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はい、シェアする落語のshikeです。
前回の続きでございますね。12月24日、
木馬亭ですね。で、 立川吉祥さんの新市計画04になるのかな。
に伺ってまいりました。昼の立川流が好きの流れでございますね。 同じ会場でやるということで、この新市計画、今回の新市計画は
NHK新人落語大賞を受賞した記念の会ということで急遽開催されました。 もうお客さんはぎっちり満員でございました。
すごいね。で、開校一番から吉祥さんが出てきて、NHK新人落語大賞を取ったことに関する様々なエピソードと、
面白いですね。いろいろと語った後に、名石無。
名石無夢。名石無。これは、今夏のカモ
先生ですね。 立川俊吾時代に書かれた
新作落語です。久しぶりに聞きましたけど、やっぱり面白いのと、やっぱり吉祥さんが明らかに、やっぱりこういうしばらく聞かなかったネタを書けてきた時に、改めて
技量を上げられているということが、本当によくわかるなぁという。 技量を上げられている、腕を上げられているというのは間違いないんですけど、
よりその表現がアグレッシブになってきているというか、
リミッターを前より外している感じですよね。 だから、
テンポが心地よいし、
受ける、 受けるセリフの
押し出しが強くなっているんですね。
これがね、いい感じでございましたね。
そこでですね、 次がなんとシークレットゲストです。
これが、NHK新人落語大賞の予選の時に同じブロックで、
吉祥さんの次に上がって、吉祥さんがプルプルをかけて審査員合体爆笑をしていたと。
その後に上がったけど、私は吉祥兄さんほど受けませんでした。
吉祥兄さんすごいですよと。優勝しますよと。 優勝しますよっていうふうに言ったんで、
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吉祥さんが、じゃあわかった。俺が優勝したらお前に10万円やるっていうふうに言ったらしいですよね。
本当に優勝しちゃったというですね。
3位予定、落語さん。 後楽師賞のお弟子さんですね。
シークレットゲストで上がって場内大歓声ですね。 やっぱりね、その辺のこの
吉祥さんから語られる予選の様子と、落語さんから語られる予選の様子のね、この両側から見てる感じがまたすごい面白くて、
聞きちゃいましたね。何が一番面白かったかというと、
11月23日に放送されたNHKの新人落語大賞の本選のテレビを有間記念を見るように見ていたっていうのがね、
非常に面白かったですね。 コーザーはですね、ネタの方は
しの字嫌い。 落語さん久しぶりに聞きましたけど、やっぱりこの方もね、
じわじわと上手くなってらっしゃるなという感じがありまして、製造が変な踊りを踊るのもね、なかなか僕は好きですよ。
いいと思います。 で、コーザーを終えられて、
立ち上がったところに吉祥さんが登場して、10万円授与するというですね。
いいシーンですね。 こういうことをちゃんとやっちゃうのが、縦川吉祥さんということですね。
いいシーンでした。 で、ここで中入り。
幕が開いたらですね、なんともう一方 シークレットゲストが
玉川大福さんですよ。 創造Cの名優、もちろん玉川美禰子師匠も一緒です。
いやー、楽しいですよね。大福さんずっとね、ちょっと聞きたくて、
なんかないかなというふうに思ってたんです。 本当にね、ここで大福さんが聞けるのは幸せ。
でね、もう枕というか、
吉祥さんがもうこれだけブレイクしてるんで、
コーザーで叫んでいたのが、「創造Cを見せないでくれー!」っていうですね。
面白いですよね。
縦川吉祥と
創造Cでいいから!僕らスーパーモンキーズでいいから!って、これ笑わずにいられますか?
いやーもうね、最高でございます。 やっぱり僕は、吉祥さんじゃない、ごめんなさい。
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大福さんの新作爆笑狼曲が大好きで、 今回のネタもですね、
本当に面白いんですよね。 北海道の珍しいサウナに行くという話なんですが、
サウナに入った話はほとんど出てこないというですね。
北海道に行けるのか、行けないのか、行けるのか、行けないのか、行けるのか、行けないのかっていう話が延々繰り返されるというですね。
もうあれかな?今年はもう来年以降やらないっていうからネタ割ってもいいのかな? ちょっとだけネタ割りますけど。
北海道のあるところで、フラノカで開かれるはずだった落語会が中止になって、
本当はその落語会のついでにある有名なサウナに行こうとしていたんだけど、行けなくなっちゃったと。
行けなくなっちゃったけども、なんかこの航空券は使ってもいいらしいと。
航空券は使っていいらしいけども、やっぱり使わない方がいいのかな?とかそういう話ですよ。
そういう話が延々、これは行けるのか、行けないのか、行けるのか、行けないのかっていうのがですね、
ぐらぐら続いて、要はほぼ電話のやり取りと家族との会話しかないんですよね。すごくちっちゃいんですよ。
このちっちゃいところでギッチリ笑いを突っ込んでくるというのが、もう地べたの2人から始まっている大福さんの新作老曲の面白さですよ。
ここに峯越将の力強い太座王の三味線がガガガッと入ってくるというのがもうたまらんですね。
ここで城内大爆笑のうちに逆らって、そこに岸尾さんが出てきて、自分が優勝できた理由として、
創造主義で4人でやってきたということが、もう5年なのかな?大きいんじゃないかと。
大福さんがこんだけ笑いを取って受けに受けて、その後に出て行って落語をやらなきゃいけないことが自分を鍛えたというようなことをおっしゃってましたね。
そこで最後にかけられたネタは、NHK新人落語大賞を受賞したネタ、プルプルと同じ時期にできたネタということで、ここにおぼうでいいのかな?
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これは確か、渋楽で賞を取られた時のネタじゃないかな? 正直ね、僕ね、渋楽のポッドキャストで聞いたことがあって、そんなにピンときてなかったんですよね。
なるほど、こういう話か、みたいな感じだったんですけども。 今日生で聞いたら面白かったですね。
ちょっと思ったのは、フィクションってご都合主義っていうのがあって、例えば、主人公の撃ったピストルは当たるけども、敵が撃ったピストルは主人公に当たらないみたいな、そういうのってあるじゃないですか。
この話は、先導王に対して、3人からなる旅人たちがお願いをするんですが、このお願いがどんどん複雑になっていって、
それをある意味、場合分けをして算数的に、こういうふうに船を使えば全員向こう岸に渡すことができるなっていうのを解いていっては、また要求がエスカレートしていくっていう話なんですけど、
この要求のエスカレートの仕方が、どう考えてもご都合主義なんですよね。一般的なフィクションですよ。
ただ、そのご都合主義が、主人公に対して困難を次から次へと与えていると。
だって、その要求っていうのは、旅人、女性なんですけども、女の人から出てくる、こういうふうに船で渡りたいという要求というのは、もう最初から自明なんですよ。
最初から身にはわかるぐらいの話なんですよ。それが1個ずつ出てくるんですよね。
だから、これは明らかにフィクションの嘘であり、フィクションだから嘘でいいんですけど、ご都合主義なんですよ。
ただ、そのご都合主義が、話をすんなり進めていくためではなくて、主人公である船頭を苦しめるために機能するっていうのがすごく面白くて、
また、ここでリズムがすごくいいんですよね。
もう明らかに、乗っている人のリズムだなっていう、やっぱり新人楽護大賞を取ったっていうことは、キッションさんにとっての自信につながっていて、こういう講座になっているのかもしれない。
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それは、前の講座を聞いて、聞き比べたわけじゃないからなんとも言えないけども、
ただ、ノリに乗って楽しそうにこんな変な話をやっているキッションさんがいいですよね。
それは、NHK新人楽護大賞の時も、プルプルをものすごく緊張されるところですよ。
緊張されながらも、やっぱりどこか楽しくやっているっていうのが伝わってきて、50点満点の受賞につながったっていうところがあると思うので、いい上昇気流でキッションさんが来ていると思います。
前回の新市計画の浜野も素晴らしかったですけど、今回のこの2席もですね、実に充実した感じで、
また、全体のこのシークレットゲストを2つ入れるっていうね、2本入れるこの構成も素晴らしいですよね。
キッションさんね、やっぱ来年も縦代わりを若いところから、孫弟世代から引っ張っていただけるんじゃないかなというふうに思います。
さっきの回でも言いましたが、来年の縦代わりはね、結構面白くなると思いますよ。
ご注目いただきたいなというふうに思います。 ということで、シェアスルダクコの市計でした。ではまた!