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2022-08-19 11:58

523.他者への服の批判は自己紹介であり、呪い from Radiotalk

「35歳女オタクが幼馴染から服装のダメ出し食らった話」というはてなダイヤリーが話題になっていました。服装についての「こうあるべき」論がテーマなので実に賛否両論、様々な意見が巻き起こっていますが、果たして他者からされた服への批判は受け入れたほうが良いのでしょうか?また、友人があなたから見て「とんでもない」服装をしたら指摘して直させるべきなんでしょうか?

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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おしゃれの呪いとくラジオ、本日で523回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバーストアバウト解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の久乃田です。本日もよろしくお願いいたします。
先日、SNS上で話題になっていた、ハテナダイアリーという匿名の日記があって、
匿名で1ページ単位で誰でもブログを書けるみたいなサービスが結構昔からありますよね。
あちらで書かれた匿名の記事で、話題になった記事がありまして、
それに関して研究をツイッター上でしたところ、いろいろご意見いただいたりとか、いいねいただいたりとかしたっていう話題がありましたので、
今日はそちらを補足というか取り上げていきたいと思うんですけども、
またこのラジオではそのツイッターでお話ししたこととは別角度で話しようかなと思ってるんですけど、
元ネタはどういう記事だったかというと、
35歳のタイトルは、その記事のURLは番組の概要欄に貼っておきますので、よろしければ読んでいただければと思うんですけれども、
その記事のタイトルが、「35歳女オタクが幼馴染から服装のダメ出し食らった話」っていう話で、
大体ざっくりと要約をすると、実証ですけどね、オタクの35歳の女性の方から書かれた記事なんですけど、
幼馴染の女友達とホテルのアフタヌーティーに行くことになって、いつもどおりの自分の服で行ったと。
その服に幼馴染からかなり強いダメ出しを受けて、すごくショックも受けたし腹渡ったので、
そのまま帰ってきちゃったんだけど、でも私の格好っておかしいのかなっていうような内容の記事だったわけです。
どんな格好かっていうと、すごくフリルがついているとか、リボンがついているとか、
あとサイズもちょっと幼馴染曰くパツパツ合ってないとかですね。
あとはアニメなどの、推しキャラって書いてあるから、アニメかゲームかわかりませんけれども、
とのコラボのアイテムとかをつけて、ホテルのアフタヌーティーに行ったと。
それに対してダメ出しを受けたっていう内容なんですね。
いろいろ見てると、こういう感じのネタか、ネタというかね、こういう感じの話が?台で定期的に上がるらしくて、
どれも似たような感じで、女性のオタクが誰かからダメ出しを受けた話みたいなのが定期的に上がるらしくて、
創作の新作じゃないかみたいなことも言われたりはしてるんですけども、
でもその度に結構ネット上で話題を集めてるわけですよ。
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この主人公の方が正しい、その人の服装にダメ出しする幼馴染の方が失礼だとか、
いややっぱTPOがあるだろうとか、35歳になって自分の体のサイズがわかんないのはどうなんだとかね、
いろんな角度からみんなやや言いたくなる話題なわけですよね。
なので創作かどうか、ここに書かれてることが事実かどうかは一旦置いておいても、
みんなが関心がある話題だったり、自分の経験の中に似たことがある話だったりということで、
何かの側面で人の金銭に触れる話なのだと思うんですよね。
なのでそういう意味で取り上げてみたんですけどね。
ツイッターで取り上げたのは、主人公側に感情移入したりとか、主人公側に言及した感想・批評が多かったので、
私はあえて幼馴染とされている側のダメ出しをした方の心理について考察してみたんですよね。
なぜかというと、幼馴染が主人公に指摘したような、「そんな服いくつに何歳になってもまだ着てるの?」みたいな。
「○○歳になってもまだそんな服着てるの?」
「そんな可愛らしい服着てるのおかしいでしょ?」とか、
「TPOは似合うのですか?おかしい。」みたいな批判って結構受けがちでもあるし、
面と向かって言われないにしてもそう思われてるんじゃないかって、
妄想というか考えがちなことでもあるんですよね。
それを怖がって、それへの恐怖心をベースにして、
服選びを必死にやっているっていう方も結構多いのかなと思って、
なので、そういう批判をしてしまう心理って何なんだろうっていうところを解説すると、
ちょっとその怖さが和らぐというか、
何でそんなことを言われなきゃいけないんだみたいな気持ちがあるとやっぱり怖いままなので、
どうしてその人の服装に対して批判をしたくなってしまうのかみたいな、
心理的なメカニズムがわかると、ちょっとは怖くなくなるのかなっていう思いもあって、
ツイートをしたんですよね。
それの意欲を考えなくてもあれなので、それに関しても概要欄にいわゆる貼っておくのでね、
批判する人の心理とかについては興味があったらそちらを見ていただければと思うんですけども、
今度はその逆に批判を受けることが怖いっていう人に対して、
今日のラジオで何かお伝えできることがあるんじゃないかなと思ってお話しようと思ってるんですけど、
ファッションにかけらないと思うんですけどね、
何かに対する批判、そんな服35歳になってまでそんな服着てとか、
TPOに合わせた方がいいとかっていう批判って、
全部批判を述べている人が持っている価値観の自己紹介にしか過ぎないんだなってことは、
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やっぱり思っといた方がいいと思うんですよ。
それを持ってそういうことが理解できていれば、
自分が批判をされたときに、
その批判を丸々飲み込んで思いっきりショックを受ける前に、
一旦立ち止まって考えることができると思うんですよ。
いや待てよと、今批判されたけど、これはあの人の価値観でしかないよねと。
で、そのあの人の価値観に自分も乗っかるんだったら、
この批判を思いっきり真に受けて反省した方がいいけど、
さて乗っかるべきかっていうのは、一回考えてもらいたいと思うんですよね。
その批判って、それこそこの派手なダイアリーの記事に書かれている通り、
批判って何々するべきとか、こうじゃなきゃおかしいみたいに、
あたかも正義の顔をしてやってくるので、
なんか聞かなきゃいけないんじゃないかって思いがちなんですけど、
もちろん人権に関することとか、公衆衛生に関することとかであれば、
価値観と終わりに聞かなきゃいけないものっていうのはあるかもしれないですけども、
ことファッションにおいては、聞かなきゃいけないことって、
裸で外を歩いてダメよぐらいだと思うんですよね。
なので、ことファッションに関しては、ほぼほぼその批判は、
特定の価値観の上になされたものなので、
そもそもその価値観を受け入れるかどうかから考えた方がいいっていう批判がほとんどだと思うんですよね。
だから、批判ってこうするべきっていうふうに、
こちらに突きつけられてくるんだけれども、
あくまでもあなたはそう思ってるんだねっていうことでしかないので、
それをうのみにしてショックを受けるか、ましてや反省するかっていうことは、
やっぱり一回冷静になって考えた方がいいんじゃないかなっていうのが一つありますよね。
あとは、批判をする側、こうするべき、ああするべきっていう指摘する側に立って考えてみると、
価値観ってやっぱり言葉に出せば出すほど強まっちゃうものだと思うんですよ。
強化されるものだと思うんですよね。
なので、言う側もそれを認識して言った方がいいと思うんですよ。
例えば、このハテナ匿名ダイアリーに出てきた幼馴染のように、
いい歳してそんな格好してっていう言葉って、
その主人公に投げた言葉って、やっぱり自分にも返ってくるんですよね。
自分に対しても常に私はこの歳でこの格好していいんだろうかって、
問い続けなければならない呪いがかかっちゃう。
自分に対しての呪いが強化されちゃうでしょうね、口に出せば出すほど。
なので、そういう意味でも本当にこの価値観を口に出すことで強化していいのかどうかというか、
そういう批判の言葉が突然出そうになったら、
まずは出そうになったところで相手に投げつけるんじゃなくて、
一回自分で取り出して見てみたほうがいいと思うんですよ。
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この批判の言葉が口からついて出てくるってことは、私はこういう価値観を持てたんだなっていう。
一旦取り出して見つめてみて、それが今後も自分で持ち続けたい。
なんなら口に出すことで強化することにもなるわけで、
強化してもいい価値観かどうか。
それが強化したくない価値観なら、いわゆるこのラジオで何回も言ってる呪いになるので、
投げ捨ててしまった方がいいこともあるでしょうしね。
だから、まずは誰かへの批判が思い浮かんだら、
それで自分の価値観を知るきっかけにするっていうのが、
一番建設的なんじゃないかなと思うんですよ。
もちろん相手のためにその批判を言って、相手のためになることもあると思うんですけれども、
それ以上に自分のために使ったほうが、はるかにメリットが大きいというか、
効能がいいんじゃないかなと思うので、
一体私の価値観が顔を出したっていう感じで取り出して見つめてみるといいんじゃないかなと思うんですよね。
で、実はこれは批判に限らず褒め言葉も同じことなんですよ。
で、批判はまだしも私たち褒め言葉となったら、結構簡単に言っちゃうと思うんですよね。
何もかも自分のことだから。
でも褒め言葉もやっぱり自分の価値観の発露なんですよね。
価値観が現れたものなので、
人によってはそんな褒められ方されても嬉しくないというケースも結構あるんですよね。
前にこのラジオにいただいたご相談で、
確かファッションのことを褒められても全然嬉しくないんだけど、
何だろうみたいな質問とかもあったと思うんですけど、
それもこれも全部相手の価値観でジャッジされるっていうことには変わらないわけです。
構造的には批判であろうが褒め言葉であろうが、
内容が違うだけで相手の価値観で自分の服装をジャッジされるってことには変わらないわけで、
だけど内容が褒め言葉だったら何か受けられなきゃいけないんじゃないかっていう、
だから余計おまえおまえしちゃうっていう側面はあると思うんですよね。
なので褒め言葉を私たちが投げるときにも、
これは価値観の押し付けになってないかなっていうのは、
ちょっと一旦気をつけたほうがいいかなと思うし、
褒め言葉言われてもやんまやする私って性格悪いのかなっていうふうにも、
全然思わなくていいんじゃないかなっていうふうに思います。
本当ね、オシャレ回りで浮かび上がるそういう価値観って、
褒め言葉とか批判の言葉とかでも理解できますけども、
そういう価値観ってオシャレだけじゃなくてね、
人生全般とか自分のことをどう思ってるかとか、
コミュニケーション全般にも結構深く関わってくるので、
オシャレのことをきっかけに気づけたのであれば、
ちゃんと向き合っておくっていうのが、
たかがオシャレのこと、ファッションのことって思わずに、
私こんな価値観持ってたんだっていうのは、
一回ちゃんと向き合っておくと、
オシャレのみならず人生においていろんなことにムリとか大きいと思うので、
ぜひ向き合ってみていただきたいというふうに思います。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
11:58

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