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2024-05-05 09:02

【展覧会】柳家一琴 切り絵展示『切って候』24/5/4

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#柳家一琴
#アート
#切り絵

古典落語の名手・柳家一琴師匠による切り絵。素晴らしいアートでした。

『二次元の彫刻』でした。
国立ギャラリービブリオで5/6まで。
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はい、シェアする落語の四家です。連休中の番外編ということで、いつも落語会の感想を喋っているんですが、落語関連のイベントですね。
柳家一琴師匠の切り絵の展示会っていうのかな、なんていうんでしょう、画廊でね、作品を展示するというやつですよ。
切って候、国立ギャラリービブリオというところに行ってまいりました。正直ね、うちから国立って結構遠いの。でもね、一琴師匠のネットでね、一琴師匠のやっているツイキャスでよく見せていただいてたんです。
作品がちょっとあまりにも素晴らしいので、これ生で見たいなと思って、やっぱりこういうの生で見ないとわかんないんですよ。行ってまいりました。ギャラリービブリオというのはですね、国立の駅からすごく近いところにある、当時は無断だった建築って感じなのかな。
今は結構ね、昔作ったんだなっていう感じの民家ですよね。民家の和室を2つぶち抜いてギャラリーにしている感じ。
そこにですね、一琴師匠がこの間制作された切り絵が何点かな。壁面がそんなに広くないですから、そこに展示するのはちょっと限界があるわけですが、他の作品についてはファイルでね、ファイルをめくって見れるようになっていて。
そういう意味ではものすごい点数なんですけど、これ一琴師匠でも1年か1年半くらいかな。初めてから1年か1年半くらいしか経ってないっていう話だったと思うんですけど。
まあ素晴らしいですよ。美術的なものの素晴らしさはね、口で喋るっていうのはほぼ無理なんですけど、この切り絵というですね、アートは元のこの一琴師匠の切り絵の場合、元の写真っていうかね、があったりするわけですよ。
で、それを白と黒の2つの階調だけで表す。しかも紙を切るということは、切った両端が、両端っていうかね、片っぽだけでもう繋がってないといけないんですね。
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だからここに2つの難関があるわけです。1つは白と黒しか使えないということですね。
もう1つは、例えば古今亭志ん生の顔みたいに、ある程度シワがあると。
で、シワを作ることと、そのシワ以外のところを切り落として、シワで紙を繋ぐことができるんですよ。
ところが、桂枝雀師匠ってツルッとした顔をしてるじゃないですか。
ツルッとした顔をしてるっていうことは、そこ全部切り抜いて白で表すわけですね。
で、黒い部分がほぼないっていう状態で、じゃあ目を、鼻をどう造形していくかっていうところですね。
これ要するに、どこを切ってどこを残すっていう選択がものすごい難しい。
その選択が見事なもので、本当に見事なんですよね。
本当に見事なので、これはもうアートでしょ。間違いなくアートです。
元があろうが何しようがアートです。
仏像であるとか、ミュージシャンであるとか、昔のお笑いタレントであるとか、やっぱりもちろん一番目が行っちゃうのは落語家ですよね。
昔の名人であるとか、こういったところを見事なまでに切って、またそんなに時間かけないらしいんですよね。
どうなっているんでしょうね。とてつもない集中力と手先の器用さ、すごい。
やっぱりどこを切ってどこを残すか、そしてそれによってどうやって全体を構成するかっていうのは、やっぱり明らかに古典落語なんですよ。
落語ってすごいミニマルな芸能ですから、自分と手拭いと扇子ぐらいしかないわけですからね。
上半身しか使えないしね。
そういうミニマルなところが、どこを削ることによって、見るものの想像力を刺激して一層のコンテンツになり得るかっていう、コンテンツがアートだな、アートとなり得るかっていうようなところが、非常に古典落語と通じるって。
御本人は後付けというかね、言葉によって言われてるんですけど、
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これはね、後付けじゃないです。無意識ですね。
僕はね、ここはちょっと自慢しますけど、僕はこの一琴師匠の切り絵にキャッチフレーズを作りました。
『二次元の彫刻』です。
通常、彫刻ってのは3次元なわけですよ。
ですが、一琴師匠は紙をカッターで切り刻むことによる造形をされているわけ。
これはね、二次元の彫刻だというふうに思います。
非常にね、この素晴らしい光と影を、その紙を切る、つまり白と黒だけで削り落としていくという、
白と黒だけに絞ることによって、2階調ですよ。モノクロじゃないですよ。2階調です。
白と黒だけに絞ることによって、アイデアが出てくるわけですよ。
この2階調をね、2次元の彫刻だというふうに思います。
これね、本当にね、申し訳ないんですけど、
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これね、本当に申し訳ない。本当はもっと早くいけばよかったんだ。
でも、行ったのは5月3日で、今日5月4日なんですけど、
幸運にも、5月5日あるいは6日の午前中ぐらいに聞いた方、
5月6日もやってます。
ちょっと何時までだか調べないで申し訳ないんですけど、ちょっと調べてください。
国立のギャラリー・ビブリオです。柳家一琴・切って候。まああれだけのものをつくれたら、またやるでしょう。
素晴らしいなっていうふうに思いましたし、
なんかこういうことをやるっていうのも、
一つ落語家のアプローチとして、
ありなんだろう、ああいう仕事も、
ああいう制作の仕事も、
何らかの形で、やっぱり一琴師匠のね、
もともと一琴師匠っていうのは柳家のもう、
名人芸の落語家さんだと僕は思ってますけども、
の芸人にまたなんかフィードバックされてくるんじゃないかなっていう、
そこに楽しみもあります。
やっぱり一琴師匠というのは、
一つ落語家のアプローチとして、
柳家一琴師匠の『切って候』切り絵の展覧会っていうのかな、
すいません、ちょっと言い方がわかんないんですけど、
とても楽しませていただきました。ありがとうございました。
ということで、シェアする落語の四家でした。
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ではまた。
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