落語会の模様
はい、シェアする落語のshikeです。
3月31日金曜日、お江戸に本場して、すんしのたてかわりゅう第2回ゲストたてかわりゅうし行って参りました。
前座は、たてかわはんしろうさん、ごんべだぬき。
ごんべだぬきは、はんしろうさんに絶対合ってる話ではありますが、まだちょっとこなれてなかったかな。もうちょっと稽古すると良くなると思います。
しゅうやくたてかわすんしさんが、1世紀目サメ公爵、もうパーフェクトでございますね。
公爵の部分の面白さも、繰り返し出てくるあたりの面白さも当然あります。
そこに持っていくまでの船の中の人たちの描写が素晴らしいですね。公爵氏の落ち着きっぷりもまた良いなという感じがしますね。
そして最後のサメたちが可愛い。あれがなんでサメなのかってのは相変わらず謎ですが、サメだって言われちゃうとサメかなって思ってしまうというですね。
サメ公爵、たてかわ流ではよくかかるネタですし、聞く方の教養を問われるところがあったりするわけなんですが、
かまぼこ屋とサメの関係なんて知らない人もいるんじゃないかね。それはあるんですけども、それはともかく大変楽しい劇でございました。
そしてゲスト、たてかわ流氏師匠。流氏師匠はね、久しぶりに聞きましたけどやっぱり素晴らしいですね。
なんか口開いて喋っちゃうと全部面白いっていう、もうそういう意気に達してますね、流氏師匠は。
すんし君はもうしっかり勉強して話もできてるんで、とっとと親打ちになるべきだという、もう皆様そう思っていることをおっしゃってました。
そこからの動物絡みの小話で枕を繋いで、どっち持って行くのかなと思ったんですよ。野晒しでした。
縦代わりの重鎮の話
すんしさんはね、義眼を予想していたみたいなんですけど、義眼をよくかけられるんで、これがね、野晒し。
よかったですね。
家元の家元たてかわ男子の、昭和40年代と60過ぎぐらいの方しか知りませんが、それに比べるとかなりシンプルで、ひょっとすると若い頃の家元はこの方でやってたのかなっていう感じもしますし、
歌の文句がちょっと違ったりするので、ひょっとすると家元からじゃないのかもしれないなっていうところもあるんですけども、
そんなことはともかく、入れ事、ギャグがかなりカットされているにもかかわらず、話全体が面白く作られているっていうのが素晴らしいですね。さすがの劉師匠です。
仲入りを挟んでお二人の対談なんですけども、縦代りで何だというタイトルがついてますが、昔の寄せ野楽屋と今の寄せ野楽屋みたいな話で、昔と今が違うのか、楽護協会と芸協。
芸協に最近、杉さんもつい最近、正福廷武功師匠の芝居で杉浩亭に二日間入ったということで、その違いなのかが微妙っちゃ微妙なんですけども、やっぱり昭和の名人が楽屋にいた頃っていうのは、楽屋は静かにしてないといけないところだったみたいなお話があって。
特に仙台文楽ですね。黒門町の文楽は本当に緊張する人だったみたいな、そういう楽屋の貴重な、当時の楽屋の貴重な話が聞けてですね、良かったですね。
杉さんがやっぱり一番喜んでいるのと、やっぱり時間がもうちょっと欲しいなという感じで、杉さんご自身がもっと話をしたかったなというような雰囲気がありました。
その後撮りネタが品川真珠。この日は女王だけでしたね。僕は杉さんの品川真珠の芸が好きなんですけども、女王もですね、やっぱり歌詞本屋の金像のキャラクターが幕末太陽伝の小沢翔一のような抜けてる感じよりも、
馬鹿にはされてるんだけど、本人のノリの良さみたいなところが強調されてるのがすごく好きですね。
やっぱり長いネタなんで、もうちょい短くできるかなという感じはあったんですけども、金像のキャラクターを活かしていきたいですよね。
ここからもっと、今も十分面白い、今も十分寄せ取り取れる仕上がりではありますが、もう一歩本人としてはレベルアップさせたいんだろうなというような気持ちも伝わってくるような講題でございました。
次回予告
でですね、こういう縦代わりの重鎮を前回前髪師匠、今回縦代わり有志師匠ということで、重鎮を呼んだ後に今度は慶鎮をお呼びしますということで、慶鎮とはなんと縦川越田師匠です。
さあ、トークがまとまるのかどうか、もうワクワクでございますね。ということで、スイスさんから相変わらず目が離せない私なのでございました。シェアする落語のスタンドFMではまた。