Koichi Iwasa
Ryunosuke Omi
{openStarringSelector = false;})"
wire:loading.class.remove="cursor-pointer"
wire:loading.class="cursor-wait"
aria-label="出演者を紐付ける">
Koichi Iwasa
{openStarringSelector = false;})"
wire:loading.class.remove="cursor-pointer"
wire:loading.class="cursor-wait"
aria-label="出演者を紐付ける">
Ryunosuke Omi
Koichi Iwasa
DogsorCaravanのインタビュールームへようこそ。今回は近江竜之介さんです。近江さんといえば、もう1002週前に行われた第76回富士登山競走で成してチャンピオンということになりました。
また、先週はEU世界選手権でイタリアのレースに参加してこられたということで、そんなお話なんかも聞ければと思っています。近江さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
Ryunosuke Omi
今、これ収録しているのは週末なんですけど、そちらの方、台風とかがいろいろ大変だったりしますか。
Koichi Iwasa
そうですね。
Ryunosuke Omi
外は大雨。
来る予定です。
Koichi Iwasa
そんな感じですよね。そんな中、お時間いただいています。
まずは、まだイタリアから戻られたばっかりって感じですよね、きっと。お疲れ様です。
Ryunosuke Omi
そうですね。
Koichi Iwasa
今回は割とすぐ、富士山を終えてすぐにイタリアに飛んで、それで戻ってきてというような感じだったんですかね。ちょっとこう、慌ただしい遠征だった感じですか。
Ryunosuke Omi
今回はそうですね。そのイタリアグランサストで行われたEU世界選手権単発のレースで遠征しました。
Koichi Iwasa
その辺のお話もちょっとまたね、いろいろ伺いたいんですけど、まずは富士山競争がやっぱり大きなお話だったと思うので、改めておめでとうございます。
2時間41分31秒というタイムですかね、手元に記録です。
これで堂々たるタイムだし、おそらく大海さんが大会、正確なデータが手元じゃないですけれども、最年少での優勝ですよね、きっと。
多分そうだと思うんですけども。
Ryunosuke Omi
そうですね。
Koichi Iwasa
今21歳でいらっしゃいましたっけ。
はい。
そうですよね。新しい時代を感じさせる出来事だと思いますけれども。
これ初めての出場ですよね。それでそこで優勝ということで、鮮やかな結果だと思いますけれども、どうでした?
自分としてはかなり手応えのある1日レースにすることができたっていう感じなんでしょうか、やっぱり。
Ryunosuke Omi
そうですね。やっぱり国内で一番狙っていたレース、今年一番狙っていたレースっていうのもあったので、そこで優勝することができたのはすごい嬉しいし、
あんまり今年、このシーズン、調子があんまり良くなくて、コンディション的にもなかなかピークを合わせることができなかったレースが多かったんですけど、
Koichi Iwasa
この富士山でなんとか優勝することができて嬉しいし、びっくりしたというか、良かったです。
僕も初めての出場ということなんですけど、やっぱりこのレースの印象とか、独特の雰囲気というか、たくさん参加人数も多いし、
またこれを楽しみにして毎年参加していらっしゃる人も多い、割と熱いレースだと思うんですけど、実際初めて参加してみて、どんな印象を持たれましたか、この大会についてですね。
Ryunosuke Omi
今ちょっとマイク聞こえなくてすみません。
Koichi Iwasa
今回が初めての富士登山競争の参加だったと思うんですけれども、この大会、非常に人数も3000〜4000人近い人が全部で参加するというレースでもあるし、独特の雰囲気のあるレースだと思うんですけれども、初めてスタートラインに立ってみて、どんな印象を受けましたか。
Ryunosuke Omi
やっぱりなんか日本のトレーランニング、スカイランニングの大会と違って、やっぱり労働の選手だったりマラソンの選手の方々が来られていて、なんかこう独特の雰囲気というか、なんかいつもとは違う雰囲気で、
Koichi Iwasa
日本一の大会でもあるんで、すごい良い雰囲気というか、すごい緊張、いつもよりすごい緊張した感覚でした。
他のレースとはちょっと違う顔ぶれっていうのもね、あったでしょうからね。
実際に走ってみて、もちろん思想とかもされたことあったのかもしれませんけれども、この富士登山競走のコース、山だけじゃなくてロードのセクションも結構それなりに長くて、そこのタイムに大きく影響してくるっていうところが大きいのかなと思うんですけれども、
実際にどんな風にトレーニングとか、どの辺が中心に取り組まれたとかっていうことはあったんですか?あるいはあまりその辺は考えずにまずはやってみるっていう感じだったんでしょうか?準備はどんな風に進められたんですか?
Ryunosuke Omi
そうですね、もともと富士山、初めて山頂に登ったのが今年大会の2週間前だったので。
Koichi Iwasa
そうなんですか?それは意外っていうか、関西に進まれてるからそんなに身近ではないのかもしれませんけど、意外にも初めて2週間前にっていうことですか?
Ryunosuke Omi
なんかチャレンジは前々からしてたんですけど、強風とかあんまり天候悪くて登れてなくて、今年やっとその大会2週間前に吉住さんと一緒に合宿していただいて、その時に2回登ったのかな。
大会合わせて山頂3回しか行ってなくて。
Koichi Iwasa
それもすごい話ですね。なかなか今までのチャンピオンでまだ大会当日が3回目の富士山頂っていう人はいないかもしれないですね。
でも標高はその海外遠征も行っていたんで、その高度巡路っていうのはできていました。
とはいえね、なかなかその、なんていうか、コースの5号目から目の前までのところも決して楽ではないセクションで、そこから先どんどん急になっていくところとか、
なかなかそのヨーロッパの山岳スカイランニングのレースとか、ちょっと違う独特のコースのレイアウトというか、なんかイメージだと思うんですけれども。
まだ山頂まで行ったのが3回目っていうことなんですけれども、どの辺がやっぱりこのレースとして見た場合、自分にとって鍵というか、ここでやっぱり力を出さないとこのレースを勝てないみたいな感触は何か、実際にその2間宿というか、ユシミさんと一緒に走ってみて、事前に感じてたこととかあるんですか。
Ryunosuke Omi
やっぱり最初の前半の10キロのロードは、作戦としては耐えて耐えて、心拍数はしっかり上げ切ってもいいんですけど、足は使い切らないようにっていうのを意識して、そこから山で勝負をしようという作戦だったんですけど、
最初は結構ロード、余裕を持って先頭の方についていけてたというか、先頭に立てたので、そこから予定変更で山は自分のリズムで登っていければ、自分を信じていければ勝てるのかなと思ったんで、山は淡々とリズムよく行けたのかなと思うんですけど、
やっぱり標高3000m超えてきてからは、ちょっとやっぱ動きにもきつさが出てきて、特に7号目、8号目にある結構岩場、結構走れない岩場。
全体からですよね。
そこがやっぱり、どうしても足を使ってしまうような走り方になる、歩き方になるなってしまっているので、あとは思想もそこ全然いけてなかったので、そこでちょっとタイムロスしたっていうのはあります。
Koichi Iwasa
本8号目を過ぎたあたりから、手を使って岩を、溶岩の黒い岩をちょっと掴みというか支えながら登るようなところが続きますよね。
そこ足を使ってしまったということなんですけど、むしろそのコツというか、こういう大海さんレベルになってくると、むしろ手もうまく使って、足だけで登らないというようなところがやっぱり一つのティップというかコツということになるんですか。
Ryunosuke Omi
そうですね。あとは多分地元の方だとか、富士山たくさん登っている方だとわかるんですけど、ルートっていうのもあると思うんですけど、
そこをしっかり把握していなくて、とにかく上に上にっていうので、やっぱり結構急なところに行っちゃったり、ちょっと綺麗なルートではない走り方をしていたので、そこはちょっと改善ポイントかなと思います。
Koichi Iwasa
昨日、吉住さんともこのお話、インタビューさせてもらって、富士山競争のことも聞いたんですけど、吉住さんが言わざとしていた5回目のチャンピオンということで素晴らしいんですけども、やっぱり回数を重ねると、どういうふうにどの順番でこの足を置いたらいいかというところもある程度頭に入ってくるということになってくるんですかね。
だからそこについてはまだ、大見さんはまだまだ、逆に言えば、もっと記録伸ばせる余地があるということかもしれないですね。
ロードのセクションってスタートの市役所、藤吉田市役所から馬返しぐらいまでの舗走路でしたよね、確か。
その辺のセクションのことをおっしゃってるんですよね。
ここのところっていうのは、僕もちょっとさっきラップとかも少し見てたんですけども、大見さんが先頭で、集団ではあったんだと思うんですけども、先頭で到着されてますよね。
その辺ってどうなんですか。やっぱりトップレベルの世界ってなかなか僕もなかなかお伺いしれないところあるんですけれども、やっぱりお互いに誰が前に出るかとか、その辺は牽制しちゃうような感じあるんですか。
あるいは思いっきりここはもう全力で行くっていうような感じなんでしょうか。どんな雰囲気なんですか。
Ryunosuke Omi
そうですね、やっぱり後半山場出てくるので、やっぱり少し牽制っていう部分はありましたね。
でもロードの選手だったりトリウムの選手、あんまり僕が認知できていなかった選手が結構おられたんで、そこはあんまり周りは僕は気にせずに、いいペースだったらついていったし、ちょっと遅いなって思ったら前に出て引っ張っていきました。
それもやっぱり宮原さんのタイムとかもあったので、そこは行けるところまで宮原さんのそのタイムにちょっと絡みたいなと思ってたので。
Koichi Iwasa
コースレコードは宮原徹さんが持ってる時間30分とかですかね。
Ryunosuke Omi
27分台。
Koichi Iwasa
そうかそうかそうかそうですね。そのラップタイムとかを研究されてて、どれくらいならこのタイムでいけそうとかっていうことを頭に入れてたってことですよね、きっと。
Ryunosuke Omi
そうですね。
Koichi Iwasa
今回初優勝、最年少での初優勝、素晴らしい結果だったと思うんですけども、そうするとまた今度はコースレコードみたいなことを目指してっていう挑戦はまた見られそうですかね。
ちょっと先の話をするのはまだ早いかもしれませんけど。
いやもう本当に富士山で宮原さんの記録を超えるっていうのはすごい僕の競技人生の中で大きな目標でもあるので、そこはしっかり今後来年、再来年チャンスがあれば、チャンスを作って挑戦できればなと思います。
今年のこの富士山競争の上位の選手の皆さんの顔ぶれを見ていても、皆さんスピードもちろん面白かったんですけど、だんだん世代交代みたいなことを意識して、僕らが見ていて思う20代の前半の選手の皆さんが本当にしのぎを削るというような感じになって、
新しい世代が来たなという感じがするので、きっと遠からず新記録も生まれるんじゃないかなという切磋琢磨することによってですね、期待があるんで楽しみだなと思っているんですけれども。
富士山競争はある意味大きなレースではあったけれども、今シーズンの大海さんのいろんなレースの取り組みの中では一つのチャンスだったと思うんですけれども、
そんなにずっとこの富士山のために頑張ってきたわけじゃないっていう感じでも、これだけの記録が出るっていうことなんで、ますます改めてすごいことだなと思いましたけど。
ちょっと少し話題は次のユース世界選手権のことに伺えればと思うんですけれども、僕ちょっとさっき過去の記録とかも見てたんですけれども、大海さんにとってユースのスカイラーニング世界選手権は2回目ですか今回で。
Ryunosuke Omi
3回目になります。
Koichi Iwasa
3回目になりますか。
前に、2018年に1回と、昨年2回目で、今年3回目です。
Ryunosuke Omi
2回目です。
Koichi Iwasa
22年もそうでしたもんね。
2018年のときはユース一番年少のカテゴリーということで、そのときもスカイで優勝されたりとかっていうことで、そのときはなばなしくいろいろ僕も紹介、いろんな自分のサイトでも紹介させていただいたのを覚えてるんですけれども。
このユース世界、今や大海さんはいろいろ世界のプロアスリートとして世界のレースも積極的に参加していらっしゃるので、ユース世界選手権というのはもうすでに世界のレースを経験していらっしゃる大海さんからちょっとまた今まで最初に参加したときとはまた違う意味合いがあるのかなと思うんですけれども。
いかがでしたか。今年のユース世界選手権はどんなふうに自分では感じましたか。
Ryunosuke Omi
やっぱり2018年スカイで優勝して、で昨年のユーススカイランディング世界選手権でもバーティカル優勝でスカイは2番という成績だったんですけど、今年はやっぱりそれに引き続いて連覇を目指していたんですけど、
なかなかかみ合わずにバーティカルも全然2018年とほとんどタイムは変わらないような、2018年と今年は同じイタリアグランサッソで行われて、バーティカルもほぼほぼというか全く一緒のコースで行われたんですけど、バーティカルがやっぱりタイムが全然ダメで、ちょっと結構落ち込みました。
Koichi Iwasa
なるほど、なかなかね。ちょっと富士登山競争の疲れというか、そういうのもね、あまり自覚はされてなくてもあったかもしれないですよね。
そういうユースの世界選手権、スカイラーニングではユース世代っていうんですかね、若い世代からスカイラーニング、あるいは山を走るスポーツに親しむ機会が若い世代から提供していこうと盛り上げていこうというところに力を入れてらっしゃると思うんですけれども、
2018年に最初に参加した時とかと比べても、レベル上がっているなとか盛り上がっているなというような感じはあったりするんですか。自分自身もそうだけど、周りのレベルも上がっているなということもあったりするんでしょうか。
Ryunosuke Omi
やっぱり上がってます。で、やっぱりその参加国ももう本当に倍以上になっています。あとは参加国の各国の人数ももちろん増えていて、今年は特になんか昨年と違ってユースA、ユースB、ユースC、アンダー23、その4つのカテゴリーができたので、やっぱりすごい人数も多かったですし、
Koichi Iwasa
2018年と比べて全然人の多さが違いました。あとはスカイランニングのワールドシリーズを転戦しているような若い選手たちも出てきていました。
まさに大海さんみたいな選手も、ってことですね。特にアンダー23の一番年長のカテゴリーはそういう選手も多かったですよね。なるほど。そういう中で日本チームとして参加されたんですけれども、今回僕ちょっとおやっと思ったのは、今回兄弟で参加されたっていうのも見て、
もちろん今までも日本のレースとかで兄弟2人で参加するレースという機会はいくらもあったと思うんですけれども、世界の、特に世界選手権という大きな舞台でっていうのは、多分初めてじゃないかなと思うんですけれども、なんかこうどうですか、お互いに刺激になったという感じなんでしょうか。なんかエピソードがあったら伺えたらなと思ったんですけど。
Ryunosuke Omi
いやあの、実は昨年もユーススカイランニング世界選手権を一緒に行ったんですけど。あ、一緒だったか。はい。あ、そうなんですね。失礼しました。僕も一緒に行けるっていうことだったんですけど、まあでも特に刺激し合うとかはあんまりなくて、弟があんまり対外経験はなかったので。
まあちょっとあの。
Koichi Iwasa
ノウハウを。
Ryunosuke Omi
そうですね。
Koichi Iwasa
励ましたりとか。
Ryunosuke Omi
あんまりライブラリー意識とかはないんですけど。
Koichi Iwasa
まあむしろ兄貴としてちょっとこう、励ます、励ますみたいな感じだったんですね。
Ryunosuke Omi
そっちのほうが、はい。
Koichi Iwasa
なるほどね。
まあどんな雰囲気なのかなと思ってちょっとこう思ってたんですけども。
ユースは基本的には2年に1回の開催だと思うので、次ももう1回はチャンス、お見さんはあるのかな。
Ryunosuke Omi
ユースは1年、毎年です。
Koichi Iwasa
あ、ユースは毎年なんだ。あ、そっかそっか。
ユースは毎年。
そっかそっか。
はい。
そうするとまだユース世界選手権はチャンスありますよね。
Ryunosuke Omi
そうですね。来年あと1回あります。
Koichi Iwasa
いわば日本チームの中でも、もう最初はユースAで一番年下ぐらいだったところからずっと参加していらっしゃって、いわばもう最年長というところまで続けていらっしゃるんですけど。
日本チームというか日本のユース世代ということで見て、どうですか。
みんな励みになっているというのか、いろんな幅広い選手が集まるようになっているということなのか、変化とか感じますか。
Ryunosuke Omi
やっぱり今年は過去最高人数で日本代表出場したので、やっぱり選手層であったりチーム力はすごい上がっているなってすごい感じました。