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2024-08-01 11:05

トーク198 [上達論] 為末さんの話 from Radiotalk

元陸上選手、為末んの話

適応と馴化(じゅんか)

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えーっとですね、今日は8月の1日です。
今日は、上達論というお話をしてみたいと思います。
元陸上選手の為末さんの話をちょっとしてみたいと思いますが、
ちょっとその前にお話ししましょうか。
世の中にはですね、そそっかしい人がおりまして、
旦那がですね、デッチさんにね、声をかけます。
おい、佐田口、ちょっと郵便局まで行ってきてもらいたいんだが。
えー佐田口は急いできます。
へいへいへい、わかりました。旦那さんは行ってきます。
行ってきますよ。
おいおいおいおい、行っちゃったよ。
あいつ、用も聞かないで。何しに行くつもりなんだよ。
うーんと、参ったね。
あ、帰ってきた帰ってきた。
へい、行ってきました。
何言ってんだ。
私はお前に郵便局に行って、切手を買ってきて欲しかったんだよ。
なんだ。それなら、今行ったついでがあったのに。
ちゃんちゃん。
いやー、なかなか、なかなか。
これはね、本当のプロの落語家さんとかがね、話せばうまく話せると思うな。
ちょっと練習。
だからね、ちょっと旦那、佐田口、旦那って言うんじゃダメかもしれないな。
郵便局まで切手買いに行く。
シチュエーションはちょっと変えてもいいかもしれないね。
ちょっとコンビニ行ってきて欲しいんだけどね、みたいな感じで。
はい、えーとですね。
ということですね。
本題に入りたいと思います。
今日は、えーと。
上達論ということで、
陸上選手、元陸上選手のため末第3の書かれてたところをちょっと引用してみたいと思います。
ちょっと読みますね。
トレーニングの質は二つの要素に決まっている。
要素によって決まっている。
適応と潤化だ。
人間の体は同じトレーニングで刺激を加えると、それに対して適応する性質を持っている。
腕立て伏せを続ければ腕の筋肉が太くなり回数をより多く行えるようになるのはそのためだ。
部位だけではなく刺激の方向性も同じで、長く走れば長く走れるようになり、力強く使えば力が強くなる。
ところが適応していくと徐々に反応が鈍くなる。
同じ刺激を続けていけば体がそれに慣れてしまい、あまり変化が起きなくなるのだ。
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それが潤化である。
それは進みすぎた適応が引き起こしている。
潤化が起きれば違う種のトレーニングを行う方が効果が大きくなる。
仮にそのトレーニングが本来の競技特性とは違っていてもその方が良い。
長距離走者に潤化が起これば短距離走者のようにダッシュをした方が刺激が大きくなるのだ。
言ってみれば、慣れた正しいトレーニングより慣れていないトレーニングの方が効果が高いということだ。
だからアスリートはある頂点を目指しながらそこに向けてまっしぐらではなくジグザグに進んでいく。
山登りで言えば山頂を目指しながらも右の方向に進んでいき、大きく触れた後は左に舵を切り直して進んでいく。
まっすぐ頂点に向かえばトレーニングがワンパターン化し成長が止まってしまうからだ。
これは大変良いお話で。
トレーニングの世界ではある程度の常識なんでしょうね。
人は適応するんですよ。
ところが適応が進みすぎるとそこで成長が止まるという話ですね。
腕立て伏せをやっていれば腕が太くなるわけですよ。
ところがずっとやっていたらどうなるかというとある程度のところで止まってしまう。
そういう時は違ったトレーニングをしましょう。
たとえば上達、僕たち今このラジオトーカーを聴いているような方は歩けてますよね。
ところが子供の頃、赤ちゃんから大きくなって歩き出した頃ってしょっちゅう転んでたと思うんですよね。
でもある時から転ばなくて歩けるようになりましたよね。
ところが歩き方が上手くなったかと言われたら
君歩き方上手だねって言われたことないと思うんですよね。
そこで慣れてしまったんでしょうね。
歩き方だとさらに上達しようと思ったら長距離歩くとか速く歩くとか色々あると思うんですけど
普通に歩く分には慣れてきて、そこで成長が止まってしまって、そこから歩き方が上手くはならないですよね。
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トレーニングもそうで、まずは毎日ちゃんと練習することは大事ですね。
毎日ちゃんと練習するとあるところで成長がストップします。
そしたら別の色々な練習をやってみると。
これはノウハウコレクターとは違いますよ。
色々なことをやって、どれもダメじゃダメ、これやってこれやってこれやって、結局どれも身についてないんじゃなくて
一つのことをちょっとやってみる。
ある程度適応してきたな、そろそろ潤化してきたなと思ったら違うことをやる。
そういうことですよ。
次から次へ新しいことをやるんじゃなくて、適応してきたということはそれだけ上達するということですかね。
できたら別のことをする。
なるほどなと思ったのはですね、慣れた正しいトレーニングより、慣れていないトレーニングの方が効果が高い。
慣れたことをやってしまうんですよ。
毎日のルーティンって慣れたこと。
それはやっていいと思うんですよ。
スポーツ選手はやる前に準備体操、ストレッチしたりするじゃないですか。
ストレッチしてグラウンド走ったり体を温めたりしますよね。
それはしていいんですよ。
ただ常に新しい、慣れていないことも増やしていかないといけないのかなと思いました。
僕もいろいろ上達したいことはあるんですけどね。
おしゃべりも上達したいことだなと思って。
いろいろテーマを決めてね。
時事ネタとかテーマを決めてパッと話すようにしてみたりして。
落語の練習をしてみたりですね。
おしゃべりが上手になったらいいなと思って。
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あと楽器も練習したりしてます。
いろんな楽器を練習するようにしています。
まずは必ず適応します。
適応するまでやることは大事だと思うんですよ。
腕立て伏せ、腕立て伏せ、腕立て伏せ。
1日やったから腕は太くならない。
2日やったから腕は太くならない。
これを1つぐらい続けたら腕は太くなっていくわけですよ。
成長が止まってきたなと思ったら他のこともやってみると。
適応と循環。循環、慣れですね。
必ず人って適応していきますから。
適応しすぎ。
適応っていうのは上達ですよね。
必ず適応する。
でもある程度いったら適応が慣れに変わってくる。
この見極めですよね。
この見極めをつけて、ちょっと慣れてきたなと思ったら
ちょっと変わったトレーニングをしていくようにしたらいいんではないでしょうか。
今日は上達論という話をしました。
こんなことを話している間に
もうちょっと自分も色々と練習していかないといけないなと思いました。
失礼します。
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