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2022-08-12 08:54

【第32回】わん丈牡丹燈籠22/08/07

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#落語
#三遊亭わん丈
#わん丈牡丹燈籠

長編連続物『牡丹燈籠』を一気に語り切る、斬新なアプローチに拍手!
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はい、シェアする落語のshikeです。
今日、8月7日日曜日、高田のババ、ババンバで、三友邸ワンジョーさんのボタン道路投資講演を聴いてまいりました。
ボタン道路を全部やるなんていうのはすごいですよ。
だって延長だって多分やってないですよ。 だってそれは毎日毎日続きもの続きものとしてやってたわけですから。
これをまず一気に全部やろうという、まあそういうことをやったら効果も多分いるんだと思いますけど、
ワンジョーさんがこれにチャレンジしたということの意義はめちゃくちゃあるなと思います。
で、僕はその延長のボタン道路、多分岩波文庫とかに入っていると思いますけど、今青空文庫でも読めるのかな?
読んだことないんですよ。ただ、お札剥がしとか栗橋塾とか、部分部分で聞いてきたわけです。
で、例えばお札剥がしをやりますと、例えば段春賞、縦川段春賞とか、屋根木屋京太郎賞とか、三遊天吉賞とか。
今日はお札剥がしっていうふうにやるとですね、その一石の中できっちりとクライマックスを作っていくわけですね。
それは当たり前ですよね。一石を価値あるものにしていくというところです。
で、バンジョーさんが今回どういうことをしたかというと、ボタン道路を全22から、ちょっとここは概念っぽいというか、全体の筋とちょっと離れてるなという2つぐらいを外して、
で、ボタン道路というのは今回僕は初めて知りましたけども、
2つの話が交互に進行していくと。
だから奇数の話と偶数の話は別々の話として進行して、それが一つにまとまって最後大団円を迎えるという、そういう構造だったわけですね。
なのでその奇数のラインと偶数のラインをまとめて、全体をちらしては3部構成になってましたけど、4部構成になってました。
で、一番最初に皆さんよく馴染みのある、とっても怪談らしいカランコロンですね。
お札剥がしから、そこから展開される栗橋塾までを一つの塊として捉えて、話を仕立て上げて、そこから発端にグイッと戻るんですね。
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だから前半が怪談仕立て、後半が、実は怪談ボタン道路とやれてますけども、ボタン道路のメインになっているのはあだ打ちなんですよね。
あだ打ちのストーリーを飾っていく。この2つの話が見事なまでに合流して、結末を迎えるというところ。
この再構成の仕方が、僕は何を連想したかというと、今年大ヒットした映画、シン・ウルトラマンです。
シン・ウルトラマンは元々ウルトラマンの放送、1966年全39話かな。39話分の話を1日で放送するのは大変じゃないですか。
それを構成し直して、新たな独自解釈を加えてできたのがシン・ウルトラマンだとすれば、
ワンジョーさんの今回のボタン道路は、僕はシン・ボタン道路だと思いました。
一気に聴いてもらうという、全体で3時間ちょっとあったわけですけど、
一気に聴いてもらうという時に、お客さん側にこの3時間をどう聴いてもらうかというペース配分であるとか、
途中どういうダレ場を入れる、ギャグを入れるという計算が、ものすごくお客さんの立場に立っているというのが、非常にワンジョーさんらしくて。
終演後に広瀬和夫先生がお見えになっていて、ちょっと解説をしていただいたんですけども、
ワンジョーさんのボタン道路は原作に忠実だというんですね。原作を読んでいない僕もなんとなくそれをわかるんですよ。
原作に忠実で、独自の解釈をあまり入れないけども、はしばしにギャグを挟んだり、
ちょっと時間の都合でこの人には外れてもらうっていうのを混ぜながら、そして極端なクライマックスをそれほど作らない。
なぜなら、それやると客疲れちゃうから。だからお札剥がしだけやるんだったら、お札剥がしのクライマックスってのは必ずあるわけですけども、
そこをあんまり、その客の感情を上に引っ張り上げないで、全体3時間で、ボタン道路っていうこういう面白い落語があるんですよっていうのを語り切る。
06:12
ここに僕はワンジョーさんの落語家としての行事とサービス精神を感じました。
というか、普通落語なんてね、10分15分で一石っていうところを途中休憩を浅見ながら呼ぶ構成で、
3時間語り切った、そして面白かったということを本当に心から評価するというか尊敬するというか。
まだまだ、たぶん磨けるところがある、改善できるところがあるところが、2つ目のチャレンジとして僕は極上のものだというふうに感じました。
ワンジョーさんは、スタジオ4かな、もう多分売り切れてると思いますけども、何度かこのボタン道路投資公演というのをこの夏に実施されています。
これ自体ね、来年あたりどこか大きなホールでやりませんかみたいな話も今日は出ていましたけども、それはそれで楽しみではあるんですけど、
やっぱり落語家さんゆうていワンジョーが自分をどう育てていくかっていうことにすごくチャレンジをしているっていうことですよね。
そこに僕はすごく興味関心をそそられるというか、やっぱワンジョーさん、相変わらずチャレンジしてるなっていうことを、そこにすごく喜びを感じるというか、嬉しくなっちゃいますよね。
一言で言うと、面白いボタン道路だったし、ワンジョーさんのナイストライを心から尊敬し楽しめましたよというふうに言いたいと言ったところでございます。
この後のボタン道路の公演、売り切れだと思いますけども、予約取ってる方は結構ラッキーです。
ということで、長くなりましたけども、ボタン道路とっても良かったです。シェアする落語のしけでした。ではまた。
08:54

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