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2020-12-24 12:00

147.例の4℃の件は、いじめの構造と同じだからちゃんとNOと言っておきたい from Radiotalk

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毎年恒例になってしまった感のある、「4℃のアクセサリーを男性は女性にクリスマスに贈ってはいけない」的な話。今年も炎上していましたね。私の仕事柄、こういう件についてはちゃんと考えを表明しておこうかと・・・。

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いやー、年末だしね、もうそろそろ取り上げるネタもなくなってきたし、ちょっとゆるっとした配信でもしようかなーなんて思ってたんですけど、あるじゃないですかね。
大きい、なんかこう取り上げるネタというか話として話題が大きすぎて見逃していましたが、ありましたよ。炎上してましたね。
あの、ブランド名あげるのも申し訳ないよね、このネタね。
4℃っていうアクセサリーの件ですよ。
4℃の名前を聞いただけで、ああ、あの件ねってわかる方もいらっしゃると思うんですけどね。
一応ね、どういう件かっていうのをふんわりとというか、概要をね、細かく言ってもしょうがないんでね、概要をお伝えしますと、
ツイッターで、ある30代の女性が婚活中で、今会ってるお相手から、4℃の兄弟ブランドというかな、であるかなる4℃っていうブランドのプレゼントをもらったと。
こういう時期なんでクリスマスプレゼントだったんですかね。
で、その写真、そこのツイッター、ツイートについてるのは写真で、これ大事なとこですけど、その商品ではなく、その箱ですよ。
かなり4℃っていうブランド名が見えて、開けてない箱を写して、これはちょっとって言ってる写真。
つまり、その大事なところは、このツイッターでつぶやいた方は、その商品のものがどうこうっていうよりは、その4℃っていうブランドをもらったことに対して、嫌だっていうことを表明してるわけですよ。
で、これ、実はクリスマスのために、ここ数年出てきている話で、この経緯がわかんないと、このツイートいまいちなんで炎上するのかとかピンとこないんですけど、
要は、4℃っていうのは、かなりブランドとしては若い子向けのブランドなんですね。
で、それをブランドに詳しくない男性が若い子向けであるっていうことに気づかずに、比較的付き合って間もない女性とか、関係性が浅い女性に対しても、上げやすい手頃な値段であることは間違いないんですね。
なので、30代の女性にパッとプレゼントとして買ってしまうことが結構多くて、それをもらった女性が、4℃は若い子向けだし、こんなのもらっても困る。
しかもネックレス、アクセサリーだし、これを身につけろってことか、そういう押し付けがましくて嫌だ、みたいなことを言う人が多くて、クリスマスのために4℃のアクセサリーは上げちゃいけないみたいな感じで、毎回この話が4℃っていうブランド名ともに盛り上がるわけですよ。
で、これをどう見るかってことですよね。いろんな人のいろんな意見がありますよ。やっぱりプレゼントっていうのは、特にアクセサリーなんていうのはね、相手の好みもあるものだからね、それを聞かずにあげるのはどうなのかっていう意見もあれば、
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人からね、どんなものであれね、一生懸命選んでくれたものに対してその言い草なんだっていう話があれば、いろいろな論点があって、だからこそ盛り上がるわけですよ、このネタが。
で、じゃあ私として、パーソナルスタリストっていう仕事をやってる私として、この問題に対してどう考えるかとかね、どう向き合うかっていうことなんですけどね。
それをお伝えしておこうかなと思うんですけど、なんで伝えなきゃいけないのかわかんないけど、お伝えした方がいいかなと思うんですけど、完全にNOですよ、こんなもん。
って言っちゃ悪いけど。
あの、もらった人がね、もらった商品に対して私はこれが好きじゃなかったっていうのは自由だけど、商品についてじゃなくて、ヨンドシンっていうブランド全体を挙げて、挙げ面ってこういうことを言うのは、これはパーソナルスタリストとしては完全にNOだって言っとかなきゃダメだなと思っていて、その表明を今日はします。
で、これ論点がね、私の中で3つぐらいあるので、まず1つ目は、これね、いじめと一緒ですよ。いじめの構造と同じなので、だから私としてはパーソナルスタリストって仕事をしてる私としては、ファッション、このファッションを使ったいじめと同じ構造でこういう発言をされているっていうのは、完全にNOを突きつけなきゃなって、NOだって表明しとかなきゃなって思ってるので、ちょっとそのあたりの話からしていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで本日147回目の配信でございます。おしゃれの呪い解くラジオでございます。この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。今日もよろしくお願いします。
大丈夫?暑すぎてクリスマスイブにお届けする配信じゃない?大丈夫ですかね?いやでもこれイジメと同じだと思うんですよね。つまり4度Cだと全部気に食わないってことじゃないですか。それってどうなのかなと。
4度Cだと全部ダサいよねって言ってしまうことが通用する世界だと、自分がいいと思って買ったブランドを理由もなくそのブランドダサいよって言われることも許容しなきゃいけないってことですよ。そんな世界いいですかね。私はちょっとパーソナルスタリストとしてそういう世界は嫌なんですよ。
特定の商品を取り上げて、私はこういうデザインは好きではないっていうその個人の好みの表明はいいと思うんですけど、その商品も見せずにですよ。商品のデザインとかに対して言及することもなく、そのブランドだから一律全部ダサいみたいなそのふんわりした否定っていうのは、それってイジメじゃないですか。イジメの構造と一緒だと思いません?
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ヒサノの言うことは全部気に食わないみたいなね。ヒサノさんってその言い方がきついからもうちょっと直してよって学生の時に言われるんだったらイジメとは思わないですよ私もね。だけどヒサノのやることなすこと気に食わない。だってヒサノだからってそれイジメじゃないですか。
なんでこういう話をするとね、「いやネタじゃん!」っていう人いるんですよ。そんなのね4度Cのねクリスマスにこういう話なんでネタじゃんって笑って済ませるよって言うんだけど、いやダメでしょ。イジメだっていやイジってるだけだよ。冗談だよ。ムキになんなよってよく言うじゃないですか。ダメだよそれやっぱり。そういうことを許してるからやっぱりイジメってなくならないと思うので。
ネタなので真似受けてるって言われようがやっぱり私はこれは私の仕事としてはノーですね完全にって思うんです。
それにプラスしてねこれに関してなんかいろんな人がいろんなこと言ってるんですけどちょっと違うなっていう論点もあったのでそれもいくつか指摘しておきたいんですけど、例えばねその30歳の女性にその若い子向けである4度Cのネックレスをプレゼントするのはその凄腕のエンジニアにドンキホーテが作ったパソコンを送るようなものだって例えてる人もいるんですけどこれもねちょっと微妙にずれてるんですよ。
パソコンとかってスペックでその計量化できるその定数化できる比較できるスペックで評価できる商品じゃないですか。それとスペックだけで評価しきれないファッションアイテムとは別物ですよ。やっぱりその例えはね違いますね。
なのであのそもそもじゃあその例えをするなら4度Cの商品としてのスペッククオリティはじゃあなんでしょうねティファニーとかその別のブランドのクオリティよりも劣ってるのかっていうと実は決してそんなことないですからね。ないんですよ全然。
そのスペック劣ってる分がもしあるとするならばクオリティが劣ってる分があるとするならばそれは価格差で吸収されているのでコストパフォーマンスって意味では決して他のハイブランドとは劣ってないです。むしろ値段の割にはって言ったら言い方あるんですけどクオリティはいい方ですよ4度Cさんは。
なのでスペック比較だったとしてもあのその指摘は当てはまらないファッションはスペックだけでは測れないんですよなんですけど最近ファッションをスペックでしかあのファッション業界もアピールできてないんですねヒートテックはあったかいとかねだからまあその煽りを食らってるんですよファッション業界がスペック機能主義になっちゃってるからね。
だからそれはそのもうちょっとスペック以外のところも立っていかなきゃいけなかったのにそうしてこなかったっていうところがめぐりめぐってこういう形で出てきちゃってるところだと思うんですけどね。
でまあそれを言うんだったらねじゃあ本当に皆さん4度Cをね箱から出して商品だけを出してで同じことなりに別ブランドの商品だけを出して商品だけ見てどっちが4度Cか分かりますかって話で4度Cが嫌だって言ってる女性の中にも商品だけで見せられたらどれが4度Cどれがデュファニーかわかんない人も多いと思うんですよね。
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なので結局やっぱり4度Cっていうのがなんとなく嫌なイメージがついちゃってるからふんわり嫌だって話なんですよやっぱり究極のところで結局やっぱりねブランドの付加価値ってでも正直こういうことなんですよねだからもう一つの最後のねまあ2つ目はそのスペック比較だっていう論点もずれてるよっていう話で3つ目はやっぱりブランドの怖さっていう話なんですけど
やっぱりねそのブランドの付加価値ってこういうことで我々アパレル業界サイドの自解としてはね反省としてはブランドってふんわりしてるじゃないですかそのふんわりした付加価値でこれまで稼いできた部分がやっぱりあったんですよねメーカーサイドとしても
でもそのふんわりしたもので稼げることもあればこういうふうにふんわりした理由で当たられ事故みたいにブランドとしての価値が下がっちゃうことそのブランドであるからゆえに嫌だって言われちゃうことがあるってことなんですよだからやっぱりそのなんだろうなブランドをふんわりとした付加価値にしてると結局こういうことが起こってしまうんですよね
なので私もそうですけどファッションの良さを伝えるものとしてはこのブランドだからいいんですっていう進め方をやっぱりしちゃいけないだと思うんですよねこのブランドはこういう企業努力をしていてこういう世界観を作っていてだからいいんですよっていうふうにちゃんと理由をつけておすすめしていないとそのなんとなく4度 c だからだって言われちゃうんですよそう言われてもなんとなく4度 c からいいでしょって言ってた立場からしたら文句言えないですよね
なのでやっぱりねそのふんわりいいでしょっていうのを私自身もこれまでもやってこなかったと思うんですけどやっぱり今後もなしにしようと思っててちゃんといいものは良い悪いものは悪いその理由をちゃんと言語化して伝えるっていうことをしっかりやっていこうかなとそれをやっていくことがこういうなんかいじめのようなふんわりこのブランド全部ダサいよねみたいなことを言わせなくする雰囲気を作っていくんじゃないかなって思うんです
やっぱりうちのお客様がこのブランドすごいかわいいって思って手に取ったブランドをね外野からふんわり何それもダサいって言われるような世界にしたくないんですよねその商品が私は嫌いって表明はいいと思うんですけど
やっぱりダサいよねみたいなことをブランドだけブランド名だけ取り上げて言い合えるような世界って殺伐としていると思いませんかねなのでねやっぱりこれは私は脳を突きつけたいなと誰にわかんないけどっていう意思表明でございました年末に厚苦しい配信で申し訳ありませんそれでは次回の配信でお会いしましょうおやすみなさい
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