00:05
どうもボブです。今日は、ある一人暮らしの高齢者、男性の方の一言をご紹介します。
あんたの言うことは正論でごもっともだ。
あんたの言うことは正しい。
でもね、僕はイヤなんだよ。
僕はそれがイヤなんだよ。
ということをうちのケアマネージャーに言われたそうなんですね。
これ言われたのはもう1年以上前のことなんですけど、この一言以来このケアマネージャーは
ハッとさせられて、私は一体何を支援しようとしてたんだろうかって思ったそうです。
このままだと、血圧の薬だったり、何の薬かわかりませんけどね、大事な薬だったのかもしれませんが、
飲まないといけない。飲まなかったら体調崩しますよとか、
デイサービス行かなかったら足腰弱るよ。デイサービスじゃなくても家に誰か来てリハビリしてもらったらどう?
今のままだったらどんどん悪くなるよ。
いろんな人にいろいろ言われて、どんどんあなたこのままだと
ダメだよ悪くなるよっていうのをずっと言われちゃうわけですよね。 みんな善意で良かれと思って言うわけですけど、
それでもそれが嫌なんだよっていう 本人の気持ちなんかわかりますよね。
そのケアマネージャーは好きに 生きてくださいと、
その代わり 近くで見守らせていただきますよっていうスタンスでずっと
訪問しながら状況を確認しているところですけどね。 でも本当にそれで本当はいいんですよね。
なぜか この日本の
みんな優しいからですねこの制度の中でいやこれじゃいけない 何か型にはめると安心するようなところがやっぱりあるわけですよね。
正論正論ばっかり言われてしかも 将来悪くなるよっていうネガティブな言葉をずっと浴びせられ続けて
やろうっていう気になりませんよね かといってじゃあやりたいことありますか
何をしたい何かしたいことありますか 高齢者に聞いたとしてもなかなかそれって出てきません
03:01
もう若い時に散々いろいろやったしあとはお迎えくるのを待ってる でもそれも
それはそれでありな考え方なんじゃないかなと思いますよね みんなが目標を持って夢を持ってバリバリ
活動的に生きていく それが
誰しもそういう生き方ができるわけではないしそれが正しい とは言えないわけですもんね
昨日ちょうどその担当してたケアマネージャーといろいろ話すことがあって 結局こちらが良かれと正論だと思ってたことも
所詮 支援者側の価値観の押し付けだよね
それに言うこと聞いてくれないって言ってイライラするのも間違ってるよね あんたの言うことは正論だ
あんたの言うことは正しい でも僕はそれをやりたくないんだよ
いやーいいですねなんかこう カチカチになってた固定概念が崩されるような感じがして
どんな病気があろうとも認知症だったとしても 肩にはめてこうすれば大丈夫っていうことはないわけです
それを踏まえてこれからも相談援助やっていきたいと思います 今日は
この辺にしておきます 正論だけが正しいんだったら
誰し誰もがダイエット成功しますよね 食べるの減らして運動すりゃ痩せるのにそれがみんなできないんです
それと同じですよね と思いました以上です