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2020-12-15 09:55

【介護31】「徘徊するから外から鍵つけよう」これは身体拘束なんです!

ボブです。
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どうもボブです。今日は、徘徊しないように外から鍵をつけたらいいじゃん、これは身体拘束になっちゃうんです、というお話です。
これを聞いて、当然そうだよねって思う方と、いや、そうなの?ってびっくりする方、2通りあると思います。
今までこういったケース、何度もありました。そして毎回何度も悩んでます。
一人暮らしだったり、家族と同居の認知症の方、外に毎日のように出て行ってしまうような方がいたとしたら、どうしたらいいでしょうかと。
なかなかどんな対策をしても、GPSを持たせるとかしても、鍵をかけずに出て行っちゃったらやっぱり心配ですよね。
じゃあ、張り紙をして、出て行っちゃダメよっていろんなところに書いておく。それも結局見やしない。
じゃあ出て行きたい理由は何だろう。お腹すいてるのかな。何か食べ物がないと思って出て行ってるのかな。
じゃあテーブルの上に何か菓子パンでも常に置いとこう。果物でも置いとこう。
いろいろそういったふうに対策をしても、一時的にはそれでOKな時もあったりするんですけど、根本的な解決にならない。
結局出て行ってるじゃん。お守り用のGPS一応持たせてたとしても、そのお守り持っていかない。
カバンも何も持っていかず、手ぶらで鍵もかけずに出て行く。こんなことが毎日続いて。
ある時、家族の方がドアの外に自分で開けられないように外鍵をつけている。
それがやっぱりダメなんですね。高齢者虐待防止法の中で、身体拘束にこれは当たるんです。
地域包括支援センターというところと協力して、何か言う方法ないかなといろいろ考えるんですけど、
すでにもう散々考えてきたわけです。その中で最終手段でやりたくもないけど、外鍵つけちゃった。
それがダメですよと言われちゃうんですね。家族としては、ケヤマネさんとどうするんですか。何か言う方法あるんですか。言ってみろと言われます。
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そう言いたくもなりますよ。じゃあ、知恵を絞って振り絞った結果、結局施設入所を検討しましょうとか、そういった話になってくることもあるんですね。
いやいや、施設も考えられるけど、うちの母は行きたくないって言ってるし、そんなお金はどこにあるんですか。そういうふうになってきます。
一時的に身体拘束が許される、一時的に免除される場合もあります。これが切迫性があるときですね。本当に命の危険が迫っているようなとき。
あと、一時的な措置の場合ですね。そういったときは、仕方ないとやむなしということですね。地域補括支援センターの方も一緒にそれを確認した上で行うことはできるんですけども、一時的なわけがないんです。
結局、継続的にずっと起こる問題をどうしたらいいか。ただ、高齢者虐待防止法で今までいろんなことがあったんでしょう。高齢者の尊厳を守るためにこういった法律ができたけれども、
じゃあ、こういった方法がありますよっていう提示をすることなく、ただダメですよとすると、家族が苦しむだけになるんですよね。他に方法ないのに、ダメですよ、じゃあ全員施設に行きゃいいってことですか。
そうなってしまいます。そしてその提案、新しいこういった方法がありますよっていうのは、ケアマネ考えろよっていうような感じですよね。方法が本当に難しいんです。そこそこのケースで違いますし、これって一発解決なんて早々ないです。じゃあどうしたらいいのか。
残念ながら、いまだに僕もこの答えはわかりません。今まで対応した方は最終的には施設に行きました。お金がないとは言ったものの、いろいろですね、金銭的な分もやりくりして、特別養護老人ホームだったり、有料老人ホームに入居を最終的に決めた方がほぼほぼです。
ここから先は専門性を欠いた私の個人的な主観としてお伝えします。先ほども言いましたけれども、法律でダメとするならば、別の大体案はこうですよっていう提示をしないといけないと思うんです。それがあった上でのダメっていうことをしないとやっぱりいけないと思うんですね。
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ただその方法、本当に今の制度じゃない。知恵を絞っていろいろな方法で、少しでも日中デイサービスに行って徘徊する時間帯に出ていくことで、本人の外出意欲を少し抑えることができたとか、そういった成功例も多少ありますけれども、
根本的にそれを防ぐ。もしデイサービスに行ったとしても、それがずっと続くとですね、次は別の時間帯で外に出ようとすることが起きてくることも十分あるんですよね。
一回一時的に成功しても、次またダメ、次またダメだったことが出てくるので、根本解決をするということに関しては本当に難しい問題だと思っています。
こういった話をしている中で、家族の方がふと言ってました。
病院ではやってましたよ。そうなんです。病院では同意書を書いたらですね、認められているんです。家族が言ってました。
同意書を書いたらいいんでしょ。じゃあ私は同意書を書く。ごめんなさい。何とも言えないです。
やっぱりこう奮闘しているときに、病院に行って身体拘束されている患者さんたちを見ると、おい、やってんじゃねえかよ。僕もふとやっぱり思いますもんね。
施設のエレベーターだって本人使えないようになってるじゃん。それはいいの?なっちゃいます。
そして赤ちゃんの話ちょっと変わりますけど、赤ちゃんですね、子育てしてるときとかもゲージありますよね。
ゲージで当たり前のように売ってますけれど、ちょっと待ってと赤ちゃんにはないんですか?
同じ考えでいくと赤ちゃんはそれいいんですか?赤ちゃんだって本人わからなくて危ないからそうしてるんですよね。
高齢者はベッドの柵を4本つけたらダメなんです。身体拘束になるんです。赤ちゃん、ベビーベッド囲まれてますよね。それいいんですか?
ごめんなさい。専門職がこんなこと言っちゃいけないと思いますけど思っちゃいます。
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それもこれもまだまだ私自身未熟なところがありますので、法律や制度の文句ばっかり僕はいつも言ってますけど、それじゃいけないと僕自身も思ってます。
この仕組みの中で何か方法を自分でも考えて編み出していかないといけない。ケアマネージャーの役割だと思ってます。
これからも虐待防止法、身体拘束に関して、こういったことを思いついた。こういうことだったら成功したよということがあれば、またあげていこうと思います。
本日はどうもご視聴ありがとうございました。
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