00:01
仁部前誠
言い続けてきているのは、オンラインの駆け込み寺ですかね。
高見知英
そうですね。
仁部前誠
耳から声を結ぶ寺というコンセプトもありますけど、
やっぱりオンライン上の何か一つの居場所というんですかね。
高見知英
NPO法人まちづくりエージェントSIDE BEACH CITYのポッドキャスト番組、SBCastです。
この番組は、様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介、活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、フリーランスとしてプログラミング、アプリ開発、講師、書籍出版などを行いながら、このNPOの理事を務める高道英です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストは、お寺寺代、二部禅帳さんでございます。二部禅帳さん、よろしくお願いいたします。
仁部前誠
はい、よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それではまず簡単ではございますが、自己紹介からお願いできますでしょうか。
仁部前誠
はい、この番組はお寺の人が出演したことあるんですかね、今まで。
高見知英
お寺の方はいらっしゃらないですかね。
仁部前誠
埼玉県の杉戸町という町にあるんですけれども、定元寺というお寺の今副住職をしております、二部禅帳といいます。今日はよろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
二部禅帳さんとはいつもお寺寺代というラジオトークの方の番組でいつもお声を聞かせていただいて、たまにライブでも参加させていただいておりますけれども、まずはこちらのお寺寺代の活動についていろいろとお話をお伺いできればと思います。
まずは活動をするようになった理由っていうのをお知らせいただけますでしょうか。
仁部前誠
そうですね。活動というほど、私たちは特に大げさに捉えていなくて。
お婆さんって結構人前で話すことが多いじゃないですか。
高見知英
そうですね。
仁部前誠
我々兄弟でお送りする番組なんですけどね。話しながら伝わることもあるのではないかなっていうような。教えそのものを伝えるというよりかは、兄弟の雑談の中で何か仏教的な世界観とかを伝えられたらいいなというところがありましたね。
あとはコロナでなかなかお寺に人が来たりとか、こちら側がどこかに出向いたりとかっていうことがなかなか叶わなくなった中で、何もしないというのもちょっとあれなので、時間がある中で何かできることないかなといったときに、日常的に行っていることでなおかつ移動止まらなくて済む。
03:22
仁部前誠
ラジオという方法がパッと降りてきたような感じだったので、ちょっととりあえずやってみようかというような形でやって、もう2年弱ぐらい経ちますかね。
きっかけとしては本当にそういう感じです。本当に些細なことというか。そんな感じですね。
高見知英
はい。ありがとうございます。
自分もいつもお寺寺を聞かせていただきますけど、他のお寺さん関係のポッドキャストやライブなどの配信なども聞いていても、仏教仏教していないというのがすごく入りやすいなというふうには思いますね。
仁部前誠
ありがとうございます。はいはい。
高見知英
なので他のラジオ番組の1コーナーという形で仏教の講話に近いようなお話とかいうふうなこともあるんですけれども、やっぱりそれと比べたらそちらの方はかなり仏教仏教しているので、やっぱり構えて聞かないといけないなというふうになってしまうのに対して、
モテラジオさんはそういうこと全然ないので、入りやすいなという感覚がありますね。
仁部前誠
それもいいことなのかどうなのかわからないですけど。
高見知英
いい、いい。
仁部前誠
今、高見さんがおっしゃったように、何か難しいものを自分の中で咀嚼しようとすると、人ってやっぱりちょっとうって構えないといけないですよね。
高見知英
そうですね。
仁部前誠
その構えっていうのって割と力みみたいなのにつながると思うんですよ。
それって多分疲れちゃうんですよね、人って。
たまにはそういうことって絶対必要なんだけども、何かリラックスしながら耳だけ貸してよみたいな感じでやってるのかもしれない。
今、高見さんのお話聞きながら気づかされました。
高見知英
そうですね。リラックスしながら耳だけ傾けてみると本当にそういうところがあって。
いろんなお寺の方のポッドキャストやラジオトークなどの配信を聞いていて、
あ、お寺の方ってこういうような形でものを考えていらっしゃるんだ。
こういうところが、例えばいわゆる自分たちの活動と違うんだ、自分たちの活動とここは同じなんだとか、
そういうようなところを発見できるっていうのは、直接でもいてっていう形ではなくて、
本当に耳を傾けてるだけでもなんとなく知れるっていう、こういう音声の配信の魅力なのかなというふうな感覚がありますね。
仁部前誠
はいはいはい。
高見知英
なので、こういうようなお寺に関わる音声の配信っていうのは非常に自分もいいなっていうふうに思っていますし、
06:08
高見知英
やっぱりそういうところからお寺とか仏教ってどういうことだろうっていうのを知っていくっていうのはすごくいいのではないかなっていうふうに思いますね。
仁部前誠
はい、ありがとうございます。
高見知英
そうですね、ありがとうございます。
では、お寺城で目指していること、目的としていることなどございましたら、こちらをお伺いできますでしょうか。
仁部前誠
そうですね、これよく聞かれるんですけど、何のためにやってるのとかですね、どこをゴールにしてとか聞かれるんですけど、
ぶっちゃけ言ってしまうと、特にないんですよ。
何を言ってるんだお前はっていうふうに思われるかもしれないんですけど、
というのも、何か目指すべきところがあって、そこに努力をして到達するためにやっているとかそういうことではなくて、
先ほども言った通り、兄弟と一緒にお送りしてるんですよね。
だから、お坊さんの兄弟同士で会話をするっていうのは、ごくごく日常のことじゃないですか。
それを発信しているだけっていう感覚で、それをどう受け取って、受け取った方がどうなるかっていうのは、あんまり私たちそこまで考えてはなくて、
あんまり目的とか目標とかゴールとか定めると、ちょっと続かなくなっちゃったりもしますしね。
本当にこう、なんて言えばいいのかな、趣味の延長じゃないですけど。
心の中では、何か仏教に興味を持ってもらったりとか、お寺とかの世界観が伝わったらいいなって、もちろん確かにあるんですけど、
そこまで明確に掲げてはいないっていうのが本当のところですね。
聞いた方にどうなってほしい、こうなってほしいっていうのも特にないですし。
なんか、強いて言うなら、楽しんでくれたらいいかなってぐらいですね。
ふわっとしつつ、すいません。
本当にそうですね。楽しんでくれたらいいかなって。
高見知英
特に目的なくごくごく日常を発信していくっていうのがすごくいいのかなと思います。
やっぱり日常とは言っても、自分の過ごしている日常と他人の過ごしている日常ってのは全然違うものですし、
その日常を語るっていうだけで、あ、ここが違うんだ、ここは同じなんだって、
やっぱりそういうような日常を話していくことっていうのが非常に大事なのかなっていうふうに思います。
特に仏教とかお寺ってなると、どうしてもやっぱり自分たちとは違うんだっていう印象を先に持ってしまう、
先入観を先に持ってしまうっていう方も多いと思うので、
そういうようなことを話していくことが大事なのかなっていうふうに思います。
09:00
高見知英
まあ雑談ですからね。我々兄弟の。
テーマは割と目に見えないのかなと思うんですけども、
やっぱりそういうふうに話していくことが大事なのかなっていうふうに思います。
やっぱりそういうふうに話していくことが大事なのかなっていうふうに思います。
元玉ですからね。
仁部前誠
だから、究極言ってしまえばそんなに意味ないんですよ。
でも意味ばかり求めるような、割と空気感だからかなと思うんですね。
二人の方だと。
でも割と意味ばかり求めるような、割とそういう空気感とかって最近多いなと思っていまして、意味のないこともやっぱ大事ですよね。
だから我々の雑談なんて別に意味もないけど、何となく楽しいみたいな感じで聞いてくれたら嬉しいかなっていう、それぐらいの感じでやってます。
高見知英
意味が特にあるわけではないけれども、そのないことが大事っていうのはその通りですね。
やはりどうしても何か特に音声で、特にポッドキャストのものっていうのはすごくそういう傾向が強いかなというふうに思うんですけれども、
やはり何らかの意味があって、ある意味、オチがあるっていうのがやっぱりこういう音声の配信、ポッドキャストのよくあることなんですけれども、
やはりそういう意味が必ずしもあるものばっかりだと、もちろん情報としてはすごくそれでも得られるものはあるんですけれども、
やっぱりそれだけでは得られない、それだけではよくわからないものっていうのはやはりあるのかなっていうような感覚はあります。
なので、だからこそ逆に意味がないけれども、誰かが話すことによってそういうような人たち、そういうところで活動している人たちの活動の考え方とか、活動に関して何を思っているのかとか、
そういうことはわかるっていうのってすごくやっぱり特殊性があるのかなっていうような感覚はありますね。
なので、やっぱりこういうような意味がない、意味を特に設定をしていない、そういうお話っていうのもすごく重要じゃないかなっていうような感覚がありますね。
仁部前誠
我々、都会というか日々の暮らしの中で、お部屋の中とかって意味のあるものしかないじゃないですか。
例えばコップだったら何かを飲むためにあるし、意味のないものっていうのはどんどん排除しているようなちょっとスタイリッシュな空間に多分皆さん住んでますよね。
でも例えば大自然とか森の中とか林の中とか、なんでそこに木があるのかとかって別に意味ないじゃないですか。
12:06
仁部前誠
そういう場所に現代人が癒されてるっていうのは結構感じてて、意味がないけれどもなんかこれ効いてるんだよなとか、なんかそういう存在になりたいなっていうのがありますね、最近は。
意味とか意義がないものっていうのはどんどん排除されてるような、本当にシンプルに意味とか役目のあるものだけが残ってるような、なんとなくそういう世界。
だけど自然とか山とか、ああいうところに行くと意味もなく石とか転がってるじゃないですか。
今の人ってそういうところに行くと癒されるんですよ。
だから別になんで効いてるのかわからないんだけど、これお坊さんが話してるからなんとなく効いてるんだよねみたいな。
そんな感じの存在がちょうどいいんじゃないのかなと。
高見知英
そうですね、確かに。やはり考えてみれば確かに意味がないもの、意味が直接にはないものに癒されるという側面もありますよね。
やっぱり意味があるものは目の前に明らかに意味があるものはすごくたくさんありますけれども、
そういうようなものに突き起こされているとき以外に、以外のものだからこそそういうようなものに癒されるっていうのもあるのかなという感覚はあります。
だからそこに何もない、特に意味があるわけではないからこそそこにいられるし、
でもそこを通してなんとなくなんかが、ああこういうのがあるんだっていうのが気づくって言いますか。
そういう気づきが得られるっていうのもやっぱり意味が直接そこにないからこそっていうところはあるのかもしれませんね。
仁部前誠
なんとなくその目的もなくね、神社とかふらりと行ったりとか、お寺の敷地内にふらりと行ったりとか、
そうしたところで別に何をするわけでもなく座ってるだけで何かこう癒されたりだとか、
そういう瞬間って誰しもあると思うし、想像しやすいと思うんですよ。
それはリアルであってもネットの中であっても関係なくて、
お寺城っていうのはオンライン城の駆け込み寺なんて言ったりしてますけど、
わりとそういう存在を目指してるのかもしれないですね。
高見知英
そうですね。特にやっぱりオンラインのある意味は本当に面白いところっていうのは、
雑音がすごく少なく済むっていうところもあるのかなっていうふうに思っていて、
やっぱり例えば外だと荷物が重いとか暑いとか、
15:03
高見知英
そういうようなある種の雑念が生じてしまうところもあるんですけども、
やっぱりそれもなく、ただ何もない、特に意味がないことの空間に身を委ねることができる。
そこで話を聞くことができる。そこで気づくことができるっていうのもあるのかなっていうような感覚は確かにあります。
ありがとうございます。
仁部前誠
はい。
高見知英
それではその他のお話にも関わっていきたいと思うんですけども、
活動に関して何か課題に感じていることなど何かございますか?
仁部前誠
うーん、何でしょうね。何でしょう。
ラジオに限らずですけど、
やっぱり専門用語とか、
その辺の度合いっていうのかな。濃度っていうんですかね。
割と難しいなっていうのはやっぱり続ければ続けるほど感じますね。
やっぱり仏教会とかお坊さん特有の専門用語に逃げるのは簡単なんだけど、
そうすると伝わらない部分も出てきちゃったりとか、
逆に噛み砕きすぎても近道しすぎても伝わらないことってあるじゃないですか。
分かりやすくしすぎても。
だから用いる言葉をどういう言葉を使うのかっていうのはすごく難しいところですよね。
仏教では大器説法っていう言葉があって、
お釈迦様というのは相手の立場とか目線に合わせて用いる言葉をどんどん変えて、
相手の資産に合わせて英語説法しましたよっていう大器説法っていう言葉があるんですけど、
まさしくそれで、ただラジオというのは不特定多数が聞いていたりするわけですから、
なかなかそこはすごく難しいかなって思いますね。
課題としてはそこかもしれないです。
なるほど。ありがとうございます。
高見知英
相手の資産に合わせるっていうのが、
特に相手がすぐに見えない環境だと大変ですよね。
その辺は収録の方が難しいところもあったりしますでしょうかね。
そうですね。
仁部前誠
ライブ配信とかだとアプリの性質によりますけど、
ラジオトークの場合はライブ配信はリアクションが得られるので、
そこは修正ができるかなっていうのは。
ただ収録の場合はもう撮っちゃうから、
この回は割と難しい用語が多いなとか、
そうに感じる人もいるかもしれない。
高見知英
特に専門用語ってすごく難しいもので、
18:03
高見知英
自分や自分のすごい身の回りの人には
同じ教師だったり近い立場の人だったりするので、
案外その用語が通じちゃうんですが、
実際全く知らない人に話しかけてみると全然違う言葉だった。
そもそも自分たちは専門用語だと思ってすらいないんだけども、
話してみたら専門用語だったっていうようなことって結構あるのかなと思って。
やっぱりそういうようなことをうっかり話してしまって
伝わらないようになってしまうっていうのが
結構難しいところではありますよね。
仁部前誠
この辺がすごいバランス感覚なんですけど、
要は弟との雑談をただ流してるだけですっていう風なニュアンスもありつつ、
ただやっぱりそこには聞いてる人の存在っていうのもゼロではないんですよ。
だから弟との会話の中であれば全然普通に専門用語も出るし、
前提が基本的には一緒なので食い違うこともなければどんどん会話が進んでいく。
それをそのまま流す方が僕らはすごく楽なんですけど、
でもそこには受け手がいるっていうのも心の中にはやっぱりあって、
だからそこのバランスっていうのが難しいですよね。
完璧受け手目線に立っちゃうと今度は自分たちがやりづらくなっちゃうし、
続かなくなっちゃうので、あくまで弟との雑談っていうのは大事にしたいんですけど、
ただ一方でそこに振り切りすぎちゃうと今度受け手が置いてけぼりになっちゃったりするから、
そこのバランスが難しいですよね。
高見知英
そうですね。本当にこのバランス感覚っていうのは難しいところで、
本当に確かに専門用語を配して配して伝わるようにしゃべるってこともできるんだけども、
かといってただ流してるっていうニュアンスも残しておかなければいけないっていう、
すごいバランスの取り方が難しいなっていうところがありますね。
仁部前誠
弟との話の中では別に噛み砕く必要ないから、噛み砕く必要ないんですけどね。
高見知英
本当にそこはすごく感じていて、
先日別のところで新聞記者の方がやっているフォトキャストの方も聞いたんですけども、
こちらの方だと専門用語でしゃべってるつもりがない人を取材していて、
でも自分たちにはその言葉がよくわからなかった。
あ、それって専門用語だなっていうのがあったりするっていう話も聞きますし、
自分たちIT技術者とかそういうような立場からしてもやっぱりそういうことってよくあって、
自分たちは全然専門用語で話してるつもりがないし、
実際自分は他のコミュニティとかで、
いわゆるITツールをそこそこに使えるカバーユーザーとか言われるタイプの人たちと話をして
通じている言葉を、じゃあこれだったら、この言葉だったら他のところでも通じるだろうって思って話してみたら
21:00
高見知英
全然通じなかったっていうようなことが結構あって、
そういうところで、専門用語使われてるからよくわからない、
この人からあんまり話をしないようにしようって思われちゃったら困るなっていうところもあって、
そこはすごい難しいなっていうところはあります。
なんでしょうね、やっぱりその人と話をしてみたい、
専門用語が多少あっても話をしてみたいっていうような気持ちまで言ってくれれば、
そこはもうある程度専門用語が間違っててしまっても全然問題ないんですけども、
そうでない人だとうっかり話すことですらやっぱり専門用語がかかってしまうといけないなっていうところもあって、
そういうところがありますので、そこをどういうふうに専門用語を使わないように表現をするのか、
ときどきやっぱり専門用語を使わないとすごくめんどくさい周りくるを表現をしなきゃいけないっていうこともあったりするので、
そこをどういうふうに話すのかっていうのはすごい難しいところがあるのかなっていうふうに思いますね。
仁部前誠
わかりやすさイコール正しさでもないですからね。
特に仏教なんてお釈迦様ご自身が言葉を選ばず言えばめちゃくちゃ難しい教えだからっていうことを最初に申し述べるんですよね。
これすごく難しいよっていうのをお釈迦様が言うんですよ。
これ普通の人じゃなかなかわかんないからっていうようなね。
だからそうしたものをどこまで砕くかとかね。
そもそも砕けないっていうような視点も必要だし。
僕だって僧侶と言いながらただの人間ですし。
そんな人間がお釈迦様も教えよう。
そもそもわかってないのにそのわかってないものを砕いたらもっとわからないものになっちゃうじゃないですか。
それってあってはならないことだと思うんですよ。
わかりやすさっていうのは必ずしも正しさじゃないなっていうのはそこで。
だからお坊さんっていうのはあくまで皆さんが仏教とか仏様に出会うためのパイプ役というか。
私はそういうふうに捉えてるからそのパイプが邪魔をしてしまっては元も子もないんですよね。
だからそこらへんの度合いっていうのはすごく難しいですし。
たぶん一生解決することない付き合っていく悩みだと思います。
高見知英
ありがとうございます。パイプが邪魔をしては元も子もないっていうのは本当に相当いいなと思います。
やっぱりそれはどの分野についても言えますもんね。
自分もこういうようなITとかプログラミングとかそういうようなことをいろんな場所に話をするにあたって
やっぱりある意味自分もパイプ役ですので
24:03
高見知英
やっぱり専門知識がすごい深い知識があるわけではないんだけれども
でもある程度のことは知ってるっていう人が専門分野に進むための
ある意味道を作るっていうようなところをあちこちでやっていることにはなるんですけど
やっぱりそういう時に自分がそちらに行くための邪魔をしてしまってはいけないので
そこはすごく気をつけなければいけないなっていうところですね。
ちなみにこちらの内容についてですけれども
全職さんとしてはどのようにしたい?どうすればパイプとして邪魔をしないようにするための工夫ですとか
そういうような何かがあればお伺いできますでしょうか?
仁部前誠
それでいうと冒頭も少し触れたんですけど
やっぱり相手側が力まないような形で
雑談の中にどこかそういうエッセンスをうまく練り込めたらなっていうような思いはありますね
だから伝わったか伝わってないかのゼロ百ではなくて
じわじわと伝わっていくっていうか染まっていくというか
染まっていくっていうとなんかちょっとやだな
なんとなくそんな感じです
高見知英
そうですね。雑談の中に練り込むっていうのはすごく良いですね
その通りすごく大事なやり方なんだろうなというふうに思います
自分たちも何とかしないといけないですね
お坊さんがお説法とか教えを伝えるっていうと
仁部前誠
どこか授業みたいになるじゃないですか
こちらが一方的にお話をして相手の価値観を変えて
仏教とかオペラを好きになってもらう
こちら側に引き込むっていうイメージってあると思うんですよ
僕はオペラ授業の中では別にそれを望んではいなくて
相手の価値観を変えてもらうっていうのは
望んではいなくて
相手の価値観を変えようと思っていなければ
こちらが一方的に話すっていうことも別に望んではいないし
授業っぽくなってもやだなと思うんですよ
そこのニュアンスみたいのはあるかもしれないですね
高見知英
そうですね
やはりそういう変えようとは思わないけれども
まず雑談の中に練り込む形で伝えていく
っていうのって
いろんな分野で使える話し方ではないのかな
というふうに思いますね
特に今回はZoomの使い方とか
インターネットのサービスの使い方
インターネットでの配信の仕方とか
そういうようなことを相談いただくことはあるんですけど
27:01
高見知英
そういうようなことについて話をするときに
自分たちも無理に変えようと思ってしまうと
逆に恐縮されてしまって何もできないということが
よくありますので
そういうような時にどういうふうに伝えていけばいいのか
っていうところにも今回のお話はすごく通じるところは
あるんだろうなというふうに思いますね
仁部前誠
ありがとうございます
高見知英
本当にこちらについてこの伝え方については
やっぱり仏教に限らず本当にいろんな分野で
これから特にラジオとかポッドキャストとか
こちらがある程度一方的に話をしていくというようなところでは
特になんですけども
重要な心構えといいますか
伝え方になってくるんだろうなというふうに思います
仁部前誠
本当にそこのあたりについては
高見知英
自分たちサイドビッチ主義としても
いろいろとやっていかなければいけないなという感覚がありますね
ありがとうございます
それでは続きましてですけれども
ITについてどう関わっていきたいか
何か特別に何かございますか
仁部前誠
IT?
高見知英
ちょっと広い話題にはなってしまうんですけど
仁部前誠
オペラジオがっていうことよりは
仏教会とかお坊さんとかとして
デジタル技術とか
新しいテクノロジーとかと
どう関わっていくかということでいいですかね
それでいうと
昔はね
昔ってすごいざっくりとしてますけど
絵解きっていう方法があったりしたんですよ
地獄っていうのはこういう場所なんだよっていう
絵を描いたものを指を指してお坊さんが
こういうふうになっちゃうから
日々の行いとかって正しくしなきゃいけないよねとか
あとはお釈迦様の御生涯とかが
神芝居みたいになってたりとか
仏教の教えとかもそういう
絵に描いたりしたものを指を指して
教えていく
これ絵解きって言うんですけど
とにかく時代時代によって
いろんなツールを駆使しながら
教えっていうのは伝えられてきたんですよね
だから私のご縁のあるお坊さんで
現代の絵解きって言って
地獄のVRっていうのを開発したお坊さんとかもいて
VR体験で自分が地獄に落ちるっていう
僕が体験したんですけど
とにかくそれは現代の絵解きだなっていう風に
その方がおっしゃっていて
時代を振り返れば
いろんなお坊さんたち
先輩のお坊さんたちが
その時代その時代に合った手段を用いながら
教えっていうのを広めてきましたよと
30:00
仁部前誠
そういう視点に立った時に
やっぱりじゃあ現代どんな手段がありますかって
やっぱり基本は人と人とがあってね
人と人とが対面の中で
宗教っていうのは伝わっていくものだと思うんですけど
先ほど言った通り
このお寺城が始まった時はコロナでね
それが叶わない
でも現代はそれをカバーする技術があるわけだから
取り入れられるものはなるべく柔軟にというか
割とその好奇心を持って取り入れていきたいなっていう風には
個人的に考えてますね
高見知英
そうですね
地獄VRっていうのがすごい
いろいろ面白い取り組みですね
自分もちょっと調べて今見てみましたけれども
仁部前誠
なるほど
高見知英
こういうような形なんですね
仁部前誠
だからもうITっていうとね
そのAIとか
この前もお絵かきAIなんてね
話題になってましたけど
そうしたものを駆使しながら
何かこう表現できるようなこと
お坊さんだからこそ表現できるようなこととか
そういうのが多分あると思うので
そうした技術とはちょっと柔軟にお付き合いしながら
ただそれが目的ではないってことは見失うようにしないと
あくまでそれは手段であって
お寺以上は別に目的とかないですけど
そうですね
高見知英
自分の近くで思い出したことといえば
自分の近くにあるお寺さんが
扉があんまり開いてないからっていう事情もあってなんですけども
元から仏像とか神像とか見えづらい角度にあるっていう場合って
結構あると思うんですよね
最近だと中に入ることはできないっていう構造になってるところも多いので
でもその代わり
ご神体をちゃんとカメラで映して
そのモニターをこちら側に向けているっていう風にやってるところがあって
やっぱりそういうのっていいなって思ったんですね
こちら側からだとそもそもご神体見えないので
自分の位置からすると
なのでそういうところにはモニターを置いて
その代わりにモニターを見て
存在を見てくださいねっていう風にするっていうのはすごくありだなって思いましたし
あとはそこでは当時一時的になんですけども
スマートフォンをかざすと
ご神体が見えてきますっていうようなことをやっている取り組みをしてるところもありましたね
そういうのから
なんとなく関わりを持ってもらうっていうのって
一つありなのかなっていう風に思いますね
なので
きっかけとしてこういうようなITのものっていうのは
すごく有効なんじゃないのかなっていう風に思いますし
そういうようなものがもっとあってくれてると
33:03
高見知英
入り込みやすいなっていう感覚があります
そうですね
割と
僕は不況とか
仁部前誠
そういう
めちゃくちゃ今専門用語使っちゃいましたけど
教えを伝えるっていうのは
存在すること自体が教えが伝わることだと思ってるんですよ
これどういうことかというと
YouTubeであってもTwitterであっても
インスタグラムであっても
LINEであっても
TikTokであっても
あらゆるツールに
お坊さんが使っているというか
お寺の業界が
そういうツールの世界の中にも存在しているって言ったらいいんですかね
LINEを開けばドコドコ寺もLINEをやってますよとか
とにかくあらゆるチャンネルの中に
仏教とかお坊さんとかがいるっていう
そのことが大切だよなって思うんですよね
そうですね
はい
やっぱりそういうツールを使っているっていうような事実があるところだと
そこからいろんなところから入り込むことができますので
自分なりの知り方
自分なりにここまでだったらここでこのツールを使って
知ることができるよっていうような
高見知英
道順が自分で立てられるような
それはすごく良いのかなというふうに思いますね
ありがとうございます
はい
ちなみにですけれども
その他これを聞いている人に
何かしてほしいなっていうことって何かございますか
うーん
まあ強いて言うなら
その
私たちのラジオ番組を聞いて
仁部前誠
何かこう目に見えないものとか
形のないものを大切にするような
仁部前誠
そんな自分に気づいていただけたら
嬉しいというのはあります
そうですねありがとうございます
ラジオを聞いて目に見えないもの
高見知英
形のないものを大切にしてほしいということですね
うん
大切にする
自分に気づくっていうんですかね
仁部前誠
そうですね
誰しも
誰しもその目に見えないものとかを大切にする気持ちって
僕は備わっているものだと思うんですよ
最初から
でも生きていくうちに
だんだんそれって見えなくなってきたりするんですよね
うん
特にその
科学とかそういう
なんていうのかな
客観的なものというか
客観的な事実というか
うん
何かそういうものが
うーん
信じやすい世の中にあって
小さい時感じていたものが
感じられなくなっちゃって
でも自分の中には
きちんとそういう
目に見えないもの
形のないものを大切にするっていう
36:00
仁部前誠
自分自身は絶対にあって
それに改めて気づいてもらうとか
うん
そういうことが
起きたとしたら
それはすごく嬉しいですね
はい
高見知英
やっぱり何らかの形で
そういうような
何か大切にしたいという気持ちって
必ずあるはずで
であれば
そういうところを見つめ直してみる
そのための
見つめ直すきっかけとして
オテラジオさんですとか
そういうような
仏教の言葉を通して
自分ってそういうような側面あったな
っていう風に気づくっていうのって
すごくできるなっていう風に思いますね
やはりそこは
自分もいつもの
オテラジオの土曜日の配信
ライブに参加していても
すごく感じるところはあります
やっぱり実は
自分ってそういうことを
もうすでにやってたなとか
実はこういうことを
もうすでに感じてたなっていう風に
その場で話を聞いていて
雑談を通していて
気づくっていうこともあるな
仁部前誠
っていう感覚がありますね
高見知英
ありがとうございます
ぜひオテラジオさんも
本当に色々と毎日
収録の配信も時々に配信してますし
あとは毎週
毎日配信してますので
そちらのフォローとかで
仁部前誠
かかっていただければいいな
高見知英
という風に思いますね
仁部前誠
ありがとうございます
高見知英
その他も含めて
今後インターネットで
オテラジオさんの活動を知るには
何かございますか?
活動を知るには?
何か活動の内容を知る方法って
何かインターネット上に
仁部前誠
何かございますか?
ツイッターですかね
ツイッター上では
割と広報してるかな
っていうところですかね
はい
高見知英
ありがとうございます
そういえば先日
オテラジオさんの
インスタグラムの方もアカウントも
仁部前誠
そうだ忘れてた
インスタもやってます
ありがとうございます
高見知英
インスタグラム
自分はそこまで
いっぱい使っているわけでもないから
そういうのもあるのかもしれませんけど
やっぱりフォロワーの数が
多くなりにくい分
キラッと見えやすい
っていうのはありますね
だから何となく
オテラジオさん今こういうこと
やっているんだとか
こういうような取り組みを
しているんだとか
そういうような思いがあるんだ
っていうのを何となくでも知る
っていうことはやりやすいのかな
という風に思います
多分人によってはそれが逆で
ありがとうございます
その他そうですね
ラジオトークの方でも
聞いていただければいいな
39:01
仁部前誠
という風に思いますね
ありがとうございます
高見知英
それでは最後にはございますけれども
オテラジオさんの
発動のキーワード
こちらをお伺いできますでしょうか
仁部前誠
キーワード
何かな
難しいな
キーワード
ずっと
言い続けてきているのは
オンラインの駆け込み寺ですかね
耳から声を結ぶ寺
っていうコンセプトもありますけど
やっぱりオンライン上の
何か一つの居場所
というんですかね
そういうものになれたらいいなとは
漠然と思っているかもしれないです
高見知英
そうですね
オンラインの駆け込み寺
ということで
何となくでも
何をすればいいのかわからないとか
困っていらっしゃる方が
オンラインのラジオトークの
ライブの場に行くことで
何か解消する
すっきりするということがありますし
そのための場として
行ってほしいなというのはありますよね
こちらの方は
多分割と不定期にはなってしまいますが
リスナーの人たちが
直接話す
ライブの場もありますもんね
自分もそちらでも
お話しさせていただいたことありますけど
やっぱりそういうような場で
やっぱり悩みがあれば
そこを話してみる
というのって
すごく
何か重荷がなくなるといいますか
すごく気が楽になる
部分ではあると思いますので
まずはそういうようなところに
顔を出してもらえれば
耳を傾けてもらえればいいな
というような感覚はありますね
やはり
ラジオトークをダウンロードして
使うという
一つのハードルはあるかもしれませんけれども
でも
それを乗り越えるだけのものは
得られると思うので
ぜひ
ラジオトークで
聞いてみていただければいいな
仁部前誠
というふうに思います
高見知英
ありがとうございます
その他何か
これは伝えておきたい
何かございますか
仁部前誠
今日もすごく丁寧に
お引き出しいただいたので
大丈夫です
高見知英
ありがとうございます
それでは今回のゲストは
おてラジオ
二部前条さんでございました
二部前条さんどうもありがとうございました
ありがとうございました
仁部前誠
ありがとうございました
高見知英
今回は
埼玉県杉田町
上原寺の副住職であり
42:00
高見知英
ラジオトークにて
おてラジオという番組を配信
仁部前誠
ライブ配信や
高見知英
収録配信にて
様々な情報発信を行う
二部前条さんに
活動の内容や
思いを伺いました
二部前条さんは
弟との雑談をただ流す
というニュアンスを軸に
仁部前誠
仏教やお寺についての情報
高見知英
仏教的な考え方について
などの放送を
配信
不定期に配信を行う
12分程度の収録配信と
毎週土曜日に配信を行う
30分程度のライブ配信
二種類の配信を
行っています
都会に住んでいると
意味のないものが
排除された空間に
仁部前誠
いることが多くなる
高見知英
しかし一方
森の中、林の中のような場所には
意味のないものも少なくない
意味のないものが
排除された空間に行くと
現代人は
癒されていると感じる
なんとなく目的もなく
神社に行ったりとか
お寺の敷地に
ふらりと行ったりとか
意味はないんだけど
なんかこれ聞いてるんだよな
そんな配信をしたい
と二部前条さんは言います
難しいものを
自分の中で咀嚼しようとすると
仁部前誠
人間は構えてしまう
高見知英
構えは力みにつながり
疲れてしまう
リラックスしながら
耳だけ貸してよ
そんな感じでやっている
それがオテラジオ
オテラジオの活動のキーワードは
オンラインの掛け込み寺
耳から五縁を結ぶ寺
オンライン上の一つの居場所
そういうものになればいい
目に見えないものとか
形のないものを大切にする気持ち
そのような思いは
私も持っていると思う
オテラジオを聞いて
そういう目に見えないものを
大切にする気持ちを思い出してほしい
オテラジオは
ラジオトークで日々配信を行うほか
ツイッターやインスタグラムでも
発動を配信しています
皆さんもオテラジオの情報を見て聞いて
オンライン上の居場所
見つけてみませんか
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45:01
高見知英
SBCAST045
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今後もこの番組では
様々なステージで地域活動
コミュニティ活動をされている
皆様の活動を紹介していきたいと思います
それぞれの視聴環境にて
ポッドキャストの購読ないし
チャンネル登録などをして
次をお待ちいただければと思います
それでは今回のSBCASTを終了します
お聞きいただきましてありがとうございました