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2022-08-17 07:46

【第34回】立川談四楼独演会22/08/15

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前座3人奮闘し、談四楼師はさすがの名人芸。
ゲストの漫才アップダウンは演劇と歌を交えた圧巻のパフォーマンス。
今年も凄い一夜でした。
恒例『一回こっくり』滲みます。
師匠の新刊も購入。

#落語
#立川談四楼
#アップダウン

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はい、シェアする落語のshikeです。 本日2件目の落語回は、私がしょっちゅう通わせていただいております、
たてかわ断志郎独演会でございます。 断志郎師匠の独演会は、偶数月の15日ですので、必ず毎年8月15日なんですね。
昨年は断志郎師匠がお芝居にご出演されるということで開催されなかったんですが、
もう何年前からなりますかね、僕は8月15日になると必ず断志郎師匠の独演会に伺うというのがもう恒例になっております。
断志郎師匠の独演会というのは、前座でですね、断志郎師匠とか白駒師匠とか、いろんな方がですね、若い頃馬鹿像を踏んだことでも有名なんですが、今回も前座が3人も出るということで、
まず最初のですね、前座さんが、たてかわののいちさん、これはたてかわしらの師匠の女性なんですけれども、びっくりしました。
うわーすごいです、この人。4月に楽屋入りしたらしいんですが、コホメをね、歌いくちょうで流れるようなメロディアスな落語をやってましたね。
いやーすごい人が前座に来ちゃったもんでございます。これはね、ちょっと今後注目です。
で、お二人目がたてかわはんしろうさん。高校と、こちらも良かったですね。まだちょっと体に入ってないところがあって、つっかかってましたけども、キャラクターの設定というかね、造形なんかはとっても良いというふうに思います。
そして3席目がですね、たてかわなわしろうさん。相方ね、ちょっと声がちっちゃいのが残念ではあるんですが、なんと初音の包み、コンポンですね、をやってました。
やっぱりちょっとね、現代的というか、ムードがあって、テンポがすごく綺麗になっていて、これはこれでなかなかいいなというふうに思いました。
もっとお殿様がお殿様っぽい方がいいかなっていう、その人物の部分でもうちょいっていうところはありますが、それはやってるうちになんとかなりそうな気もするので、今後に期待したいところでございます。
で、たてかわなわしろう師匠1席目は、鷹谷。鷹谷初めてかな?昔聞いたかな?ちょっと覚えてないんですけども、やっぱりこの地話を語るなわしろう師匠の地形の強さっていうのはとんでもないですね。
なわしろう師匠が語ると面白いことは当然面白いんですけど、面白くないことも面白く聞こえてしまう、笑いが取れてしまうというあたりがやっぱりすごいなというところです。
鷹谷はたてかわ理由の方でしたが、これは僕はどっちでもいいというふうに思っています。それよりも、やはりその男子師匠が言ってた、この群衆の無責というところがきっちり表現されているということの方がこの話としては大事かなというふうに思いましたけども、
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やっぱり地話なんで、ちゃんと笑いをちょいちょい入れてくるギャグによって取っていくっていうところの地形の強さ。やっぱりこれあたりはもうベテランの味だなというところで大笑いさせていただきました。
中入りを挟んでゲストなんですけども、僕はこの方々を全く知らなかったんですが、アップダウンという漫才コンビ、吉本所属です。M-1の準決勝に何回も行っていて、キングオブコントの準決勝にも何回も行っているという実力派で、新宿の吉本るみめに出てらっしゃるんだそうです。
今日初めて聞いたんですけど、吉本6000人ぐらい芸人がいるってのは知ってました。だけど、新宿るみめのルミネザー吉本でしたっけ?に出られるのって、その中の上位100ぐらいなんですよ。彼らは出ているというところで、もう売れっ子っていう、テレビそんなに出てないかもしれないけど、売れっ子の次の準売れっ子ぐらいの方々で、漫才はめちゃくちゃ面白かったです。
あんまり尖った漫才ではなくて、オールマイティーにウケる。で、上手い。上手いです。とても上手いです。普通に寄せにも出られるし、吉本の集まってくる若いお客さんも沸かせることができるっていう漫才なんですが、この方々が画期的なのは、漫才を最初と最後にやって、その間に入れてくるのが衝撃状的な二人芝居なんですね。
この二人芝居の題材が長崎の原爆です。あまり詳しくは語りませんが、やはりかなりヘビーな筋です。だからその部分だけ、非常に衝撃状っぽいかつ非常にメッセージ性の強い演劇になるんです。
しかも、歌も入ってきて、その歌がめちゃくちゃ上手い。シンガーソングライダーとして活躍されてるらしいんですね。岩崎ひろみさんに曲を提供されてるなって話も聞きました。この歌もめちゃくちゃ上手くて、またメッセージ性がある。そういう題材を漫才で挟む。その漫才がしっかり面白いという、これはちょっとすごいスタイルだなというふうに思いました。
また、この人たちは笑わせる漫才だけでも一回見てみたいと思いますし、たぶんもっと長尺な単独ライブなんかも見てみたい。いろんな芸人さんがいるなというふうに思いました。全然知りませんでしたね。不勉強でした。
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で、鳥は男子同志賞の一回こっくり。これは男子同志賞自作の、いわゆる偽古典の傑作でございます。これもずいぶん前から、夏になると男子同志賞の一回こっくりを聞くというのが、僕の中での一つの恒例になっていましたが、男子同志賞はこの話をかけるたんびに話を進化させています。
リライトにリライトを重ねて、もう筋は全然変わってないんですけども、細かいところを綺麗に直していくんですね。だから3年くらい前からガラッと雰囲気を変えた部分があって、そこがすごく僕は気に入ったんですね。
で、その後、もうこれでスタイルとして固まったんじゃないかなと思ったんですけど、また話が進化していました。古典落語に出てこないある自然現象と、子供を失った夫婦の再生の物語と言ったらいいんでしょうか。
とにかく一回聞いてみていただきたいなというふうに思います。今年もまた泣かせていただきました。ということで、男子同志賞独演会は、ぐーすーずき15日、北沢八幡の三周年で行われておりますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。ではまた。シェアスルドラゴンのしけでした。
ありがとうございました。
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