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みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、せみやまです。
今日は、スーパーファミコンの末期に発売された、星のカービィⅢという怖いゲームについてお話ししたいと思います。
今回は、スーパーファミコンの末期に発売された、星のカービィⅢというゲームソフトについてお話ししたいんですけども、
星のカービィは遊んだことがなかったり、ゲームを普段あまり遊ばない方でも、名前や見た目はなんとなく知っているという方が多いんじゃないかと思います。
主人公のカービィというキャラクターのビジュアルは、ピンク色で一頭身でまんまるで、コロコロして可愛いキャラクターですね。
このカービィが登場するゲームソフトが多数発売されてまして、それらの総称が星のカービィシリーズということになります。
このカービィシリーズの第一作目である、ズバリ星のカービィというゲームソフトが1992年にゲームボーイで発売されてまして、このゲーム、うちの奥さんのバク子が大好きなんですよね。
で今回、星のカービィ3をセミラジオで紹介するにあたって、いろいろ調べてみたんですけど、そもそもカービィの世界観の中で一番謎なのが、カービィというキャラクター自身なんじゃないかと、割と早い段階で気づきまして、
カービィって丸くてコロコロして可愛いんですけど、吸い込んだ敵の能力をコピーできたり、空気を吸い込んで気球のように膨らんで無制限に飛び続けることができたり、いろいろと規格外のスペックを持っている生命体なんですよ。
でカービィ自身のゲーム内での設定はどういうことになっているんだろうと思って、バク子に聞いてみたんですね。 カービィってそもそも何なの?種族とかあるの?というふうに聞いてみたんですけど、種族とかはよくわからないと。
星に乗ってプププランドにやってきたカービィという存在だよって言うんですね。 プププランドというのはカービィと仲間たちが暮らしている国のことですね。
でカービィというのはもともとはそのプププランドの外からやってきた存在ということのようです。
星のカービィシリーズの公式サイトである星のカービィポータルによると、カービィは春風と共にプププランドへやってきた旅の若者、それがカービィですというふうに書いてあります。
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若者なんですね、カービィって。 なんとなく子供なのかなというイメージがあったんですけど、公式サイトにはカービィがどこから来たのかとか、どういう種族なのかとか、家族構成とか、そういう詳細なプロフィールは書いてないんですね。
あるいはカービィシリーズのどれかの作品の中でその辺りのことが語られているのかもしれないんですが、少なくとも公式サイトを見た限りはそういう感じなんですよね。
そんなカービィなんですけど、僕自身がカービィシリーズをどんな風に遊んできたのか少し触れておきたいと思います。
カービィの公式サイトによると、星野カービィシリーズのゲームソフトは1992年の第1作目から今まで合計37本も出ているそうですごく息長く愛されているシリーズですね。
その中でも僕が最初にプレイしたのは1994年に発売したカービィボールというゲームでした。これは友達に借りて遊んだんですが、横スクロールのアクションゲームではなくてゴルフがベースになっているオリジナルのボールゲームなんですね。
ゴルフボールの代わりにカービィをボールに見立てて発射してゴールを目指すというボールゲームなんですよ。
カービィを発射する角度や強さを自分で決められてなるべく早くゴールを目指すのが目的のゲームで、これがとても面白くて結構遊んだ記憶があります。
このカービィボールが僕が初めて遊んだカービィシリーズで、これは発売して2、3年以内には遊んだと思うので90年代にプレイしていたんですが、その後しばらく間が空きまして、次に遊ぶことになったのがカービィシリーズの第一作目にあたるゲームボーイの星のカービィです。
これは3DSのバーチャルコンソールという配信サービスでダウンロードして遊びました。
先ほども触れたんですけど、バクコがこのタイトルを好きで名作だということで気になって遊んでみたんですよね。
この第一作目の内容については後でより詳しく触れたいと思います。
で、この第一作目を遊んだのが3、4年前だと思います。
そしてまたしばらく間が空いて今年、2023年なんですけども、今年になってスーファミの星のカービィ3とファミコンの星のカービィ夢の泉の物語とゲームボーイの星のカービィ2を立て続けにプレイしてクリアしました。
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ここ最近ずっとカービィやってましたね。
なんで急に取り憑かれたかのようにカービィやってたのかなんですけど、きっかけになったのが今回のエピソードタイトルにもなっているスーファミの星のカービィ3なんです。
何回か前の配信で山梨県で唯一のレトロゲーム専門店についてお話ししたんですけど、
そのお店のスーファミの棚に星のカービィ3がありまして、そこで初めてそのゲームタイトルの存在を知ったんですよね。
ちなみにここからはゲームボーイの星のカービィと星のカービィ2、ファミコンの星のカービィ夢の泉の物語、スーファミの星のカービィ3のネタバレが含まれますのでご注意いただければと思います。
で、購入する前に星のカービィ3について調べてみたんですけど、何やらカービィシリーズの中でも異色のタイトルだということが書かれていて、
ゲーム中のそこかしこに怖い敵キャラが出てくるとか、ラスボスが変形する時にものすごくグロテスクな演出があるとか、結構不穏なことが書いてあるんですよ。
で、ちょっとびっくりしまして、カービィシリーズといえば明るくて楽しい世界観を前面に打ち出していて、怖い敵キャラとかグロテスクな演出とは無縁のシリーズだと思ってたんですよね。
一体どういうことだろうと思いまして、ものすごく気になって、実際にこの星のカービィ3購入してクリアーまでやってみたんですね。
で、やってみた結果の印象なんですけど、いやー、この星のカービィ3というゲーム、いい意味で完全にどうかしてるなと思いました。
結果、僕自身はすごく好きな世界観ですし、怖い演出も狙ってやっていることは間違いないと思うんですけど、これをカービィシリーズでやったというのがすごいなと思いました。
今回この星のカービィ3の怖いところや面白いところを色々とご紹介していきたいんですけども、
星のカービィ3を異色作とするならば、通常のカービィシリーズの作品はどんな感じなのかというのも前置きとしてお話ししておいた方がいいかなと思いますので、
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まずはカービィシリーズの第一作目から星のカービィ3までの主要なタイトルについてざっくりとご紹介したいと思います。
まず先ほどから何度か触れている1992年発売のゲームボーイのソフト、星のカービィなんですけども、このソフトがカービィシリーズの記念すべき第一作目です。
第一作目ということもあって、後のシリーズでは定番になった要素がこのタイトルではまだなかったりします。
その代表としてはカービィのコピー能力ですね。
コピー能力は次にご紹介する夢の泉の物語から追加された要素で、カービィが吸い込んだ敵の能力をコピーすることができるんですね。
例えば炎を吐く敵キャラを飲み込むとカービィも炎を吐けるようになるんですよ。
このコピー能力をうまく使うことでゲームを有利に進めることができたりします。
他にも炎で氷のブロックを溶かすなどして特定の能力をコピーした時だけ進めるエリアがあったり、
コピー能力が要素として加わることでゲームとしての幅が一気に広がったんですね。
そのコピー能力がこの第一作目、星のカービィにはまだなかったということなんですけども、
でも第一作目の時点でカービィの基本的なキャラクターとか世界観のデザインは完成されていて、
カービィが敵を吸い込んで吐き出すとか空気を吸い込んで膨らんで空を飛べるという基本動作は今も引き継がれているんですよね。
マリオだったらジャンプして敵を踏んづけるというのが基本の攻撃方法なんですが、
カービィはどうするかというとまずは敵を吸い込みます。
敵を吸い込んで吐き出すとその敵は星になってまっすぐ飛んでいくんですね。
で、その吐き出した星がぶつかった他の敵キャラを倒すこともできます。
ボス戦なんかでは巨大なボスキャラをカービィが直接吸い込むことはできなくて、どうするかというと、
例えばカービィシリーズの最初のボスキャラは大体がウィスピーウッズという巨大な顔がある大木のキャラクターなんですけど、
このウィスピーウッズとの戦闘中、上からリンゴの実が落ちてくるんですね。
そのリンゴをカービィが吸い込んで星として吐き出してボスにぶつけることでダメージを与えられるんです。
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他のボス戦では敵が投げてくる岩を吸い込んで星として吐き出してぶつけたりするんですけども、
この敵が繰り出してくる攻撃をうまく逆用するというアクションがカービィのボス戦に独特の面白さを与えているんじゃないかなと思います。
この第一作のストーリーですが、こんな内容になります。
平和な国プププランドの住人はのんびりと暮らしていたんですが、
プププランドの自称王様であるデデデ大王がすべての食べ物と秘宝キラキラ星を奪って独り占めしてしまいました。
春風と共に現れた勇敢な若者カービィはみんなの食べ物とキラキラ星をデデデ大王から取り返すためデデデ大王のお城に向かうのでした。
と、こういうストーリーになっています。
シリーズを通してのカービィのライバルであるデデデ大王はこの第一作目から登場していて、このゲームのラスボスでもあります。
王様を自称する割に国民からすべての食料を略奪するという結構な暴君なんですが、ゲーム中のデデデ大王のビジュアルは割と可愛いんですよね。
後のシリーズのように頭身も高くなくてほぼ二頭身で、ビジュアル的にはペンギンをモチーフにしたキャラクターなんですけど、動きも本当によちよち歩きのペンギンのような可愛らしさがあって、デデデ大王との戦いではラスボス戦なのに思わずにっこりしちゃうんですよね。
ゲーム全体の世界観としては本当に明るく楽しく、音楽も心地よくて、遊んでいて楽しいゲームです。
ラスボスもよちよち歩きのデデデ大王なので、この一作目は本当に怖い要素がほぼないですね。
続いてはカービィシリーズの第2作目にあたるファミコンの夢の泉の物語です。
これは前作の翌年、1993年に発売されたもので、先ほども触れたんですが、飲み込んだ敵の能力が使えるようになるコピーという要素が加わったことや、ステージの構成も一本道だった前作と違って、ステージ感を移動できたり、合間にミニゲームを楽しめたりと、
その後の作品にもつながるいろんな要素が追加されて、大きなボリュームアップが図られました。
このソフトはテレビCMが印象的でしたね。
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カービィの絵描き歌が流れるCMがキャッチーで、当時すごく遊んでみたかったんですが、当時実家にはゲーム機が数ファミしかなくて、ファミコンはなかったので、リアルタイムで遊ぶことはできなかったんですよね。
前作はゲームボーイということで、全身がピンクであるカービィの姿を、ゲーム中はモノクロでしか見ることができなかったんですが、夢の泉の物語では、ファミコン後期の洗練されたドット絵で、カラーでカービィやププブランドの様子を見ることができます。
夢の泉の物語のストーリーですが、こういう感じになります。
舞台はおなじみプププランドです。
プププランドの住人は毎晩楽しい夢を見ていたんですが、ある日から全く夢が見られなくなってしまいました。
プププランドには夢の泉という場所があり、そこにあるスターロッドという杖によって、みんながいい夢を見ることができていたんですね。
そのスターロッドをデデデ大王がバラバラにして、手下たちに配ってしまったために、みんなが夢を見られなくなってしまったんです。
カービィは夢を見られなくなってしまった人たちのため、そして自分自身のお昼寝タイムのために新しい冒険に出ることになります。
前作同様、デデデ大王が悪さをしたのでやっつけに行くという話なんですが、夢を取り戻すというコンセプトが面白いですよね。
このゲーム全部で22種類のコピー能力が使えるんですが、これがエフェクトも派手で、能力も面白いものが多くて、本当に遊んでいて楽しいゲームなんですよね。
僕のお気に入りのコピー能力はソードという能力なんですけど、これは剣を持っているキャラを吸い込むことで使えるようになります。
このソードなんですけど、基本的には無表情なカービィが淡々と、それでいてものすごい迫力の斬撃を繰り出すんですよ。
ズシャッという感じのものすごいキレのある居合抜きみたいな斬撃を繰り出すんですよね。
そのギャップがすごくて面白いというのもありますし、使っていてものすごく気持ちいいんですよね。
メタナイトというカービィのライバルキャラとお互い剣を持って一対一で決着をつけるという熱い展開もあったりします。
ちなみにこのメタナイトというキャラクターは普段仮面をつけてるんですけど、この時カービィが先頭に勝利すると、仮面が割れてメタナイトの素顔が見られます。
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実はその姿はカービィにそっくりなんですよね。カービィと違って真っ黒なんですけど、どうやらカービィとメタナイトは同じ種族らしいということがこのイベントでわかるようになっています。
あともう一つ好きなのはUFOというコピー能力ですね。
これは文字通りカービィがUFOに変身する能力で空を自由自在に飛びながら4種類のレーザー攻撃を放つことができるというかなり強いコピー能力です。
で、最後のステージではカービィ同様カラーになったデデデ大王と戦うわけですが、実は夢の泉の物語ではデデデ大王を倒した先に真のラスボスが登場します。
それはプププランドに現れた悪夢の化身ナイトメアでした。
実は夢の泉の物語のデデデ大王は夢の泉に現れたナイトメアを封じ込めるためにスターロッドを持ち出して夢の泉の機能を停止させていたんですね。
前作の暴君ぶりから考えるとデデデ大王も随分成長したなぁと思わせる展開なんですけども。
で、カービィがスターロッドを元に戻したことにより結果的に封じ込められていたナイトメアが動き出すことになり、カービィはスターロッドの力を使ってナイトメアと決着をつけることになるわけです。
このナイトメアは第一段階は球体のナイトメアパワーオーブ、第二段階はナイトメアウィザードという人型の悪魔のような姿のモンスターとしてカービィと戦うことになります。
この二段階目のナイトメアウィザードは闘神の高い人型であることや悪魔のような姿のデザインということでカービィシリーズの中でも異色の敵キャラクターです。
それでも怖さの度合いで言うと星のカービィ3ほどではなくカービィシリーズの敵キャラとしては独特だなぁという感じの敵ですね。
ここまでがカービィシリーズ第2作目ファミコンの夢の泉の物語でした。
続いては1995年発売のゲームボーイソフト星のカービィ2です。
この星のカービィ2は主要なキャラクターが今回の本題である3と共通するものが多くて3の直接の原型になった作品と言ってもいいと思います。
大きな追加要素として仲間と合体して一緒に戦えるシステムが導入されました。
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これはリック・カイン・クーという3体の仲間と協力してステージを進めることができるシステムで、
それぞれリックはハムスター、カインはマンボウ、クーはフクロウをベースにしたキャラクターデザインになっています。
名前の由来としてはそれぞれリック・カイン・クーということなんですね。
仲間と合体できると言っても女神転生みたいにカービィと仲間が分離不可能なレベルで物理的に融合してしまうわけではないのでどうぞご安心ください。
リックと合体する場合はカービィがリックの背中に乗っかって、クーならクーの足にカービィがつかまれて、
そしてカインの場合はカインの口の中にカービィが収納されて、カービィがマンボウの着ぐるみをかぶってるみたいなビジュアルで合体して一緒に行動ができるわけです。
仲間と合体すると何がいいかというと、まずは移動能力が大きく変わるんですよね。
マンボウのカインであれば水の中をすいすい泳ぐことができて、カービィ単独では押し流されてしまう強い水流にも逆らって泳ぐことができるようになります。
フクロウのクーであればやはり高い飛行能力を持っているので強い風圧に逆らって飛ぶことができます。
これらの仲間の移動能力を使わなければ進むことができないエリアもあるんですよね。
あとは攻撃能力ですね。夢の泉の物語と同様に敵を飲み込んでコピーする能力が2にもあるんですが、
カービィ単独のコピー能力に加えて仲間と合体することでそのコピー能力を変化させることができるんですよ。
例えばバーニングというコピー能力はカービィ単独で使うとカービィ自身が火の玉のようになって横一直線に突進するんですが、
このバーニングを持った状態でマンボウのカインと合体するとカインが口から火を吹けるようになるんですね。
またバーニングを持った状態でフクロウのクーと合体すればクーが火の鳥のように燃え盛る鳥になって敵に突撃することができるようになります。
コピー能力と仲間を組み合わせることによって大きく行動のバリエーションが広がったのが2なんですね。
注目したいのがマンボウのカインとカービィが合体した時に出せるコピー能力で、
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ニードルというカービィがトゲだらけになるコピー能力をカインと合体している時に使うとカインがハリセンボンのようにトゲだらけになります。
ストーンというカービィが石のように固く重くなる能力をカインと使うと、
カインの体の中に収納されたカービィが石になってカインと一緒に重みで敵を押しつぶせるんですが、
体の中に石化したカービィが入っているわけでカインも結構つらいみたいでちょっと涙目になっています。
あとはスパークという電撃系のコピー能力もあるんですが、カービィ単独で使うと周囲に向かって電撃を放ちます。
このスパークをフクロウのクーッと一緒に使うと、上から下に向かって落雷のように電撃を放つことができて結構強いんですけども、
カインと合体した状態でスパークを使うと、なぜかカインが口に含んだ電球を光らせて周囲を明るく照らし出すんですよね。
2ではこのカインの合体技だけちょっとコミカルでお笑い要素が入っていて割と好きなキャラだったりします。
続いて2のストーリーについてお話ししたいと思います。
舞台はおなじみのプッププランドです。
プッププランドにはいつも虹がかかっている虹の島々と呼ばれる7つの島があり、そこには虹の雫と呼ばれる宝物が眠っていると伝えられていました。
ところがある日虹の島々にかかっていた虹が突然消えてしまいました。
それはプッププランドを闇の世界に変えようとするダークマターという謎の生命体が虹の雫を隠してしまったからでした。
ダークマターの野望を阻止するためカービィは旅立つことになるのでした。
ということで2にはダークマターという謎の生命体が登場することになるんですが、このダークマターは3にも登場することになります。
今回の事件の現況はダークマターということでデデデ大王は出てこないのかというとしっかり出てきます。
ただ今回のデデデ大王は前作までと様子が違っていて見た目や攻撃パターンはいつも通りなんですが目をつむりながら攻撃してくるんですよ。
これどういうことかというとダークマターに意識を乗っ取られて操り人形にされてるんですね。
多分なんですけどゲーム的にはデデデ大王が出てこないと盛り上がらないので登場させてカービィと戦わせたい。
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でも前作である夢の泉の物語でデデデ大王は実はそんなに悪いやつじゃなかったという設定が一つ加わったので何か理由づけをしないとカービィと戦わせることができないという判断で
じゃあダークマターに体を操られているという設定にしようという流れだったんじゃないかなと思います。
で黒幕はダークマターということは最初から明かされているわけなんですがこのゲーム普通に進めるとその操られたデデデ大王を倒した時点でエンディングを迎えるんですよ。
ただ実はそれバッドエンドなんですね。
真のラスボスであるダークマターと決着をつけるにはいろんなステージに隠された虹の雫を全部集める必要があるんです。
全部で7つあるんですけどもこの虹の雫集めが結構難易度が高いんですよね。
いろんなコピー能力や仲間の能力を何段階も手順を踏みながら使っていかないといけなくて完全に自力で全部集められた人はあまり多くないんじゃないかなと思います。
僕は今回攻略サイトを見て集めたんですけどそれでも結構大変でしたね。
でその虹の欠片を全部集めた状態でダークマターに操られたデデデ大王を倒すと真のラスボスであるダークマターとの決戦になります。
ダークマターは第一段階は人型の剣士のような姿の魔物なんですが第二段階では真っ黒でまんまるで一爪で体の周囲に花びらのような器官がついた生命体の姿になります。
このダークマターを倒すと虹の島々に元通り虹が戻ってプププランドに平和が訪れるわけです。
ここまでがゲームボーイソフト星野カービィ2です。
ダークマターというプププランドを闇の世界にするという恐ろしい目的を持った生命体が登場したわけですが
ビジュアル的にはそこまで怖いという感じはなくてむしろ花びらのような器官がついていて可愛らしい感じもあるんですよね。
なので3の原型である2も全然怖いゲームという感じはしないんですよね。
ということでここからはいよいよ今回のテーマである星野カービィ3の概要やストーリーそして星野カービィ3の怖いところ注目したいポイントについてお話ししたいと思います。
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この星野カービィ3なんですけどスーファミの末期にあたる1998年に発売されたソフトで
このカービィ3が1998年の3月に発売
そして1998年の4月にはカプコンのロックマン&フォルテが発売され
これをもってスーファミのパッケージソフトは販売を終了することになりました。
書き換え用の任天堂パワー関連のソフトはまだ2000年代まで発売してたんですけども
この頃任天堂は当時の次世代機である任天堂64に力を入れてまして
スーファミソフトのテレビCMを一切打たないという方針を取っていました。
なのでこの星野カービィ3の認知度はとても低くて
販売本数もリメイクを除いたカービィのアクションゲームシリーズの中では一番低い36万本だったそうです。
このテレビCMが打たれない、あまり大々的に告知がされないということを
制作された方々もよくわかっていたんだろうという気がします。
なぜかというとこのカービィ3はそういう状況でもなければ
チェックを通らなかったんじゃないかと思われるような
際どい表現が多々見受けられるからなんですね。
後で詳しくお話ししようかと思います。
続いて星野カービィ3のストーリーをご紹介したいと思います。
ゲームの説明書に書いてある文章を引用してみますね。
ある日、カービィはグーイとお魚釣りに出かけました。
小鳥さえずり、お日様はポカポカ。
お魚釣りがお昼寝になりそうな気分。
カービィたちがのんきに過ごしているその頃、
ポップスターに向かって真っ黒な雲のような物体が大接近してきました。
真っ黒な雲は上空で止まり、小さな雲を吐き出しました。
小さな雲はいたるところに散らばっていきます。
慌てたカービィの元へクーがやってきました。
ポップスターが大変だ。
飛び散った小さな雲はゼゼゼ大王とその仲間たちに乗り移り、
彼らを操り始めたのです。
邪悪な雲を追い払い、みんなをポップスターを救うため、
カービィは仲間を連れて真っ黒な雲に立ち向かっていきました。
さあ、彼らはポップスターを救うことができるのでしょうか。
ということなんですけども、いくつか初めて登場する単語が出てきましたね。
まずはポップスターなんですが、
これはカービィたちが住んでいるいつもの舞台である
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プププランドという国がある星の名前のことなんです。
プププランドはポップスターという大きな星の中にある一つの国ということだったんですね。
で、カービィと釣りに出かけたグーイというキャラクターなんですが、
これは見た目的には濃い青色で、目はちょっと焦点が定まっていない感じで、
長い舌を伸ばして魚を食べたりしています。
全体的なフォルムや色合いは、ドラゴンクエストに出てくるスライムから
真上に伸びた突起をなくしたような見た目をしています。
このいきなり出てきたグーイなんですけど、
実は3で現れた真っ黒なクモの正体であり、
前作でも出てきたダークマターという種族の一員なんですね。
なんですけど、このグーイはダークマターなんですが、
悪い心は持っていないということで、カービィに味方をしてくれるんですね。
このグーイはゲーム中いつでもカービィの体力を消費して呼び出すことができます。
呼び出すと勝手に動いて敵を攻撃してくれる良いやつなんですけど、
結構好き勝手動くので、ゲーム内における不確定要素になるので、
僕はあまり使えませんでした。
で、一度呼び出したグーイを消すこともできるんですけど、
どうするかというと、カービィがグーイを飲み込むと、
カービィの体力が回復してグーイがいなくなるんですね。
なんですけど、また体力を消費すると、いつでもどこでもグーイを呼び出せるんです。
こういう特性があることから、このグーイはカービィファンの間では非常食と呼ばれたりもしています。
グーイというのは悪いやつじゃないんですけど、
こういうちょっと得体の知れないところのあるキャラクターなんですね。
ここからはグーイ以外の星野カービィ3の怖いところを色々とご紹介していきたいと思います。
どういう順番でお話ししようかと考えたんですが、
僕がゲームを進めていく中でギョッとしたり、ひっかかりを感じた順番にお話ししたいと思います。
まずは仲間についてですね。
グーイという常に呼び出せる3オリジナルの仲間以外にも、
2から続投しているリック、カイン、クーの3体は引き続き一緒に旅をすることができます。
他にもこの3で初めて登場する仲間がいまして、
それは巨大なミケネコのナゴ、メスのメンダコのチュチュ、コトリのピッチの3体です。
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全部で6体の合体可能な仲間がいるんですね。
2と同様、コピー技と組み合わせることで色んな合体技を繰り出せるわけなんですけど、
いくつかの合体技がちょっと様子がおかしいんですよね。
3にはクリーンというコピー技がありまして、
これは宝珈を持った敵を吸い込むことで使うことができるんですが、
カービィ単体で使った場合は地面をさっさと宝珈で吐いて、
その風圧や宝珈で敵を攻撃することができます。
このクリーンをフクロウのクーと合体して使った時の様子がちょっとおかしくて、
羽毛器のようになったフクロウのクーを無の表情をしたカービィが敵に対して叩きつけるんですよ。
敵に叩きつけられたクーはちょっとびっくりしたような表情をしてるんですけど、
カービィの方はぴっくりとも表情を変えずに、
これが僕の日常です、みたいな顔をしてるんですよ。
これが最初に、え?って思ったポイントですね。
仲間に対してその扱いひどくない?と思ったんですけど。
あと、巨大なミケネコのナゴとの合体技が結構絵面がすごいのが多いんですよね。
まず、ナゴと合体すると、ナゴがカービィをボール状にしてゴロゴロ転がしながら歩くんです。
これが基本の移動方法なんですよね。
さらに、合体技のストーンだと石になったカービィをナゴが地面に叩きつけたり、
クリーンだと平らになったカービィをナゴが雑巾掛けのように床にこすりつけながら移動します。
割とカービィを道具のように扱いますし、カービィも別にそれで支障はないみたいなんですけど、
絵面的には結構やばめなんですよね。
あと、これは言葉で言うとちょっと伝わりづらいかもしれないんですが、
ナゴとカービィによるニードルのビジュアルは結構すごいです。
ナゴに持ち上げられたカービィの顔面からピンク色の針がビュンビュン前方に飛んでいくという、
かなりやばめな見た目の技なんですけども、
もはや顔のパーツが見えなくなったピンク色の球体とかしたカービィから、
ピンク色の針が無数に生成されて発射されていくんですよ。
すごいなと思いました。
あと仲間関連でもう一つあって、
このゲーム一つのフロアに複数の仲間が集まっていて、
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好きな仲間と合体して一緒に連れていけるんですけど、
誰か一体の仲間を選んで合体すると、
他の仲間がすごく嫌そうなリアクションするんですよ。
メンダコのチュチュはすごく憂いのある寂しげな表情をしますし、
涙ぐんじゃうキャラもいますし、
ミケネコのナゴなんかは、
俺を選ばずにそいつを選ぶとか、ないわーと言わんばかりの、
親の仇でも見るような表情をするんですよね。
いやーチームで一丸となってププブランドの危機を救おうよって思うんですけど、
どの仲間も承認欲求が強すぎて、
自分が選ばれなかったことに対して過剰に反応してくるんですよ。
プレイヤーの選択をそんなに強烈に否定してこなくてもいいんじゃないかと思うんですけど、
カービィ3の仲間はみんなそういうメンタルなんですよね。
続いて注目したいのは敵キャラですね。
色々気になる敵キャラがいるんですが、
マリエルという真っ黒い雲みたいな敵キャラがいまして、
こいつは近づかない限りはじっとしてるんですが、
一定の距離まで近づいた瞬間、
長い足をわさわさわさーっと動かしてカービィに猛突進してきます。
このキャラは特に昆虫系が苦手な方は、
かなり生理的嫌悪感を覚えるキャラじゃないかと思います。
僕は昆虫はそんなに苦手な方ではないんですが、
このマリエルの動きを見た時はちょっと引きましたね。
それぐらい生々しい嫌な感じの動きなんですよね。
あとですね、アポロという敵キャラもいまして、
これが明治のアポロチョコに見た目がそっくりなんですよね。
多分明治の許可は取ってないと思いますし、
商標的には割とグレーだと思うんですけど、
このアポロ、カービィが飲み込むと体力を回復させることができるんですけど、
この辺りもおそらくアポロチョコを食べて体力を回復的なイメージなんだろうと思います。
このアポロは地面を歩いている敵キャラじゃなくて、
集団で木とか柱に張り付いてぐるぐる回ってるんですけど、
黒い、つぶらな、それでいて表情の読めない目をしていて、
どことなく不気味なんですよね。
アポロチョコ自体は美味しくて大好きなんですけど、
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このカービィスリーのアポロという敵キャラは結構本気で苦手ですね。
あとこれは厳密に言うと、敵キャラなのかどうかもわからないんですけど、
このゲーム、ステージの至るところに小さい虫みたいな黒っぽい、うごめく何かがいます。
白っぽいやつもいるんですけど、触れてもカービィにダメージが入るわけではなくて、
カービィに接触すると踏み潰されたという扱いになるのか、ちょっとわからないんですが、
潰れていなくなります。
時には潰れた虫の体液が残される場合もあります。
うーん、この演出、ゲームに必要だったんですかね。
あとですね、敵キャラで言うと、初めて見た時、
うわっか、ひっか、忘れたんですけど、見た瞬間思わず変な声を上げてしまったキャラがいまして、
そのキャラというのは後半のステージのあるエリアに入ったんですけど、
そうしたら、カービィそっくりなんだけど、カービィよりちょっと大きくて、
顔のパーツのバランスが微妙にカービィとは違う、なんだかわからない生命体がニコニコしながら歩いてたんですよ。
しかもそのフロアのカービィが歩けるエリアと、
そのカービィに似た何かがいるエリアは完全に分断されてて、
その謎の生命体は細長い部屋に閉じ込められて、ニコニコしながら端から端まで行ったり来たりしてるんですよ。
怖いんですよね。カービィのようでカービィでない、その見た目も何とも言えず薄気味悪いですし、
密閉された部屋に閉じ込められているのにずっとニコニコしてますから。
このキャラはまた別のステージには複数に仕切られた小部屋のそれぞれに、
そのカービィに似た何かが閉じ込められてみんなニコニコしてるという場所もあって、
こちらも本当に怖いなと思いました。
一応この敵キャラにはバッタモンという名前がついているようです。
偽物を意味するバッタモンという言葉が由来みたいです。
あとはボスキャラについてですね。
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2ではダークマターに体を乗っ取られて意識を失った状態でカービィに攻撃を仕掛けてきたデデデ大王だったんですが、
3でも体を乗っ取られて最終ステージでカービィと戦うことになります。
ここまでは一緒なんですが、デデデ大王の様子が2より一段とおかしいんですね。
第1段階までは2のデデデと同じような動きをしてるんですが、
第2段階のデデデは行動パターンが一変します。
今回はデデデ大王の体のより深くにダークマターが入り込んでいるようで、
デデデ大王の体の形が大きく変形するようになってるんですね。
デデデ大王のお腹がパックリと開いて、そのパックリと開いたお腹に鋭いキワがびっしりと並んでカービィに噛みついてきたり、
パックリと開いたデデデのお腹からダークマターの顔が覗いて、闇のエネルギー弾でカービィに攻撃してきたりするんですよね。
かなりグロかったです。
バクコが少し離れたところからデデデ大王との戦いの様子を見てたんですけど、結構怖がってましたね。
で、2と同様に普通にプレイすると、この操られたデデデを倒した時点でバッドエンドに直行なんですね。
真のラスボスと戦うにはどうすればいいかなんですが、3ではそれぞれのステージに依頼者がいて、
その依頼者の願いを叶えてあげると、そのステージでハートスターというアイテムがもらえます。
このハートスターを全部集めることで、真のラスボスへの道が開けるようになっています。
これも例によって攻略情報なしに条件を満たすのは相当大変なんですよね。
この依頼についてもえっと思ったポイントがあるので、ラスボスについてお話しする前にちょっと触れておこうと思うんですけども、
序盤のステージのミッションとして花を踏まないでというのがありまして、
それはそのステージの各所に咲いている花を踏まずにゴールすれば、条件を満たせてハートスターをもらえるんですよ。
そこまではいいんですけど、なんとその逆のミッションもあるんですよ。
また別のステージでは顔のあるキノコが依頼者なんですけど、どうやらキノコと花は敵対してるらしくて、
そのステージのミッションは花を全部踏みつぶせという内容なんですよね。
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花といっても全部顔があって、意思らしきものも感じるんですよ。
でも一つ残らず踏みつぶさないといけないんですよね。
最後の一輪をカービィが踏みつぶしたと同時に、テレレレーみたいな成功を意味する効果音が流れるんですけど、
ゲームとはいえ取り返しのつかないことをしてしまったような気持ちにさせられるんですよね。
で、そんな辛い依頼もこなしつつ、全てのハートスターを集めた暁には、
デデデ大王との戦闘の後で真のラスボスであるダークマターとの戦いになります。
意識を取り戻したデデデ大王も決戦に向かうカービィを見送ってくれるんですよね。
ダークマターに意識を乗っ取られた時にはお腹がぱっくり開いてたんですけど、何とかなったみたいですね。
で、ダークマターとの戦闘になるんですが、ここでカービィが使うのは集めたハートスターが変形してできたラブラブステッキという武器です。
ゲームジャンル的にはこの最終ステージだけシューティングゲームのボス戦みたいになるんですよね。
ラブラブステッキから出せるハート型の弾をダークマターに向けて撃ちまくるわけです。
このダークマターはカービィ2のラスボスであるダークマターの第二形態と同じ姿をしています。
このダークマターを倒すとダークマター一族の総大将であるゼロという最後の敵が出現して戦闘になります。
ダークマターが真っ黒い球体の体に一つ目という見た目なのに対してゼロは全身が真っ白で一つ目で、そして体のサイズはダークマターよりはるかに大きいんですよね。
このゼロがかなり不気味な攻撃をしてきます。
それは真っ白いゼロの体の至るところが赤く裂けて、そこから赤い血しぶきのような球を無数に発射してくるというかなり痛々しいものなんですよ。
このゼロは合計120発もの球を当てないと倒すことができません。かなり難易度が高いんですよね。
なんとか熾烈な攻撃を飼いくぐりながらゼロの体力を削り切るとゼロは最後の変身をします。
すいません、この変身の描写がかなりグロいんですけども、ゼロの体の中心部、眼球の周りが赤くえぐれて、眼球が単独で飛び出してカービィに襲いかかってくるんですね。
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この演出が本当に恐ろしくて、一度見たらまず忘れられないと思います。
眼球に対して攻撃を続けると、眼球全体から血を噴き出して、ついにゼロは消滅します。
その後はあまり怖いところもなく、ちょっと感動的な曲も流れたりして、なんかいい感じにまとまったエンディングになってるんですけど、
そこに至るまでにどうかしてる展開が色々とあったので、素直に感動という感じにはちょっとなりづらいかもしれません。
いやー、こういうグローテスクで狂気を感じさせる演出や描写をカービィでやったというのがすごいなと思うんですけども、
どうしてこういう風にしたのか自分なりに考えてみたんですけども、
やってみたかったというところが大きいんじゃないかなと思ったりしています。
僕自身も自分が作った二次創作で、プルトニウムムーミンという作品がありまして、
それは凶暴化したムーミンダイの仲間たちが死闘を繰り広げるという内容だったんですけども、
やっぱり思いついたからやってみたかったというところが大きかったので、そんな風に思いました。
あとはこのゲームが出たのが1998年ということで、
ちょうど日本ではノストラダムスの大予言で1999年に恐怖の大王がやってくるというようなことが言われていた時期だったんですよね。
そのあたりをゲームの中で表現してみたいというモチベーションもあったのかなぁと想像しています。
そういう意味ではラスボスのゼロは恐怖の大王と表現するにふさわしい存在だったのかなぁと思います。
そんな星のカービィ3、今なら任天堂スイッチの任天堂オンラインの利用特典として遊ぶことができますので、
ご興味があればぜひチェックしてみてください。
あと概要欄にダークマターに体を乗っ取られたデデデ大王とか、
ラスボス戦の動画なんかも貼っておきますので、よかったらチェックしてみてください。
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今日はスーファミ末期に発売された星のカービィ3という怖いゲームについてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。