されたんですよね。
そうですね。
で、その帰りにたぶん山本さんとしては気軽な気持ちで寄っていただいたつもりがかなりの実現というか。
我々は結構無茶をお願いして。
無茶を言っていた。
させん、代打ってくれませんかとか。
そうなんですよ。僕が神奈田へ行くにあたって質問事項を何点か送ったら、だったら打ってみましょうかというお返事をいただいてね。
見ながらの方が実際にね、見た方が分かること多いんじゃないかなということで。
松本のクラフトフェアはどうだったんですか?2日間。
そうですね。僕初めて出したんですけど、松本のクラフトフェア来るのも初めてなんですよ。
どんな感じかも分からないまま来て、とりあえず出させてもらったんですけど、いろんな他のイベントとは全然違う方が多かったので、
売上がどうっていうよりかは、自分としては身のりのある出展だったなと思いましたね。
なるほど。
こうぐち君も顔を出した時に結構知り合いの方が話されてたみたいな。
そうそうそうそう。ちょうど関東から来られた方が、こうぐちさんが来られた時にいらっしゃっててお話はしてたんですけど、
全国から知り合いが来てくれたりもありまして。
普段は西の方のイベントが結構多かったりするんですか?
いや、実は西側のイベントが身近で顔を知ってる主催者さんというか実行員の方が多いので、そっちに行くことも多いんですけど、新潟も出ますし、
福井県の方とかの出展もありましたし、今はもう全国的にちょっと散っていってますね、出展する場所は。
すごいですね。やっぱりイベントだと大工さん、家具屋さん、建具屋さんとかそういった方が、本職の方が買っていかれるってイメージですか?
そうですね、でも最近道具欲しいっていう方は半分は趣味でされてる方が増えてきてて、
木工科ラジオでもリスナーで趣味でやってますっていう方とかもいらっしゃるじゃないですか、結構僕の周り趣味でやってる方多くて、
趣味でやってるけど道具の選び方わからないから教えてくださいっていうような繋がりで広がってた方たくさんいて、
だから初めて木工するんだったらこういう道具からどうですかっていうカンナだったりとか、
場合によってはのみとかをどこの鍛冶屋さんで買うのが一番いいですかというのをその人に合わせてご提案したりとか。
逆になんかそういう相談も載ってくれるんですか?
道具に関する相談と鍛冶屋さんとのつながり
基本道具に関してだったら何でも相談は受けてて、僕が製造してお出しするのはカンナがメインなんですけど、
今まで10年ほど木工の指導を施設でしていたので、
その繋がりでやっぱり木工に関する道具のあれこれ困ったことっていうのは何でも相談してもらったらお答えできますし、
場合によったら僕が取り寄せてお送りしたりとかっていうことも今まであったので、
だからその相談とかをいろいろしてるうちに海外に道具を送らせてもらったっていうような繋がりがあったりもしたので。
ちなみに海外にはどんな道具を送ったんですか?
海外とかだと、でも基本カンナなんですよ。カンナ類を送ってほしいっていうご相談があって、やっぱり海外の方、いろんな道具に関心がある方多くて、
日本でどういう鋼使ってるのとか、どういう特徴があるのとか、僕こういう仕事してるんだっていうことをやり取りしていって、
そういうカンナを僕にも送ってくれっていうようなことで、いろんな国に今まで送らせていただいてて。
でも基本は小鉋とか大きいカンナはあんまり送ってないんですけど、小鉋で特殊なものっていうのを。
小鉋で特殊なものっていうとどういった?
鋼がちょっと特殊工芸だったりとか、青髪一号とか白髪っていうのはオソドックスなカンナではなくて、
ちょっと特殊なカンナ、鋼を使ったカンナとか、反り鉋が欲しいとか、四方反りが欲しいとか、軟筋カンナ欲しいとか。
今まで出たことはまだないですけど、キュアガンナを作れるかいっていうご相談があったりとか、そういうのもいろいろありますね。
海外のユーザーさんは基本何を作ってる?椅子とかそういったものを作ってるんですか?
でもね、いろいろいらっしゃって、椅子を作るのが趣味だっていう人もいれば、それこそグリーンウッドワークをやってるんだ。
で、軟筋ガンナ作ってみたい、使ってみたい。それで日本の道具作ってる、あなたにコンタクト取ったんだっていう人がいたりとか。
でも何を作ってるっていうのが、本当に不明な方も実際いて。
不明な方。
だからちょっとやりとりをずっとしてるけど、この人は一体何をしてるのか未だにわからないみたいな。
見えてこないという。
見えてこないけど、その道具の知識がすごいから、それに対しては、じゃあこれじゃないですかっていうフィードバックはできちゃう。
で、一応送るけど、何ができるんだろうあの人には。すごい不思議な感覚のまま、あの道具だけ旅立っていったこともあります。
そうなんですよね。
それの知識とかは、やっぱりその10年間、木工の道具類を教える仕事の中でやっぱり培ったりとかしたことが結構役立ってるような感じですか。
そうですね。基本的に、教えるために自分が使えないと、やっぱり教える説得力に繋がらないので。
なので自分が使えるようになったりとか、お客さんが欲しかったりとか、生徒さんが見たいものっていうものを自分がすでに知ってる状態で見たかったので、
そんな鍛冶屋さんのとこ行ったりとか、勉強できるところに、休みの日には行ってみたりとかしていて。
で、一時期から神奈の台屋さんに通うようになって、で、弟子入りを僕していないんですよ。どこかにも。
職人さんが遊びに来たらいいよって言ってくれる心安い方がたくさんいらっしゃったので、その方のところに行っては1日一緒に仕事させてもらったりとか。
そんなんで台打ちを勉強させてもらって。
そんな優しい方いるんですか。
いましたね。でもどっちかっていうと、職人として育てたいっていう気持ちとかはあんまなかったけど。
興味あるならおいでよ。
興味あるならおいでよと。で、その当時からやっぱり職人さんに弟子にしてくれってお願いすると、やっぱり職人さんの方が負担になってしまうので、
やっぱりそういうのもあって、遊びに行く遊びにおいでっていうのがちょうどいいお互いの折り合いだったのかなっていうのもあって。
弟子を取るほどの仕事量もないって言いますか、食い口を弟子の分まではないみたいなっていうことなんですかね。
そうですね。でも十分やってきる職人さんも多いと思うんですけど、ただそれを今弟子だって言って取って、その後その子は食っていけるかどうかっていう心配だっていうのはみんなおっしゃってて。
なるほど。
だから実際に僕がこれからカナダやろうと思いますって報告に行くと本当にやめておけと。
遊びにおいでと言ってたから、応援をしてくれるのかなと思ったら今のままちょっと務み取った方がええんちゃうかというような方もいらっしゃったりとか。
皆さんそうだったんですけど、でも今何とかやってて、今もちょくちょく顔出したりするので、何とかやってるんだったらよかったわって皆さん言ってくださるんですけど。
そうなんですか。だから弟子にした後の将来への責任というか。
そうですね。それが多分一番先だったのかなと思いますね皆さん。
その鍛冶屋さんとかダイヤさんとかに遊びに行ってる時から今のビジョンというか、こうなりたいというかダイヤさんなりこういったビジョンは描いてたんですか?
木工教育の経験と将来のビジョン
いや全くなかったですね。
じゃあ本当に遊びに行ってるみたいな。
そうそう遊びに行くところからスタートして、でもまあどっちかというと僕は木工家になるとか、それこそ真の木工家ラジオっていうのを聞きながらも僕は木工家になるんじゃないんだろうなと思っていた人間なので。
おそらく真の木工家からある意味一番遠い存在の人間だったと思うんですよ。
やっぱり木工したい人とか創作活動こんなもん作りたいっていう人たくさんいたと思うんですけど、僕はあんまりそれがなかったので周りでそういう熱意とか熱流ある人たくさんいたので、その人たちがしたらいいんじゃないかなと思っていて。
ただ自分は道具使う勉強して、それで道具使ってるけどその作る職人さん全然いないなとか、みんなその道具を上手になかなか使えないなと教える人いないなとかっていうようなことが若干学生の頃から違和感で、
そういうのを大事にしていく方がいいのかなっていう中で木工を教える仕事について、その中で道具の使い方を教えるような方向性を持って、
そしたらもうちょっと幅広く将来につながるようなことを自分で進めていった方がいいのかなって自分で奏でてくるようになって、こういうプラットフェアに出したりとか販売するような形に今つながってきているので、
どちらかというと最初思っていたのは僕は木工向いてないんだろうなっていうことだったんですけど。
だからなんかちょこっと最初にお話し聞いたら教差し物ちょっと出身で、道具好きな人いるけど使えない人とか作る人いないなって思ったのがだいたい20歳前後くらいの時ってことですか?
そうですね。18、19で専門学校2年行ったんですけど、その頃にやっぱりもう教差し物の勉強しに来るので、全国からいろんな工芸系の高校とか技術系の高校とかエリート系の校たちがやってくるので、自己紹介の時点でやばいな間違ったところに来ちゃったなみたいな。
僕普通科の高校で美術でちょっと木材触ったことあるぐらいだった。だからそれでちょっとミスったなみたいな。自己紹介でもうちょっと終わったなとか思ってたんですけど。
でも全国での一般で言えば木ちょこっと触ってる方の学生なわけですよね。
そうですそうです。
それよりも高校から木触るような高校とかから入ってきた子たちが多かったってことですか?
そうなんですよね。でもまあなんとかそこで自分も課題とかは一緒について一応卒業はしたんですけど、卒業するまで半分もカンナ削って遊んでたんですよね。
そうですよね。木を教えるから道具に詳しくなったわけじゃなくて、もともと道具が好きだったんですよね。
刃物のコンシェルジュ・山本禎恒さんの背景
そうそうそう。道具が好きで、実習しなきゃいけない日に一日中カンナしか研いでなかったとか、カンナ研いでれば別に先生に言われることはないので、なんか怒れることはなく、ただずっとあいつシンクの前にいるなみたいな。
そうかそうか。
シンクと友達なのかという話ですよね。
戻ってきたらちょっと削ってまたシンクに吸い込まれていくみたいな。
それいいですね。同級生たちはそういう何かを作りたいっていう人たちが多い中で山本さんは道具が好きという、そっちの方の変態だったっていう話ですよね。
それが今の仕事につながって、それから遊びに行くようになったりってことですか?
そうですね。鍛冶屋さんに直接お会いするようになることが増えて、近くだったので、僕が住んでる地域と兵庫県の三木市っていう鍛冶屋さんの街が近くだったので、近くって言っても1時間半ぐらいかかるんですけど、それはあんまり近くじゃないですよね。
一時期、先輩に言われたのが、なんでそんなに鍛冶屋さんとかばっか遊びに行くってことを言われて、何が楽しんだみたいなことを聞かれたことがあったんですけど、皆さん美術館とか工芸館とか行かれるじゃないですか。
多分感覚はそれと同じです。美術館、工芸館行ったり、図書館行ったり、そういうのと同じで、自分が興味あるとか、新しい知見を深めたいっていうようなタイミングで訪れるところが僕は鍛冶屋さんだっただけですっていうことで。
面白いですね。 だから1時間半、でもなかなか遠いっちゃ遠いんですけど、その感覚で言うと美術館とか工芸館行くような感覚で行けば同じくらい。
時間は全然そのくらいかけたりしますよね。 してるんじゃないかなと思ったり。
だからそこに行くと自分の知的好奇心だったりとか、ワクワクが満たされるっていう感じでほぼ遊びに行ってたという。 そうですね。
なんかこんな仕事に就けたらいいなーっていうのは人生のどのあたりなんですか?
でもそれはここ5年、4年ぐらいで、いろんな鍛冶屋さんを僕いろいろ歩いてたりとか、その中で作家さんと会うこともあったりして、いろんな人を付けに岐阜県と一緒に仕事をすることがあって、アカデミーの方で調査をされてるから、その手伝ってほしいっていうことがあって。
森林文化アカデミー。 森林文化アカデミーの方で、そういう調査、全国の鍛冶屋さんとか調べていくから手伝ってほしいっていう声をかけてもらって、それで一緒にいろいろ調べさせてもらったりとか、関西の方とか高知の方行ったりとか。
そのしていく中で、ほとんどの鍛冶屋さんを行ってしまって、その時に現状が破綻寸前みたいなことが見えてきて、破綻寸前だけど、やってる人はおらんこともないみたいな。おらんこともないけど、その先にある部品製造してるカンナ大屋さんとか、のみのA屋さんとかはもうやばいです。
本当にもういつ止まってもおかしくないですみたいな感じだったので、もうこれはカンナ大屋やるしかないなみたいな。そういう感じだったんですか。そこまではできるようにはまずなろうかなっていうスタンスでしたけど、実際に現状知ったら、これはもう今僕がやるしかないんだって感じに固まっていったのが大きかったですね。
調査をされて現状を直視というか、されたことによって、ダイヤとして自分やってくんだみたいなのを結構決意されたきっかけだったってことですね。
とにかくやらないともうこれはダメだと思って。なんかノラリクラリ続けるっていうようなことよりも途絶えてしまうのが一番嫌だったので、それは大事なんですけど、途絶えるよりもまたここから再発展というか維持するためのアクションを起こさないとちょっとまずいなと思って。それで今もうこういうふうにやり始めてるっていうのが大きいですね。
じゃあその頃に好きでやっていたことと、必要に迫られてというか、やらなきゃいかんということが一致したという感じですか、自分の中で。それが20、今山本さん30ですね今。失礼ながら僕の方に近いかなと思ってたんですよ勝手に。
花咲さんアラフォーナーですね。
山本さんとの協力
だから多分ハモンのコンシェルジュ的な。海外の方とか素人というか一般でやられてる方もこんなことをやりたいですみたいなお声がかかったりとかいうことなんでしょうかね。
クラフトフェアは軟禁とか小ガンナとかそういった系のものを持って売られたって感じですか。
圧倒的に豆ガンナが多いですね。豆ガンナとかでもうちやっぱり豆ガンナって単価が安くて、なおかつ連貨のものが今まで多かったんですけど、どうしても豆ガンナが一番仕事させちゃうじゃないですか。
ハードな仕事をするのってスンパチってオンベとかまた別だと思うんですけど仕事の量的には。仕上げでさーっと使って切れなかったらさーっとトイレっていうライトな使い方によっていくと思うんですよ。
ですけど豆ガンナってもう使い潰すぐらい削っちゃう。もう全く切れなくなるまで削り込んじゃうというような使い方しちゃうので、やっぱ普通の鋼が付いてるとか、
連貨の歯で量産品っていうのは結構ちょっと使い物にならない。昔のカンナ豆ガンナあるけどもうこれすぐ研がなきゃいけないんだよね。
いやーめっちゃわかりますそれ。
そういうのが皆さんの声であったので、ユーザーとやっぱりやり取りしてるとそういう声をたくさんお聞きできるので、ちょっとスンパチガンナとか大きいカンナの良いグレードに使うような青髪スーパーとか。
そういうグレードの歯をわざわざ豆ガンナにしてもらって、それで豆ガンナを作って、で販売とかしてる。だから豆ガンナと思えないぐらいずっと切れる。
タフな仕事ができる豆ガンナとか、その使い手さんたちのニーズに合ったカンナっていうのをうちの製品としてラインナップしていってるので、そこが皆さん喜んでくださってやっぱりモテてくださる方が最近多いですね。
確かに豆ガンナ仕事させちゃいますね。ずっと使ってるイメージありますね。
わかります。でも台の歯口がめちゃめちゃもう摩耗しまくってガバガバになって。
同じとこばっかり当てるから台もね、結構凹んだりして。
そうなんですよね。わかりますね。
クラフトフェアで今回新しい取り組みというか。
そうですね。どうしても今カンナとかって使う人が少ない。で、使うにしても判断基準が誰が作ってるとか、やっぱりどういう鋼ですとか。
そうですね。
やっぱり情報から先行して入ってしまうところが多いので、僕がいつもお世話になってる鍛冶屋さんが山本さんっていう、その方も山本オカンナ製作所の山本さんっていう方なんですけど。
そう、一応補足というか説明しますと、もともと西さんだったんです。
そうですね。今は山本さんって呼んでるけど。
世間的には西さんの方がおそらく知名度があって、今ご結婚されて苗字が山本さんになった。
そうなんです。僕が向こうに行っちゃったせいで、今業界内でこんなん招いてるっていう事態がありまして。
クラフトフェアに山本でカンナに関わる人が2人いるっていう。
そうですね。というので、一応ここでそういう説明をさせていただいて。
ありがとうございます。山本さんっていう方に僕が刃をいつもお願いして。
それは鍛冶屋の方の山本さんですね。
そうです。鍛冶屋さんの山本さんですね。今の補足のように、僕が偶然今年から山本になってしまったという事で。
山本が刃を作る山本、台作る山本ってダブルネームで揃ってしまった状態。
もうこれは逆にダブルネームのカンナ作りましょうと。
なるほど。
山本さんと。それでちょっとご相談して、鋼とかは非公開で。
ただ僕がどんなカンナかっていうのをちゃんとユーザーさんに紹介したりしながら販売しようと思うという形で。
スンパチスンロク54ミリの小刃っていうラインナップで2種類のカンナを作ったんですね。
その刻印と鋼の内容とかっていうのは僕と鍛冶屋さんしか知らない。
刻印自体は僕が管理しているので、僕の手元からしか出ないカンナをそんだけ今回の6種類ラインナップを作らせてもらって、
カンナ販売と鋼選択の説明
それを今回のクラフトフェアで初めてお披露目という形にさせてもらいました。
山本×山本。
スンパチスンロク 非公開と。
非公開と。それなんか結構楽しみな。
スンパチスンロク そうですね。今回ちなみにそれが2種類ある名前が、
小髄というカンナと一線というカンナがあるんですけど、そのカンナのブランド名というか2つの名前は複名なんですよ。
そのブランド名が双方っていう名前で、双方っていうのは双剣とか双っていう2つという意味の字と、
峰っていう字を書くんですけども、昔の中国の英和録っていう本に書かれた歌の中で、
山が2つ並んでいてそこにお寺が2つ同じように立っているという景色を読んだ歌があって、
山2つ並んでいる景色を寺がそこに2つ並んでいてっていうような、その情景を読んだ歌から双方という名前を取らせてもらって、
2人の山本っていうのがそこから文字ったっていう。
意味合い的には。
その双方のカンナの複名が付いたのが2種類だけありまして、その2種類をそれぞれご説明して買っていただく。
今回は賞水が2本ほどお買い上げいただいていて、ちょっと興味あるから買ってみるねっていう方が2人ほどいらっしゃったり。
それこそ作家さん、真野もっかラジオとかでも繋がっていたりとか、ラジオ聞いてますみたいな作家さんのお弟子さんが買っていたりとか。
本当ですか。
それ僕多分知ってる。某、豪徳さんじゃないですか。
違う?
どこなんだろう。ちょっとそこがわからないんですけど、京都の家具屋さんのスタッフさんが買っていたりとか。
使い方的には、鋼の種類とかで使い方判断される方もいるじゃないですか。どういうような説明されるんですか。
僕はどんなお仕事をされてる方に向いてますよっていうようなお話をさせていただいてて、やっぱり鋼選ぶときも結局そういう説明になるんですよ。
どういうお仕事されてます?どういう使い方が多いですか?逆に僕からそれをご説明しちゃう。
針葉樹を白木で仕上げたいとか、鉋仕上げの作業が多かったりとか、メインは針葉樹が多い方はこちらですねとか。
紅葉樹を使う木工専門の方、樹種を問わずにいろいろしたいという方はこちらですよ。そういう説明の仕方ですね。
プラス2つの都議官の話であったりとか、都議官が似てる鉋が実はこいつですよ。というようなお話をしながらご説明しています。
それをちなみに今ネットで買えたりするんですか?それとも実売というかイベントとかに行ったところじゃないと買えなかったりするんですか?
そうですね。基本は実売。僕対面がほとんどで、出会えた方にお話をしながら買っていたことが多くて。
ただそのフェイストフェイスでお会いしてその時迷ったけど、また買いたいんですっていうようなご連絡があったりとか。
場合によってはインスタグラムとかからご連絡があったらその方にお送りすることもあるんですけど、なかなかちゃんとお話ができないので、いろいろご説明とかやり取りをした上で販売ということはしています。
じゃあポチッと買えるというよりは、何をやっているかをやり取りしながらって感じですね。
海外の方も国内の方もみんなそんな感じですね。
今日は第一次典やっていただいたんですけども、県さんって何をしているかというか、何をやっていただける方なんだろうかなってちょっと僕思ってたんですけど、結構幅広く。
ですね。
だから効率的な、クラフトフィアみたいに効率的なものをやるし、カンナ台を売ってすげて売る。割と結構流通の、今だからこそできる。
そうですね。
台屋さんやポン屋にはほぼ下ろしていないが、転換期に向けて僕がお仕事を頂けることを期待している
仕事の内容みたいな感じですよね。
いわゆる台屋さん、ポン屋にね。
下ろして。
下ろしてみたいな感じですけど、ポン屋には下ろされてはいないってことですもんね。
そうなんです。今僕ポン屋さんとかお店屋さんにはほぼ下ろしていなくて、一つは今やっている職人さんの仕事を邪魔してしまうというのが一つと、
逆に今僕が介入してしまうと、やっぱり低単価でされている職人さんと同じ単価で僕も頑張らなきゃいけないというのがあって、やっぱりお互いに良いことが起きづらいという現状があって、
やっぱりその時代の転換期みたいなのがもう少し適当な時期が来た時に、僕はそういうところにお仕事させてもらおうかなと思っています。
なるほど。だからこっちから頼むとしたら、こういうカンナが欲しいという漠然なとこから、ちょっと代打たないといけないねっていうことから、イベントで軟禁だったり小ガンナだったり売るみたいなっていうことなんですかね。
そうですね。あとはもう本当にフルオーダーみたいなカンナもしていますので。
フルオーダーってどうなんですか?
例えば軟禁ガンナ、僕ベースで在庫しているのって、一般的なこういう鋼の刃が付いてますよ、でもう杉田さんところみたいにまっすぐ、何も台も触ってなければ、柄も削ってない、刃が刺さっているだけのブランク台っていうタイプと、
うちの形で削り出した軟禁の形、真鍮目とかは何もないですね。本当に無垢の台っていう2種類だけなんですよ、基本は。
ただそれでRをこれぐらいで欲しいんですとか、例えばグリッとこう回す、栗子刀みたいに使いたいっていうような作業で、もう20Rとか18Rにして欲しい。
めちゃめちゃRですね。
そうなんですよ。めちゃくちゃなRで作って欲しいとかでもお答えすることがあるので。
そんなってことで今度は刃口が無垢では持たないので、そこを手前だけ真鍮入れて欲しいとか、両真鍮入れて欲しいとか、そういうのをさせてもらったりとか、
その人が使う目的っていうのは明確であれば明確であるほどそれに合った道具をもう完全にこっちで作るというようなこともしてます。
えーなんかすごいですね。いろんなこれを主体に答えてくれる。
そうですね。基本的に作り手さんで今もう使いたい道具がみんな違う時代なので、ただその道具っていうのに対しても全然情報がないのも事実なので、そこをサポートしたりとか、
僕がちょっとね後ろから背中を押せるようなフォトマップできるようなお手伝いできればと思っていろんなことをしてますね。
主な連絡口としてはインスタが割と主ですか?
そうですね。ご連絡普通に僕が名刺を渡しした方とかだったら電話でもGメールとかでも全然問題ないんですけど、なぜか今はインスタに集中してる感じですね。
なんかさっき聞いたら海外の人とかもだいたいインスタで連絡が来てご注文されるという話だったので、一般の方はインスタが一番やり取りしやすい。
何か山本さんにリクエストがあればということで、結構聞きたいこともまだまだあるんですけども、これからあげまつに台打ちに行かなきゃいけないということで、あげまつ寄生に。
神口くんの母校ですよね。だから学生さんたちがもちろん見るんですよね。
そうですね。学生さんが見たいっていうことでお聞きしているのと、あげまつのOBの方もちょくちょく集合するみたいな。
そりゃそうですよ。
神口 もうこの日を待っていたかと言わんばかりに、僕の知り合いのOBの人とかあげまつに行くって言ってました。
行っちゃうよね。
神口 行っちゃいますそれは。
行っちゃうよね。
神口 で注文するって言ってました。
注文すると。じゃあすごいですね。ちょっとここで拘束しておくわけにいかないので。
神口 そうなんですよね。お城があるので予定が。
すみません。本日は神田駅編の山本さんにお越しいただきました。本日は本当にありがとうございました。
神口 ありがとうございました。
ありがとうございました。
神田 真の木工科ラジオ、ここまでお聞きいただきましてありがとうございます。
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