2022-04-09 13:54

鼻で歩く!鼻行類

鼻で歩く新種の哺乳類「鼻行類」についてお話しました!


底抜けに浅く歴史を語る祐介のラジオ
https://open.spotify.com/show/7wh4E7t5FPXDKcVX3Okb2w

「メガスクイド」をざっくり紹介
https://open.spotify.com/episode/71HQD2pTBX1nIaWP1mtdfC

ヒカシュー「ハイアイアイ島」
https://www.youtube.com/watch?v=lBEkBmGOcnM

デザーテッドアイランド 動物図鑑
https://semiyama.com/deserted-island-animal/

デザーテッドアイランド 飛び猿
https://semiyama.com/deserted-island-animal/#toc_id_3

デザーテッドアイランド 鼻行類
https://semiyama.com/deserted-island-animal/#toc_id_9

鼻行類の本
https://www.amazon.co.jp/%E9%BC%BB%E8%A1%8C%E9%A1%9E-%E5%B9%B3%E5%87%A1%E7%A4%BE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B1/dp/4582762891


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00:03
皆さん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、鼻で歩くという進化を遂げた哺乳類、鼻行類についてご紹介したいと思います。
本題に入る前に、ちょっとお知らせしたいんですけども、
最近、僕の弟が、ポッドキャストの番組を始めまして、
それについて、ちょっとご紹介したいと思います。
番組は、底抜けに浅く歴史を語るゆうすけのラジオという番組で、コンセプトもパーソナリティの名前も番組名に織り込み済みなんですけども、
僕の弟のゆうすけがパーソナリティを務める歴史について浅く広く語る番組です。
実は、ゆうすけはしばらく体調を崩していたんですが、徐々に回復に向かってまして、僕もそれは本当に安心しましたし嬉しかったです。
で、その回帰祝いも兼ねて、前々から準備していたポッドキャストの番組を立ち上げたということなんですね。
内容としては、歴史好きなゆうすけが歴史についてのいろんな話を広く浅く語っていくという内容で、歴史の知識があまりない方でもハードル低めに楽しめる番組になっています。
こないだ会って話した時には、いずれ古典ラジオを追い抜くと行きまいていましたね。
まあ嘘なんですけども、実際にはそういう俺が俺がという攻撃性の高い人ではないので安心してください。
で、昨日配信したばかりの第1話ではマゼランについて語っていましたね。
マゼラン回面白かったですね。意外とマゼランも苦労してたんだなぁとか
アメリカ大陸の太西洋側から太平洋に抜けるルートをマゼランが見つけるまでは誰も見つけられなかったという話もあって、意外と知らないことが多くて興味深かったです。
あとマゼラン回の終盤でこのセミラジオについても紹介してくれているんですが、
私と同じ遺伝子を持った人物がセミラジオというポッドキャストを配信しているのでよかったらそちらも聞いてみてください
という非常に謎めいた切り口で紹介されていました。
同じ遺伝子と言っても僕とゆうすけは双子でもなければ同じクローン人間生産工場で培養されていたバージョン違いとかでもないんですけども
まあ普通に兄弟なんですがなぜかそんな風に意味深な感じで紹介されていました。
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とりあえずそれは置いておいて底抜けに浅く歴史を語るゆうすけのラジオ
概要欄にリンクを貼っておきますのでよかったらチェックしてみてくださいね。 それでは本題のビコウ類言ってみたいと思います
ビコウ類は1942年にスウェーデン人の探検家エイナール氏により発見された新種の哺乳類で
1961年にはドイツ人の博物学者ハラルト・シュテンプケ氏により書かれた
ビコウ類という同名の書籍が発行されていてその本の中でビコウ類の生態について詳しく報告されました
このビコウ類南太平洋のハイアイアイ群島に生息しており 哺乳類なんですが鼻だけが異常に進化しており
足ではなく鼻を使って歩く種がいたり 他にも鼻を使って飛んだり餌を取ったり
鼻で歩く種類については逆に足が退化していたり とにかく鼻に特化した哺乳類のグループです
この非常に風変わりな興味深いビコウ類なんですが 残念ながらハイアイアイ群島の近くで行われた核実験による
地殻変動によってハイアイアイ群島全体が海の下に水没してしまい この貴重な動物群を我々が見たり研究する機会は永久に失われてしまいました
はい これ言うタイミングが難しいんですが
という体で書かれた本です フィクションでビコウ類という生物は実在しません
これってこのセミラジオでちょくちょくお話ししている 生物をざっくり紹介するラジオ
仏作というポッドキャスト番組 仏作さんでメガスクイードという生き物を紹介されてたんですが
そのメガスクイードもフューチャーイズワイルドという 生物学をベースにしたフィクション作品に登場していた動物でした
フューチャーイズワイルドは人類が滅んで数万年後 数億年後の生物をシミュレートした作品だったんですが
架空の生物の生態を描いているという意味では 近いカテゴリーの作品なのかなぁと思っています
メガスクイード回もすごく面白いのと 個人的にメガスクイード大好きだったりして
すごく興味深い回なので概要欄に貼っておきますので そちらもぜひチェックしてみてください
でそういった架空の生物学に基づいた本のうちの一冊なんですが
ただこのビコウ類という本が変わっているのは 鼻で歩く哺乳類というその根本的なところはフィクションなんですが
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本の題材とか文体とかが本当に大人向けの生物学の書籍のような 非常に厳密な形式で書かれていることなんですね
例えばダンボハナアルキという耳が大きくて 鼻をバネ状に折り曲げてそのバネの力と耳の羽ばたきで空を飛ぶ
ビコウ類がいるんですけども このダンボハナアルキの骨格図や非常に細かく書かれた筋肉の図
などが入っていたり一部文章を引用すると ダンボハナアルキはオトプテリクス族の唯一の種であり
その体格から他の長尾類とは容易に区別がつく この種は巨大な耳と飛行能力に関連した自戒作動筋経の分化と強化という点を除けば
その筋縁と本質的な違いはないみたいな感じで こういう非常に学術的な厳密な雰囲気の文体で構成されています
最近日本ではわけあって絶滅しましたとか 変な生き物的なゆるふわなコンセプトの生き物系の書籍を書店でよく見かけて
もちろんそういう本も楽しいと思うんですが この美好類はそういった本とは対局にある超ハードコアな生物本
ただしフィクションという感じになっています 今回の配信ではサムネイルに美好類を書きました
一部のプラットフォームだと見られないと思うんですが マンモス花歩きとオーナゾベームという美好類を書きました
どんな生き物かというとマンモス花歩きは僕が一番好きな美好類で そんなの通り全身がマンモスのようなもじゃもじゃの毛に覆われた美好類です
マンモス花歩きは美好類の中でも6尾類 歩くための花が6つあるグループに属していて
年長の雄をリーダーとする群れを作り 島に生えているキクカのマンモス花歩き人参という固有種の植物を花で引き抜いて食べています
マンモス花歩きは手足は退化していてほぼ痕跡しか残っていません 歩くための花と象のように物を掴むための花が分化しているのが特徴で
物を掴む方の花はハークビと呼ばれています もう一種オーナゾベームは日本で出版された
白品写版美好類の表紙にもなっている 美好類の代表格で4つの花で歩く4尾類に分類されています
歩行に使われなくなった足はかなり退化していますが 前足いわゆる手の方は細いながらもしっかり役割があり
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物を掴むことができます ただ餌を食べる時には柔軟に動いて物を掴める尻尾を使って器用に口に運んで食べています
サムネイルに書いた2種類の美好類について紹介させていただきましたが この他にもいろんな面白い生態を持った美好類がビジュアル付きで紹介されています
例えば僕の中で究極の美好類だなと思うのが ウズムシコビトハナアルキです
これは地中性の先祖であるモグラハナアルキから進化した美好類で モグラハナアルキは見た目的には花の大きいモグラという感じで
花の前導運動によって地中を移動するんですが 地中生活に特化する中でその子孫はどんどん手足とか花以外の部分が退化していって
最終的にウズムシコビトハナアルキではもう花だけのセンチューみたいな生き物になっちゃうんですね
でこの段階になるともはや哺乳類というより サイシチョウ類つまりプラナリアーモクに似てるねということになって
逆に美好類のウズムシコビトハナアルキからプラナリアーモクが進化したのではないか という説が出ているみたいなエピソードも描かれています
花に特化した生物の究極の姿というか 何かとんでもない概念を突きつけられたなという感じがする生き物がウズムシコビトハナアルキです
その他高い知性を持ち複雑な構造を持った花による音声コミュニケーション能力を持っていた
亡き花ムカデなどいろんな面白い美好類が本の中で紹介されています この美好類という本ハラルトシュテンプケーシによって書かれたと冒頭で言ったんですが
そのハラルトシュテンプケーシというのは実はドイツの動物学者 ゲロルフ・シュタイナーさんの別名義でハイアイアイ島の水没に巻き込まれてしまった
ハラルトシュテンプケーさんの遺行をゲロルフ・シュタイナーさんが受け継いで書籍化した という体になっています
美好類の非常に厳密な生物学の書籍としての体裁を徹底する感じ すごくドイツ人っぽいというか
厳密なことで知られるドイツ人の気質が感じられるなぁと思っています この美好類いろんなクリエイターに深い感銘を与えたようで
美好類をテーマにした楽曲や美好類が登場するテレビゲームも存在しています 例えば日本のヒカシューというバンドが1988年に発売したアルバム
人間の顔にはハイアイアイ島という曲が収録されています これはまさに美好類が住んでいたハイアイアイ島について歌った歌で
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独特の曲調がすごく苦戦になります 概要欄に貼っておくのでぜひチェックしてみてください
あと美好類が登場するゲームとしては初代プレステのデザーテッドアイランドがあります これは美好類の住んでいたハイアイアイ島と同じように
南太平洋で発見された謎の無人島を冒険するアドベンチャーゲームで 島には独自のいろんな面白い生物が出てきます
中には割と思いつきレベルの動物もあって 日本猿にムササビの皮膜をつけただけみたいな
ザスコラみたいな 飛び猿という生き物も出てきたりします
でそのデザーテッドアイランドというゲームの中にオーナゾヴェームという美好類が登場して探検隊を驚かせます
デザーテッドアイランドは僕のやっているブログセミブログで登場する動物の図鑑を作って公開しているので
これも概要欄に貼っておきますのでよかったら見てみてください 現在美好類は平凡者より新書版が発売中で
アマゾンで880円で新刊が買えますので ご興味があればぜひチェックしてみてください
セミラジオではご感想をお待ちしています ツイッターや概要欄のフォームからメッセージをいただけると嬉しいです
今日は鼻に特化した哺乳類美好類についてお話しさせていただきました ご視聴ありがとうございました
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