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スピーカー 2
サイエントーク
レンです。
スピーカー 1
エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャスト番組です。
スピーカー 2
風船でさ、空飛びたいと思ったことある?
スピーカー 1
風船ではないけど、空飛びたいと思うよね。
スピーカー 2
え、それは何も使わないで?
スピーカー 1
まあ、何も使わないででも、何か使ってでもいいけど、空飛びたいくらい。
ああ、そうか。
私、よくさ、夢でさ、自分の手をめっちゃ取るみたいに、バタバタバタバタバタってして、すっごい頑張ったら、浮ける、みたいな夢をよく見るわ。
スピーカー 2
つらそうだな、それ。
スピーカー 1
コツわかってきた、みたいな。
スピーカー 2
あ、それで最終的に飛べるようになったの?
スピーカー 1
そうそう、飛べるようになった。
スピーカー 2
何だよ、その話。
スピーカー 1
もう、あるある。
スピーカー 2
あ、そう。でもさ、原理上さ、風船で空飛ぼうと思ったらさ、中身をなるべく軽くしたいわけじゃん。
うん。
で、一番軽いガス入れたいってなったらさ、水素が選ばれるじゃないですか。
うん。
まあ、だから人間の歴史の中では、水素をめっちゃ集めて空飛ぼうとした、なかなか無謀な人たちもいっぱいいたわけですよ。
スピーカー 1
うーん。
え、原理的には可能なの?
スピーカー 2
うん、全然可能だよ。だって、浮力をさ、集めればいいから、もう大量の水素を集めて、気球みたいなやつに入れれば、飛ぶ。
スピーカー 1
なんか、昔さ、気球はなぜ浮くのっていうエピソードやってたじゃん。
うん。
え、なぜ浮くか、もう一回ちょっと説明してくれない?
スピーカー 2
一番簡単に言えるのは、重いものは軽いものの下に行きますっていうので、何か仕切りを作って、その中身が軽ければ、周りにある空気はどんどん下に行くんで、その。
うんうん。
で、浮いてくみたいな。
うん。
説明でわかる?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
比重みたいな話だけど。
スピーカー 1
うんうんうんうんうん。
なんか、気球は温かいからさ、その分。
あ、そう。
温かいと軽いんだっけ?
スピーカー 2
そうそう。中の空気がどんどんスカスカになっていくわけね。
火でめっちゃわーって動き回って。
うん。
気球の中の空気はスカスカで軽くなるんで、どんどん上に行くと。
スピーカー 1
あー。じゃあ、今回はそれと同じような感じで、水素は周りの空気よりも軽いから、どんどん上に行くってことね。
スピーカー 2
そうそうそう。そもそも別に温めるとかしないで、もう、中軽くするってのでも、温めるのと一緒じゃん。
まあ、なんで、これって、とにかく、水素が軽い。
うん。
水素が軽いから、やろうっていう人が出てきたっていう感じだよね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
っていうね、なんか、1個の物質みたいなものの性質がわかると、人間はそれをなんとかして活用しようとするわけじゃないですか。
うんうんうん。
まあ、今のは水素が軽いっていうのからスタートしてる例で。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ、みたいなのが結構面白いかなと思って、てことで今回は、水素について、ちょっと水素ってこんな性質あるからこういうものに使われてるっていう感じの。
うん。
話。もう、ひたすら水素を使うっていう話が、今回です。
スピーカー 1
うん。水素の活用例をどんどん言っていく感じですね。
スピーカー 2
うん。なんかね、ああ、結構こういうのもあるんだっていうのが出てくると思いますよ。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
じゃあ、1個目。まあ、最初にも出てきた、軽い。
うん。
まあ、これ、水素は元素の中で一番ちっちゃくて、一番軽いんですけど。
うん。
まあ、まあ、当然、この性質に注目すると、空飛びたいっていう人が出てくる。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
君はちょっと、あんま共感できないかもしれないけど。
うん。
で、これが、今から240年前ぐらいかな。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
ジャック・シャルルっていう人が、初めて水素気球。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まああの、分類としてはガス気球っていう分類なんだけど。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
の有人飛行を成功させたっていうのが言われてて。
スピーカー 1
へえ。え、そのシャルルってさ、ボイル・シャルルの法則のシャルルさん?
そう。
へえ。
スピーカー 2
でね、まあ、このシャルルさんね、すごい気球で有名な人で。
うん。
ガス気球で。
うん。
これあの、熱気球とは違う分類なんだよね。
うんうん。
最初に言った、熱で火を使って、空気の密度を小さくして、バーッと飛ぶんじゃなくて、ただガスの中に入れて飛ぶっていうタイプ。
スピーカー 1
うん。あ、じゃあ、え、コントロールできなくない?なんか落ち、落ちようと思った時に。何にもしなかったらひたすら上に行くってこと?
スピーカー 2
そう。まあ、言ったらでも、その中の空気の量とかを、逃がしてあげるとかで、調整はできんじゃない?上下は。
なるほどね。
まあ、なかなかね、コントロールだから難しいっていうのもあるから。
うん。
まあ、ちゃんとね、紐付けとくとか。
スピーカー 1
うん。しかも、ちょっとあれだよね。
うん。
なんか、水素だから怖いよね。
スピーカー 2
あ、そうそうそう。まあ、燃えやすいっていうのもあるから、そういう危険性もある。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、まあ、今ね、最近あの浮かぶ風船って、大体ヘリウムが使われてると思うんですけど。
うん。
スピーカー 1
まあ、ヘリウム。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。うん。
あ、そうそうそう。あんまりね、もう水素使われてる例は少ないかな。
うーん。
飛んでる風船でね。気球もそうだし。
スピーカー 1
やっぱ、それは危険だから?
スピーカー 2
まあ、危険というかね、ちょっと大きい事故が起きたりもするんだけど。
うんうん。
歴史上。で、そもそもね、このガズ気球ってやつ、1783年なんですけど。
うん。
まあ、早いんすよ、めっちゃ。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
だって、有名なのあの、飛行機でライト兄弟が初めて空飛んだっていう話、有名じゃないですか。
うんうん。
これ、1903年ですかね。
スピーカー 1
おー。まあ、100年以上前。120年くらい前。
スピーカー 2
そうそうそう。結構早くない?
はい。
スピーカー 1
早いね。
スピーカー 2
うん。気球はやっぱ、すごい早いんすよね。歴史的に。
スピーカー 1
あのー、水素での気球の前に、普通に熱気球っていうのは、この1782年よりも前にあったの?
スピーカー 2
うんとね、これ実は、ほぼほぼ同時に作られてて。
スピーカー 1
あ、別の人が作ったの?
スピーカー 2
そう、別の人。
へー。
しかも、面白いのが、熱気球で有人飛行に成功したっていう、10日後にガス気球で成功してるっていう。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
違う人がやってんだよね。
スピーカー 1
面白いね。
うん。
え、じゃあさ、この時期がさ、初めて人が空飛んだ時期って考えたらいいんかな?
スピーカー 2
そう。この1700年代後半が、初めて人間が作ったもので空飛んでるっていうのは。
おー。
スピーカー 1
ありますね。
スピーカー 2
すごいね。
そう。で、まあ、でも一応熱気球の方がちょっと早くて。
うん。
で、これは、フランスのモンゴルフィエ兄弟っていう。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
まあ、これもライト兄弟みたいな感じで、兄弟なんすけど。
うーん。
で、これ発想のアイディアがちょっと面白くて。
うん。
あの、煙突から煙出てる家とかあるじゃん。
うん。
あれ見て、あの煙集めたら空飛べんじゃねっていうので、作ろうと思ったと言われてる。
えー。
すごくない?
スピーカー 1
よくそんなこと考えるね。
スピーカー 2
そう。だから最初は暖炉の煙を紙袋に集めて、飛べるんじゃないかっていう実験をしてたと。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
で、だから実際になんか飛べそうってなって。
うん。
そっから自分で乗ろうって思ったらすごいけど。
なんか怖いよね。
そう。90メートルぐらいの高さで25分間ぐらい。
うん。
飛行したって言われてるね、一番最初。
スピーカー 1
へー。なんかその前にさ、ちょっと軽めなもので試しそうだよね。犬とか。
スピーカー 2
あ、試してる。動物乗せて。
うんうんうん。
あの、有名なベルサイユ宮殿で、マリー・アントハネットの前で動物を乗せてデモンストレーションしたと言われてる。
なんかちょっとすごくない?
すごい。
面白いよね。そんなん見せてたんだっていう。
ね、面白い。
で、まあそれが熱気球なんですけど、まあそれとほぼほぼ同時にガス気球っていうものも作らせて。
うん。
スピーカー 1
うんうんうん。40万人。
スピーカー 2
いや、すごくない?
うんうん。
まあ一大イベントだったわけですよ。まあただ、なんかね、シャルルさん。
うん。
もう飛びすぎて。
うん。
高さ3000mぐらいまで行ったらしいんだけど、水素気球で。
うん。
途中からもう耳が痛くなって苦しくなったから降りてきたって言われてる。それぐらいがマックス。
でもさ、いや、すごすぎだろと思って。
スピーカー 1
いやー。
スピーカー 2
めっちゃ勇気いると思うんだよ、これ。
スピーカー 1
え、でもさ、3000kmぐらいだったら。
スピーカー 2
3000m。
スピーカー 1
あ、3000mってさ、普通の飛行機で飛んでないのかな、それぐらい、私たちも。
スピーカー 2
あ、全然飛んでると思うよ。
スピーカー 1
耳が痛くなったのは、なんだろう、なんかその時鼻詰まってたからとかなかな。
スピーカー 2
いや、でもむき出しだからじゃない?
スピーカー 1
むき出しって関係あるのかな?
スピーカー 2
だって飛行機ってある程度気圧調整されてるでしょ、ちょっとは。
スピーカー 1
中が?
スピーカー 2
うん、されてんじゃない?
うーん、そうなんだ。でもね、気持ち分かる。
スピーカー 1
うん。そうなんだ。でもね、気持ち分かる。
そうなんだ。でもね、気持ち分かる。
私も、あの、一回、飛行機乗ってる時にもう耳痛すぎて、もう本当に死にそうになった時ある。
その時は、どうやったらいいか分からなくて、後でスマホで調べたら、鼻詰まってる時にそうなるから、鼻を噛めばよかったっていうの分かったんだけど。
でも、あの、その時はさ、飛行機モードだったからさ、飛行機モード。
あ、機内モード?
そうそうそう。
スピーカー 2
調べれなかったってこと?
スピーカー 1
調べれなくって。
はいはい。
だから、なんか、外の気圧と自分の耳の中の気圧の差で、もう痛すぎて。
スピーカー 2
あー。確かに痛くなったことあるわ。
スピーカー 1
うんうんうん。ちょっと痛いぐらいはあるじゃん。めっちゃ痛くなった時ある。
スピーカー 2
めっちゃまではないな。そうなんだ。
スピーカー 1
そうそう。しかもそれがさ、もう結構20分ぐらい続くから、かなりきつかった。
辛いね。
スピーカー 2
うん、辛かった。
まあ、だからそれを気球で飛んで、飛行機までの高さまでは行ってないかもしれないけど、相当だと思うね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ、だし、そんななんか鼻詰まってるとか、そんな考えられる状況ではないんじゃないかと推測できるけど、なんか、だって、外でしょ。
うん。
スピーカー 1
やばくない?
あ、外の方がやっぱやばいんかな。
スピーカー 2
やばいと思うけどな。なんか空気薄くなったりしないかな。そこまではいかないか。
スピーカー 1
しそうだけど、その分さ、あの、自分の体の中の空気も薄くなればいいわけでしょ。多分、気圧の差がなくなればいい。
スピーカー 2
あー、まあ。まあ、そうか。
うん。
スピーカー 1
うん。
だから、飛行機でビビりたくなるのも、急に高さが変わった時に、この自分の中の気圧と外の気圧が、なんか、自分の中の気圧が、外の気圧のスピード、変化のスピードに追いつけないから、なんか、そういう風になるらしい。だから、ゆっくりだったら結構いいって。
スピーカー 2
あー、まあ、おっしゃったんかな。
うん。
まあ、分かんないけど、でも、これ一人でやってるらしくて。
えー。
乗り込んでんの。一番最初に飛んだ時は、一緒に兄弟と飛んでんだけど、
うん。
2回目は、あの、人が多くなっちゃったら、気球、
うん。
気球に必要な水素は増えるわけじゃん、当然。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
うん。だから、一人で行ったらしい。
えー。
なんか、もう、やばいよね。
スピーカー 1
うんうん。しかも、それで3000mまで行けるって、怖くないんかな。
スピーカー 2
いや、怖いよね、絶対。
スピーカー 1
しかも、当時、別にさ、連絡手段ないよね。どうやって連絡するの?その下の人とさ。
スピーカー 2
いや、できないでしょ。
スピーカー 1
じゃあ、もう、特に連絡もなしに、普通にもう、飛んで、そのまま、あ、降りたいなって思ったら、降りてくる。
うん。
で、別の地に行って、終わりみたいな。
スピーカー 2
うん、そうだね。3km離れたところに着陸したって言われてるね。飛んだ時。
ふーん。
風に流されてんだろうね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
ただ、ただ、怖すぎ。しかも、なんか、途中で鳥がさ、穴開けたりしたら、終わるし。
確かに。
まあ、結構、すごいなっていう。
うんうんうん。
で、まあ、それが、一番最初のガス気球の話なんだけど、で、そっから、だいぶ時代は経って、まあまあ、こんなん、誰でもできるわけじゃないよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だけど、まあ、もうちょっと時代が進むと、工業化が進んで、1900年代に入ってくると、イギリスのロンドンから、ドーバー海峡を渡って、フランスのパリに行こうとした人がいて、その、ガス気球で。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
とか、いたんだけど、
うん。
もう、この時は、開始した後に、ロンドン市内の建物に激突してしまって、まあ、そういう事故が起きちゃった。
スピーカー 1
へえ。
スピーカー 2
まあ、冒険家3名が、亡くなったって言われてるんだけど。
スピーカー 1
え、それは、ぶつかった?
ぶつかって、爆発探して落ちたってこと?爆発はしてない?そのまま、普通に落ちたってことかな?
スピーカー 2
あ、うん。墜落したっていうふうに書いてるね。
スピーカー 1
へえ。
スピーカー 2
怖いよね、ちょっと。
スピーカー 1
確かに。気球ってさ、そんなに、なんか、どっちの方向行くかとか、あんま、コントロールできなさそうなイメージがあるけどね。だからかな。
スピーカー 2
うーん、まあ、それもあること。なんか、精密なコントロールは、やっぱ難しいんじゃないかな。その、ある程度、風向きとかが読めたら、操れるかもしれないけど。
スピーカー 1
確かにね。うん。
スピーカー 2
だから、ロンドン市内の建物って書いてるから、そんなに飛び上がる前に、ぶつかっちゃったね。
スピーカー 1
うん。ていうか、なんか、もっと市内とかじゃなくてさ、こう、あんまりビルない田舎とかでやればいいのにって思った。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
危ない。
スピーカー 2
どれぐらいの場所でやったかわかんないけど、そうだね。
うん。
そりゃそうだって感じなんだけど。
うん。
で、まあ、でも、実際、1900年代頭とかは、実際、水素を使って飛行船を作る会社っていうのはいくつかあって。
うん。
で、船を乗せて飛んだりもしてたらしいよ。
へー。
で、なんなら、大西洋横断した人とかも全然いたり。
スピーカー 1
え、すごい。
スピーカー 2
すごいよね。
スピーカー 1
で、それは結構、コントロールできてたってことだよね。
そう。
それかな。行きたい方向と、逆にさ、なんかめっちゃ風を出したりすればいいんかな。
スピーカー 2
うん。とかもそうだし。
うん。
まあ、でも、1900年入った時やったら、ある程度、推進力があるようなのつけてたんかな。
あー。
スピーカー 1
プロペラみたいなやつとか。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
いや、大西洋横断するって。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
こわ。いや、だから、飛行機だったら全然いいけどさ、気球だったら怖くない?
スピーカー 2
いや、めっちゃリスクある。まあまあ、でも、当時は、例えばドイツからアメリカに行く時とかは、飛行船で行くみたいな。
へー。
あったらしいんだけど、1937年に、まあ、ちょっと大きい事故が起きてしまって、ドイツのフランク・クルートからアメリカに向けて飛ぼうとした飛行船、ヒンデンブルク号っていう、有名な飛行船があった。
うん。
まあ、それが飛び立った時に、爆発しちゃって。
うん。
で、まあ、これもかなり死傷者がたくさん出てる大事故になってて。
うんうんうん。
で、これが結構きっかけで、水素を使って、まあ、飛行船とか気球とか、あんまりやらないようにしようっていう流れにはなったらしい。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
そう。
うん。
で、まあ、ただ、水素ガスに引火して、本当に水素が危険だっていう説が広まったりもしてたんだけど。
うん。
まあ、それが、飛び立った時に、爆発しちゃって。
うん。
まあ、それが、飛び立った時に、爆発しちゃって。
うん。
で、まあ、それが、飛行船とか気球とか、あんまりやらないようにしようっていう流れにはなったらしい。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
そう。
うん。
で、まあ、ただ、水素ガスに引火して、本当に水素が危険だっていう説が広まったりもしてたんだけど。
うん。
スピーカー 1
実際は、その、1997年まで、原因がはっきりしてなかった。
スピーカー 2
うん。
ずっと。まあ、なんか、いろいろ説はあったんだけど。水素を勝手に爆発したっていうわけじゃないんじゃない?っていうのを言われてて。
うん。
で、その当時の素材、どういう素材使われてたとか、いろいろ調べたら、その、実際は、鉄とかアルミニウムの塗装、塗料。
うん。
が、その静電気を帯びて、発火したんじゃないかって言われてて。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
まあ、だから、中身がヘリウムでも、燃えたは燃えたんじゃないかっていう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だから、水素イコール、絶対危ないわけじゃないよねっていうのは、今、NASAが再調査した結果では言われてる。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
っていう感じなんだよね。
スピーカー 1
え?ヘリウム?
ヘリウムでも燃えたっていうのは、ヘリウムが燃えるとかそういうわけじゃなくって、結局その鉄とかが静電気を帯びて。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
爆発チックなことが起きるよねってこと?
スピーカー 2
骨格がもう、危ないものを使ってたよねっていう。
スピーカー 1
うん。それでも燃えるっていうの?
スピーカー 2
まあ、燃えるって言うんじゃない?周りのあの、川というか。
うん。
飛行船のさ、外側のやつとかが燃えたら、もうすらすら墜落しちゃうわけじゃん。
うーん。
穴開いたりして。とかはあるから。でも、まあ、結果としてこの事故をきっかけに、
水素を使って飛行船を作るっていうのは、まあ、だいぶ下火になって、飛行機の方が普及していったっていう感じ。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
まあ、だから今そんなにないですよね。飛行船。
スピーカー 1
そうだね。乗ったことないもんね。
スピーカー 2
飛んでるの見たことあるけどな。なんか。
スピーカー 1
そう?飛行船?
スピーカー 2
えっと、アドバルーンみたいなさ、広告がさ、書いてる飛行船、飛んでるの見たことない。
スピーカー 1
あー、あるかも。え、でも人乗ってる?
スピーカー 2
あれ?人乗ってんじゃないの?乗ってないのかな?
スピーカー 1
うん。
飛行船ってさ、あの、さっき見せてくれたみたいなさ、なんか上に、だから気球みたいな感じ?気球の下になんかカゴみたいなのあって、人が乗ってるみたいな、そういうのではなく、
うん。
なんか、本当に飛行機みたいな形のやつ?
スピーカー 2
いや、えっと、細長いオウムアムアみたいな形の、なんかちょっと細長い楕円形の、
スピーカー 1
あー。あー、そうそうそう。
スピーカー 2
あの、ハンターハンターに出てくる。
スピーカー 1
そうそう。思った思った。
スピーカー 2
気球の飛行船が。
スピーカー 1
うん、飛行船か。
スピーカー 2
うん、飛行船か。
あー、飛行船。ちょ、ハンターハンターって言って伝わる人いる、どんだけいるかわかんないけど。
うんうん。
まあ、あの、バカウケみたいな形のやつですね。
スピーカー 1
あ、じゃあ飛行船も同じ、なんか軽い機体で上に上がってんの?
スピーカー 2
あ、そうそうそう。で、昔は水素だったけど、今はヘリウムが使われてる。
で、ヘリウムはそういう、まあ水素よりは危険性は少ない。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
スピーカー 2
まあまあ、インカ性でもそんなないし。
スピーカー 1
てか、飛行船と飛行機の違いはあんまりわかってなかった。
飛行船はじゃあ、軽い空気を使って上登ってたんだ。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
うーん。え、じゃあ飛行機は?
スピーカー 2
飛行機はだからもう、加速で飛んでますよね。ジェット機で横方向にバーって移動して、で、羽の形で上の推進力使って飛んでるから。
まあまあ、空気とかじゃないですよね。
スピーカー 1
うーん。
ジェットなんで。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そっか。
スピーカー 2
まあ、でも飛ぶと言ったら、また後でちょっとロケットも出てくるんですけど。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
これも水素めっちゃ関係してるんですね。
ねえ。
まあ、とりあえずこれ飛行船がこんな感じの話。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ、じゃあ2つ目の性質。
うん。
燃えるってことですね。
はいはいはい。
水素はすごく燃える。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、まあこれは水素の発見の時も話したんですけど、まあめちゃめちゃ燃えるから、最初なんか火の素と関係あるんじゃないみたいな話をしましたけど。
スピーカー 1
うん。フロギスト。
フロギスト。
スピーカー 2
フロギスト。
うん。
そう。だから、いろんな人がもう燃えるのは知ってた。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これと同じ時代に初めて電池が作られるっていうのが別でまた起きてるよね。
うん。
ボルタ電池って聞いたことあります?
ない。
これ習うんじゃないかな、普通に。
スピーカー 1
マジで?
習うと。
習ったっけ、ボルタ電池。
スピーカー 2
まああの、これ全然覚えなくていいですけど、プラスに銅の板。
うんうん。
で、マイナスに亜鉛の板。
うん。
こうやって硫酸につけると。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
そしたら、そこを電気が流れる。
うん。
水素イオンが放出したりして。っていうのがボルタ電池なんですけど。
うん。
これが、まあこれボルタさん、ボルタ伯爵が見つけてんだけど。
うん。
あの電気がさ、ナンボルトとか。
うんうん。
あのボルトってボルタさんの名前から来てる。
スピーカー 1
へえ。ナンボルターにはなんなかったんだね。
スピーカー 2
ナンボルターにはなんなかったんだね。ボルトになってんだね。これ多分なんだろ、文法的なあれなのかな。
スピーカー 1
それか鉛でさ、なんかその国の人の発音的にはボルタだけど、なんか外国に行ったらボルトになっちゃったみたいな感じかな。
スピーカー 2
ああ、そういうのもありそう。
うん。
このね、ボルタさん、まあ電池の研究してたんだけど、元々空気の研究もしてたんですよね。
うん。
で、この人メタン見つけた人なんですよ。
スピーカー 1
おお。
スピーカー 2
で、そのメタンが燃えたらどうなりますかみたいな研究とかもしてて。
うんうんうん。
まあそもそも化学系の実験をしてる時に。
うん。
まあなんかその電池を見つけたらしいんだけど。
スピーカー 1
すごいね。
スピーカー 2
すごい。まあまあ、多分金属と酸から出てくる空気っていうのをいろいろ研究してた中で、多分電池、その電気が流れてるっていうのを発見したっぽいんだけど。
まあでもこの電気見つける、電池作るって、もう今の社会の本当にスタートになってるというか。
スピーカー 1
そうだね。うん。
スピーカー 2
初めて電気のすごさをその伝えるためにやった有名な事件があって、作った電池から電線を伸ばして。
うん。
50km先まで伸ばして、その拳銃をつけたらしい。その50km先に電池から。
ほうほうほう。
で、その電池をオンにしたら、拳銃の被害が引かれてバーンって撃たれるっていう。
へー。
そういうなんかね、パフォーマンスというか。
うん。
一見あって、電気ってこんな離れたとこからいろんなもの操作できるんだっていうのを言った人。
スピーカー 1
めっちゃ優先だけどね。
スピーカー 2
めっちゃ優先だけど、いやでもすごいじゃん。
スピーカー 1
すごいね。
当時。
だって電気だからね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
うん。
そんなんね、当時できる技術なんてないから。
スピーカー 1
確かに。何にもない時代からしたら、一瞬で50km先のものを操作できるってすごいね。
スピーカー 2
うんうん。なんで拳銃だったのかわかんないけど。
確かに。
わかりやすいからかもしれないけどね。バーンってやって。
スピーカー 1
50km先のものが光るとかだったら、でもいいけどね。
それでもいいと思うけど。
スピーカー 2
うん。
まあまあ、当時拳銃だったっていうね。
うん。
で、じゃあこの電気が見つかると、
うん。
水に電気流したらどうなんのっていうのをやり始めたね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
で、また別な人が、お医者さんがやってんだけど最初に。
うん。
水に電気流したら泡ブクブク出てくると。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、それが水素と酸素だって見つけた人が別でいる。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
これもね、なかなかすごいことですけど。
スピーカー 1
うん。電気分解。
スピーカー 2
電気分解ね。これが1800年とかですね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
で、そこから電気分解の研究とかもいろいろされるんだけど、
1838年ぐらいに、
うん。
水にH2Oに電気流して、H2とO2が出てくるんだったら、
逆にH2とO2を反応させたら、水と電気できるんじゃねっていう。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
逆を考えた人が出てきたの、この。
スピーカー 1
水と熱?
実際爆発、てか燃えて。
スピーカー 2
いや、これ電気できる。
スピーカー 1
電気にもなるんだ。
スピーカー 2
電気にもなる。
へぇー。
これ燃料電池って呼ばれてるもんで。
うんうん。
だから、僕らがイメージしてる乾電池みたいなやつとはちょっと違うんだけど、
うん。
まあ水素と、あとは酸素を混ぜて酸化還元反応みたいなことが起きて、それが電気としてエネルギーが出てくるっていう。
だから、ためとくっていうよりかは水素とかを供給して、そこでずっと電気作るみたいなタイプの電池が燃料電池なんですけど。
スピーカー 1
じゃあ、燃料電池に電気蓄えるために水素と酸素入れとくってこと?
スピーカー 2
蓄えるっていうか、そこで電気作り続けるみたいな感じ。だから、外から水素と酸素をずっと供給し続けて、で、そこから電気出てくる。
だから、ちょっと乾電池とかとは違うかな。どっちかというと、なんかエンジンに近いというか。
スピーカー 1
で、その電池を使うのはどこで使われるの?
スピーカー 2
それは、最近の水素自動車。
その水素自動車とかも、そういうタイプで電気を取り出して、それで走るっていうのもあるし。
だから、ある意味水素を燃料にして、一回電気に変換して、その電気で車を走らせるっていうタイプがあったりする。
スピーカー 1
じゃあ、水素を供給してるところは、水素自動車とかで言ったら、水素ステーションみたいなところがあるってこと?
スピーカー 2
いやいや、車には一旦水素を補給するんだけど。
車自身に入れるんだ。
そうそう。車自身に水素を補給して。
うん。
で、それをちょっとずつ使うみたいな感じ。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
あるんすよね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
これ僕もね、水素使いますけど、実験室で。使うことあるけど、
うん。
感じるときあって、普通に風船に水素入れることあるんすよ。
うん。
使うために。でもね、どんどん抜けてくん。
うーん。
多分ね、プラスチックの隙間から。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
だから定期的に水素補充しないといけないとか、
うんうんうんうん。
あったりして、やっぱちっちゃいんだなっていうのは感じれるよね。
うーん。
スピーカー 1
で、あと細かく言わんけど、この金属の隙間に水素が入っちゃうっていうのを逆に利用してるのが充電できる乾電池っすね。
スピーカー 2
ほう。というのは?
っていうのは、まあ使い回せる電池って、
うん。
その仕組みはちょっと複雑ではあるんだけど、
うん。
本当にあの、簡単に言うと、水素を金属から出し入れできるっていう。
うん。
のがあるんすよ。
うん。
スピーカー 1
だからあるときは、その充電として電気流して、水素を金属に吸着させる。で、使うときは金属が離れ、あの水素が出てくる、みたいなときに電気が発生するっていう。水素急増合金っていうのが使われてて。
スピーカー 2
うーん。そんなのがあるんだ。
うん。なんで、ニッケル水素電池っていう。
うん。
エネループとかそうなんすけど。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
これね、音声でね、ちょっと伝えきるのマジで無理だと思うから、ちょっとニッケル水素電池調べてみてほしいんすけど。
スピーカー 1
そうですね。調べて、絵とかがあったら分かるかもね。
スピーカー 2
そうそう。まあでも簡単に言うと、その水素吸着する、吸着しないをコントロールして、
うん。
言ったら充電したり使ったりっていう切り替えができる、みたいな感じ。
うーん。
ざっくりね。本当にこれざっくり。
うん。
っていうのに、まあ逆にね、その水素がちっちゃいっていうのが利用されてるとかはありますね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、まあちょっとね、スイスのこうエネルギー的な利用って、本当にきりないんでこんぐらいにしときますけど。
はい。
ちょっと切り口違うの、最後しゃべって終わりますけど。
うん。
水素水ですね。
ああ、水素水。
どんなイメージあります?水素水。
スピーカー 1
なんか、健康に良いみたいなふうにPRされてるイメージ。
スピーカー 2
うん。
うん。
飲んだことある?
スピーカー 1
あ、ねえ。なんか、私が学生のときに、
うん。
留学してる間ぐらいにさ、急にさ、日本で流行って水素水。
うん。
で、家帰ってきたら、
うん。
なんか水素水作るやつがあった。
え?
家に。
マジ?
お母さんが買ってた。
スピーカー 2
おお、それも今使ってない?使ってないんじゃないかな。
スピーカー 1
使ってないんじゃないかな。
スピーカー 2
ああ、そうなん。
うん。
スピーカー 1
なるほど。
だから飲んだことあると思う。
スピーカー 2
あ、もう覚えてないレベルか。
スピーカー 1
あ、いや、飲んだことある。
スピーカー 2
うんうん。
うん。
でもね、こう、水素水の話って、
うん。
非常にセンシティブな話なんですよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
まあ、健康に良い悪いみたいな情報を含むからね。
うん。
まあ、なので、ちょっと、いつも一応サイエントークは引用する情報とか、まあ、使った本とかウェブページとかは概要欄に貼るようにしてるんですけど、
うん。
今回あの、引用情報をちゃんと明言しながらしゃべんないと、
うん。
危険なんで、
うん。
ちゃんと、ちゃんとあの、参考にした情報を言いますけど、国民生活センターってあるんですよね。
うん。
独立行政法人の。
まあ、その報道資料によると、まあ、水素水の効果、結論、人での健康とか医療的な効果について十分データがあるものはない。
うん。
っていうのが、まずある。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
大前提としてね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だから、基本的に水素水です以降に、めっちゃ健康に良いですって結びつけて売ってるのは、
うん。
まあ、ダメなんですよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
確認されてないんで。
スピーカー 1
そもそもなんでじゃあ、健康に良いっていう風に言われだしたのかとか、
うん。
あとは、
健康に良いって、その、どういう点で健康に良いんだろうか。
スピーカー 2
うんとね、まあ、これも一応ね、医薬基盤健康栄養研究所っていうところが、
うん。
まあ、ちゃんと水素水の安全性・有効性情報みたいなの出してまして、
うん。
で、まず言われてる効果、
うん。
言われがちなのは、ダイエット効果があるとか、がんを予防するとか、
スピーカー 1
おお。
スピーカー 2
まあ、一番多いのが、活性酸素を除去する。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
っていう風に言われてるんですけど、
うんうん。
確かに、この辺は、細胞の実験とか、
うん。
あと、動物実験とか、
うん。
そういったもので、論文になってるものはあります。
スピーカー 1
おお。
スピーカー 2
で、人の臨床試験がやられてる例もあります。
うん。
でも、現在のとこで有効性と安全性の検討、十分にされたとは言えないと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なので、人に対しては、分かりませんっていうのが、今のところ。
うーん。
効果があるともないとも言えない。
スピーカー 1
それは、サンプル数が少ないから?
うん。
サンプル、割と取ってるけど、まともなデータ出てない。
でも、出てなかったら、効果ないってことだもんね。
スピーカー 2
うん。そうそうそう。
スピーカー 1
で、あんまり、そもそも研究されてないからっていうことなんかな、人で。
スピーカー 2
いや、研究はね、めっちゃされてる。
スピーカー 1
それで、健康にいいっていうデータ出てこないんだったら、効果ないってこと?
スピーカー 2
今のところね、だからないってこと。
うーん。
っていうのが、今のところの話。
スピーカー 1
動物では?
スピーカー 2
動物では、その、例えば、がんがちょっと小さくなりましたとか、
うん。
っていう論文ベースの情報があったりする。
とか、炎症が抑えられるとか。
うんうん。
そういう論文が実際にあって、一応ね、1600ぐらいは学術論文の報告があって、
まあ、細胞レベル、動物レベルの話。
で、メカニズムも結構最近は調べられてる。
うんうん。
まあ、その炎症だったら、炎症性のサイトカインっていう免疫反応を促進する物質があるんですけど、
まあ、それが出るのを抑える経路があるんじゃないかな。
うんうん。
でも、市販されてる水素水、まあ、この辺水素水自体の研究は結構されてて、水素、ガスを吸入させるとか。
うん。
まあ、そういう臨床試験とかもやられてたりはするんだけど、実際に。動脈硬化症に対する研究とか。
うん。
まあ、まだ承認はされてないよね。
うん。
で、それと、そういう研究はありつつ、一般に売られてる水素水って、まず本当に水素入ってんの?っていうところから怪しいっていうのは。
うんうん。
で、まあ、それ最初に言った安全性・有効性情報。
うん。
によると、あの、市販されてる水素水の濃度とかをひたすら調べてみたらしいんだけど。
うん。
スピーカー 2
そもそも抜けてってるっていうのが結構あって。
うんうんうん。
で、まあ、これ確かにそうなの。さっきあの、風船とかからも水素抜けちゃうとか。
うん。
ちっちゃいんでね。
うん。
話あったんですけど、大体、コップ一杯に入れた水素水を室温に置いとくと、
うん。
1時間で、まあ、半分以下になる。水素が。
うんうんうん。
それぐらい、どんどんね、抜けてっちゃうもんなんですよね。水素って。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
だから、普通の容器に水素水を入れて売ったとしても、届く頃には全然水素なくなってるんじゃないっていう。
うーん。
とかもある。
スピーカー 1
なるほどね。なんか、私の家にあった水素水作る機械さ。
うん。
ちょっと、記憶がおぼろげだけど。
うん。
なんか、あの、機械みたいな感じで。
うんうんうん。
なんか、水を入れて。
うん。
で、ボタンを押したら、水素水になるみたいな。なんか、ブクブクして水素水になるみたいな。
うんうんうん。
水素水になるみたいな感じだった気がする。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
出来たての水素水飲んでた気がする。
スピーカー 2
出来たてのやつを飲んでたの。
うん。
まあ、それは、まあ、できるのかもしれないけど、効果は不明っていうふうなことっすね。
うん。
まあ、それが本当に健康にいいですとか言ってるんだったら、まあ、誇張した広告表現なんでダメなんですけど。
まあ、実際、調査によると、水素水売ってる業者に期待できる効果は何ですかっていうアンケートを取ると、一番多い回答、水分補給ってくるんで。
うんうんうん。
まあ、そこは名言を避けてるってことだよね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
そう。これはもう、医薬品医療危機等法の違反になるんで。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
薬器法ってやつですね。
うん。
っていうのが、まあまあ、現実っていう感じっすね。
スピーカー 1
でも、最近あんま効かないよね。一時期はすごい水素水水素水って出たイメージだけど。
スピーカー 2
ないね。
ブーム去った?
ブーム去ったというか、そもそも俺こういうブームが起きちゃうのも問題なんじゃないかなって思ってるんだけど。
でも、去ったってことかな、じゃあ。
そうですね。結構根強いと思うよ。
そう。
まだね、全然あるというか、なんちゃら水、水素水とか、シリカ水がとか、怪しげな水はいっぱいよく売られてるんですけど。
うん。
今ある情報としては、データが足りてないんで。
うん。
僕はそれにお金をかけるのはどうかなと思いますけどね。
いや、それでお金儲けする人とかいるから、気をつけないといけないよねっていう話はあるじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
うん。
それによって俺は全部が全部否定されるわけではないというか。
うん。
その臨床試験やってる例とか、実際に水素水の効果っていうのを研究してる人もいるんで。
うん。
そういう研究が進めばっていう感じ。
スピーカー 1
うんうん。本当に効果が分かったらアリなんじゃないっていう感じですかね。
スピーカー 2
うん。だって実際そういうのを水素を使って治療しようってやってる人とかもいるから。
うんうん。
それを全否定するわけじゃないけど。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ただ、動物試験とかそれで論文出てるから科学的根拠がありますっていうので、人を騙す人は僕は本当に許せないと思ってます。
うんうん。
日本でも特に多いっぽいんだけど、この手のビジネスというか。
うん。
騙してるようなやつ。
スピーカー 1
うん。そういうのに騙されないようにしましょうっていうことですか。
スピーカー 2
そうそうそう。しかもこれって日本だけの話じゃなくて、アメリカでも水素水を売ろうとした業者っていうのがあって、
うん。
H2ビバレッジっていう会社があるんだけど。
そこはもうアメリカの食品薬品局から警告文出されてて、FDAですね。
うん。
から出されて、警告されてて、健康にいいですとか、そこはコロナに効きますとか、そういうのを科学的根拠が足りないのに販売していたので違反行為だっていうので止められたっていう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
例もアメリカとかでもあったりするんですけど、日本そういうの多いんで、冷静に判断しましょうっていうことですかね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
なんか珍しくこういう話をしてる気がするけど。
スピーカー 1
逆にさ、レン君はそういう風に科学に詳しいから、これエセ科学かもなって思って調べてさ、そうかもしれないってわかるかもしれないけどさ、
うん。
そんなに科学に普段触れてない人とかってさ、どういう風にこれエセかもってわかるの?マークとかついてたらいいんかな?
スピーカー 2
特保とかはついてる。
うん。
特保みたいなものでマークついてるやつは、ちゃんと調べられてるんだなっていうのはわかるんですけど。
うん。
スピーカー 1
なんていうマークだっけあれ。
スピーカー 2
特定保険用食品のマーク。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
で、これに関しては有効性とか安全性が科学的根拠ありますよっていうので、国が審査して許可を受けてるっていうのは調べられてるわけね、まず。
うん。
でもそういうのじゃない限りは、まず一回ちょっと疑ってみるとか。
うん。
で、消費者庁とかそういう情報公開してるんで。
スピーカー 1
へぇ。
スピーカー 2
消費者庁の食品安全相談。
食品安全総合情報サイトとか。
うん。
に、まあなんか食品こういう、例えば添加物とか、なんかよくこの成分がいいとか言ってるやつありますけど、それが本当なのかとか、そういう情報があったりはする。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
から、まあまずそれを見るのがいいんじゃないかなっていうのが一つ。
スピーカー 1
うんうん。
とかあれかな、なんか買おうと思ってる商品があって、その商品名とこうかみたいな感じでググってみるとか。
スピーカー 2
まあ最低限ね。
うん。
で、まあその、個人のブログとか。
うん。
そういうのはね、鵜呑みにしすぎるのは結構危険、やっぱ。
スピーカー 1
あー。でもさ、その、科学的なエビデンスがなかったらさ、そういう情報ってなんか、どっかにありそうじゃない?なんか、誰かが言ってそうみたいな。
スピーカー 2
ん?あ、国が調べてるとか?
スピーカー 1
うん。とかなんか、ネット上でさ、いやこの商品はこういう効果あるって言ってるけど、実際はエビデンスなくない?みたいな。
うん。
って言ってる声がありそうじゃない?
スピーカー 2
あー、そういうこと?
うん。
あー、そういうのも出てくると思うね。
うん。
てか、まずそういうのがあるかどうかも探した方がいいと思うし。
うんうんうん。
で、こういうのってさ、もう僕ら消費者はさ、別に見てもさ、その成分本当に入ってるかとか、例えばね、本当に薄質なやつだったら、入ってないかもしれないじゃん。わかんないじゃん。
うん。
だから、まあ最低限その公開されてる情報は見て、ちゃんとしてるものだったら、情報出てくるんで。
うん。
出てこないってことは、結構変じゃない?っていう話になる。
うん。
うんうん。
っていうことなんじゃないかな?っていうのがね、ありますけど。
はい。
まあなるべく複数の、その情報に当たるとか、そういったことは大事なんじゃないかな?少なくとも。
うんうん。
っていうね、あの、ガチガチに。
うん。
僕はなんかもう、切り捨ててる感じになってるけど。
うんうん。
水素の話からの。
え?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
広告の話。健康食品とかの広告の話になったね。